ワールドシリーズ連覇なるか?レッドソックスの2014シーズン前MLB戦力分析

チームの多くの選手がひげを蓄えることで、一体感を見せていたレッドソックスですが、それはその外見だけにとどまらず、チームとしての攻撃にも現れていました。

選球眼がよく、粘り強く投手を苦しめ、多くの四球を選び、連打でとどめを刺していく、チーム全体としての攻撃力が優れていました。

チームの総本塁打は両リーグ6位も、最多本塁打はデビッド・オルティズの30本塁打、それに続くのがマイク・ナポリの23本塁打、特定の選手に偏らず、他に10本以上の本塁打を打った選手が6人もいました。

その切れ目のない攻撃で、総得点と出塁率が両リーグ1位、打率が同2位という強力な打線となったわけですが、多くの主力がFAで流出してしまいました。

そのレッドソックスは、果たして激戦のア・リーグ東地区を勝ち抜き、再びワールドシリーズ制覇を成し遂げることができるか、戦力の分析をしていきます。

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レッドソックスの2014年戦力分析・評価

まずはこのオフに獲得した戦力と、失った戦力をまとめておきます。

  • 補強した選手の一覧
    エドワード・ムヒカ、バーク・ベイデンホップ、A.J.ピアジンスキー、グレイディ・サイズモア、ジョナサン・ヘレーラ、クリス・カプアーノ
  • 失った戦力の一覧
    ジャコビー・エルズベリー、ジャロッド・サルタラマッキア、フランクリン・モラレス、スティーブン・ドリュー、アンドリュー・ベイリー、ライアン・デンプスター

こうして見ると、失った戦力のほうが大きいという感は否めません。サルタラマッキアの穴は、ピアンジンスキーの攻撃力である程度は補えそうではありますが、出塁率.355で52盗塁を奪ったエルズベリーの穴は大きく、完全なメドはたっていません。

レッドソックスの先発ラインナップとベンチメンバーの予想

【予想されるレッドソックスの先発オーダーとベンチ】

  1. シェーン・ビクトリーノ(RF)
  2. ダスティン・ペドロイア(2B)
  3. デビッド・オルティス(DH)
  4. マイク・ナポリ(1B)
  5. ダニエル・ナバ(LF)
  6. A.J.ピアジンスキー(C)
  7. イグザンダー・ボガーツ(SS)
  8. ウィル・ミドルブルックス(3B)
  9. ジャッキー・ブラッドリーJr.(CF)

【バックアップ】
デビッド・ロス(C)、マイク・カープ(1B/OF)、ジョニー・ゴームス(OF)、ジョナサン・ヘレーラ(IF)、グレイディ・サイズモア(OF)

グレイディ・サイズモアはスプリング・トレーニング次第という契約ですが、かつて4年連続20本塁打・20盗塁までの成績は残せなくても、しっかりと1年プレーできるようだとエルズベリーの抜けた外野に厚みを加えれそうです。

レッドソックスの先発ローテとブルペンのメンバー予想

【先発ローテーション】

  1. ジョン・レスター
  2. ジョン・ラッキー
  3. クレイ・バックホルツ
  4. ジェイク・ピービー
  5. フェリックス・ドゥブロン

キャンプに入る前では、5番手にライアン・デンプスターとなっていましたが、1年休養となりましたので、フェリックス・ドゥブロンが代わりに入ることになりました。

またジェイク・ピービーも左手指のケガで出遅れていますが、故障者リストに入る場合には、クリス・カプアーノかブランドン・ワークマンが加わる予定になっています。

当初予定されていた先発2人が抜けても、次々に名前が上がってすんなりと穴が埋まっていくという層の厚さは、激戦のア・リーグ東地区でも群を抜いています。

そして今の状況から、仮に故障者が出ても、多くのプロスペクトが控えていて、今シーズンの途中でもすぐに昇格が出きそうな投手が揃っています。

すでにメジャーデビューをしていて、マイナーでは先発で経験を積んでいるドレイク・ブリットン、ルビー・デ・ラ・ロサに、2014年のMLB.comのプロスペクト100に選ばれているヘンリー・オーウェンズ(30位)、アレン・ウェブスター(46位)、マット・バーンズ(86位)と控えています。

また先の2人はMLBではブルペンでの経験がありますので、場合によってはブルペンにも回れますので、非常に分厚い戦力です。

【ブルペン】

  • クローザー
    上原 浩治
  • セットアッパー
    田澤 純一、エドワード・ムヒカ
  • リリーフ
    クレイグ・ブレスロウ、アンドリュー・ミラー、<バーク・ベイデンホップ、クリス・カプアーノ

上原浩治がクローザーで行くことは決定事項で、多くの評論家も昨年のような図抜けた成績ではないかもしれないが、一定の成績は残すだろうと予測しています。

ただ、ポストシーズンも含めると86試合88イニングを投げていますので、反動が出る可能性は否定できません。その事態にもそなえて昨年はカージナルスでクローザーとして防御率2.78・WHIP1.01・37セーブのエドワード・ムヒカを獲得するなど、万全の準備です。

また、上原が年間を通じて働ければ、エドワード・ムヒカはセットアッパーとしても経験が豊富なので、よりブルペンに厚みが増します。

そしてロングリリーフと先発ローテを行き来することが予想されるクリス・カプアーノもいて、計算ができる層の厚さです。

総括・まとめ

新人王候補になっているイグザンダー・ボガーツ、ジャッキー・ブラッドリーJr.はかなり期待されているのですが、未知数であることは間違いありません。

そしてやや不安な点はイグザンダー・ボガーツに代わるショートのオプションが乏しいことで、結果が出ない、故障などが出た場合には、補強に動く必要がでてきそうです。

また、野手の主力クラスではシェーン・ビクトリーノが33歳、マイク・ナポリが32歳、ピアンジンスキーが37歳、デビッド・オルティズが38歳と高齢で故障の不安がないわけではありません。

ただ、そういったシーズン途中での補強にも対応できるような余裕を元々から持たせていましたし、デンプスターに支払う必要がなくなった1325万ドルも補強の資金源となりますので、状況にあわせた補強は可能です。

エルズベリーやドリューなどに比較すると、若い未知数の選手にかけなければならい不安は残ります。そのため、ワールドシリーズを連覇となると厳しい部分が見え隠れしますが、チーム全体の充実度は目を見張るものがあります。

ア・リーグ東地区では、レイズと並んでプレーオフへ進出する有力候補であることは間違いないと言える布陣のレッドソックスです。