阪神タイガースのFA・トレード・新外国人補強の最新情報(2017-18)

タイガース所属のFA権保有選手の一覧

タイガース所属のFA権を有する選手の一覧です。

選手名(ポジション) 年俸 備考
福留孝介(外野手) 2億3000万円 5月22日にFA権再取得
西岡 剛(内野手) 9000万円 国内・海外FA権取得済み
安藤優也(投手) 8800万円 国内・海外FA権取得済み→引退
大和(内野手) 5000万円 ・4月9日に国内FA権取得
・FA権行使の意向を固める(10/18)
・阪神は3年契約を提示し引き留め(10/18)
・阪神は4年契約を提示。DeNAは3年契約、オリックスは3年3億円を提示へ。FA権の行使は確実に(11/06)
・FA権を行使したため、阪神、オリックス、DeNAの3球団で争奪戦に(11/08)
・阪神・金本監督は残留熱望でフロントも全力慰留の姿勢(11/09)
・オリックスが3年3億円に加えてレギュラー確約へ(11/09)
・阪神は再交渉と条件上積みはしない方針(11/13)
・DeNAが最大4年の契約を提示へ(11/14)
・オリックスが16日コンタクトし20日交渉へ。3年3億円を提示へ(11/16)
・解禁初日にDeNAが交渉。3年3.5億円を提示し、4年への上積みも検討(11/17)
・谷本球団本部長は「12月中までかかるのでは」との見通し(11/28)
・最新情報は「大和(前田大和)のFA宣言・FA移籍に関する最新情報
俊介(外野手) 2400万円 国内FA権→>阪神残留
・阪神が複数年契約を提示へ(10/18)
・FA権を行使せずに残留が発表(11/07)
新井良太(内野手) 2100万円 引退
4月22日に国内FA権取得

監督・コーチ・選手の退団・引退の最新情報

タイガース所属の監督・コーチ・選手の退団・引退の最新情報です。

選手名(ポジション) 年俸 備考
高宮和也(投手) 2600万円 戦力外
安藤優也(投手) 8800万円 引退
狩野恵輔(外野手) 2800万円 引退
新井良太(内野手) 2100万円 引退
柳瀬明宏(投手) 1000万円 戦力外
田面巧二郎(投手) 530万円 戦力外

タイガースのシーズンオフの戦力補強の最新情報

タイガースのシーズンオフの戦力補強・監督・コーチ人事の最新情報です。

2017年4月から9月の情報

2017年4月から9月の報道です。

4月22日のデイリースポーツの記事です。

阪神の新井良太内野手(33)が22日、出場選手登録が8年に達し、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。(中略)権利の行使などについては言及せず、試合後は「特に何もないですよ。いつも通り明日も準備して、目の前の試合に向けてやるだけです」と話した。

引用元:デイリースポーツ

2017年4月22日の時点で新井良太内野手が国内FA権を取得しています。年俸は2100万円と高くないためCランク(外国人を除く年俸上位11位以下)に該当すると考えられます。そのため獲得するチームは人的補償、金銭補償ともに不要で獲得することが可能です。ただ、現実を言えば獲得に動くチームがでる可能性は低そうです。

2017年5月4日のサンケイスポーツによる報道です。

いぶし銀・大和の戦う姿を、坂井オーナーはしっかりと見守っていた。球団関係者によると、総帥は「大和はタイガースにいてこそ輝ける。ぜひとも残してほしい」と話し、流出阻止を厳命したという。大和は開幕まもない4月9日、出場選手登録が8年に達し、国内FA権の資格取得条件を満たした。権利行使については「ゆっくり考えます」と話し、明確な去就には言及していない。

引用元:サンケイスポーツ

坂井オーナーはチームの戦力としてはもちろんのこと、将来の指導者としても高く評価しているため、引き止めを厳命したとのことです。大和の年俸は5000万円で、阪神のチーム内では鳥谷(4億円)、糸井(2億8000万円)、福留(2億3000万円)、藤浪(1億6000万円)、能見(1億3000万円)、西岡(9000万円)、安藤(8800万円)、岩田(5300万円)に続く9番目にランクされている見込みです。

そのためBランク(外国人選手を除く年俸の上位4位から10位)に該当し、獲得するチームには「旧年俸の40%」もしくは「旧年俸の20%+人的補償」が必要になります。

人的補償に関してはやや痛みが生じる可能性がありますが、内野と外野の守備に関しては一流と言えるレベルにある選手のため関心を示すチームがありそうです。

5月23日の日刊スポーツの報道です。

阪神福留孝介外野手(40)が22日、2度目となるフリーエージェント(FA)の権利を取得した。07年オフに中日からFA宣言し、米大リーグのカブスなどでプレー。13年に日本球界の阪神に復帰した。ただ、本人は「そんなの俺には関係ないよ。今まで知らなかったくらいだから」と無関心。

引用元:記事タイトル

福留孝介は年俸が2億3000万円で、鳥谷(4億円)、糸井(2億8000万円)に続く3番目となるため、Aランク(外国人選手を除く年俸の上位3位)に該当すると考えられます。ランクAの選手を獲得するチームは「旧年俸の50%」もしくは「人的補償+旧年俸の30%」が代償として必要になります。

ただ、2度目のFAでは「旧年俸の25%」もしくは「人的補償+旧年俸の15%」と金銭補償部分が半分になります。パフォーマンスとしてはレギュラー選手として申し分ありませんが、年俸が高額なこと、年齢が40歳であることなどがネックとなり、FA権を行使する可能性は極めて低いと考えられます。

2017年6月2日の産経デジタルの記事です。

阪神は今オフの補強について具体的には動き出していないが、球団関係者によると、昨年始めから2017年シーズンで国内FA権を取得見込みの中田の動向について注目しているという。日本ハムの背番号「6」は07年1月の年賀式で当時の宮崎オーナーが「球団を挙げて大阪桐蔭高の中田君を獲りに行く」と宣言した意中の人だ。

引用元:産経デジタル

阪神タイガースの主軸が福留、糸井、鳥谷、そして高山など左が中心で、右は原口、中谷、北條などとなります。右の長距離砲がいればバランスが良くなるという攻撃面でのメリットがあります。

また外国人の補強でも一塁を守れる選手を獲得していないため、今度のオフに中田翔を獲得できれば、その必要もなくなります。

大阪桐蔭高校卒ということで、阪神にとっては新たなスター候補となりますので、FA宣言すれば獲得に動くことが濃厚です。

ただ、中田翔はチームトップの2億8000万円の年俸をもらっているため、ランクAのFA選手となります。獲得できた場合には「旧年俸の50%」もしくは「人的補償+旧年俸の30%」を用意することになります。

2017年9月11日の報道です。

阪神は10日、掛布雅之2軍監督(62)の今季限りでの退任を発表した。球団は来季坂井信也オーナー(69)=阪神電鉄相談役=付のアドバイザー就任を要請しているが、掛布2軍監督は態度を保留している。球団は世代交代と説明。結果的には両雄並び立たなかった。

引用元:サンケイスポーツ

世代交代という説明ですが、実際には金本監督と掛布2軍監督の選手育成に関する方針の違いが理由とされています。
ハードなトレーニングで徹底的に鍛え上げることを方針としている金本監督に対して、掛布監督は選手が自分で考えることを重要視し、自主性を重んじるスタンスでした。

一軍の選手にもハードな練習、トレーニングを課しているにも関わらず、それ以上にハードにやる必要がある二軍が手ぬるいことが金本監督にとって納得のいかない点だったようです。

掛布氏が二軍監督を降りることによって、より金本監督に全権を委ねることになる阪神タイガースです。

2017年9月11日の報道です。

掛布雅之2軍監督(62)の退任が発表された阪神は来季続投が確実な金本知憲監督(49)の3年目の新体制作りを急ぐ。外国人野手については途中入団で4番も打ったジェイソン・ロジャース内野手(29)、エリック・キャンベル内野手(30)の退団が濃厚であることが10日、分かった。大物野手獲りに照準を絞っており、中日のアレックス・ゲレーロ内野手(30)に関心を示していることが判明した

引用元:サンケイスポーツ

1億5000万円からの倍増を想定しても、費用対効果は高いと阪神は考え興味を示していると報じられています。
本塁打が出にくい球場であるナゴヤドームを本拠地としながら35本塁打を打てるパワーは魅力ではあります。

ただ、あの守備力を外野が広く、天然芝の甲子園で多く目にすることになるのは不安材料で、土のグランドで守ることになるサードはもってのほかと言えます。

リリーフ陣など投手陣に頼ってのリーグ2位のため、打線のテコ入れは欠かすことができません。
育成が進んではいますが、すぐに4番で30本塁打以上を期待できるほどの素材がいないのも現実です。

