今シーズンもア・リーグ東地区の最下位に?ブルージェイズの2014シーズン前戦力分析

戦力がまったく整っていないわけではなないのですが、強豪揃いのア・リーグ東地区のため、最下位に沈んでしまうブルージェイズです。

攻撃力はあり、チーム総得点712は両リーグ6位、本塁打185本は同4位でありながらも、なかなか勝てなかったのは、故障者が続出したためと、先発ローテーションの弱さが原因でした。

投手陣全体のスタッツは良くないのですが、ブルペンだけの数字は悪いものではなく、先発投手陣が試合をぶち壊してしまい、安定したブルペンを活かすことができていません。

そのブルージェイズがオフでの補強・育成を通じて問題を解決し、最下位を脱出できる状態になったのかどうか、その戦力を分析しています。

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ブルージェイズの2014年戦力分析・評価

まずはこのオフに獲得した戦力と、失った戦力をまとめておきます。

  • 補強した選手の一覧
    ディオナー・ナバーロ
  • 失った戦力の一覧
    ラージャイ・デービス、ダレン・オリバー、ジョシュ・ジョンソン、J.P.アレンシビア

打率.300・本塁打13と2013年は好調だったディオナー・ナバーロを獲得したものの、出塁率が.312で45盗塁のラージャイ・デービス、打率.194・出塁率.227と率は低いものの21本塁打のJ.P.アレンシビアなどが流出し、トータルで攻撃面でのプラスがあるとは言えません。

しかし、それよりも深刻な問題は、ブルージェイズの最重要課題である先発投手陣の質・量ともの足りなさを解決するような補強に全く動いていないことです。

ブルージェイズの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想

予想される2014年のブルージェイズの先発オーダーとベンチメンバーは以下の表のとおりとなっています。>

ブルージェイズの2014年の先発ラインナップとベンチメンバーの予想

ブルージェイズの最大の強みは、1番から5番まで長打力のある強打者が顔を並べていることです。この並びは30球団でも屈指の強力さです。

ホセ・レイエス、ホセ・バティスタ、E・エンカーナシオン、アダム・リンド、コルビー・ラスムスとどこからでも本塁打が出て、点がとれる上位打線です。

ラージャイ・デービスが流出しましたが、このメンバーが故障することなくフルシーズン戦えれば、出塁率も高く、長打率も高いのでOPSが.800を超える打者が6人揃い、かなりの破壊力です。

特にバティスタがフル出場すれば40本塁打は期待できますので、打線に関しては故障が出ない限りは心配なさそうです。

ブルージェイズの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想

予想される2014年のブルージェイズの先発ローテーションとブルペンメンバーの予想は以下の表のとおりとなっています。

ブルージェイズの2014年の先発ローテとブルペンのメンバー予想

先発投手陣はエース格のディッキーバーリーともに4点台と物足りません。評論家によっては、1番手、2番手ではなく4番手、5番手にふさわしい2人だという辛辣な意見もあるほどで、ディッキーの2012年の20勝でのサイ・ヤング賞は、限りなくまぐれあたりに近いとの評価もあります。

3番手には3年連続10勝をあげていたブランドン・マロウの復活が期待されますが、防御率は4点台がキャリアの大半で、圧倒的な力を元々持っている投手ではありませんので、大きな期待ではできません。

また5番手には期待される若手としてカイル・ドレイベックを試すようですが、チームの先発ローテの問題を解決できるほどの評価は、どの評論家からも受けていません。

そのためアービン・サンタナやウバルド・ヒメネスの獲得を地元メディアも提案していたのですが、全く手がついていない状態となってしまいました。

クローザーのケイシー・ジャンセン、セットアップのセルジオ・サントスと後ろの2人は安定感があり、そのほかのブルペンの顔ぶれも2点台が並ぶ、強固な顔ぶれです。

アーロン・ループ(2.47)ジェレミー・ジェフレス(0.87)ブレット・セシル(2.82)ダスティン・マゴワン(2.45)と、いずれも防御率2点台以下でブルペンの安定感はMLBでの5本の指に入るほどです。

しかし、これらの投手が出てくる時には、大量失点をしている状態では、この安定感も無意味なものとなってしまいます。

総括・まとめ

打線もある程度の点数が期待できる強力なラインナップで、ブルペンも上位にランクされる安定感があるにも関わらず、両リーグ最低クラスの先発ローテが台無しにしています。

ブルペンがこれだけ良くても、チーム防御率4.25(同25位)、WHIP1.34(同25位)と数字が悪いのは先発ローテが大きな原因で、2013年のチームのクオリティスタート数67は両リーグ28位です。

FAとなっていたアービン・サンタナ、ウバルド・ヒメネスを獲得すれば、ディッキーやバーリーを3、4番手とすることができていました。

そうすれば激戦のア・リーグ東地区でも面白い戦いができそうでしたが、その補強までは踏み込めていません。

主力の故障者に泣かされた2013年ではありましたが、2014年にフルメンバーが揃っても、強豪ばかりのア・リーグ東地区では、残念ながら最下位最有力と言わざるを得ないブルージェイズです。