ア・リーグ西地区の2014年のプロスペクトプレーヤー一覧

このページではMLB.com公式サイトの“2014 Prospect Watch”に基づいた、2014年のプロスペクトプレーヤーの情報をまとめています。

前々回のア・リーグ東地区編、前回のア・リーグ中地区に続いて、今回は、ア・リーグ西地区編となっています。西地区ではすっかり再建モードとなっているヒューストン・アストロズが将来有望な投手を多く抱え、復活を期待させるような選手がプロスペクトとしてランクインしています。

今回はそのア・リーグ西地区のプロスペクトに関する情報です。

スポンサーリンク

ア・リーグ西地区の2014年のプロスペクトプレーヤーのリスト一覧

MLB.comでプロスペクト100にランクされていた選手を球団ごとにまとめた表は以下のとおりとなっています。

ア・リーグ西地区の2014年のプロスペクトプレーヤーのリスト一覧1

アストロズが地区の最多となる7人をランクインさせ、この人数はシカゴ・カブスと同数でレッドソックスの9人に次ぐ多さとなっています。


オークランド・アスレチックス(OAK)

ショートのアディソン・ラッセルは20歳になったばかりですが、すでにマイナーでは最高クラスのショートとの評価を得ています。

広い守備範囲、強肩、クラブさばきなど、入団時から期待されていた内容に違わない力を発揮していて、19歳で3Aまで昇格してきました。

アスレチックスは内野手も揃っているため、2014年シーズン開幕はマイナーで迎えることが濃厚ですが、シーズンの後半には昇格してくることが予想されます。

また1Aがほとんどではありましたが、19歳ながら110試合442打数で打率.269/本塁打17/打点60とパワーも発揮していて、アスレチックスの中心選手になる期待がかけられています。

ただでさえ層の厚い内野手にこのアディソン・ラッセルが加わる状況では、中島裕之がMLBのキャンプにすら呼ばれないのもやむ得ないという状況です。


テキサス・レンジャーズ(TEX)

テキサス・レンジャーズのジョージ・アルファロは、MLBでもトップクラスになるとも言われる強肩をもつ捕手です。また113試合18本塁打を放つなどの長打力を持っています。

レンジャーズの次の正捕手はジョージ・アルファロであることは間違いなく、ソトやアレンシビアなどのベテランと短い契約しかしないのも、このアルファロの存在によるところが大きいです。

秋のアリゾナのリーグでも打撃は好調で期待にそう活躍をしていますが、守備面などでもう少し洗練される必要があり、すぐ昇格ということはなさそうです。

またセカンドのロウグンド・オーダーは肩と守備範囲の広さで定評があり、セカンドとしてはMLBでも十分なレベルに到達しているとの評価もあります。

打撃にもパンチ力があり、2014年中にメジャー昇格をしても不思議ではないようですが、ただ、レンジャーズはキンスラーを放出し、ジュリクソン・プロファーがようやくセカンドのレギュラーにおさまった状況で、内野に空きがないので起用方法で難しい面があります。

残念なのはチームが現在必要としている投手のプロスペクトがいないことでしょうか。


ロサンゼルス・エンゼルス(LAA)

残念ながら誰一人としてランキングされていません。

プホルス、ハミルトンなどの大物選手を大金を出して買うというチーム編成方針でいくのか、それとも育成システムの強化にも力を入れていくのか、今後の方針も注目されます。


シアトル・マリナーズ(SEA)

マリナーズはタイファン・ウォーカーにかかる期待は大きいです。以前にはジャスティン・アップトンをトレードで獲得する交渉では、ウォーカーを交換要員とすることで合意に到達したこともあり(その後アップトンの拒否権で破談)、このオフにもデビット・プライスの獲得を打診した際にも、名前が上がったとされています。

90マイル台中盤から後半に到達するフォーシームに、スライダー並みに変化するカッター、チェンジアップ、カーブとどれも質が高く、順調にいけば、MLBでトップクラスのスターターになるとのの評価もあり、フェリックス・ヘルナンデスと並ぶエースへ飛躍することが期待されています。

特にマリナーズには、ウォーカーの他には目ぼしい投手のプロスペクトもいず、最低でも2、3年は次のプロスペクトまで待たないといけない状況ですので、なおさら期待が大きくかけられているタイファン・ウォーカーです。


ヒューストン・アストロズ(HOU)

一番多くのプロスペクトを抱えていて、なおかつMLB昇格も見えてきている選手が多いのが魅力です。

カルロス・コレアは全体で1番目のトップ評価での指名でしたが、その評価にふさわしい選手だとされています。打撃と守備ともに柔らかさがあり、身体も成長途上でありながらパワーがあるなど、その伸びしろの大きさへの評価は高いです。

ただ、まだ1Aであるため、今シーズンに昇格してくることはなさそうです。

2014年に昇格が間違いなだろうとされているのがジョージ・スプリンガーとマーク・アペルの2人です。

ジョージ・スプリンガーは2013年に3Aと2A通算で打率.303/本塁打37/打点108/盗塁45と素晴らしい数字を残しています。パワーと確実性を兼ね備え、盗塁を可能にするスピード、そしてそのスピードを活かした外野守備への評価も高く、外野が手薄なアストロズにとっては待ちに待った選手と言えそうです。

またマーク・アペルは2013年のドラフトの1巡目1番目で入団しています。まだ1Aしか経験していませんが、スタンフォード大でプレーし、レベルの高い大学野球でもまれてきたため、早い段階でステップアップしてくることが予想されています。

90マイル台後半のファーストボール、チェンジアップと鋭いスライダーがあり、期待されています。今年の1月に虫垂炎の手術を受けて出遅れていますが、3月中旬にはオープン戦に登板予定となっています。

また、他の投手でもランス・マッカーラーズ、マイク・フォルティニュウィッツの2人は100マイルに到達するファーストボールを投げて、さらに変化球では、マッカーラーズはスライダーとチェンジアップ、フォルティニュウィッツはカーブなどが平均以上との評価です。

ややコントロールに難があるなどの課題はあるようですが、この2人も早ければシーズン終盤には出てくる可能性があります。

ドラフト指名を活かして指名した選手が徐々に育ってきていて、再建への希望を感じさせるプロスペクトが揃っているアストロズです。

2014年MLBプロスペクトの情報一覧