山口俊のFA宣言・FA移籍に関する最新情報

横浜DeNAべイースターズの山口俊が2016年シーズン中に国内FA権を取得しました。

2009年から2012年にかけてはクローザーとしても登板し、通算で111セーブをあげています。また今季は規定投球回数にこそ到達できなかったものの138回2/3で防御率2.86/奪三振121/11勝5敗という成績を先発投手としても残しました。

Bランクのため補償が必要となりますが、年齢も29歳とFA選手の中では比較的若く、年俸も8000万円と手頃で、先発とリリーフの両方で起用が想定できることもあり、注目を集めています。

その山口俊のFA宣言、FA移籍、契約に関する最新情報をまとめています。なお、山口俊の来季契約が確定するまで、随時情報を更新追加する予定です。

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目次

このページの目次です。

初回更新日:2016/10/19
最終更新日:2017/01/05

2016年9月の最新情報

2016年9月の最新情報です。

9月10日付けの日刊スポーツの記事です。

3季ぶりのリーグ優勝奪回へ、戦力補強に本腰を入れる。今オフにFA権行使の可能性のある他球団の主力選手の動向を注視しており、調査を継続中。野手ではオリックス糸井、中日平田、大島、日本ハム陽岱鋼、投手では西武岸、DeNA山口が対象となりそうだ。
投打ともに質量が足りない。打線は3年連続で低迷。投手陣も高卒3年目の田口が2ケタ勝利を挙げたが、枚数が不足し、前半戦はローテ編成にも苦慮した。糸井、平田、陽岱鋼は走攻守にバランスが取れ、中軸を任せられる能力がある。大島は1番タイプだが、長野らを中軸に回せ、波及効果を期待できる。岸はエース級の力を持ち、山口はローテ3番手以内を任せられる。

引用元:巨人2年連続V逸 FA補強へ糸井、岸ら本格調査(日刊スポーツ)

巨人が先発ローテの一角として興味を示しているとの情報です。巨人の先発ローテは菅野智之、田口麗斗、マイコラスの3人はほぼ確実ですが、それ以外は流動的な編成となっています。

田口麗斗は今季が実質的な1軍のフルシーズンで、来季はマークされることを考えると、成績を落とす可能性がありますので、やはり安定感のある先発投手が欲しいところです。

若い投手を色々と試してはみたものの、期待されたような結果は残せず、結局シーズン終盤には内海哲也、大竹寛というベテランに頼ることになりました。

29歳と年齢的にもFA選手として若い山口俊は先発3-4番手が欲しい巨人にとっては格好のターゲットとなりそうです。

以下は9月27日付けのポストセブン電子版の記事です。

「今年ケガで約1か月の離脱があったことが気になりますが、西武の岸孝之(31)は狙っているでしょう。仙台出身で地元の東北学院大で活躍したことから楽天移籍も囁かれていますが、巨人も獲得に名乗りをあげておかしくない。
あとは横浜の勝ち頭に成長した山口俊(29)。初のCS進出の功労者なので今のところ残留が濃厚ですが、巨人としては台頭してきた横浜の戦力を殺ぐ意味でも引き抜きたいはずです」(巨人担当記者)

引用元:巨人 内海哲也が契約最終年で岸孝之や山口俊に触手か

ただ、9月29日付けの週プレNEWSの記事によると、山口俊は巨人が意中の球団だと報じられています。

「実は彼、シーズン当初は今季取得したFA権を行使して、他チームに移籍する気持ちが強かったんです」
(中略)
「年齢も29歳になるし、本人も環境を変えてさらなるブレイクを望んでいたんです。ただし、FAを行使する条件はCS進出を逃した場合と考えていた」(TV局関係者)
ところがチームは今季、CS進出を決めてしまった。
「さらに彼を困らせているのが移籍先。彼の本命はほかならぬCSで対決する巨人なんです」(TV局関係者)
(中略)
「今季は先発で自己最多の11勝(5敗)と初めて2桁勝利を挙げました。今、波風立ててDeNAを出る理由は薄れているものの、彼の巨人への憧れはいまだ強いと聞きます。そのためアッサリ残留とも決められない」(スポーツ紙デスク)

