ナ・リーグ東地区は2強のマッチレースに?MLB2014年シーズン前予想

目標はワールドシリーズ制覇で、ポストシーズンは確実とまで評価されながら、前半に大きくつまずいてしまい、まさかのプレーオフ進出を逃してしまったすナショナルズ、そして若い選手が揃い強力な投手陣で96勝を上げ10ゲーム差の独走で地区優勝を果たしたブレーブスが2強として戦力が抜けていた2013年のナ・リーグ東地区でした。

その2強以外はメッツ、フィリーズ、マーリンズともに負け越すなど、上位2チームと下の3チームの戦力が大きく離れていましたが、オフの補強や動向でその差は縮まったのでしょうか?

そのナ・リーグ東地区の2014年シーズンの展望ならびに順位予想です。

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2強のマッチレースは必至も故障者の離脱が影響を与えそうな情勢

各球団の個別の詳細な戦力分析は以下のページにまとめてあります。

ナ・リーグ東地区

そして各チームを分析するポイントは以下の5つです。

  • 攻撃面:出塁率が高く、本塁打数が多くなくても得点力がある。
  • 守備面:先発ローテが揃っていて、クローザーとセットアップがしっかりしている。守備に穴がない。
  • 体調面:故障者は続出していないか?
  • 総合面:ケガや故障へのリスクマネジメント(バックアップのオプションが豊富か?)
  • チーム力:チームのコアがあり、求心力と一体感があるか?

これらを元にした2014年のナ・リーグ東地区の順位予想は以下のとおりとなっています。


  1. ワシントン・ナショナルズ >地区優勝
  2. アトランタ・ブレーブス ワイルドカード可能性あり
  3. フィラデルフィア・フィリーズ
  4. ニューヨーク・メッツ
  5. マイアミ・マーリンズ

下から順になりますが、マイアミ・マーリンズは投手力は強いのですが、攻撃力に難があり、オフの補強も寄せ集めという感は否めず、課題は残ったたままとなっています。サイヤング賞候補として名前があがるホセ・フェルナンデスを中心とする先発投手陣は強力ですが、チーム全体としては数年後に期待をかける状態です。

ニューヨーク・メッツはあわよくば上を狙うというチーム状態で、育成にも比重をおいているため、2014年に上位を狙うのは厳しい状態です。ただ、数年後には非常に期待できる状況です。

投手のプロスペクトが多くノア・シンダーガード、ラファエル・モンテロが昇格し、ザック・ウィーラーもいて、来年にはマット・ハービーも戻ってきます。またジョン・ニース、ディロン・ジーも2016年まで契約が残っていているため、早ければ来年、遅くとも再来年までにはMLBトップクラスの投手陣となる可能性を秘めていますので、そのための足場固めの1年となりそうです。

3位はフィラデルフィア・フィリーズです。バーネットを加えたことで、年齢が高いものの4人目までは計算できる投手が揃い、安定した成績を残せそうです。ただ、上位2チームと比較すると、明らかに投打ともに戦力が劣る印象は拭えず、順調にシーズンを戦ったとしても、81勝前後にとどまりそうで、今シーズンもポストシーズンは難しいと予想されます。

ナ・リーグ東地区は戦力的に、ナショナルズとブレーブスが抜けていて、マッチレースが予想されましたが、ブレーブスは先発ローテに故障者続出で、ナショナルズに見劣りする戦力となってしまいました。

それでもブレーブスはバックアップのオプションを多く持っていて、さらにアービン・サンタナを駆け込みで獲得するなど、勝利への意欲は失われていません。またチームのコアとなる選手も揃っているため、大崩れすることはなさそうです。

ただ、打線は得点力はそこそこですが、三振の多さに現れるように荒さが目立ちます。昨シーズンは圧倒的な投手力でカバーしましたが、その柱が弱くなってしまいましたので、どうしても取りこぼしが多くなりそうです。

それでもワイルドカード争いに残ることは確実といえる投打ともの層の厚さで、悪くても西地区の1チーム、中地区の2チームと最後まで白熱した争いを繰り広げそうです。

そしてナ・リーグ東地区の優勝の最右翼はワシントン・ナショナルズです。戦力は充実していて、怖いのは昨年のように故障者が出ることだけという状況です。

ナショナルズがワールドシリーズ制覇を成し遂げるには、この1年から2年が重要です。ブレーブスは若いコアとなる選手と次々に長期の契約延長をして足場を固めていますが、ナショナルズは今いるチームのコアとなっている選手と同様の長期契約を結ぶことは経済的に難しいとされています。

そのためストラスバークを始めとするチームの主力・コアが、数年のうちにFAとなる時期にさしかかり、戦力が低下することが確実で、今年と来年はナショナルズにとって非常に大切なシーズンです。

今年はブレーブスが故障者で戦力ダウンしましたが、来年にはまた整ってきますので、ナショナルズにとっては2014年が大きなチャンスの一年となりそうです。

まとめ

2強の状態からブレーブスが故障者で戦力ダウンを避けられず、その結果、ワシントン・ナショナルズが頭ひとつ抜けている状態で、普通に戦えば地区優勝は手にしそうです。

ブレーブスは故障者の離脱で戦力ダウンをしていますが、メッツ、フィリーズ、マーリンズに遅れをとることは想像しづらく、地区2位は確実で、後は、勝ち星をしっかりと伸ばしてワイルドカードを獲得できるかどうかの戦いになりそうです。

この2強とは離れた戦力状態の3チームはワイルドカードを獲得することは非常に難しい状況です。メッツとマーリンズは来年、再来年以降に光が見える状態ですが、今年は苦しまざるを得ない戦力です。

フィリーズは経験と実績があるベテランが揃い、今シーズンも安定した戦いはできるものの、数年後に待ち受ける大幅な戦力ダウンに向けて、どのような準備をしていくのかも注目されます。

2014年シーズン前のMLB各地区の展望と順位予想