生え抜きの4番育成に費やせる時間をかせぐためにも、長打力のある4番打者の獲得は重要な課題です。

2017年10月の情報

2017年10月4日の報道です。

阪神は3日、途中加入したジェイソン・ロジャース内野手(29)が近日中に帰国すると発表した。DeNAと戦うCSファーストS(14日~・甲子園)に出場予定はなく、このまま退団となる見通し。フロントは来季の助っ人について水面下でリストアップ作業を進めており、韓国・ハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)を軸に、ポジションにこだわらず“打ってなんぼ”の助っ人獲得を目指す。
(中略)
球団フロントは新助っ人のリストアップ作業を進めている。キーワードは「打ってなんぼ」-。球団幹部はこう構想を明かす。
「去年は一塁とかポジションの制約があったけど、今年に関してはとにかく打てる選手を探していくということ。理想は外野と内野を両方守れることだけど、打撃力を最優先に考えていく」

引用元:デイリースポーツ

ポジションの空いているところを埋めようとした結果、キャンベルを獲得することになり、それが失敗の原因の一つだととらえているようです。

中谷が一塁と外野、大山が一塁、三塁、外野、鳥谷が二塁、三塁と複数のポジションを守れる選手が増えたことで選手起用に柔軟性が増したため、新外国人は打撃を優先し、そこにいる選手を他のポジションに移すというのが方針となるようです。

打高投低の韓国プロ野球のため割り引く必要はあるのですが、2年連続3割、30本塁打、100打点を記録していることを高く評価して韓国・ハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)が候補となっているようです。

2017年10月8日の報道です。

今オフの去就が注目される中日のゲレーロが中部国際空港から米国へ帰国。今後は阪神、巨人、ソフトバンクなど複数球団による大争奪戦に発展することが必至になった。今季35本塁打でタイトル確実の助っ人が取材対応し、「ここというものは譲れない。3年(契約)は自分の希望」と明かした。
すでに残留交渉をスタートさせている中日は2年総額6億円程度を提示しているとみられる。ゲレーロは「他球団よりもドラゴンズが高ければ、ドラゴンズを選ぶ」と言うが、金銭面に加え年数でも大きく隔たり、決裂は時間の問題だ。

引用元:スポーツニッポン

来日1年目は、130試合に出場して打率・279、86打点、35本塁打はリーグトップ。今季の年俸1億5000万円から新たな要求額は、年俸で5億円。契約期間も「3年は当然、頭にある」と断言した。
中日は残留交渉で2年契約と、当初の提示額よりも1億円プラスして総額7億円まで“譲歩”したとみられている。それでも、ゲレーロの希望額とは依然大きな開きがあった。両者の交渉決裂を見据えて、阪神や巨人など複数の球団が獲得のための調査に乗り出していることもゲレーロの耳に入っている。

引用元:サンケイスポーツ

ロジャース、キャンベルの両外国人はクライマックスシリーズには登録されず、シーズン終了を待たずに戦力構想外となってしまいました。

若い選手を育成することも重視しながら戦った2017年ですが、2位でクライマックスシリーズに進出しましたし、中谷将大が20本塁打を打つなど一定の成果を挙げました。

しかし、それに続くのは福留孝介と糸井嘉男の17本塁打で、他の選手は全て一桁本塁打にとどまっていますので、全体的に長打力不足は否めません。

長打力のある打者がどうしても欲しい状況ではありますので、セ・リーグで実績を残したアレックス・ゲレーロは魅力的な選択肢ではあります。

問題は糸井嘉男、鳥谷敬らの高額年俸のベテラン選手が予算枠を圧迫していることです。ある程度の数字は見込めるゴメスでしたが、年俸がそれなりになるのがネックとなっていました。
そのため7000万円程度ですむ格安なキャンベルなどが選択肢となっています。

ソフトバンクや巨人が本腰を入れた場合には、3年16億円ではすまない可能性もあります。
興味があることは間違いないと思われますが、一定の金額を越えた場合には、中日に続いて阪神も争奪戦から降りることになりそうです。

2017年10月8日の報道です。

阪神が、今季ダイヤモンドバックス傘下のマイナーでプレーした元ロッテの中後(なかうしろ)悠平投手(28)の獲得調査を進めていることが7日、分かった。地元・大阪出身の左腕の逆輸入に成功すれば、12球団屈指のリリーフ陣がさらに盤石となる。
(中略)
今季は3Aで2試合、2Aで48試合に登板し、計50試合で1勝2敗、防御率2・53の好成績を残したが、メジャー初昇格にはあと一歩届かなかった。先月中旬に帰国した際には、「簡単に来年もメジャーに挑戦するとは言えない。日本で獲ってくれる球団があるなら、そういう話も聞きたい」と話していた。

引用元:スポーツ報知

ドリス(防御率2.71)が最多セーブ、桑原(同1.51)、マテオ(同2.75)が最優秀中継ぎのタイトルを獲得し、その前を任せられている岩崎優が防御率2.42、高橋聡文が防御率1.71、藤川球児が防御率2.26、石崎剛が防御率1.21と強力なブルペン陣を擁していて、リーグ2位でのクライマックスシリーズの柱となりました。

メッセンジャー、藤浪晋太郎らが一軍で投げれかったこともあり、先発ローテが万全とは言い難い阪神で、その分、ブルペンへの負荷も大きくなりました。
桑原が67試合、岩崎が65試合、マテオとドリスが63試合、高橋が61試合、藤川が51試合と非常に大きな負荷がかかっていて、来季にその反動が出ても不思議ではありません。

サイドからの変則的なフォームでありながら球速もしっかりと出るため、最低でもワンポイント、上手くハマればセットアップに近い位置での起用も考えられる中後悠平です。

獲得に成功することができればブルペンはさらに強固になりますが、他のチームの関心を示すことが確実で、争奪戦の行方が注目されます。

2017年10月10日の報道です。

FA宣言すれば争奪戦-。主砲不在により、かねてから中田の調査を重ねてきた阪神の球団首脳は、中田の動向に注目していることを明かした。

「慎重論は出ているが、調査を継続しているのは確か。まだ可能性は消えてはいない」
中田は人的補償と金銭補償を要するAランクに位置する。守備は外野も守れるが一塁がメイン。今季20本塁打をマークしている中谷や来季2年目を迎える大山ら若手の芽を摘んでしまうのではないかと危惧する声もある。しかし、中谷は外野も可能。大山も現在、遊撃を練習中。勝利と育成という金本監督の方針を曲げることなく、「4番・一塁」を守れる大砲を探しているのは事実だ。

「FAの宣言期間は、幸いにも、少し先になる。その前にドラフト会議もある。さまざまな状況を判断したい」
 先の首脳は説明した。

 FAの宣言期間は、今月28日に開幕する日本シリーズ終了翌日から。その前には今月26日にドラフト会議があり、阪神はすでに高校通算111本塁打の早実高・清宮幸太郎内野手(3年)の1位指名を公言している。最大10球団の競合を制せば一塁は埋まる。また、それ以外にもメジャー級の新外国人の調査もすでに始めている。中田に舵を切るのか、それとも。早急に決断する必要はないというわけだ。

阪神はすでに複数年契約での中田獲得を想定し、親会社である電鉄本社に戦力編成計画を提出。補強費の見積もりも報告している。「長打力を秘める一塁手は補強ポイントのひとつ」と別の球団幹部はいう。来季は金本監督にとって勝負の3年目。北の大地の主砲の動向に注視しながら、準備を進めていく。

引用元:サンケイスポーツ

ゲレーロの獲得にも興味を示しているとされる阪神ですが、巨人に加えて、3年16億円以上の要望にも応じる姿勢のソフトバンクが参戦したことにより形勢はかなり不利になっています。


参考:ソフトバンクホークスのFA・トレード・新外国人補強の最新情報(2017-18)


そのためゲレーロ獲得のために準備していた資金はそのまま残る可能性が高まっています。
中日がゲレーロに年俸で3億円から3億5000万円は用意していますので、阪神も少なくとも同様の金額は見積もっていたと考えられます。

中田翔の年俸が2億8000万円ですが、それに多少の色をつけた契約を提示したとしても、ゲレーロのために準備していた金額とは大きな隔たりはない範囲で収めることができます。

新外国人の獲得を模索しているものの、今年はロジャースとキャンベルの2人にそれぞれ3300万円、7000万円を費やしましたが、ほぼ死に金となりました。

未知数の外国人選手にかけるよりは、中田翔のほうがある程度の数字を計算できるというメリットがあり、一塁が空いているポジションではありますので、補強ポイントには合致します。
具体的に大山や中谷を一塁以外で起用する動きを進めているところからも中田翔の獲得を想定している可能性が否定できません。

清宮の獲得を想定している可能性も否定できません。が、ドラフトで獲得できなければ選択肢は絞り込まれることになり、中田翔の名前が急浮上することになると予想されます。

金本監督は事実上の全権監督で、阪神のフロント、経営陣を動かせるだけの発言力があります。個人的に気に入っている選手であれば、大金が動かしてもらえる立場にあることは、昨年の糸井嘉男の獲得からも明白です。

