2011年のMLBドラフト指名選手で活躍しているのは誰?CBSスポーツが15人をピックアップ

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即戦力として指名され、翌年にはすぐに1軍で出場することが少なくない日本のプロ野球のドラフトとは異なり、大学出身の選手であってもメジャーにすぐに昇格するケースは多くはありません。

そのため日本プロ野球のドラフト指名よりも、メジャーのドラフト指名では、その時の指名の是非を確認するのに時間が要することになります。

メジャーではドラフトの価値を評価するには5年は待つ必要があるという格言のような考えがあるようですが、ちょうど5年が経過しようとしているの2011年MLBドラフトです。

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2011年ドラフトで指名されメジャー活躍する15名のプレイヤー

CBSスポーツのMike Axisaが”Reviewing Jose Fernandez’s 2011 MLB draft class five years later”というタイトルの記事で、2011年のドラフト指名を分析、評価しています。

その中でTop 15 Players to Date(現在のベスト15)、Best Picks in the 10th Round or Later(10巡目以降のベストの指名)、Jury Still Out(まだ未昇格も評価されている選手)、Biggest Busts(大きな失敗)、Falling Short of Expectations, But Still Useful(期待はずれもメジャーではプレーできるレベル)に分けて選手を評価しています。

その中でもTop 15 Players to Dateをまとめて紹介していきます。

Top 15 Players to DateはWAR(Win Above Replacement)を基準にしてランクされています。WARとはそのポジションの代替可能な選手(控え選手・Replacement)に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか」を示す指標です。

そのWARに基づいたランキングは以下のとおりとなっています。カッコ内のチームは指名の時のものです。

  1. ホセ・フェルナンデス(投手・マーリンズ・1巡目全体14番目) 12.4 WAR
  2. ムーキー・ベッツ(遊撃手/外野手・レッドソックス・5巡目全体172番目) 10.9 WAR
  3. ソニー・グレイ(投手・アスレチックス・1巡目全体18番目) 9.9 WAR
  4. ゲリット・コール(投手・パイレーツ・1巡目全体1番目) 9.1 WAR
  5. ジョージ・スプリンガー(外野手・アストロズ・1巡目全体11番目) 9.0 WAR
  6. アンソニー・レンドン(三塁手・ナショナルズ・1巡目全体6番目) 8.2 WAR
  7. ケビン・ピラー(外野手・ブルージェイズ・32巡目全体979番目) 7.5 WAR
  8. フラシスコ・リンドール(遊撃手・インディアンス・1巡目全体7番目) 7.2 WAR
  9. カイル・ヘンドリックス(投手・レンジャーズ・8巡目全体264番目) 5.8 WAR
  10. コディ・アレン(投手・インディアンス・23巡目全体698番目) 5.5 WAR
  11. ジョー・パニック(二塁手・ジャイアンツ・1巡目全体29番目) 5.1 WAR
  12. ジャッキー・ブラッドリー jr.(外野手・レッドソックス・1巡目全体40番目) 5.1 WAR
  13. マーカス・セミエン(遊撃手・ホワイトソックス・6巡目全体201番目) 5.1 WAR
  14. ブラッド・ミラー(遊撃手・マリナーズ・2巡目全体62番目) 3.8 WAR
  15. コルテン・ウォン(二塁手・カージナルス・1巡目全体22番目) 3.5 WAR

記事のタイトルが”Jose Fernandez’s 2011 MLB draft”となっているようにトップにはホセ・フェルナンデスがランクされています。

現在のメジャーでも屈指の右腕で、メジャーでベストの投手は誰か?という議論にも顔を出しつつある存在であることを考えれば、WARの示す数字も

ムーキー・ベッツは指名された時は遊撃手でしたが、レッドソックスにはイグザンダー・ボガーツがいたこともあり、身体能力を買われて外野手が現在はメインとなっています。

フランシスコ・リンドールは将来が非常に有望視されていた遊撃手でしたが、その評価に違わぬ力を発揮しはじめています。

ブラッド・ミラーのWARがプラスであり、しかも3.8となっているのはやや驚きではありました。

ドラフト時には低評価だったにもかかわらず活躍しているのがブルージェイズのケビン・ピラーとホワイトソックスに指名されアスレチックスでプレーしているマーカス・セミエンです。

