若い先発ローテと野手の飛躍がポストシーズン進出への鍵に!インディアンスの2014シーズン前戦力分析

2007年地区優勝した後、結果がでない状態が続いたものの、2013年にようやくワイルドカードゲームまで進出したインディアンスでした。

タンパベイ・レイズにワイルドカードゲームで敗れはしましたが、92勝70敗と地区優勝したタイガーズの93勝69敗に肉薄したクリーブランド・インディアンスでした。

そのインディアンスの2013年の打撃と投手のスタッツは以下のとおりとなっています。

【打撃】
・得 点: 745点(5位)
・打 率: 0.255(13位)
・出塁率: 0.327(7位)
・長打率: 0.410(9位)
・本塁打: 171本(10位)
・盗 塁: 117個(6位)

【投手】
・防御率: 3.82(15位)
・QS  : 73回(27位)
・被打率: 0.249(11位)
・出塁率: 0.322(22位)
・WHIP : 1.33(21位)
・Save成功率:63.00%(26位)

先発投手陣の防御率は3.82で、そのうち先発投手陣が3.92(14位)で、リリーフが3.62(19位)となっていて、可もなく不可もなくという数字ですが、打線の好調さが大きな助けとなり、勝ち星を積み重ねました。

打線は大砲がいるわけではないのですが、20本以上が2人に、10本以上が8人、そして9本塁打が2人と上位から下位まで一発が期待できる打線でした。

そのインディアンスの2014年への補強動向と戦力の分析・評価をまとめています。

スポンサーリンク

インディアンスの2014年戦力分析・評価

まずはこのオフに獲得した戦力と、失った戦力をまとめておきます。
【補強した選手の一覧】

  • ショーン・マーカム(SP)
  • ジョン・アックスフォード(RP)
  • デビッド・マーフィー(OF)
  • ジェイソン・クベル(OF)
  • ジョシュ・アウトマン(RP)

【失った戦力の一覧】

  • ウバルド・ヒメネス(SP)
  • スコット・カズミアー(SP)
  • クリス・ペレス(RP)
  • ジョー・スミス(RP)
  • マット・アルバース(RP)
  • ドリュー・スタッブス(OF)
  • グレイディ・サイズモア(OF)

出入りの激しいオフのインディアンスでした。ウバルド・ヒメネススコット・カズミアーという先発ローテの2人、そしてクローザーのクリス・ペレス、セットアップのジョー・スミスに、安定したリリーフを続けていたマット・アルバースも抜けるなど、投手陣に大幅な動きがありました。

それに対して行った補強が先発にショーン・マーカム、クローザーにジョン・アックスフォード、リリーフにジョシュ・アウトマンと十分に穴を埋めたとは言えないものにとどまっています。

一方、野手では外野のレギュラーを務めたドリュー・スタッブスが抜け、そこにレンジャーズからデビッド・マーフィーを獲得しています。

インディアンスの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧

予想されるインディアンスの2014年のスタメンオーダーとベンチメンバーの一覧は以下の表のとおりとなっています。

インディアンスの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧

野手に関してはドリュー・スタッブスが抜けて、デビッド・マーフィーが入った程度で、大きな変化はありません。スターティングメンバーの半数が若い生え抜きの選手で構成されていて、育成がうまくいき、チームに核ができつつあります。そこに他チームから獲得してきたベテランを織り交ぜていて、うまくバランスのとれた布陣と言えます。

1番から9番まで打率は低く、やや粗さは目立つものの、特定の打者に頼らずに上位から下位打線まで得点力があるのも魅力です。

また代わりになる選手も控えていて、故障や不調による波を最小限に食い止めることができる層の厚さもあります。ジェイソン・ジアンビは一応入れていますが、最近ケガをして、非常に微妙な状況に置かれています。

インディアンスの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

予想されるインディアンスの2014年の先発ローテーションとブルペンのメンバーの一覧は以下の表のとおりとなっています。

インディアンスの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

不安があるとしたら先発ローテーションということになりそうです。ジャスティン・マスターソンは計算できるインディアンスの柱ですが、それ以外はシーズンを通してメジャーで投げた経験がある投手がいません。

コーリー・クラバー、ザック・マカリスターは2013年の投球回数が、それぞれの自己最多のイニング数で、この2人の耐久力と伸びしろにかけることになります。

また4番手のダニー・サラザールは100マイルを超えるファーストボールが武器の投手で、高い奪三振率を誇ります。このサラザールがいたため、インディアンスのローテに穴ができても、松坂はメジャーに呼ばれることなく、メッツに移籍することとなりました。

その素材への評価は高いのですが、メジャーで初のフルシーズンとなりますので、しっかりと1年間ローテを守れるか注目されます。

5番手はベテランのショーン・マーカムが務めますが、カルロス・カラスコも先発の経験があり、またシーズンの前半にはプロスペクトのトレバー・バウアーも昇格してきますので、将来を期待される投手が目白押しです。

ただ、先に述べたように、経験と実績がありませんので、波に乗れば良いですが、そうならなかった場合の怖さが残る布陣となっています。

クローザーはブルワーズの3年間で105セーブをあげたジョン・アックスフォードに任せることになりますが、2012年と13年はともに成績がイマイチで、やや不安が残り、昨年に比較するとややブルペンに不安を感じさせます。

総括・まとめ

インディアンスは、ファームでの育成がうまくいっていて、投手と野手ともに有望視される投手が揃っているという大きな魅力がある一方で、フタをあけてみないとわからない怖さがあるのは事実です。

しかし、2013年は監督のテリー・フランコーナが若い選手をまとめて、うまく起用しながら、チームとしてしっかりと機能させました。

エースのジャスティン・マスターソンもフランコーナの指導に絶大な信頼を置いていて、インディアンスと契約延長したい理由の1つとしてフランコーナの存在をあげるほどです。

若い選手に期待をかける分、実績や安定度という面では、タイガーズやロイヤルズよりも劣りますが、予想しなかったほどの爆発力にも期待できます。

レッドソックスを2度のワールドシリーズ制覇に導いたフランコーナの指導の下で、昨年以上に若い選手が飛躍する可能性は十分です。

そして少なくとも若い選手が今シーズン多く起用されることになりますので、来シーズン以降の大きな経験・財産となりますので、数年後のインディアンスがこのア・リーグ中地区をリードしていく展望も見えます。

若い選手の伸びしろにかけるシーズンとなり、現状だけの分析ではタイガーズやロイヤルズにやや遅れをとりますが、フランコーナの指揮力・指導力と期待される若い選手の飛躍次第では、2014年も期待できるインディアンスです。