すでに阪神の経営陣が電鉄本社に打診をしているようなので、今後の動きが注目されます。

2017年10月11日の報道です。

国内FA権を取得してシーズンを終えた日本ハム・中田翔内野手(28)に対して、獲得調査を継続していることが明らかになった阪神。
四藤球団社長は10日、中日とのシーズン最終戦(甲子園)の前に報道陣に囲まれ、「あらゆる可能性は否定しません」と話すにとどめた。

引用元:サンケイスポーツ

9月上旬に流れが「阪神が中田翔の争奪戦から撤退」という情報は、世間の反応を見るために阪神側が流したものではないかと思われるほど、スタンスが変わりつつあります。

清宮幸太郎を獲得できたとしても、1年目に戦力と期待するのは酷な話で、実際には2年目、3年目に出てきたら予想以上の成長という評価になるのではないかと考えられます。

清宮幸太郎が即戦力になる場合には、レフトにマートン、金本を守らせてきた歴史が阪神にはありますので、中田翔をレフトに戻すということも考えるかもしれません。

2017年10月18日の報道です。

阪神ロマン・メンデス投手(27)が、来季残留の見込みと分かった。今季は1軍は8試合の登板だったが2軍では守護神を任され、ウエスタン・リーグ最多の23セーブを記録。
また、43HPで最優秀中継ぎのタイトルを獲得したマルコス・マテオ投手(33)とセーブ王のラファエル・ドリス投手(29)は来季残留の方針だ。ランディ・メッセンジャー投手(36)は来季が2年契約の2年目。

引用元:日刊スポーツ

一方で野手ではキャンベル、ロジャース、投手ではメンデス、メンドーサの退団が濃厚だ。球団は来季へ向け、一塁を守れる長距離砲に照準を定める。

引用元:スポーツニッポン

メンデスに関しては日刊スポーツとスポーツニッポンの報道内容が異なります。共通しているのはロジャーズとキャンベルの退団、メッセンジャー、マテオとドリスの残留となります。
メンドーサは契約が終了することになります。悪くはない投手ですが、クライマックスシリーズのメンバーには登録されず、再契約に動くほどの評価をしているとは考えられませんので退団となることが濃厚となりそうです。

メンデスに関しては二軍でのプレーが中心で、バックアップ的な役割となることを本人が受け入れるのであれば阪神が再契約を選ぶ可能性はありそうです。

外国人選手の去就をまとめると以下のとおりとなります。

  • メッセンジャー(投手)残留
  • マテオ(投手)残留
  • ドリス(投手)残留
  • メンデス(投手)残留の可能性あり
  • メンドーサ(投手)退団濃厚
  • キャンベル(野手)退団濃厚
  • ロジャース(野手)退団濃厚

2017年10月18日の報道です。

昨年は4位から2位に躍進。高山、北條ら期待の若手が伸び悩み、外国人野手も不発に終わった。それでも戦力をやりくりしながら、優勝争いを展開した。球団は「超変革路線」を支持し、金本監督に来季から新たに3年契約を提示する方向だ。チームの底上げを継続し、打倒広島を実現させる。

引用元:日刊スポーツ

CS敗退を受け、金本阪神3年目の組閣も急ピッチで進む。矢野作戦兼バッテリーコーチの2軍監督への配置転換へ向け「そういう方向で進んでいる」(球団幹部)と、最終調整の状況だ。
(中略)
矢野コーチが配置転換されれば、今季は2軍バッテリーコーチを務めた山田2軍監督代行の、1軍バッテリーコーチへの昇格が濃厚。それに伴い、藤井2軍育成コーチが2軍バッテリーコーチとなる方向だ。
 2軍の投手部門では、久保2軍投手チーフコーチが今季限りで退任したため、福原2軍育成コーチが2軍投手コーチへ内部昇格となる見込み。今季限りで現役引退した安藤は、2軍の投手部門で若手の育成を任される立場として入閣する。
 2軍の打撃部門は浜中2軍打撃コーチに加えてあと1人、球団OBを基本線に外部招へいする方針で進めている。近日中に来季のスタッフを発表できるよう調整を図っていく。

引用元:デイリースポーツ

「超変革」と表現するほどドラスティックにチーム改革がなされているとまでは言えませんが、若い選手への入れ替えが徐々に進みつつあることは間違いのないところです。
投手に関しては特にブルペン陣の整備は素晴らしいものがあります。ただ、これが金本監督の手柄かというとそこには疑問が残ります。

野手に関しては道半ばということになります。昨年活躍した若手は今年苦しみましたので、今年活躍した若手が来年も活躍すれば金本監督の手腕が発揮されたとは言えるのではないかと考えられます。

ただ、金本監督からすると掛布二軍監督の方針の違いが改革のスピードを遅らせることになっていると考えているのかもしれません、

自分の方針を側で見ていた矢野コーチが二軍監督に転身することで、より金本監督の意向が二軍にも反映されやすくなることは確実で、より強烈な改革、変革を2018年以降になしていきたいのかもしれません。

阪神としてはチームとしての実績もさることながら、結果として観客動員が伸びていることも3年契約延長を決断しやすくさせていると考えられます。
72試合で303万4626人を動員し、1試合平均で4万2148人となり、巨人を上回って両リーグ1位の観客動員を記録しました。阪神にとっては7年ぶりの300万人の大台突破となりますので、金本監督をあえて切るような理由はないと言えそうです。

ただ、選手育成に関しては別の話で、ワンマン体制となっていくことで金本監督の意向がより強く反映されることになりますが、その方向性が間違っていた時には大きな穴ともなります。
金本監督が一軍と二軍の統括的なGMのような役割も担う可能性が高く、阪神の改革はその指導力に委ねられることになりそうです。

2017年10月18日の報道です。

阪神が今季国内FA権を取得した西武・牧田和久投手(32)に関心を示していることが17日、明らかになった。球団幹部は「注目している。先発投手は何人いてもいい」と話した。(中略)同じく今季国内FA権を取得した日本ハム・中田翔内野手(28)の動向にも注目している。

引用元:記事タイトル

先発投手としても期待できるだけでなく、リリーフ投手としても計算できる投手で、投球内容も安定し、年俸も1億円と実績を考えれば格安のため、阪神に限らず多くの国内球団が興味を示すことは確実です。

牧田和久が有しているのは国内FA権のため、海外移籍のためにはポスティングが必要となります。西武がポスティングを認めず、さらに牧田和久が海外移籍を一旦は諦めることを選んだ場合に、国内FA権の行使に踏み込むと予想されます。

阪神が興味があることは事実のようですが、市場に出てくるかどうかを、まずは注目する必要があります。

2017年10月18日の報道です。

阪神大和内野手(29)が今オフ、国内フリーエージェント(FA)権を行使する意思を固めていることが17日、分かった。阪神残留の可能性も残すが、すでにオリックス、DeNA、ヤクルトなど複数球団が水面下で調査を続けているもよう。権利を行使すれば大争奪戦は必至の情勢だ。
スイッチヒッター1年目の今季は開幕当初こそユーティリティープレーヤーの位置づけだったが、次第に左打席でも安打を量産。北條の状態が上がらず、ルーキー糸原も負傷離脱した終盤は遊撃スタメンに定着していた。
今季の推定年俸は5000万円。FA獲得した球団に金銭及び選手の補償が定められている「年俸Bランク」とみられるが、内外野ともに球界屈指の守備力を誇っており、他球団からの注目度は以前から高かった。阪神は3年前後の複数年契約を提示して引き留めにかかるとみられ、大和の決断、去就が注目される。

引用元:日刊スポーツ

クライマックスシリーズのファーストステージの敗退が決定した翌日に、大和がFA宣言をする意向であるとの報道が流れていますので、以前からつかんでいた情報ではないかと思われます。

争奪戦に乗り出すと報じられているのがオリックス、DeNA、ヤクルトの3球団ですが、どこもレギュラーというよりはユーティリティプレイヤーとして興味を示しているという印象です。

FA宣言した場合には金銭面も重要になるとは予想されますが、出場機会を求めてポジションを増やし、左右両方で打席に立つ努力もしてきた選手のため、重要になるのは出場機会となりそうです。

二遊間と外野で高い守備力を有しているスイッチヒッターで、今年は打率.280、出塁率.331という数字を残していますので、さらに獲得に興味を持つチームが増える可能性もありそうです。

阪神は若い選手への移行をチーム方針としていますので、多くの出場機会を保証することまではできないと予想されます。そうなる3年契約という期間に加えて、それなりの金額の年俸を提示しないと競り勝てないのではないかと予想されます。

