MLBで8月にトレードが予想される選手は?ポストシーズンを巡ってGMの仕事は続く

ウェーバー公示なしでトレードができる期限となる7月31日ギリギリになると、各チームのGMには猛烈な忙しさの中で交渉を行い続けますが、8月1日になったことでトレードに関する動きが終わるわけではありません。

8月1日から8月31日までの31日間もポストシーズン進出をにらんだトレードの動きが続けられることになります。その8月以降のMLBでのトレードの候補として、メディアで名前が上がっている選手をリストアップしています。

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まだまだ大きなトレードが成立する可能性も

8月以降のトレードとなるとウェーバーをクリアする必要があります。8月以降のトレードについての詳しい内容は以下のページにまとめています。

この時期にトレードを成立させるためには、年俸や契約の内容が影響を与えることも多いため、その情報とともにまとめておきます。

この8月のトレード候補として、名前があがる選手の傾向としては、ベテラン、高額年俸、そしてポストシーズンの可能性が極めて低い、もしくは絶望と考えられるチームに所属しているというのもがあります。

その2014年8月1日から31日の間に、アメリカの各メディアがトレードの可能性があるのでは?と予想している選手をポジション別にまとめています。また情報は随時追加していく予定です。

先発投手

本来はこの先発投手の枠では、目玉と見られていたのがフィリーズのクリフ・リーでしたが、故障者リスト入りする原因となっていた肘を再び痛めてしまい、今季は絶望となることが濃厚で、場合によっては来年にも影響がでる可能性が生じているため、このリストからは外してあります。

トレードが予想される先発投手の一覧は以下のとおりとなっています。

コール・ハメルズ(フィリーズ)

30歳/左投手/2014年2250万ドル
【残っている契約】
・2015年(31歳) 2250万ドル
・2016年(32歳) 2250万ドル
・2017年(33歳) 2250万ドル
・2018年(34歳) 2250万ドル
・2019年(35歳) 2200万ドルのチームオプション or 2400万ドルの自動更新オプション

フィリーズのアマロGMはハメルズの交換要員として、ドジャースにトップ3プロスペクトを求め、他チームにも同様の内容を求めるなど、期限前の交渉はかなり強気でした。年俸総額も削減する必要もないから安売りはしないとの姿勢のため、獲得するためには、エリートクラスのプロスペクトを複数必要となりそうです。ただ、残っている契約が高額で、ウェーバーをクリアできる可能性が高いので、資金力のある球団が本気を出せば可能性は否定できません。

イアン・ケネディ(パドレス)

29歳/右投手/2014年610万ドル
【残っている契約】
・2015年が年俸調停2年目で、2015年シーズン終了後にFA

イアン・ケネディはトレード期限前の引き合いもかなり多く、ヤンキース、ロイヤルズ、パイレーツなどもマークしていたとされますが、最終的にはパドレスは応じませんでした。ただ、興味を示すチームは多いため、今後が注目されます。

ジョン・ダンクス(ホワイトソックス)

29歳/左投手/2014年1425万ドル
【残っている契約】
・2015年(30歳)1425万ドル
・2016年(31歳)1425万ドル

ジョン・ダンクスもヤンキースがマークしていたとたびたび名前が上がりました。ただ、トレード期限前には2015年と2016年の2年間も契約が残っていることで二の足を踏んだとされています。しかし、マイケル・ピネダや田中将大の回復具合次第では動く可能性がありそうなので、その時はまた名前が出てくるかもしれません。

バートロ・コロン(メッツ)

41歳/右投手/2014年900万ドル
【残っている契約】
・2015年(42歳)1100万ドル

トレード期限が近づく前には、トレードの打診が多くなると予想されていたコロンでしたが、実際には驚くほど少ないと現地のメディアが伝えるほど、動きがありませんでした。メッツはすでにディロン・ジー、ジョン・ニースと計算できる投手がいる上に、ザック・ウィーラー、ジェイコブ・デグロムの若い投手がいます。さらに2015年にはマット・ハービーが復帰し、ノア・シンダーガード、ラフェル・モンテロらが本格的に昇格してくるなど、コロンをチームに留める強い理由もないため、8月に動く可能性はありそうです。

A.J.バーネット(フィリーズ)

41歳/右投手/2014年1500万ドル
【残っている契約】
・2015年(37歳)相互オプション1500万ドル
ただし、チーム側がオプション行使に同意しない場合には、バーネット側で1年700万ドルのオプション

トレード期限が近づくとパイレーツが連れ戻すような動きをみせたものの、経済的な制約があるチーム事情から、来年の契約があることを嫌って、話がまとまりませんでした。しかし、経験が豊富な投手で、3番手・4番手としては計算がたちやすい投手のため、動く可能性はありそうです。

エドウィン・ジャクソン(カブス)

30歳/右投手/2014年1100万ドル
【残っている契約】
・2015年(31歳)1100万ドル
・2016年(32歳)1100万ドル

トレード期限前にカブスがいくつかの球団に打診したようですが、相手が見つからなかったとされています。環境を変えることで、成績が向上する可能性もあるのでは、との見方があります。ただ、今の成績と年俸が吊り合わないため、ウェーバーはクリアできそうですが、相手が見つからないことが障害となりそうです。

リリーフ・クローザー

ラトロイ・ホーキンス(ロッキーズ)

・右投手/41歳/225万ドル
【残っている契約】
・2015年225万ドルのチームオプション

ラトロイ・ホーキンスは年齢が41歳と高いため、ウェーバーをクリアしても良さそうですが、今シーズンは安定した投球を続けていることと、2014年の年俸と2015年に行使できるオプションの年俸が、ともに225万ドルとも非常にリーズナブルなため、それも難しそうです。
一応、候補として名前が上がっているだけで、もし本当にロッキーズが動かすつもりがあるなら、期限前に動かしているはずで、今年の8月中のトレードが成立する可能性は低そうです。

