「ヤンキースが2018年ワールドシリーズ制覇の本命」といえる10の理由

New York Yankees Top Catch

2016年シーズンのトレード期限前には「売り手」になり、2017年のスプリングトレーニングを終えた段階でも「再建期」「移行期」という感が拭えませんでした。

しかし、若手の台頭とシーズン途中の補強が効果的だったこともあり、一気にワールドシリーズ進出まで1勝というところまで躍進しました。

だからと言って、このまま来季も順調にステップアップできることが保証されているわけではないのですが、明る未来に向けて大きな一歩を踏み出したことは間違いありません。

そのヤンキースが2018年にワールドシリーズ制覇ほ本命候補となる理由について地元メディアであるニュージャージーアドバンスメディアのJoe Giglio氏がまとめています。

Joe Giglio氏による「ヤンキースが2018年ワールドシリーズ制覇の本命となる10の理由」は以下のとおりとなっています。

1. ア・リーグ東地区のライバルが戦力ダウン傾向

レッドソックスはファームの選手層が薄くなり、若いメジャーレベルのコアプレイヤーがいるものの現在がピークの状態かもしれない。オリオールズはフロントでゴタゴタがあり、マニー・マチャド、アダム・ジョーンズ、ザック・ブリットンらがFAとなる。ブルージェイズはフロントが否定していても再建モードが必要な段階にあるし、レイズは数年に渡りポストシーズンを争えるチームになれていない。そのため2018年のア・リーグ東地区の本命はヤンキースで、他球団との差は開きつつある。

2. 若い選手たちが1年の年を重ねてより洗練される

将来、ヤンキースの若い選手たちが大きなプレッシャーにさらされることになるが、今年のポストシーズンで経験したことが財産となる。

3. 主力選手がより万全の状態となることが期待される

ゲーリー・サンチェス、ディディ・グレゴリウス、グレッグ・バード、アロルディス・チャップマン、スターリン・カストロ、アーロン・ヒックス、グレイバー・トーレスらが故障で離脱しても、なおかつ91勝を挙げた。2018年にもう少々、離脱が減るだけで100勝が見えてくる。

4. シーズン途中に補強した選手が開幕から戦力となる

トッド・フレイジャーはFAとなるが、トレードで獲得したデビッド・ロバートソン、トミー・ケインリー、ソニー・グレイが開幕から戦力となり、シーズン途中にメジャー昇格したクリント・フレイジャーにも期待できる。

5. さらなるマイナーからのプロスペクト昇格による戦力アップが期待できる

グレイバー・トレース、チャンス・アダムス、ユストゥス・シェフィールドらが戦力となる期待ができる。

6. 1995年と状況が似ている

1995年にディビジョンシリーズでマリナーズに敗れた時のヤンキースは、若いスタープレイヤーが台頭していた。今年のポストシーズンで敗れたヤンキースは、その時以来、最も期待できる若い選手の土台が出来上がっている。今年の敗戦が1995年と同様に強力なスプリングボードになる可能性がある。

7. ロースターに柔軟性がある

ブライアン・キャッシュマンGMはチームをさらに強化するための多くの選択肢を抱えている。ジャコビー・エルズベリーやブレット・ガードナーのようなベテランを放出してクリント・フレイジャーのポジションを作ったり、デリン・ベタンセスを放出して先発投手を獲得したり、スターリン・カストロを高値で売り、グレイバー・トーレスにポジションを作ったり、年俸総額の余裕を利用してインパクトの有る指名打者を獲得したりできる。

8. 継続的な成功が期待できる

2017年のヤンキースがポテンシャル以上の力を発揮したので、2018年に後退すると誰が予想するだろうか?アーロン・ジャッジが40本塁打、100打点、100得点を継続しても不思議ではないし、ゲーリー・サンチェスはマイク・ピアッツァ以来の強力な攻撃力を持つ捕手だ。
ディディ・グレゴリウスはヤンキースタジアムでプレーする限り、20-25本塁打が期待できる遊撃手で、ルイス・セベリーノの投げるボールのクオリティは継続的にサイヤング賞の候補となる可能性を見せている。
ヤンキース全体としては想像以上だったかもしれないが、個々の選手を見ればさらなる成長が期待できる。

9. コアプレイヤーの年齢が若い

スターリン・カストロ、ディディ・グレゴリウス、アーロン・ヒックス、ソニー・グレイが28歳、アーロン・ジャッジが26歳、ゲーリー・サンチェスとグレッグ・バードが25歳、ルイス・セベリーノが24歳とコアプレイヤーの年齢が若い。

10. 勝利に対して貪欲なカルチャーがある

90年代後半のヤンキースの強さは、選手の才能だけでなく、その勝負への貪欲さにもあった。現在のヤンキースの選手たちにも同様のものが存在する。カブスやドジャースと同様に継続的に良い結果を残すことができる状態にヤンキースはある。

と以上のような10の理由をJoe Giglio氏は列挙しています。

妥当な内容もあれば、地元メディアの身びいきも感じられる10の理由となっています。

故障者が多かったというのであれば、レッドックスはデビッド・プライスがほとんどの期間で戦力にならず、ナックルボーラーのスティーブン・ライトも同様でした。
セットアップとして期待されていたクローザーの経験もあるタイラー・ソーンバーグは一度もマウンドに立っていませんし、シーズン終盤にようやくカーソン・スミスが戦力として戻ってきたという状況でした。
それでもレッドソックスはヤンキースを上回る93勝を挙げていますので、主力が健康であることの上積みはヤンキース以上に期待できるかもしれません。

また今年のレッドソックスと同様に若い選手の伸び悩みにヤンキースも直面する可能性があります。
レッドソックスはデビッド・オルティーズが抜けた影響もあったのですが、さらなるステップアップが期待されていたザンダー・ボガーツ、ジャッキー・ブラッドリー・ジュニア、ムーキー・ベッツらが軒並み数字を落とし、長打力不足に苦しみました。
ヤンキースの才能あふれる若い選手たちも、2018年が成長の痛みを感じるシーズンになっても不思議ではありません。

特に来年はアーロン・ジャッジ、ゲーリー・サンチェスらは開幕当初から徹底的にマークされることにもなります。今年のポストシーズンでは徹底的にマークされたアーロン・ジャッジは、4本塁打した一方で、57打席で27の三振を喫し、打率.188に終わるなど脆さも見せてしまいました。

本塁打数が増えても、三振が多く、打率が低ければ、オリオールズのクリス・デービスのように打線の軸としては脆さが目立つことになります。徹底的にスカウティング・解析されてしまう来季を乗り越える必要があります。

Joe Giglio氏の10の理由はややポジティブすぎるようには感じられますが、ヤンキースにポテンシャルの高い若い選手が多く揃っているのは事実で、多少の停滞はあるにせよ、ドジャースやカブスと同様にポストシーズンに進出するのは当然と言える戦力が整いつつあるのは間違いありません。

さらなる若い選手の台頭も期待できるヤンキースのため、これから数年はファンにとって楽しめるシーズンが多くなりそうな気配です。

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