多くの専門家がア・リーグの優勝候補筆頭の評価!レイズの2014シーズン前戦力分析

多くのアメリカのMLBの専門家たちが、ア・リーグの優勝候補の最有力としてタンパベイ・レイズの名前を上げていることを、以前の記事でも紹介しました。

2008年から6年間のうち5年間で90勝以上をあげるチームとしての安定感、そして若手が次々と育ち、少ない予算でありながらも、激戦のア・リーグ東地区で好成績おさめるなど、その充実度は目を見張るものがあります。

今回は、そのワールドシリーズ制覇にも手が届くのではと、前評判が非常に高い、タンパベイ・レイズの戦力分析をしています。

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レイズの2014年戦力分析・評価

まずはこのオフに獲得した戦力と、失った戦力をまとめておきます。

【補強した選手の一覧】

  • グラント・バルフォア
  • ライアン・ハニガン
  • ヒース・ベル
  • ローガン・フォーサイス

【失った戦力の一覧】

  • フェルナンド・ロドニー
  • ジェイミー・ライト
  • アレクサンダー・トーレス
  • ケリー・ジョンソン
  • ルーク・スコット
  • デルモン・ヤング
  • ライアン・ロバーツ
  • ロベルト・ヘルナンデス

トレードでブラッド・ボックスバーガー、ローガン・フォーサイスを獲得する一方で、防御率1.71で活躍したアレクサンダー・トーレスを放出しました。

またFAでロドニー、ライトなどのブルペンでも流出がありました。この出入りだけを見ると、選手の流出の方が大きく感じるのですが、それを感じさせない層の厚さがレイズにはあります。

レイズの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧

予想されるレイズの2014年の先発オーダーとベンチメンバーは以下の表のとおりとなっています。

レイズの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧2

打線はチームで3番目の16本塁打のケリー・ジョンソンが抜けはしましたが、得点を一部の選手に頼る布陣ではありませんので、十分に補うことができます。

また新人王を獲得したウィル・マイヤーズへの評価はかなり高く、2014年は本格的にブレークする年になるとも予想され、レイズの中心打者になることが間違いないと目されているプレーヤーです。

ウィル・マイヤーズデズモンド・ジェニングスが順調に成長すれば、得点力は昨年よりも上回る可能性は十分なレイズの打線です。

また捕手のライアン・ハニガンは強肩の捕手で、打率1割台ですが、出塁率は3割を超えていて、上位につなぐ役目には十分で、この補強も得点力アップにつながりそうです。

またハニガンの加入で、スタメンが予想されるプレーヤーのすべてが、昨年の出塁率3割を超えることになり、この顔ぶれでの出塁率は3割3分から4分と高い数字になります。両リーグ4位の.329という2013年の数字を上回るような打線となる可能性が高くなっています。

レイズの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

予想される2014年のレイズの先発ローテーションとブルペンメンバーは以下の表のとおりとなっています。

レイズの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

サイヤング賞投手のデビッド・プライスに、マット・ムーアアレックス・カッブと安定している3人に加えて、クリストファー・アーチャーが2013年のシーズン途中からローテに加わりました。

アーチャーは、ファーストボールが最速98マイル(約158キロ)、平均でも95マイル(約153キロ)に達する投手で、MLBでも屈指の球速を誇る先発投手で、さらなる活躍が期待されます。

先発の5番手であるジェイク・オドリッジは、ザック・グリンキーとのトレードでロイヤルズに、そしてジェームズ・シールズとのトレードでレイズにトレードされるなど、多くの球団がプロスペクトとして注目してきた選手です。

2013年はマイナーでは22試合124.1回で124奪三振、防御率3.33の成績で、MLBに昇格し、合格点といえる成績を残し、2014年のMLB.comのプロスペクト100では56位にランクされています。

また、レイズにはケガで出遅れることになったジェレミー・ヘリクソン、そして3Aで14試合70.1回で防御率3.07・72奪三振の成績を残し、メジャー昇格後の3試合で防御率2.25のアレックス・コロメもいます。コロメは最速157キロのファーストボールを投げる有望株の一人です。

これらの2人をブルペンに回せるほどに先発投手陣には厚みがあり、先発投手の調子次第では簡単に入れ替えることができ、故障者リストにはいる投手が出ても、柔軟に対応できます。

クローザーはフェルナンド・ロドニーがいなくなりましたが、アスレチックスでクローザーを務めたグラント・バルフォアを獲得しました。

またリリーフでは、ボックスバーガーを獲得し、コロメや復帰してくるジェレミー・ヘリクソンもブルペンにまわる可能性が高いので、多くの選手がFAでいなくなりましたが、十分にメドが立つ状況です。

この顔ぶれに、2009年-11年の3年間にマリーンズで92セーブをあげたフアン・オビエドが、トミー・ジョン手術からカムバックしてきます。

総括・まとめ

多くのアメリカのMLB評論家が、デビッド・プライスがトレードされないことを条件にではありますが、優勝候補の最有力にあげるのも納得する層の厚さとバランスの良さがあります。

投手陣は、故障や深刻な不振があってもそれをカバーできるバックアップがいますし、打線は、出塁率が高いメンバーを揃え、どこからでも点がとれ、特定の選手に頼らないので安定感があります。

また内外野を守れるユーティリティプレーヤもしっかりと確保していて、多少のことでは大幅な戦力ダウンを避ける事ができます。

そのため1年間通じて安定した戦いができることが予想され、激戦のア・リーグ東地区でも優勝候補筆頭で、最低でもワイルドカードはという充実ぶりです。

ケガや故障を織り込んだ戦力整備をしておかないとポストシーズンも含めた長丁場を制することはできませんが、そのための準備は整っていると考えられるレイズです。

少ない予算でありながら、育成力と的確な補強でチームを作り上げるレイズ首脳陣の巧みさに、分析すればするほど舌をまくばかりでした。