地区3位からの復活へ!ジャイアンツの2014シーズン前戦力分析

2010年と2012年と2回のワールドシリーズ制覇を果たしたサンフランシスコ・ジャイアンツでしたが、2013年はワイルドカードも逃しました。

さらにはダイヤモンドバックスに地区2位を奪われ、サンディエゴ・パドレスと並んでの3位と大苦戦の2013年でした。

そのジャイアンツの2013年の打撃と投手のスタッツは以下のとおりとなっています。

【打撃】
・得 点 : 629点(21位)
・打 率 : 0.260(8位)
・出塁率: 0.320(14位)
・長打率: 0.381(22位)
・本塁打: 107本(29位)
・盗 塁: 67個(22位)

【投手】
・防御率: 4.00(22位)
・QS  : 80回(22位)
・被打率: 0.251(16位)
・出塁率: 0.320(20位)
・WHIP : 1.31(19位)
・Save成功率:63.00%(26位)

得点力・投手力ともにスタッツが悪くなっていて、ワイルドカードを逃すのもやむ得ない内容でした。

ただ、投手陣では先発が防御率4.37(24位)と悪い一方で、リリーフ陣は3.30(8位)とまずまずの結果を残しています。

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ジャイアンツの2014年戦力分析・評価

まずはこのオフに獲得した戦力と、失った戦力をまとめておきます。

【補強した選手の一覧】

  • マイク・モース(1B) FA
  • ティム・ハドソン(SP) FA
  • ライアン・ボーグルソン(SP) 再契約
  • ハビエル・ロペス(RP) 再契約

【失った戦力の一覧】

  • アンドレス・トーレス(OF)
  • チャド・ゴダーン(RP)
  • サンディ・ロザリオ(RP)
  • バリー・ジト(SP)

優勝メンバーながら昨年は大きく期待を裏切ったバリー・ジドは1800万ドルの球団オプションが行使されず、FAとなりました。

また2013年のローテの穴を埋めたチャド・ゴダーン、そしてリリーバーのサンディ・ロザリオがいなくなりました。

その穴埋めとして先発に200勝投手のティム・ハドソン、ファーストのマイク・モースのFA2人の獲得にとどまり、ボーグルソンとハビエル・ロペスの2人との再契約だけとなっています。

このように3位に転落したジャイアンツのオフの戦略は、大きな戦力補強は行わずに、優勝メンバーの立ち直りに期待するというものでした。

ジャイアンツの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧

予想されるジャイアンツの2014年のスタメンオーダーとベンチメンバーの一覧は以下の表のとおりとなっています。

ジャイアンツの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想一覧

コアとなる選手が若い生え抜きということもあり、バスター・ポージーを中心とした優勝メンバーで再起をかけることになります。

昨年は長くチームを離れたスピードのあるアンヘル・パガンがシーズンを通して働いてくれれば、力のある打者が中軸に揃っていますので、2013年よりも得点は期待できます。

また新加入のマイク・モースがナショナルズ時代に近い成績まではいかなくても、2013年よりも良い成績を残してくれるようだと、打線は安心できそうです。

ジャイアンツの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

予想されるジャイアンツの2014年の先発ローテーションとブルペンのメンバーの一覧は以下の表のとおりとなっています。
ジャイアンツの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想一覧

マディソン・バンガーナーは今年も開幕投手となります。マット・ケインは2006年以来の防御率4点台と昨年は苦しみましたが、29歳と若く安定した成績を残してきていますので、復活が期待されます。

ただ、ティム・リンスカムは2年連続で苦しみ、ライアン・ボーグルソンとティム・ハドソンの年齢が高いのが気になりますが、ある程度コンスタントに試合をつくってくれる計算はできる投手は揃っています。

また、その先発投手の後ろに控えるブルペンはクローザーのセルジオ・ロモ(防御率2.54・38セーブ)、サンティアゴ・カシーヤ(防御率2.16)、ハビエル・ロペス(防御率1.83)、ジェーン・マチ(防御率2.38)と安定感があります。

まだ他にもジェイク・ダニング(防2.84)やジョージ・コントスらも控えるなど層はかなり厚く、この強力なブルペンで多少不安を感じさせる先発投手陣をサポートすることになりそうです。

総括・まとめ

打線は強力ではないものの、勝つことに必要な点数は奪える顔ぶれで、先発投手陣が試合さえ壊さなければ、勝ち星を伸ばせるブルペンが控えています。

若い生え抜きのチームの核となる選手が多くいますので、チームの一体感や求心力は、寄せ集めのチームにはない強いものがあります。

そこから生み出される全体的なバランスの良さと総合力が武器のジャイアンツですので、昨年の数字以上の何かをやってくれるのではという、期待を持たせてくれるチームです。

ナ・リーグ西地区は圧倒的な戦力を誇るドジャースが優位であることは間違いありませんが、それに次ぐだけの戦力はあり、若いながらも経験豊富な選手が多く、巨大戦力を打ち破れるチーム力があることも魅力です。

表面的なわかりやすい戦力の上積みは少ないのですが、米メディアのキャンプでの評判も良く、概ね高い評価を受けています。

3年で2回もワールドシリーズを制したメンバーが多く残るサンフランシスコ・ジャイアンツの逆襲に注目したい2014年です。