引用元:いまだ巨人に憧れ? FA移籍か残留かで揺れるDeNA・山口俊の“複雑”なCS登板

巨人へのあこがれが強いということであれば、まさに相思相愛とも言えます。

ただ、能力は非常に高く評価されながらも結果を残しきれなかったのは、メンタル面に弱さがあるためと言われることが少なくありません。

巨人という多くのファンとメディアから注目を集める球団では、そのプレッシャーに耐えるメンタル面の強さが必要になります。

またDeNAであれば数回結果が悪くても、再びチャンスを与えてもらいますが、巨人はそうではありません。

今年の巨人の若い投手たちが一軍から昇格後の1回のチャンスで結果を残せないと、二軍降格になっているように、結果を残せないと簡単に二軍に落とされます。

FA移籍であれば比較的長めにチャンスが与えられますが、それでも一度信用を失うと大竹寛がそれなりの成績を二軍で残しながらも、なかなか昇格させてもらえなかったような事態に追い込まれます。

巨人が興味を示すことは間違いないですが、その巨人でプレーするプレッシャーに本人が耐えれるかどうかも判断材料となりそうです。

2016年10月の最新情報

2016年10月の最新情報です。

2016年10月15日付けのデイリースポーツの情報です。

国内FA権を取得しているDeNA・山口俊投手(29)が、他球団に移籍する可能性が15日までに浮上した。高田繁GM(72)は「宣言残留を認めないわけではない」と明言しているが、その一方で「他球団の条件を聞いて、こちらの出した条件から上積みすることはない。マネーゲームには応じることはない」と説明。査定額など諸条件の見直しはしない球団の方針を示した。
 山口は右肩の違和感でCSは欠場した。16日にも球団側と下交渉を行い、条件提示を受ける予定。

引用元:DeNA・山口、FA流出も 高田GM、条件見直しはせず(デイリー)

DeNAは宣言残留は認めるものの、他球団と条件面で争うことはしないと明言しています。条件だけで争うならば巨人などの方が高い条件を提示しそうですが、DeNAもこれまでよりは資金面でも用意する姿勢ではありますので、注目されます。

2016年10月15日付けの日刊ゲンダイの情報です。

ある横浜OBが言う。「山口の今季年俸は8000万円。球団とはすでに下交渉を行っているようだが、2ケタ勝利を挙げたのは今年が初めて。シーズン終盤の右肩のケガも影響し、規定投球回にも到達しなかった。いくらFA選手とはいっても、大幅に年俸が上がるとは考えづらい。しかも今年は球団史上初のCSに進出したこともあり、筒香をはじめ、多くの選手の年俸を上げる必要もある。本拠地開催や日本シリーズ進出で臨時収入を得ればまだしも、山口一人に大きな投資はできないでしょう」
(中略)
「山口を巡っては、複数球団が獲得調査を行っている。中でも高い関心を寄せているのが先発強化を目指す巨人です。オフのFA市場の投手の目玉である岸(西武)は楽天が攻勢をかけて有利な情勢。先発では岸に次ぐ2番手に位置していた山口の評価が上がっているのです」(パ球団編成担当)

引用元:ベイ戦力ダウン必至…FA権取得の山口に“金満”巨人が触手(日刊ゲンダイDIGITAL)

評価が難しいのは、これまで規定投球回数に到達したことはなく、今年の138回2/3が最多の登板イニングであるということはマイナス材料となります。

山口俊を獲得するチームは平均で1億以上の金額を用意することになりますが、先発投手としての実績で評価に値するのは2016年だけで、しかも11勝どまりの、規定投球回数に未到達というシーズンです。

これまでの年俸の上昇もリリーフ投手としての部分が評価されてきたのが土台となっていて、通算で39勝44敗の先発投手に1億円の年俸で3年以上の契約で、しかも人的補償のリスクがあることを考えると、お得かどうかは見解が分かれることになりそうです。

