2014年シーズンのMLB新人王の有力候補は?8月終了時点の成績でピックアップ

メジャーリーグも2014年のレギュラーシーズンは残すところ1ヶ月を切りました。

その2014年でも多くの新人がデビューして、期待された通りの活躍をしているプレーヤー、前評判倒れに近い状況の選手もいれば、逆に高い評価を受けていなくても、活躍して新人王の有力候補となっているプレーヤーもいます。

その2014年の新人王の候補として有力視されるプレーヤーを8月終了時点の成績でピックアップしてまとめています。

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ア・リーグはホワイトソックスのホセ・アブレイユが最有力に

ア・リーグの新人王として名前が上がることが予想される選手とその8月31日終了時点の成績の一覧は以下の表のとおりとなっています。

ア・リーグ2014新人王候補一覧_140831

シーズン前半は田中将大とホワイトソックスのホセ・アブレイユの一騎打ちの様相を呈していましたが、田中将大が右肘の故障で離脱してしまい、ホセ・アブレイユの独壇場となっています。田中将大が9月早い段階で戻ってきて、勝ち星を4つ伸ばせば、逆転の可能性もありましたが、復帰の日程も後ろにずれ始めていて、今シーズンの復帰も微妙な情勢のため、新人王は難しいと言えそうです。

ホセ・アブレイユは、新人王というタイトルだけにとどまらず、 打率.320がリーグ5位、本塁打33がリーグ2位、打点99がリーグ1位、長打率とOPSでもリーグトップで、8月の成績次第では三冠王も視野に入っている状況です。

シーズンの序盤は本塁打を量産し、打率は2割台半ばでしたが、後半は本塁打のペースが落ちたものの、打率が急上昇しました。そのため他球団のスカウトから「ミゲル・カブレラのように打席で、一球先を考えながら打っているので、単純な策で彼を打ち取ることはできない」と評価されるほどになっています。

どちらにしても主要打撃部門でいずれもトップ5に入る数字のため、余程の事がない限りア・リーグはホセ・アブレイユが受賞することになりそうです。

他の有力候補としては、100マイルを超えるファーストボールを持つ、ロイヤルズのヨーダノ・ベンチュラも6試合連続クオリティスタートなどで成績を上げ、防御率3.40/10勝9敗/奪三振125/WHIP1.30としています。

そしてエンゼルスの躍進の原動力の1つとなっているマット・シューメーカーも8月は防御率1.31/6勝1敗と抜群の成績を残して、防御率3.14/14勝4敗/奪三振115/WHIP1.06となっています。

またヤンキースがプレーオフの望みをつないぐ原動力となっているデリン・ベタンセスは、60試合80.0回で防御率1.46/奪三振120/WHIP0.76と圧倒的な数字を残していて、特に目を引くのが奪三振率13.50と高く、三振を奪う力があることころです。

これらの3人も本来なら新人王の有力候補と言える成績なのですが、ホセ・アブレイユの成績とインパクトの前には、やや霞んでしまう状況です。

惜しまれるのは故障で7月20日以降はプレー出来ていないアストロズのジョージ・スプリンガーです。打率こそ.231と低いものの、295打数で20本塁打を放つなど、前評判にだがわない長打力を見せていました。

本塁打のペースは472打数で33本塁打のアブレイユと遜色がないペースで、同じ472打数に換算し直すとジョージ・スプリンガーは32本塁打となりますので、そのまま出場した場合にどれだけの数字を残したか見たいところでした。来年以降にフルシーズンでどれだけの数字を残すか注目したい選手の1人です。

後は、MLB全体でもトップ5の評価を受けて、期待されていたレッドソックスのイグザンダー・ボガーツが完全に期待はずれに終わったことは、この新人王争いで意外な出来事ではありました。プロスペクトがそのままスタープレーヤーになるわけではないことをめて感じさせる、ボガーツの不振でした。

最後にまとめると、2014年のア・リーグの新人王は、余程のことがない限り、ホセ・アブレイユで決まる可能性が極めて高い状況です。

ナ・リーグは驚異的なスピードを誇るビリー・ハミルトンが最有力候補に

ナ・リーグの新人王として名前が上がることが予想される選手とその8月31日終了時点の成績の一覧は以下の表のとおりとなっています。
ナ・リーグ2014新人王候補一覧_140831

ナ・リーグはシンシナティ・レッズのビリー・ハミルトンが新人王レースをリードしている状況です。MLB全体でも高い評価を受けていたパイレーツのグレゴリー・ポランコやカージナルスのオスカー・タベラスが今一歩でブレイクしきれていません。

そして同じく高い評価を受けていたカブスのハビエル・バエズホルヘ・ソラーらの2人もインパクトのあるプレーを見せていますが、デビューもシーズン終盤だったこともあり、ハミルトンとは差が大きくある印象です。

ビリー・ハミルトンは、シーズン開幕から4月半ばまでは打率が2割を切るなど、打撃が低迷していたため、そのスピードを十分に活かすことができませんでした、しかし、徐々にMLBレベルにアジャストし始め、8月終了時点では打率.267/本塁打7/打点46/出塁率.302と向上しました。それとともに盗塁数も増えていき、MLB全体でも2位となる54盗塁を記録し、トップを走るドジャースのディー・ゴードンを4個差で追いかけている状況で、ナ・リーグ新人王の最有力と考えられます。

そのビリー・ハミルトンを追うのがメッツのジェイコブ・デグロム(防御率2.94/7勝6敗/奪三振106/WHIP1.20)とダイヤモンドバックスのクリス・オーウィングス(打率.277/本塁打7/打点21/出塁率.313/長打率.458)、とデビッド・ペラルタ(打率.289/本塁打7/打点32/出塁率.322/長打率.461)あたりとなりそうです。

ただ、これらの選手は数字の面で、ビリー・ハミルトンを上回るようなインパクトのあるものが乏しいため、ハミルトンの打率が急降下するなどがない限りは、逆転での新人王は難しそうです。

ア・リーグに比較すると全体的にやや小粒な印象はあるナ・リーグの新人王争いではありますが、残り1ヶ月でビリー・ハミルトンが盗塁数を60の大台にのせる、もしくはディー・ゴードンを上まる盗塁数を記録するようであれば、新人王はハミルトンで決まることになりそうです。