この低評価の選手が活躍するというのもドラフトの楽しみではあります。

ここで2011年ドラフトの1巡目指名を見ておきたいと思います。

2011年ドラフトの1巡目指名は以下のとおりとなっています。

  1. ゲリット・コール(パイレーツ・投手)
  2. ダニー・ハルツェン(マリナーズ・投手)
  3. トレバー・バウアー(ダイヤモンドバックス・投手)
  4. ディラン・バンディ(オリオールズ・投手)
  5. ブッバ・スターリング(ロイヤルズ・外野手)
  6. アンソニー・レンドン(ナショナルズ・三塁手)
  7. アーチー・ブラッドリー(ダイヤモンドバックス・投手)
  8. フランシスコ・リンドーア(インディアンス・遊撃手)
  9. ハビアー・バエズ(カブス・遊撃手)
  10. コーリー・スパンジェンバーグ(パドレス・二塁手)
  11. ジョージ・スプリンガー(アストロズ・外野手)
  12. テイラー・ユングマン(ブルワーズ・投手)
  13. ブランドン・ニモ(メッツ・外野手)
  14. ホセ・フェルナンデス(マーリンズ・投手)
  15. ジェド・ブラッドリー(ブルワーズ・投手)
  16. クリス・リード(ドジャース・投手)
  17. C.J.クロン(エンゼルス・一塁手)
  18. ソニー・グレイ(アスレチックス・投手)
  19. マット・バーンズ(レッドソックス・投手)
  20. タイラー・アンダーソン(ロッキーズ・投手)
  21. タイラー・ビーディ*(ブルージェイズ・投手)
  22. コルテン・ウォン(カージナルス・二塁手)
  23. アレックス・メイヤー(ナショナルズ・投手)
  24. テイラー・グリエリ(レイズ・投手)
  25. ジョー・ロス(パドレス・投手)
  26. ブレイク・スワイハート(レッドソックス・捕手)
  27. ロバート・スティーブンソン(レッズ・投手)
  28. ショーン・ギルマーティン(ブレーブス・投手)
  29. ジョー・パニック(ジャイアンツ・遊撃手)
  30. レビ・マイケル(ツインズ・遊撃手)
  31. マイキー・マートック(タンパベイ・レイズ・外野手)
  32. ジェイク・ヘイガー(タンパベイ・レイズ・遊撃手)
  33. ケビン・マシューズ(テキサス・レンジャーズ・投手)

ゲリット・コールは期待にこたえていますが、大きく期待を裏切っているのがマリナーズのダニー・ハルツェンでMike Axisaは、ジェド・ブラッドリーとクリス・リードともに最大の失敗の一人として選んでいます。

期待はずれではあるものの、そこそこチームに貢献してくれるととしてトレバー・バウアー、ディラン・バンディ、マット・バーンズの3人をMike Axisaは選んでいます。

特にトレバー・バウアー、ディラン・バンディあたりはチームがトップスターターになる期待をして指名していますので、メジャーでそこそこやっているだけでは、物足りないと評価されても仕方ないと言えそうです。

メジャーに昇格できていない選手が少なくないことを考えると、レッドソックスは1巡目指名のマット・バーンズ(19番目)とブレイク・スワイハード(26番目)、1巡目補足指名のヘンリー・オーウェンス(36番目)とジャッキー・ブラッドリー Jr.(40番目)をメジャーレベルにしっかりと5年間で育成しているのは、評価されるべきことと言えそうです。

ドラフト指名の成否はチーム編成に大きな影響を与えますので、各チームのスカウティング力も問われることになります。

2016年のドラフトが5年後にメジャーのパワーバランスにどのような影響をあたえるのか注目されます。

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