再建モードへの切り替えも?ロッキーズの2014シーズン前戦力分析

74勝88敗と負け越して、僅差ながらもナ・リーグ西地区の最下位に沈んだコロラド・ロッキーズでした。

MLBで最も打者有利の球場として数えられるクアーズ・フィールドを本拠地としているロッキーズの2013年の打撃と投手のスタッツは以下のとおりとなっています。

【打撃】
・得 点: 706点(10位)
・打 率: 0.270(3位)
・出塁率: 0.323(12位)
・長打率: 0.418(5位)
・本塁打: 159本(15位)
・盗 塁: 112個(10位)

【投手】
・防御率: 4.44(28位)
・QS  : 65回(29位)
・被打率: 0.277(29位)
・出塁率: 0.340(29位)
・WHIP : 1.44(29位)
・Save成功率:66.00%(23位)

2013年のパークファクターでは、本塁打の出やすさこそ1.169で8番目ですが、得点1.273と安打1.163は1番目となっていて、明らかに打者有利な本拠地です。

その影響と層の薄さで投手のスタッツは厳しい数字で先発も4.57(26位)、リリーフも4.23(28位)と苦しんでいます。その一方で打線はやや中途半端でその本拠地の有利さを活かしきれていません。

そのロッキーズの2014年の戦力分析です。

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ロッキーズの2014年戦力分析・評価

まずはこのオフに獲得した戦力と、失った戦力をまとめておきます。
【補強した選手の一覧】

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  • ラトロイ・ホーキンス(RP)
  • ジャスティン・モルノー(1B)
  • ブーン・ローガン(RP)
  • ドリュー・スタッブス(OF)
  • フランクリン・モラレス(RP)
  • ブレット・アンダーソン(SP)
  • ブランドン・バーンズ(OF)
  • ジョーダン・ライルズ(SP)

【失った戦力の一覧】

  • デクスター・ファウラー(OF)
  • マット・ベライル(RP)
  • ジョシュ・アウトマン(RP)
  • ジョナサン・ヘレーラ(SS)
  • ドリュー・ポメランツ(SP)
  • クリス・ジェンセン(SP)

FAではクローザーにラトロイ・ホーキンス、ファーストにジャスティン・モルノーを獲得しています。

後は主にトレードでの動きで、ドリュー・ポメランツ、クリス・ジェンセンの2人で、アスレチックスからブレット・アンダーソンを獲得しています。

ロッキーズの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧

予想されるロッキーズの2014年のスタメンオーダーとベンチメンバーの一覧は以下の表のとおりとなっています。
ロッキーズの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧

リードオフマンだったデクスター・ファウラーを放出した後釜を据えるのに苦労している状態ですが、打線はジャスティン・モルノーを加え、重量感は増しています。

打線は主力が故障離脱することなく1年通じでプレーできるかどうかにかかっています。トロイ・トゥロウィツキーは36試合、カルロス・ゴンザレスは52試合を欠場しています。

これらの2人の2013年の数字をフル出場換算にするとトゥロウィツキーは32本塁打・105打点、ゴンザレスは38本塁打・103打点です。しかも、打率は3割を超えていますので、かなり強力です。

さらに2番を打つ予定のマイケル・カダイアーも130試合で20本塁打・84打点、5番のウィリン・ロザリオが121試合で21本塁打・79打点でしたので、フル出場換算では、カダイアーが25本塁打・104打点、ロザリオが33本塁打・105打点となります。

ここにジャスティン・モルノーも本拠地の恩恵で数字を伸ばすことが予想されますので、これらの選手がしっかりと出続ければ、ナ・リーグ西地区では最強の打線となります。

ただ、故障が多い複数の選手が揃ってフル出場するという少ない確率にかける打線となっています。

ロッキーズの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

予想されるロッキーズの2014年の先発ローテーションとブルペンのメンバーの一覧は以下の表のとおりとなっています。
ロッキーズの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

この打者有利の本拠地でありながら防御率3点台半ばで、大きく勝ち越した2枚看板のホルヘ・デラロサとジョーリス・チャシーンですが、そのチャシーンが今季は開幕に間に合わず、早くても5月上旬の復帰なのが痛手となっています。

そのため5番手を争わせていたフアン・ニカシオとフランクリン・モラレスの両者をローテに入れることなっています。ニカシオはチャシーンが戻ると、ロングリリーフなどでブルペンにまわることになるようです。

アスレチックスからブレット・アンダーソンを獲得したのですが、オープン戦ではまずまずの成績を残してくれいるのが救いとなっています。

ブルペンは昨シーズン終盤にメッツでクローザーを務めたラトロイ・ホーキンスとなりますが、41歳と高齢で、ケガが少ない投手ではありますが、故障と年齢によるパフォーマンスの低下が懸念されます。

このラトロイ・ホーキンスが頑張ってくれれば、昨年終盤にクローザーを務めて防御率1.74のレックス・ブラザーズをセットアップに置けますし、ブーン・ローガンも加えて層を厚くしましたので、勝てる試合を増やせそうです。

総括・まとめ

2番から3番までが昨年のOPS(出塁率+長打率)でも.900を超えるかなりの強力な並びなのですが、故障がなければという条件付きです。

また、先発投手陣の層の薄さがネックでポストシーズン進出は難しい布陣となっています。

特にロッキーズの2枚看板のジョーリス・チャシーンの離脱はかなりの痛手で、ブレット・アンダーソンを加えて、やや改善されたかと思われましたが、再び、苦しいやりくりとなるのは必至です。

ブルペンにも選手を獲得しているものの、全体的な層の薄さを解決するまでには至らず、付き焼き刃の感は否めず、先発・ブルペンともに劇的な解決は望みづらい状況となっています。

戦力的には最下位が最有力で、今年は早々に沈むようだと、数字を残しているベテランを一気に放出し、プロスペクトを獲得する再建モードに切り替わる可能性も指摘されているロッキーズです。

故障者が増えるようだと、その方向性も現実味を帯びてきそうな2014年のロッキーズです。