引き留めを試みる上で最大のライバルになる可能性があるのがオリックスです。

選手の配置に困るほど一つのポジションに人材がかぶっているにも関わらず、守備面で非常に重要な二遊間は手薄というバランスの悪い編成になっているのが課題のオリックスです。
ユーティリティ性が高く、二遊間の手薄さを埋めることができる大和はオリックスにとって必要な存在です。

資金面では阪神を上回るものが用意でき、なおかつ出場機会も見込めるため、最終的にはオリックスとの一騎打ちになる可能性もありそうです。

2017年10月18日の報道です。

阪神が今季、国内FA権を取得した大和内野手(29)、俊介外野手(30)に対し、近日中にも残留交渉を行うことが17日、明らかになった。複数年契約の提示も視野に、中堅選手2人の流出阻止へ全力を注ぐ。
 球団側は両選手に対し、FA権の取得直後から声かけを行っていた。球団幹部は「今季、チームを引っ張ってくれたのは中堅選手。全力で引き留める方針」と明かす。

引用元:デイリースポーツ

野手においてはベテランと中堅選手が活躍したことが阪神2位の原動力であり、超変革をかかげて行っている若手育成の賜物ではありません。
今季、活躍した中谷将大は20本塁打を打ったことは評価できますが、打率.241/出塁率.308/長打率.443、61打点と下位打線の数字です。大山俊輔も打率.237/出塁率.309/長打率.414/OPS.723とブレイクしたと言い難く、糸原健斗も打率.259/出塁率.362/長打率.358と同様です。

加えて昨年ブレイクの兆しを見せた原口文仁は.226/.321/.387、高山俊は.250/.300/.369、北條史也は.210/.286/.301と数字を今年は落としています。

一方、中堅の俊介は.309/.340/.461でOPS.801、大和は.280/.331/.319、ベテランの糸井は.290/.381/.447、福留は.263/.373/.444という成績です。

若手が育ちそうな「気配」はあるものの、2年連続で結果を残しきれている若手野手がいませんので、これらの中堅選手が流出することは目立たないところで、阪神の戦力ダウンにつながる可能性がありそうです。

2017年10月18日の報道です。

球団首脳の一人は「清宮の抽選が当たるかどうかで(補強も)変わってくる。外国人も、ドラフト終了後になる」と説明した。
 補強ポイントの一塁手の大砲として、中日退団が決定的なアレックス・ゲレーロ内野手(30)、韓国・ハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)の調査を進めていたが、他球団とのマネーゲームには参戦しない方針。清宮の抽選に外れた場合は、ロブ・セゲディン内野手(28)=ドジャース=ら米球界所属の候補者リストから絞り込み作業を行う予定だ。
 また、FA権の行使が注目される日本ハム・中田翔内野手(28)に関しては、補償が必要なFAでの獲得には消極的だが、あらゆる可能性を考慮して、調査自体は引き続き行っていく。

引用元:スポーツ報知

10月26日のドラフト会議が終わらないと新外国人、FA選手の資金配分も決めることはできない状況の阪神です。
ある意味、一塁を空けておいてチャンスを与えるくらいの準備はしているとも言えますので、即戦力に近い評価をしているとも言えます。

ただ、素材として素晴らしいことは間違いなのですが、プロの一軍でいきなりレギュラーを1年はれるほどのレベルにあるかと言われると疑問は残ります。売りの打撃も木製バットでは未知数のところがありますし、左打者には有利とは言えない甲子園球場であることを考えれば、しっかりとしたパワーヒッターを獲得しておくほうが無難ではあります。

清宮幸太郎が獲得できれば、一塁のポジションを1年から2年をカバーできる外国人、獲得に失敗した場合には数年にわたり一塁を守ってくれることが見込める中田翔というようになるのかもしれません。

ゲレーロの争奪戦にソフトバンクが参戦したことでマネーゲームが確実になったのですが、韓国プロ野球のウィリン・ロザリオもその気配を見せていることが、この報道からうかがえます。もしかしたらソフトバンク、巨人あたりが動いているのかもしれません。

ロブ・セゲディンは外野の両翼、内野の両コーナーを守ることができますので、阪神としては使い勝っ手が良いかもしれません。ただ、2016年には3Aで21本塁打を打っていますが、それ以外のシーズンでは強烈な長打力を見せているわけではありませんので、大砲として期待するのは少々的外れになるかもしれません。

2017年10月19日の報道です。

会見で18日、隣りの金本監督から「誤算は外国人の打者」と“直球”を投げられた阪神・四藤球団社長は「監督が話された通りですね」と表情を強ばらせた。「今、調査して絞り込みしているところ。長打力のある大砲候補ですね。そこが広島との1つの大きな、得点力の差というか」と右の大砲獲りを約束した。
また「やはり投手の頭数が足りなかったという話は出ていました。期待した働きがなかった投手なんかもいましたし。トータル的には1つの補強ポイント」とし、「ドラフトも含めて、底上げも含めての補強ですね」と説明した。

引用元:サンケイスポーツ

2017年10月19日の報道です。

阪神が、来季の新外国人候補の最有力にウィリン・ロザリオ内野手(韓国・ハンファ=28)をリストアップし獲得を目指すことが18日、わかった。
(中略)
狙いはメジャー5年間で71本塁打を放ち、韓国プロ野球でも2年続けて30本塁打以上をマークしているハンファのロザリオだ。今季は119試合で打率・339、37本塁打、111打点を記録しており、別の球団関係者も「いい打者。パワーだけでなく、ミート力もある」と穴の少ない大砲として最有力候補であることを認めた。すでに今季も編成担当者が2度、渡韓してチェックするなど早くからマークしてきた。

引用元:サンケイスポーツ

大砲の補強ですが、すでにゲレーロ争奪戦は事実上の白旗状態となっているようです。3億円前後が新外国人候補の上限で、基本的にはその金額は支払いたくないはずです。
大砲としてのポテンシャルがありながら1億円くらいが目安となりそうなロザリオが最有力候補となっているようです。

ただ、韓国プロ野球の打者の成績は残念ながらあてにならない面があります。打高投低の傾向が強いため、かなり数字を割り引く必要があります。どちらかと言えば力勝負で、変化球勝負が多い日本の野球には別の適性がいりますので、そのあたりの見きわめが重要になりそうです。

リリーフ投手陣に関しては質と量ともに充実していて、先発投手のコマが足りないところを補った2017年でした。ただ、リリーフ投手の過剰な登板数にもつながっていますので、先発ローテのテコ入れが必要です。

ただ、外国人枠はメッセンジャー、ドリス、マテオとすでに投手3人がいて、メンデスも残すとの報道があります。そのため先発ローテの補強はFA、もしくはドラフトのどちらかになることが予想されます。

清宮幸太郎の抽選に敗れた場合には、即戦力として期待できる大学、社会人の投手を指名していくことになるかもしれません。
それが上手くいかない場合にはリリーフと先発の両方で期待できる日本ハムの増井浩俊、西武の牧田和久の獲得に動いていくのではないかと考えられます。

長打力不足に関しては現在抱えている若手と新外国人で補っていく方針のようですが、投手に関してはFA補強の可能性がありそうです。

2017年10月20日の報道です。

阪神・金本監督が今季途中に国内フリーエージェント(FA)権を取得した大和の来季残留を熱望した。
(中略)
球団はFA権を行使した場合に備え、すでに下交渉を開始。四藤球団社長が「何度も言っているように必要戦力。僕じゃないけど、もう話はしているんじゃないか」と話したように3年前後の複数年契約などの条件を提示しているもようだ。その一方で「他球団の話も聞いてみたいんじゃないかな」と心情に理解を示しており、「鳥谷もそうやったけど、じっくり考えてくれたら」と宣言残留も認める方針を示した。

引用元:スポーツニッポン

北條史也が2017年に伸び悩んだこともあり、来季も正遊撃手として期待する構想もあるようです。ただ、若い選手の育成を中心とした「超変革路線」を考えると、北條史也に多くのチャンスが与えられることが予想されます。

そのことは大和自身も察知しているため、そのまま阪神に残留という可能性は低く、一旦はFAで他球団の話を聞いたあとで、条件面、出場機会などを総合的に判断するものと見られます。

ベテランを積極的に起用するチームのほうが出場機会が増えることが確実で、選手層が薄いチームであれば、二遊間とセンターを守れる大和の存在感は増すことになります。

下交渉をすでにしているようですが、行使の意向が固まりつつあるということになりますので、阪神も争奪戦の中で、報道されているオリックス、ヤクルト、DENAと争うことになりそうです。

2017年10月24日の報道です。

阪神が、来季の新外国人として韓国・ハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)の獲得に本腰を入れることが23日、分かった。韓国プロ野球で2年連続で30本塁打以上を放った右の大砲には日米の複数球団が興味を示し、獲得には年俸だけでも3億円以上が必要と見込まれている。
(中略)
球団首脳のひとりは「費用がどれくらいかかるかというより、打てる選手を探している」と説明。リストアップした候補の中で、最上位が複数回の現地視察で評価の高かったロザリオだ。

