今年こそはワールドシリーズ制覇が狙える?ナショナルズの2014シーズン前戦力分析

ナ・リーグ東地区の優勝は間違いなく、ワールドシリーズ進出できるかどうかまで高い評価を受けていたナショナルズですが、シーズン序盤の出遅れが響き、まさかのワイルドカードゲーム進出まで逃す事態となった2013年でした。

そのナショナルズの2013年の打撃と投手のスタッツは以下のとおりとなっています。

【打撃】
・得 点: 656点(15位)
・打 率: 0.251(17位)
・出塁率: 0.313(18位)
・長打率: 0.398(9位)
・本塁打: 161本(13位)
・盗 塁: 88個(14位)

【投手】
・防御率: 3.59(8位)
・QS  : 91回(10位)
・被打率: 0.249(13位)
・出塁率: 0.305(4位)
・WHIP : 1.23(4位)
・Save成功率:69.00%(13位)

打線は中位レベルでやや弱さがありますが、バランスのとれた穴の少ない2013年でした。投打ともに図抜けている数字ではないのですが、投手陣が安定していて全体の防御率3.59で8位で、先発は3.60(7位)と良いのですが、リリーフは3.56(17位)とやや弱さがあります。

プレーオフを逃したのですが、チームに力が無かったのではなく、主力が揃わなかったシーズン序盤の出遅れが響いたものでした。そのため選手が揃った終盤には猛烈な追い上げを見せました。

ナショナルズは最終的には86勝76敗でしたが、8月が16勝11敗、9月が18勝9敗と、最後の2ヶ月で14も勝ち越していて、自力があるところは証明しています。

そのワシントン・ナショナルズの2014年の戦力分析です。

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ナショナルズの2014年戦力分析・評価

まずはこのオフに獲得した戦力と、失った戦力をまとめておきます。

【補強した選手の一覧】

  • ダグ・フィスター(SP)
  • ネイト・マクラウス(OF)
  • ホセ・ロバトン(C)
  • ジェリー・ブレビンス(RP)

【失った戦力の一覧】

  • ダン・ヘイレン(SP)
  • ルイス・アヤラ(RP)
  • ネイサン・カーンズ(SP)
  • ビリー・バーンズ(OF)
  • スティーブ・ロンバードージー(UT)
  • イアン・クロル(RP)
  • ロビー・レイ(SP)

先発投手ではダン・ヘイレンをFAで失ったものの、タイガースとのトレードでダグ・フィスターを獲得しています。

またその見返りとして出した選手はロンバードージー、クロル、レイの3選手ですみ、ナショナルズが大きく得をしたとされるトレードでした。

そしてFAで外野手のネイト・マクラウスとリリーバーのジェリー・ブレビンスを獲得しています。

ナショナルズの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧

予想されるナショナルズの2014年のスタメンオーダーとベンチメンバーの一覧は以下の表のとおりとなっています。

ナショナルズの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧

打線はR・ジマーマン、B・ハーパー、J・ワース、A・ラローシュ、I・デズモンド、W・ラモスと20本を打てる打者が2番から7番まで並び、対戦相手にはかなりの脅威です。

強いて注文をつけるとすれば、頭ひとつ抜けて30本打てる打者がいればということでしょうか。しかし、2012年の新人王であるブライス・ハーパーは故障のため118試合424打数にとどまっていますが、20本の本塁打を放っていて、その役目を果たすことが十分に期待できます。

ラインナップの顔ぶれは2013年とほとんど変わらないのですが、外野に厚みを加えるネイト・マクラウスがベンチに居るのは大きなプラスとなりそうです。

このスターティングメンバーでは打率もそこそこで、長打力もあり、出塁率も悪くありません。それでもチームの打撃のスタッツが良くないのは、故障者が多く、このメンバーが全員揃ったのがシーズン後半だったためです。

そのためこのメンバーが試合に出続ければ、それだけで得点力がアップすることが期待できます。

ナショナルズの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

予想されるナショナルズの2014年の先発ローテーションとブルペンのメンバーの一覧は以下の表のとおりとなっています。

ナショナルズの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

安定していた先発投手陣からダン・ヘイレンが抜けたわけですが、防御率4.67/10勝14敗/WHIP1.24のヘイレンの代わりに、タイガースで防御率3.67/14勝9敗/WHIP1.31のダグ・フィスターが代わって入りますので、戦力アップとなっています。

ストラスバーグ、ジョーダン・ジマーマン、ジオ・ゴンザレスと強力な3枚にフィスターが加わり、かなり強力な先発投手陣です。

先発の5番手は当初予想されていたのは、ロス・デトワイラーですが、ブルペンに左腕が手薄なチームの事情があり、後ろに回ることになります。そのため最後の一枠をテイラー・ジョーダンタナー・ロークが争っています。

ロス・デトワイラーの方が評価は高いのですが、ブルペンに弱さがありますので、やむなしという配置転換のようです。

ただ、テイラー・ジョーダンとタナー・ロークともにマイナーでの実績もあり、評価されている投手ではありますので、期待はできます。

試合の終盤を担うクローザーのラファエル・ソリアーノはやや安定感を欠くものの、セットアップのタイラー・クリッパードは安定していますので、ある程度計算できる布陣です。

また安定した成績をリリーバーとして残しているジェリー・ブレビンスを獲得していますので、あとはドリュー・ストーレンが復調すれば安心できそうです。

総括・まとめ

2013年の前半は故障者が続出してベストメンバーで戦えずに苦しみました。しかし、メンバーが揃ってからは自力を発揮して、終盤追い上げましたが、前半の借金が響き、ポストシーズンを逃しました。

しかし、戦力的には十分に整っていて、怖いのは2013年と同じような離脱者続出という事態です。それさえなければ地区優勝は問題ないレベルの充実度です。

また2013年はジェイソン・ワースが5月、ブライス・ハーパーが6月と外野の主力2人が、それぞれ1ヶ月ほどプレーできずに、大きく戦力ダウンしましたが、仮に同じような問題が起きても、それをネイト・マクラウスで軽減できます。

また捕手でもウィルソン・ラモスのバックアップとしてホセ・ロバトンを獲得して、2013年と同じ失敗をしないように準備もできています。

同地区の最大のライバルであるブレーブスとのマッチレースが予想されていましたが、開幕直前にきてブレーブスに故障者が続出しているため、戦力的にはナショナルズが頭ひとつ出ている印象です。

ナショナルズにとってはこの数年がワールドシリーズ制覇のチャンスで、それ以降はFAとなる選手も多く、ブレーブスとは異なり契約延長をするほどの資金がないとされていて、数年後の戦力ダウンは避けられない見込みです。

現在のブレーブスや昨年のナショナルズのような事態もあるので100%確実とは言えませんが、ナ・リーグ東地区の最有力の優勝候補であることは間違いない2014年のワシントン・ナショナルズです。