とまらないヤンキースの補強の動き
ヤンキースは、やはりぜいたく税は気にせずに補強することに決めたのでしょうか。ブライアン・マッキャンに続いて、このオフのFAの目玉の1人である>ジャコビー・エルズベリーと7年1億5700万ドルの契約で合意に至ったようです。
*最終的には7年1億5300万ドルで合意(2013年12月5日時点)
ジャコビー・エルズベリーは、来年で31歳となる左投げ左打ちの外野手で、レッドソックスのリードオフマンとして134試合に出場し、打率.298・本塁打9・打点53・盗塁52と、>盗塁王を獲得するなどの活躍しています。代理人はスコット・ボラス氏です。
まだ正式な発表はないものの、最後の詰めの段階に至っている状況で、近日中に正式発表されるようです。
イチローどころかソリアーノがバックアップになりそうなヤンキースの外野手
ヤンキースはポストシーズン進出を逃したことで、かなり積極的な補強に動いています。これで先日、報道されていて、ヤンキースへの入団が有力とされていたカルロス・ベルトランの獲得や秋信守の獲得も引き続きすすめてもいるそうです。そしてヤンキースからFAとなったカーティス・グランダーソンとの再契約も。
この外野の補強の進め方を見ていると、ソリアーノを外野のバックアップにするくらいの勢いです。もうヤンキースの構想の中で、イチローは外れているに等しい状況です。グランダーソン、秋信守、ベルトランのどれか一人でもさらに契約が決定すると、イチローは自ら>トレード移籍をのぞんだほうが賢明と思われる状況です。
2013シーズン開幕直前に、ヤンキースがバーノン・ウェルズを獲得した時に、イチローが非常に驚いていましたが、それどころではありません。
すでにヤンキースはイチローを守備固め、バックアップくらいにしか計算していないことは、補強の動きを見ていれば明らかです。また>盗塁王3回も獲得し、>2011年にはゴールドグラブ賞をとるなど、走攻守のバランスが良いジャコビー・エルズベリーが入団することで、さらにイチローの位置づけは下がると思われます。
ヤンキースの補強を見ていると、日本の巨人やソフトバンクの補強がとても慎ましく見えてしまいます。ヤンキースはこのシーズンオフは本気です。
ジャコビー・エルズベリー(Jacoby Ellsbury)の年度別打撃成績
ジャコビー・エルズベリー(Jacoby Ellsbury)の年度別打撃成績は以下のとおりです。メジャーではレッドソックスだけです。
2011年には32本の本塁打を打って>シルバースラッガー賞も獲得していますが、それ以外は10本以下ですので、パワーヒッターではないものの、狭いヤンキー・スタジアムで、さらに左打者が有利なので、本塁打の数も増える可能性が高いです。
また2013シーズンは52個の盗塁成功もさることながら、盗塁失敗がわずかに4個と、素晴らしい盗塁成功率です。
ヤンキースの2014シーズンの開幕オーダーはどうなるのでしょうか?興味が尽きないヤンキースの補強の動向です。
2013年オフシーズン・2014年のMLBのFA・トレード移籍情報
MLBのフリーエージェントやトレードによる移籍の情報を下記のページでまとめて更新しています!!
・MLB-FA・トレード情報(2014)