引用元:スポーツ報知

阪神の新外国人は1億円前後というのが相場となっていたのですが、その原因となったのがグリーンウェルでした。3億5000万円と大金をはたいて獲得したものの春季キャンプで背中の痛みを訴えて一時帰国。
再来日は4月下旬となり、その後5月3日にようやく一軍デビューとなったものの、7試合29打席で打率.231/出塁率.310/長打率.346。本塁打0、打点5という成績を残した後に「神のお告げ」により引退するという破天荒な選手でした。

この時のことを教訓として新外国人に大金をつぎこまないという方針が守られてきたようです。
ただ、今年は長打力のある打てる野手を獲得するために、そのリミットを外して動いているようです。

メジャーでもロッキーズ時代にシーズン28本塁打を記録するなど通算71本塁打、韓国では1年目に33本塁打、2年目となった2017年は119試合で打率.339、37本塁打、111打点という成績を残しています。

韓国プロ野球だけの実績であれば、ここまでの金額にはなりませんが、メジャーでの実績もあるということで値段が高騰している可能性はありそうです。

2017年10月25日の報道です。

台湾の今永獲り-。金本阪神が3年目となる秋季練習を甲子園でスタートさせた24日、外国人補強が判明した。投手のターゲットは台湾のアマNO・1左腕、呂彦青(ルー・ウェンチ)投手(21)=国立台湾体育運動大=で、日本シリーズ出場に貢献したDeNA・今永昇太投手(24)を彷彿させる左腕は補強ポイントに合致した。将来性を高く評価しており、交渉は最終段階だ。

引用元:サンケイスポーツ

呂彦青(ルー・ウェンチ)は1996年3月10日生まれの21歳で、身長は1メートル78センチ、体重は70キロと野球選手としては大柄ではありません。

ですが、DeNAの今永昇太を彷彿とさせる柔らかいフォームから、最速148キロのストレート、スライダー、チェンジアップを持ち球として、即戦力クラスの評価を得ています。

アマチュア野球のアジア選手権では今年のドラフト1位指名が確実なJR東日本の田嶋大樹以上との評価も得るほどで、オリックス、楽天も獲得調査を行っていると報じられています。

しかし、サンケイスポーツの報道によると阪神が交渉をリードしていて、合意間近となっているとのことです。

阪神の外国人枠はメッセンジャー、ドリス、マテオと1軍の枠は埋まっている状態ですが、2019年にはメッセンジャーが外国人枠から外れます。
それを見越して1年かけて育成していきながら、戦力としていくことも念頭にあると考えられれます。

ドラフト1位指名級の若い外国人選手を獲得できることは、大きな意味がありますので、今後の動向が注目されます。

2017年10月29日の報道です。

国内FA権利を取得した大和に4年の複数年契約を提示していることが分かった。
甲子園の秋季練習に参加し、権利行使に「半々です」と悩める胸中を明かした。今季の推定年俸は5000万円で、Bランクに相当。

引用元:スポーツ報知

阪神大和内野手(29)が28日、甲子園室内練習場で秋季練習に参加後、進路について激白した。残留か移籍かの2択について、現状を「五分五分」と表現した。
(中略)
まだ公の場で表明はしていないが、すでに今オフに国内FA権を行使する意思を固めており、球団にも方向性は伝えているとみられる。水面下ではDeNA、オリックスが熱心に調査を続けており、日本シリーズ終了後、正式にFA宣言すれば争奪戦となりそうな情勢だ。
では、進路決断の決め手は? 大和は一般論として「それがすべてではないですけど…」と前置きした上で「一野球人として、サブでやりたいと思っている人は誰もいないと思います」と冷静に返した。「それ(試合に出られる可能性)があればうれしいですよね」とも言った。レギュラーを巡る競争は臨むところ。その上で、試合に出たい、という熱い思いが言葉からにじみ出た。
 球団からは来季Vに欠かせない戦力として、高い評価を受けている。大和が「何回も話をさせてもらっています」と話す通り、高野球団本部長が練習を視察したこの日も残留交渉に臨んだとみられる。3~4年の長期契約を提示され、強く慰留されている。

引用元:日刊スポーツ

やはり大和にとって譲れない部分が、レギュラーとして出場するチャンスが多いか少ないかというところとなるようです。来年だけを考えれば、阪神に残ったとしても先発としての出場機会はある程度あると見込まれます。

ただ、チーム全体の方針は主力選手の若返りとなっていますので、遊撃は糸原、北條、守備だけなら即戦力との呼び声もあるドラフト3位指名の熊谷敬宥などにチャンスを与えること増えていくことになります。
セカンドに関しても大山をコンバートさせる案が浮上しています。

どこかのポジションに固定というのはどの球団でも難しいかもしれませんが、ユーティリティプレイヤーとして出場機会が他球団であれば増えることが予想されます。

しかし、契約年数4年を提示してくれる球団は多くないと予想され、もし阪神が報道通りに提示しているとすれば、他球団がそれを上回るのは難しそうで、3年位が上限になる可能性があります。

条件面では阪神がDeNAやオリックスを上回るかもしれませんが、大和が出場機会を優先した場合には、さらなる上積みが必要になるかもしれません。

2017年11月の最新情報

2017年11月1日の報道です。

阪神がソフトバンクから来季の構想外を通告された山田大樹投手(29)の獲得調査に動く可能性があることが10月31日、分かった。ドラフトでは1位と2位で即戦力投手を指名したことからも、投手陣の整備は来季の課題となるポイント。今後、チームの編成上のバランス面も考えながら、検討していく。

引用元:デイリースポーツ

ソフトバンクの山田大樹は、選手層が厚く、若い有望な選手でも一軍でのチャンスが多くない状況ということもあり戦力外となりましたが、他球団であればもっと多くのチャンスが与えられたと考えられます。

二軍のウエスタンリーグでは22試合で防御率2.35、10勝5敗と結果を残しています。さらに一軍で登板した2試合の成績も防御率3.68と十分なものです。

2017年の年俸は1400万円ですが、自由契約というプロセスを経ていますので、さらに安い年俸で獲得することも可能です。
先発ローテの一角を任せられる可能性がある左腕投手を1000万円程度で獲得できることは大きな魅力です。

すでに西武ライオンズも獲得に興味を示していますが、さらに動く球団が増えて争奪戦になる可能性もありそうです。

2017年11月05日の報道です。

阪神大和内野手(30)が今オフに国内FA権を行使する意思を球団に伝えたことが4日、分かった。すでに行使の意思を固めて球団にも方向性を伝えていたが、この日、正式に通達した。今季の推定年俸は5000万円。FA獲得した球団に金銭及び選手の補償が定められている「年俸Bランク」にもかかわらず、水面下ではDeNA、オリックスが熱心に調査を続けている。FA宣言後は阪神も含めた3球団による争奪戦に突入するとみられる。

引用元:日刊スポーツ

2017年11月05日の報道です。

オリックスが、国内フリーエージェント(FA)権を取得している阪神・大和内野手(29)の獲得へ乗り出す方針を検討していることが1日、分かった。球団関係者が「調査をしている。FA宣言したら検討する」と話した。

引用元:スポーツニッポン

2017年11月05日の報道です。

DeNAが、今年4月に国内FA権を取得した阪神・大和内野手(30)の本格調査に乗り出すことが4日、分かった。大和が権利を行使した場合に備え、3年契約をベースとした好条件を準備して獲得に乗り出す方針だ。

引用元:スポーツ報知

DeNAはショートには倉本が全143試合にフル出場し、セカンドは2年目の柴田がシーズン終盤から定着しました。センターも守ることができる大和ですが、ここには1番センターに定着した桑原がいます。しかし、大和が1番重要視すると考えられる出場機会を多く提供できるとは考えにくい布陣であることは否定できません。

さらにDeNAの提示は3年契約のようですが、阪神の提示は4年とされています。現状のDeNAの抱えているセンター、二遊間の布陣と阪神の布陣とを比較した場合には、阪神のほうが出場機会があるとも考えられます。

オリックスはショートに安達がいますが、109試合の出場にとどまった上に難病の潰瘍性大腸炎が再発した影響で打率.203と低迷しました。二塁にいたっては西野が68試合に先発出場したのが最多となるなど、二遊間を固定しきれませんでした。外野に関しては吉田正、T―岡田、ロメロら強打の選手が揃っていますが、チーム盗塁数33は12球団最少と機動力不足に悩まされていますので、守備と走塁でのグレードアップが期待できる大和は補強ポイントに合致します。

またセンターを守ることができますし、一級品の守備に加えて、スイッチヒッターに転向した2017年は打率.280、右で.287、左で.276と規定打席には到達しなかったものの、良い数字を残しています。

オリックスが求める要素を兼ね備えていますので、阪神にマッチアップして4年契約を提示する可能性がありそうです。さらに同じ関西圏で家族で引っ越したり、単身赴任する必要が無いのもプラスに働く可能性があります。