ジョナサン・パペルボン(フィリーズ)

33歳/右投手/2014年1300万ドル
【残っている契約】
・2015年(34歳)1300万ドル
・2016年(35歳)1300万ドル の自動オプション

本人はポストシーズンを争っているチームへのトレードを歓迎していたものの、安売りはしないというGMの方針もあり、トレード期限に近づけば近づくほど、逆に名前が消えていきました。
2016年の自動オプションの内容が、(1) 2014年と2015年の2年間で100試合以上、もしくは(2)2015年に55試合以上のどちらかで有効になるものです。52試合を残した2014年8月2日時点で、すでに46試合に登板するなど、故障さえなければクリアできる条件のため、2016年まで契約があると考えるのが無難な状況です。ウェーバーにかかってもクリアできる可能性が高い投手の1人で、今後も動向を注目したいジョナサン・パペルボンです。

アントニオ・バスタルド(フィリーズ)

28歳/左投手/2014年200万ドル
【残っている契約】
・2015年年俸調停
・2015年シーズン終了後にFA

貴重な左腕のリリーフということで興味を持つチームがいるとされます。レッドソックスからオリオールズにトレードとなったアンドリュー・ミラーの獲得に失敗したチームが動く可能性が指摘されています。

内野手

ベン・ゾブリスト(レイズ)

33歳/両打右投/内外野手/2014年700万ドル
【残っている契約】
・2015年750万ドル

内野だけでなく、外野もこなせる上に両打ちの打撃も魅力があるベン・ゾブリストは、トレード期限前にも引き合いが多かった選手で、レイズの低迷が続いていれば、7月にトレードとなっていた可能性が高い選手の1人です。今後もレベルの高い安定性をもつユーティリティプレーヤーを求めるチームからの関心を集めそうです。

チェイス・アトリー(フィリーズ)

35歳/右投左打/二塁手/2014年1500万ドル
【残っている契約】
・2015年(36歳)1000万ドル+500万ドルオプション
・2016年(37歳)1300万ドル自動オプション
・2017年(38歳)1300万ドル自動オプション
・2016年(39歳)1300万ドル自動オプション

自動オプションは前年に500打席到達で有効になります。そのため安定した成績を残せば、比較的容易に達成できるオプションの条件で、更新される契約の金額も年齢に比較して高く、動ける球団は限られるため、ウェーバーをクリアしやすい状況と言えそうです。

アーロン・ヒル(ダイヤモンドバックス)

32歳/右投右打/二塁・遊撃手/2014年1100万ドル
【残っている契約】
・2015年(33歳)1200万ドル
・2016年(34歳)1200万ドル

ダイヤモンドバックスもトレード期限前に、交渉に応じると明らかにしていて、実際に複数のチームが動いたようですが、年俸が高いことがネックとなったとされています。その問題は8月以降もあるわけですが、その分ウェーバーはクリアしやすいため、注目されます。

ダニエル・マーフィー(メッツ)

28歳/右投左打/内外野/2014年570万ドル
【残っている契約】
・2015年年俸調停
・2015年シーズン終了後にFA

はじめてオールスターにも選出されるなど、安定した成績を残していて、今季終了後の契約では年俸調停があり、年俸が高騰することは確実です。来シーズン終了後にFAとなることもあり、可能性は否定できません。

ジャスティン・モルノー(ロッキーズ)

33歳/右投左打/一塁/2014年500万ドル
【残っている契約】
2015年(34歳)675万ドル
2016年(35歳)900万ドルの相互オプションで、チーム側が破棄する場合は違約金75万ドル。

指名打者・DH

アダム・ダン(ホワイトソックス)

34歳/右投左打/外野・一塁/2014年1500万ドル
【残っている契約】
・2014年シーズン終了後にFA

三振は多いものの長打力が魅力のアダム・ダンです。エリック・ホズマーを失ったロイヤルズなど、長打力のある一塁手を必要とするチームがレンタル選手として興味を示すことがありそうです。

外野手

マーロン・バード(フィリーズ)

36歳/右投右打/外野手/2014年800万ドル
【残っている契約】
2015年(37歳)800万ドル
2016年(38歳)800万ドルの自動オプション

自動オプションの内容は(1)2015年に600打席、(2)2015年に550打席以上で、なおかつ2014年と15年合計で1100打席のどちらかを満たすことが条件。満たせない場合にはチーム側の選択オプションに。
マーロン・バードはマリナーズとロイヤルズを含む4チームへのトレード拒否権を持っています。しかし、2016年の契約を保証してくれるのであれば、その拒否権を破棄する意向を持っています。

アレックス・リオス(レンジャーズ)

33歳/右投右打/外野手/2014年1250万ドル
【残っている契約】
2015年(34歳)1350万ドルのチームオプションで破棄する場合は100万ドルの違約金

長打力が低下しているのが、トレード期限前に成立しなかった理由ではと複数のメディアが分析しています。リオス本人も長打よりも安定性と確実性を重視していると述べていますので、そのあたりがどのように評価されるかが、今後の動きを左右しそうです。トレード期限前にはジャイアンツが合意に近づいたとの情報もありました。

ジョシュ・ウィリンガム(ツインズ)

35歳/右投右打/2014年700万ドル
【残っている契約】
2014年シーズン終了後にFA。

今シーズン終了後にFAとなるため、トレード期限前に動く有力候補でしたが、最終的には成立しませんでした。ツインズはポストシーズンも難しい状況で、チームに留める理由も少ないため、右打ちの外野手を探すチームが複数いることもあり、今後も動きがあることが予想されます。

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