上位浮上は主力の健康次第?パドレスの2014シーズン前戦力分析

野手に故障者が続出し、それに加えて2012年に活躍したチェイス・ヘッドリーの成績の下落もあり、順位こそ3位に上がったものの、2年連続76勝86敗と負け越してしまったサンディエゴ・パドレスでした。

そのパドレスの2013年の打撃と投手のスタッツは以下のとおりとなっています。

【打撃】
・得 点: 648点(18位)
・打 率: 0.260(9位)
・出塁率: 0.315(16位)
・長打率: 0.379(24位)
・本塁打: 112本(28位)
・盗 塁: 153個(1位)

【投手】
・防御率: 3.45(6位)
・QS  : 95回(3位)
・被打率: 0.250(14位)
・出塁率: 0.311(10位)
・WHIP : 1.33(24位)
・Save成功率:71.00%(8位)

投手で図抜けた成績を残しているプレーヤーはいないものの、本拠地のペトコ・パークがMLB屈指の投手が有利な球場ということもあり、投手のスタッツは良いものとなっています。

チーム防御率はMLB30球団で6番目、そして先発だけでは防御率3.87で12位とやや落ちますが、リリーフ陣は防御率2.55で2位と、アトランタ・ブレーブスに次ぐ数字を残しています。

打撃陣の数字があまり良くないのですが、その原因は打てる選手がいないのではなく、故障者が続出したということの影響が大きく出た2013年でした。

そのパドレスの2014年の戦力分析です。

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パドレスの2014年戦力分析・評価

まずはこのオフに獲得した戦力と、失った戦力をまとめておきます。

【補強した選手の一覧】

  • ジョシュ・ジョンソン(SP)
  • ホアキン・ベノワ(RP)
  • セス・スミス(OF)
  • アレクサンダー・トーレス(RP)
  • ジェシー・ハーン(SP)

【失った戦力の一覧】

  • ジェイソン・マーキー(SP)
  • ルーク・グレガーソン(RP)
  • ジョー・ サッチャー(RP)
  • ローガン・フォーサイス(IF)
  • ブラッド・ボックスバーガー(RP)
  • マット・ロリス(RP)

強力なブルペンの一角を担っていたルーク・グレガーソンをアスレチックスにトレードで出し、代わりにセス・スミスを獲得しています。

そのブルペンにはタイガースで終盤にクローザーを務めたホアキン・ベノワとアレクサンダー・トーレス獲得しています。

先発では9勝を上げたジェイソン・マーキーを失った一方で、ジョシュ・ジョンソンを獲得しています。

パドレスの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧

予想されるパドレスの2014年のスタメンオーダーとベンチメンバーの一覧は以下の表のとおりとなっています。
パドレスの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧

故障者続出も痛かったのですが、主砲のチェイス・ヘッドリーが、スプリングトレーニングでの故障が影響し、2012年の打率.286・31本塁打・115打点から、打率.250・13本塁打・50打点と成績を落としたのも誤算でした。

故障者が多く、終盤にはリードオフマンのエバース・カブレラはフロリダの薬物問題で50試合出場停止など、メンバーが揃いませんでした。

このように、主力が揃わないチーム状況でしたので、カルロス・クエンティン、ヨンダー・アロンソらがフル出場まではいかなくとも9割程度は出場し、エバース・カブレラらがしっかりと試合に出れば、得点力の向上は見込めそうです。

パドレスの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

予想されるパドレスの2014年の先発ローテーションとブルペンのメンバーの一覧は以下の表のとおりとなっています。
パドレスの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

課題の先発投手陣は、ジョシュ・ジョンソンとイアン・ケネディの復活・復調に期待することになりそうです。この2人がしっかりとした場合には、上位がうかがうことが期待できます。

ただ、少なくとも、昨年のエディンソン・ボルケス(防御率6.01)とジェイソン・マーキス(防御率4.05)の2人が入ったローテよりは確実にクオリティが向上している状況のパドレス投手陣です。

強力なブルペンはルーク・グレガーソンを失ったものの、クローザーのヒューストン・ストリートの前に、ホアキン・ベノワ(防2.01)アレクサンダー・トーレス(防1.71)の2人を加え、デイル・セイヤー(防3.32)、とニック・ビンセント(防2.14)と揃い、さらに強力になっています。

先発が5回から6回まで試合を作れば、逃げ切れるだけのブルペンが控えていますので、多少不安が残る先発をこのブルペンでカバーすることになりそうです。

総括・まとめ

打線は穴が大きいというよりは、故障のためにその力を発揮できなかったもので、今年も同じことが繰り返されない限りは、得点力アップは期待することができます。

またブルペンは昨年よりも強力になることも期待できる顔ぶれで、先発投手陣も昨年にブルペンから先発に回ったタイソン・ロス、アンドリュー・キャッシュナーがいて、ジョシュ・ジョンソンも加えて、昨年よりは確実に安定感が増しています。

そのため昨年よりも勝ち星の上積みは十分に期待できる戦力が整っていますが、ポストシーズン進出となると、やや一歩足りない印象は拭えません。

しかし、イアン・ケネディとジョシュ・ジョンソンノ2人、チェイス・ヘッドリーらの主力が故障なくシーズンを通してプレーし、かつ復調するようだと上位を狙えるのではないでしょうか。

故障が多い選手が揃っている場合には、選手層の厚さが必要ですが、その面での不足は拭えませんので、良い条件が揃って、ようやくワイルドカード争いに顔を出されるという印象のサンディエゴ・パドレスです。