出場機会ではオリックスの方が提供できる可能性が高く、条件面でも阪神と遜色ないものを用意できる資金力もあるチームのため流出を覚悟する必要がありそうです。

2017年11月06日の報道です。

4月に国内FA権を取得した阪神・大和内野手(30)は5日、権利行使の意向を球団側に伝え、他球団に移籍する可能性が高まった。
大和は、阪神との残留交渉では4年契約の好条件を提示されていた。だが、シーズンを通して先発出場できる環境を求め、他球団との交渉の席に着くことを決断した。在京球団を希望しているとの情報もあり、関心を示しているDeNAが獲得に手を挙げた場合、一気に話が進む可能性もある。

引用元:スポーツ報知

オリックスがFA宣言する意向を球団に伝えた阪神・大和獲りに参戦することが5日、明らかになった。当初は人的補償が必要となるBランクの選手獲得には消極的だったが、宮内オーナーから来季のAクラス入りを厳命されたこともあり、急転でGOサインが出たもよう。契約金などを含め、3年総額3億円の破格条件を用意して交渉に当たる。

引用元:デイリースポーツ

阪神が提示している4年契約が最長になる可能性が高く、DeNAもオリックスも3年が上限ではないかと考えられます。しかし、大和にとって重要なのは出場機会のようです。

在京球団が希望ということですが、現時点では二遊間、センターともに主力選手がいるDeNAとなっていますので、出場機会を優先するのであれば好ましい環境かどうかは微妙なところです。DeNAは出場機会や条件面ではオリックスに劣ることになることが濃厚なため「在京球団希望」というところにかけることになりそうです。

大和の今季の年俸は5000万円となっていますので、オリックスの3年3億円は倍増の金額を提示することになります。阪神が4年契約を提示しても3億円くらいではないかと考えられますので、破格の提示となりそうです。
出場機会が増えることが期待でき、家族も生活圏を大きく変える必要がなく、金額も申し分ないものを提示する意向のオリックスが有力な移籍先と考えられます。

阪神は動向を受けて、さらなる条件の上積みを検討するようですが、「出場機会」が焦点となり続けるのであれば、不利な立場であることを変えるのは難しそうです。

2017年11月06日の報道です。

阪神が新助っ人候補としてリストアップしている韓国プロ野球・ハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)が、すでに同球団に退団の意志を伝えていることが5日、分かった。日韓の複数の球界関係者が明かした。来季はハンファ以外の球団でプレーすることが決定的となり、日米複数球団による争奪戦への発展は確実。メジャーでは“第2のテムズ”として注目されており、阪神は今後の動向を注視しながら総合的に判断していく。

引用元:デイリースポーツ

阪神以外の日本の球団が興味を示しているのは確実と思われましたが、加えてメジャーリーグの球団も動いているということで、一気に形勢は不利な状況になったと言えそうです。

エリッ・テームズが韓国での3シーズン390試合で293/打率.349/出塁率.451/長打率.721/OPS.1.172、124本塁打という成績を残して、メジャーに3年1600万ドル(約18億円)で復帰しました。

その復帰1年目に打率.247/出塁率.359/長打率.518/OPS.877、31本塁打と結果を残したことで、同様に韓国プロ野球の2シーズンで 246試合に出場し打率.330/出塁率.390/長打率.625/OPS1.015、70本塁打と結果を残したロザリオに関心が集まっているようです。

テームズが手にした3年1600万ドル以上の契約を手にする可能性が高く、阪神が用意していた3億円でマッチアップするのは難しいと考えられます。元々ロザリオ事態がメジャー全体でも有望株として評価を得ていた選手のため、MLBに復帰する道を選ぶ可能性が高いのではないかと考えられれます。

2017年11月06日の報道です。

阪神が6日、台湾代表左腕・呂彦青投手(21)=ル・イェンチン、国立台湾体育運動大=と、来季の選手契約を締結したと発表した。7日の午後、西宮市内で入団会見を開く予定。

引用元:デイリースポーツ

伸びのある最速148キロのストレートに加えて、落差の大きいスライダー、チェンジアップと変化球も多彩で、オリックスが競合の末に獲得したドラフト1位指名の田嶋以上の素材との声も聞かれる投手の獲得に成功しました。

一軍の外国人枠4人はメッセンジャー、ドリス、マテオの3人に、中軸を打てる新外国人で埋まる見込みです。そのため投手の3人のうちの誰かが故障や不調などに陥らない限りは、一軍に呼ばれない可能性があります。

ただ、1年後にはメッセンジャーが外国人枠から外れ、枠に余裕が生じます。ドラフト指名した選手を1年かけて育ている意識で十分ではあると考えられます。

オリックスも獲得に動くなど複数球団による争奪戦が展開されましたが、阪神はドラフト1位級を獲得できましたので、大きなプラスとなりそうです。

2017年11月07日の報道です。

国内FA権の資格取得条件を満たしていた阪神・俊介外野手(30)が7日、保有するFA権を行使せずに残留することを発表した。
「球団の方に残留するということを伝えました。タイガースの力になりたいっていう気持ちもありますし、日本一にも。球団からはいいお話をいただきましたし、期待に応えたい」

引用元:デイリースポーツ

契約年数、年俸などの情報は全く流れていませんが、「いい話」と表現していますので、通常の査定に加えて、FA権を考慮した条件を提示された可能性が高そうです。

シーズン終盤からポストシーズンにかけては1番・中堅としての出場機会が増え、最終的には74試合に出場し、打率.309、4本塁打、23打点と結果を残しました。

若手では大ブレイクといった選手までは現れませんでしたが、大和や俊介といった中堅どころが頑張ったこともリーグ2位の原動力だったことは否定出来ないため、まずは俊介を引き止めることができたことはプラスとなりそうです。

2017年11月08日の報道です。

阪神が新たな外国人投手の補強に動いていることが7日、分かった。ターゲットは最速153キロ右腕、今季はインディアンスなどでプレーしたディエゴ・モレノ投手(30)でリリーフのさらなる強化が狙い。

引用元:サンケイスポーツ

今季はレイズ、インディアンスでプレーし、メジャーでは5試合に登板し防御率4.76という成績を残しています。通算成績はメジャーが9試合で防御率5.06、3A通算では104試合、防御率3.50となっています。

150キロを越える速球に加えて、チェンジアップ、カーブ、縦のスライダーを持ち球として、その中でもチェンジアップが決め球として使える球種です。

メッセンジャー、マテオ、ドリスに加えて、新たに台湾の21歳左腕の呂を獲得したばかりですが、5人目となる投手の獲得に動いているようです。マテオ、ドリスは勝利の方程式として活躍しましたが、かと言って圧倒的なレベルではありませんでしたし、登板過多による疲労も懸念材料です。メジャー経験も浅く、基本的には3Aの選手のため、二軍で待つことが多くなることも受け入れてくれるかもしれません。

2017年11月08日の報道です。

阪神大和内野手(30)が8日、兵庫・西宮市内の球団事務所を訪れ、国内FA権行使の手続きを行った。
DeNA、オリックスが権利を行使した場合は獲得に乗り出す方針を固めている。阪神は最大4年の複数年契約を提示して全力で残留要請を続けており、3球団による争奪戦となる見込みだ。

引用元:日刊スポーツ

このシーズンオフの国内FAでは最も争奪戦になる可能性が高まりつつあるのが、大和です。

契約年数では阪神、出場機会ではオリックスが優位に立場ではないかと考えられます。またオリックスは3年3億円を用意しているとの情報がありますので、阪神は契約年数のみならず、年俸での上積みが必要となりそうです。

来季だけを考えれば、大和のショートなどでの出場機会は阪神でも多くあるかもしれませんが、その次の年までも含めると不透明なところがあります。出場機会などの部分で、どこまで踏み込んで説得するのか注目されます。

2017年11月09日の報道です。

オリックス・福良監督は、国内FA権の行使を表明した阪神・大和に対して公の場で初めて高い評価を寄せていることを明かした。「守備力は高いし、二遊間も外野も守れる選手として評価している。安達がああいう状態ですから、二遊間の補強は大事」。
長村球団本部長も秋季キャンプ地の高知で「関心はある。内野手の厚みを加えるという意味で計算できる間違いない選手。公示されてから検討する」とした。
今季92試合で先発遊撃を務めた安達は潰瘍性大腸炎の影響もあって打率・203の低迷。二遊間の補強は重要課題の一つだった。球団はレギュラー確約や複数年提示など最大限の“誠意”を用意していて、FA宣言選手との交渉が解禁される16日にも即アタックすることもありそうだ。

引用元:スポーツニッポン

オリックスは、フロントも現場も求める選手ということで、3年3億円という条件以外にも「レギュラー確約」というところまで踏み込んでオファーを出すようです。

阪神が4年契約を提示しているようですが、総額4億円ということは考えにくく3億5000万円くらいまでではないかと予想されます。金本監督は残留を熱望しているようですが、オリックスのような「レギュラー確約」というようなことは、若手の育成と競争を旗印にしている手前難しいと予想されます。

出場機会が確保され、条件も破格、自身も家族も生活圏を大きく変える必要がないオリックスが大和の争奪戦に優位にたったと言えそうです。

阪神が巻き返すためには条件面での大幅な上積み、さらに金本監督の同意のもとで起用方法の部分にも踏み込む必要に迫られそうです。

2017年11月11日の報道です。

阪神が新助っ人候補としてオズワルド・アルシア外野手(26=前ダイヤモンドバックス)を調査していることが11日、分かった。
メジャー通算44発の左の大砲で、今季は3Aで打率3割2分6厘、24本塁打、87打点。かねて熱視線を送る韓国プロ野球・ハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)とともに長距離砲としてリストの最上位に名を連ねる。

引用元:東京スポーツ

ロザリオ内野手が本命候補だと考えられますが、メジャー球団と競り合いにあると勝てる見込みが低くなります。現実的なターゲットはオズワルド・アルシアとなるかもしれません。

パワーはある程度期待ができますが、メジャーでは三振が多いことがネックで定着しきれませんでした。ただ、3Aでは好成績を残していて、特に2017年はOPS1.049と圧倒的でした。近年は多くの球団を渡り歩いている状態のため、獲得へのハードルは高くないと考えられます。

守備に関してはメジャーレベルでは平均を下回る水準です。

2017年11月13日の報道です。

西武野上亮磨投手(30)が、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使する意思を固めたことが12日、分かった。
近日中にも球団側に伝えるとみられる。残留も選択肢としているが、すでに阪神、DeNAなど複数球団が水面下で調査を続けている。西武を含めての争奪戦となるのは必至な情勢だ。

引用元:日刊スポーツ

阪神は金本監督を全面的にバックアップする姿勢ですし、来季の先発ローテで固まっているのはメッセンジャーと秋山の2人だけとなっていますので、野上亮磨の獲得に積極的に動くことが予想されます。

DeNAは左の先発投手が今永、濱口、石田、右の先発投手がウィーランド、井納といます。ドラフト1位指名の東が即戦力の可能性もありますが、ブルペンで起用しても面白いタイプのようなので、野上亮磨を加えることができれば、投手陣全体の厚みが増します。

宣言残留を選択肢としているようですが、阪神、DeNAの方が条件面で上回る可能性が高いため、西武が引き止めることは容易ではなさそうです。

2017年11月13日の報道です。

阪神の四藤慶一郎球団社長(57)は12日、秋季キャンプ地の安芸で取材に応じ、国内FA権の行使を明言した大和内野手(30)に対して、宣言後に基本条件の見直しなどを含めた再交渉は行わない方針を語った。前回交渉時に「誠心誠意を尽くして交渉に当たった」と同社長。今後は実務担当者レベルでの打ち合わせを継続させながら、“天命”を待つ。

引用元:デイリースポーツ

阪神としては5000万円から年俸を上積みした3年契約を一旦提示した後に、再度4年契約と上積みして、最大限の誠意はしたと考えているようです。また阪神の中でも異例の長期契約を提示したことで、これ以上の上積みは難しいと判断しているところはあるようです。

付帯条件の微調整や球団本部担当者との打ち合わせは今後も継続していくということで、そこで再度「誠意」は見せていくようで、完全な「待ち」の姿勢ということではないようです。

2017年11月14日の報道です。

国内FA権の行使を表明した阪神・大和内野手(30)の獲得に動く方針を固めているDeNAが、最大4年契約の好条件を整えたことが13日、明らかになった。今オフ、球団の“目玉補強”を成功させるために誠心誠意を尽くす。

引用元:デイリースポーツ

デイリースポーツの報道では、二塁が「足りない大きなピース」ということで大型契約を提示するようです。当初はオリックスと同じ3年契約を思われましたが、最大で4年契約をて持するとのことです。

この「最大」という表現が微妙なところで、何かしらの条件を満たした場合に、自動的に4年目が有効になるようなオプションを含めてのものなのかは気になるところです。

2017年11月14日の報道です。

西武野上亮磨投手(30)が国内FA権を行使することを球団側に伝えた。(中略)同投手については阪神、DeNAなど複数球団が動向を注視しており、西武を含めての争奪戦が確実な情勢だ。

引用元:日刊スポーツ

FA補強封印――。阪神が今オフのフリーエージェント(FA)権行使選手の獲得を見送る方針を固めていることが13日、分かった。FA権保有の先発投手を中心に水面下で調査を進めてきたが、条件に合致する選手がいなかった。今後はFA宣言する大和内野手(30)の慰留と、ウィリン・ロザリオ内野手(28=韓国ハンファ)を筆頭候補にリストアップしている新外国人野手の獲得に全力を注ぐ。

引用元:スポーツニッポン

この2つの報道を総合すると、野上亮磨だけでなく、中田翔や増井浩俊などFA選手の動向も注視していたものの、最終的には条件に合致する選手がFA市場にはいないと判断し、獲得に動かないことを決断したようです。

スポーツニッポンによると阪神の希望する条件に合致していたFA選手は西武の牧田和久、野上亮磨、ロッテの涌井秀章、唐川侑己とのことです。ただ、牧田和久と涌井秀章は海外志向で、唐川侑己は残留を選択したので、ターゲットにならないのですが、宣言することになった野上亮磨に動かないのは、やや意外と言える決断です。

即戦力候補の仙台大の馬場と亜細亜大の高橋の2人を獲得したことで、メッセンジャー、秋山らに続く先発ローテは十分に計算できると判断したようですが、やや不安が残る布陣ではあります。野手は新外国人の獲得に動くと予想されますが、先発ローテはそうはいきませんので、若い選手の底上げに期待することになりそうです。

2017年11月14日の報道です。

阪神の来季の新外国人候補として米大リーグ、カブスからフリーエージェント(FA)となっているレオニス・マーティン外野手(29)が浮上していることが13日、明らかになった。

引用元:日刊スポーツ

メジャー通算621試合で打率.247、38本塁打、176打点、115盗塁という打撃成績で、どちらかと言うば守備や走塁面での評価の方が高い選手です。守備に関しては多少雑なところはあるものの、身体能力が高く守備範囲も広い選手です。

サンケイスポーツの記事では外野の他に二塁と一塁を守れるとのことでしたが、メジャーでは外野しか守っていません。二塁を守っていたのはキューバ時代の話で、2010年まで遡る必要があります。

パワーに関しては、あまり期待しないほうが良い選手ではあります。2016年は15本塁打を記録したものの、それ以外は一桁に終わっています。三振が多く、極端ではありませんが、フリースインガー的な部分もある選手です。

レオニス・マーティンをパワーヒッターというのは少々無理がありますし、打線が糸井、福留、鳥谷らが左が中心であるところに、さらに左の外国人を加えることは疑問が残ります。

2017年11月15日の報道です。

阪神・金本知憲監督(49)は14日、FA補強より、現有戦力の底上げでチーム強化を図る意向を明かした。この日がFAの申請期限となり、15日にFA宣言選手が公示される流れだが、市場を静観する考えだ。
「(FA補強は)足らないところだけ最小限にと。できればピッチャーも欲しいですけどね、先発ピッチャーも頭数を考えれば。なかなか交渉できそうなピッチャーもいないし。それが現状です」

引用元:デイリースポーツ

阪神がFA補強を封印するとの報道がありましたが、それを追認するように金本監督が現有戦力の底上げ、復活で補う方針であることを明らかにしています。投手がほしいとということで野上亮磨、増井浩俊に興味がないことはないのが本音ではないかと思われます。

先発ローテに関しては外国人投手での穴埋めを期待できませんので、藤浪晋太郎や岩貞祐太が復活できるかどうかは、来季の成績を大きく左右する可能性があります。

鳥谷、糸井、福留にそれなりの金額を支払い、新外国人野手にも3億円を用意すると報じられていますので、補強資金の制約もあったのかもしれません。

2017年11月17日の報道です。

異例のオファーへ-。阪神が藤川球児投手(37)に対し、新たに複数年契約を提示する方向であることが16日、明らかになった。2年契約とみられる。藤川は今季で2年契約を満了。敗戦処理を含め、身を粉にして働く功労者に対し、球団が誠意を示す。

引用元:サンケイスポーツ

NPB復帰1年目となった2016年は62回2/3を投げて奪三振70と三振を奪う力は健在でしたが、防御率4.60、WHIP1.40とかつての状態とは程遠いものでした。

しかし、2年目の2017年は56回2/3で奪三振71と奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は11.28に上昇し、与四球率(9イニングあたりの与四球数)も前年の4.3から3.8と改善され、防御率2.22、WHIP1.15と結果を残しました。

以前のような圧倒的な姿ではなく、クローザーとしては厳しいものがありますが、ミドルリリーフとしては十分過ぎる結果を残していますので、契約延長は自然な流れではあります。2年と複数年になったのは功労者であることが大きなウェイトを占めていると考えられます。

2017年11月17日の報道です。

DeNAが16日、阪神から国内FAを宣言した大和内野手(30)と関西地方で初交渉を行った。
FA補強の目玉として熱心に調査を続け、3年契約で総額3億5000万円程度をベースに条件提示したもよう。阪神が最大4年の複数年契約を提示して残留を要請していることもあり、契約年数を同等の4年に引き上げることも視野に入れている。

引用元:スポーツ報知

DeNAがかなり本気であることをうかがわせる、交渉解禁初日の電撃交渉となりました。提示された条件はオリックスが提示すると報じられていた3年3億円を上回るもので、さらに阪神と条件を並べるために4年に伸ばすことも視野にいれるなど、かなり本腰を入れています。

オリックスは20日ごろの交渉が予定されているようですが、出場機会と3年3億円をすでに提示すると見込まれています。ただ、DeNAの動きをうけてさらに上積みすることが予想され、阪神残留の可能性は低くなりつつあります。

また大和の穴を想定した動きとして大山にショートを守らせているような報道も、決断をする上で影響を与えることになると考えられます。

2017年11月25日の報道です。

阪神が今オフ、DeNAから戦力外通告を受けた山崎憲晴内野手(30)の獲得に乗り出すことが24日、分かった。
山崎は内野全ポジションを守れるユーティリティープレーヤーで、安定した守備力が評価されている。2013年には内野全ポジションで出場し、翌14年は遊撃のレギュラーとして115試合に出場した。

引用元:デイリースポーツ

大和の流出に備えての動きということのようですが、阪神内部の手応えとしては、宣言残留の可能性は低いというものとなっているのかもしれません。
球団幹部はこの動きに関して「ノーコメント」としながらも、記者の得ている情報ではユーティリティのバックアップ要員として評価しているようです。

遊撃ではドラフトで即戦力候補を上位指名していますが、あくまでも候補でしかありません。本来であれば北條史也や糸原健斗らが台頭するのが理想ではあるのですが、秋のキャンプではそこまでの手応えがないのかもしれません。

ただ、二遊間を強化するために大和を欲しがっているDeNAが戦力外にした山崎憲晴を、その後釜にすることは明らかなグレードダウンになりますので、内部での底上げが不可欠となります。

2017年11月27日の報道です。

国内フリーエージェント(FA)権を行使し、他球団への移籍を検討している大和内野手(30)に対し、近日中にも阪神サイドが進捗状況を確認することが26日、明らかになった。(中略)12月1日から球団副社長兼球団本部長に就任する谷本球団常務が「そろそろ(本人サイドに)聞いてみてもいいかな、という話は(球団内で)しています」と話した。西宮市内の球団事務所を訪れ、近日中にアクションを起こす可能性があることを示した。

引用元:サンケイスポーツ

再交渉しないという姿勢のため、条件面での見直しはしないとは考えられます。ただ、球団としても流出するなら流出するで、残留するなら残留するで、補強や編成の方向性も変わってきますので、現在の状況を確認する必要があります。

11月末には選手会納会が行われるため、谷本常務は大和が結論を出すのは「そのあたりかなと思います」と推察しています。条件的にはオリックス、DeNA、阪神と出揃っていますので、あまり長く考えても仕方ないのも事実で、結論が出る時は近づいているとは考えられます。

ただ、山崎憲晴の獲得の動きを見ても、阪神の感触は良くないのかもしれません。であれば、結論は早めの方が良いというのも自然な考えです。

2017年11月27日の報道です。

阪神が来季の新外国人野手として韓国ハンファのウィリン・ロザリオ内野手(28)を最上位候補として交渉に入ることが26日、明らかになった。金本知憲監督(49)が求める「30発、100打点」にも合致している大砲に一本化。複数年契約も視野にハンファの保有権が切れる12月1日にも速攻アタックをかけ、争奪戦を制するつもりだ。
確実に打てる助っ人を-。だから、ロザリオだった。球団幹部は「ロザリオを筆頭候補としているのは確か」と認めた。

引用元:サンケイスポーツ

阪神はシーズン中にも編成担当者をおくるなどして下準備をしていたようです。レオニス・マーティンやロブ・セグディンらが候補とはなっていたようですが、日本への順応性でロザリオが上回ると、阪神サイドは評価しているようです。

ただ、元々メジャーでも実績のある選手のため、メジャー復帰を第一希望にしていることが予想されます。

2年契約を準備して交渉するようですが、3億円をこえる年俸が必要になるのは必至で、場合によっては4億円に近い金額でないと、メジャーよりも日本とはならない可能性があります。

「競合球団はある」と球団関係者は話していて、日米の球団による争奪戦の様相を呈しているようですが、ここに競り勝てる資金を残すためにFA先発投手を見送っているのかもしれません。

2017年11月28日の報道です。

12月1日付で阪神の球団本部長に就任する谷本修常務取締役(53)が27日、国内FA権を行使した大和内野手(30)について「(大和の決断は)12月中までかかるんじゃないでしょうか」と長期戦を覚悟していることを明かした。

引用元:デイリースポーツ

阪神、オリックス、DeNAと条件は出揃っているはずですが、決断しきれないのか、長期戦となるようです。

海外移籍の可能性がある選手が長引くのはわかるのですが、国内移籍のみで、そこまで長考する必要があるのか、疑問を感じるところはあります。

すでに山崎憲晴を獲得するなど、阪神は流出を想定して動いていますので、決断するならばもう少し早い時期のほうが良いのではないかと考えられます。

2017年11月30日の報道です。

FA権を行使していた阪神・大和内野手(30)が29日、移籍する方向で気持ちを固め、DeNA入りが有力であることが分かった。この日大和は、選手会納会に出席していた。
 これまで阪神は残留交渉の中で、最大4年という複数年契約を提示して、残留に向けて誠意を示してきた。大和自身、阪神への愛着も感じていた中、出場機会を求める思いもあり、交渉解禁後にDeNAとオリックスと交渉を行っていた。
 交渉後、球団行事も欠席するなど熟考を重ねてきた中で、DeNAに心が傾いたとみられる。近日中にも正式に発表されるものとみられる。

引用元:デイリースポーツ

国内フリーエージェント(FA)宣言した大和内野手(30)がDeNAに移籍決定的となり、阪神は人的補償として投手をターゲットとする方針であることが29日、判明した。大和の今季年俸は5000万円でBランクに該当。補強ポイントでもある投手を狙うことになりそうだ。

引用元:サンケイスポーツ

一旦は交渉が長引く可能性が報じられたのですが、一転して早い決断に至ったようです。出場機会を考えればオリックス、引退後の身分保障なども含めれば阪神という状況で、二遊間とセンターにレギュラークラスがいて、生活圏も変わることになるDeNAは不利ではないかと考えられました。

しかし、一部で報道されていたように、在京志向があったのかもしれません。阪神内部には多くの選択肢はあるものの、不動のレギュラーと言える選手が二遊間にはいません。内部での競争からステップアップする選手が現れることに期待することになります。

若い投手を補償として求める姿勢のようですが、先発ローテに若い投手は多いものの、ブルペンが厚いとは言えないDeNAです。阪神は先発ローテには不安がありますが、ブルペンはしっかりとしています。プロテクトをされた選手以外で、先発ローテ候補となるような投手がプロテクトから外れるのか注目されます。

2017年12月の最新情報

阪神が新外国人選手の有力候補に挙げていたウィリン・ロザリオ内野手(28=韓国・ハンファ)との獲得交渉で大筋合意に達したことが1日、分かった。ハンファの保有権が切れて交渉解禁日となったこの日、電撃アタックを仕掛けて一気に交渉を進めたもようだ。

引用元:日刊スポーツ

揚塩球団社長は「着実に進んでいると谷本に聞いている。あと少しだと聞いている」と話し、谷本球団副社長及び球団本部本部長はロザリオという名前こそ明かさなかったが、「いよいよ解禁となるので、身分照会とか手続きを始めたいなと思います」と合意に達していることをうかがわせるコメントをしていますので、獲得は間違いなさそうな状況です。

メジャーでもシーズン28本塁打、21本塁打を記録し、韓国では2年連続打率3割、30本、100打点以上を記録するなど、攻撃面では一定の期待ができそうです。

ただ、守備に関してはやや不安が残る選手です。メジャー通算では守備防御点(DRS)が-8、アルティメット・ゾーン・レイティング(UZR)が-5.3と平均を下回る数字に終わっています。

典型的なパワーヒッターで、軸のぶれないスイングは魅力です。後は、日本では多くなる、外角や低めにボールになる変化球への対応がどの程度できるのかどうかが注目されます。

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