2016年10月16日付けのスポーツニッポンと日刊スポーツの記事です。

DeNAの山口俊投手(29)が、今オフに国内フリーエージェント(FA)権の行使を検討していることが15日、分かった。複数関係者の話を総合すると、DeNA残留と国内他球団への移籍で揺れているという。
(中略)
高田繁GMはこの日「宣言したら(残留は)ないということはありません」と前例のない宣言残留を認める方針を改めて明言した。

引用元:DeNA山口 FA権行使も…残留か他球団か、揺れるエース右腕(スポニチ)


球団は複数年契約を用意するとみられ、宣言残留も認める方針を示している。球団幹部は「マネーゲームはしないが、他球団の話を聞いたあとであっても、こちらの門戸は閉ざさない」と説明。「シーズンが終わったので出来るだけ早く(本人と)会いたい」と慰留に全力を尽くす。山口本人も残留を基本線に置くが、権利行使となれば、複数球団による争奪戦は必至とみられる。

引用元:DeNA山口がFA行使を視野 球団は宣言残留容認(ニッカン)

日刊スポーツによるとFA権行使に積極的というわけではなく、残留が基本線とのことです。山口俊本人も自信をもってFA選手として手をあげるほどの実績があるとも言い難いため、その点は難しいところがあります。

今年はキャリアベストのシーズンにできるかと思われましたが、9月10日に右肩の違和感で離脱して以来、試合で投げることはできていません。

そのことも本人がFA権の行使をするかどうかを迷わせる原因になると考えられます。

DeNAが複数年契約を用意しているとのことですが、それを断って単年契約であれば、来季以降の権利行使に含みをもたせることになります。

DeNAがどの程度の条件を提示し、それに対して山口俊がどのような対応を見せるか注目されます。

2016年10月19日付けの日刊スポーツとスポーツ報知の記事です。

この日までに「こちらのできる限り、最大限の条件を提示した。こちらとしては残してほしい」と3年以上の大型契約を用意し、慰留に努める。山口は残留を基本線としながらも権利行使の可能性も視野に入れているとみられる。

引用元:DeNAがFA山口にすでに3年以上契約提示(ニッカン)

広島とのCS最終Sで敗退した15日以降に直接交渉を行ったという。スカウト会議のため、球団事務所を訪れた高田GMは「もちろん、戦力として残ってもらいたい。最大限の条件を提示させてもらった」と話した。金額は明かさなかったが、今季年俸8000万円から上積みした上で3年の大型契約を提示したもようだ。(中略)高田GMは「よその球団がいくら出すからと条件を変えることはしない」とし、マネーゲームには応じない構え。

引用元:FA権取得・山口に3年契約提示…高田GM「もちろん残って …」(報知)

今季は規定投球回数には到達しませんでしたが、138回2/3とそれに近いイニングを投げて防御率2.86、11勝5敗と負け越したチームの中にあって、貯金を6つ作っていますので、年俸増は確実です。

1億円をこえることは確実で、1億2000万円くらいの提示になった可能性もあり、それで3年契約というのであれば、規定投球回数に到達したことのない投手には悪くない条件提示です。

DeNAとしては最大限の提示を最初から出して、他球団との駆け引きはしないと話していますが、宣言残留はので、後は本人が他球団の話を聞いてみたいと思うかどうかにかかってきそうです。

また山口俊が今後のFA権行使の可能性を残しておきたいのであれば、1年契約を希望する可能性もありますので、その点も注目されます。

2016年10月28日付けのサンケイスポーツの記事です。

「横浜(DeNA)には一番愛着があるし、残留は僕の望む道ではある。ただ、野球人生は一度きり。せっかくとった権利なので。最大の評価をしてくれる球団に行くのか、横浜で優勝を目指して生え抜きでやっていくのか。葛藤がある」(中略)球団はすでに3年契約を提示しており、FA権を行使した上での残留も認めている。「しっかり考えて結論を出したい」。FA権行使期間は31日から11月9日までで、決断が注目される

引用元:残留か移籍か…DeNA・山口、FA行使に「葛藤がある」(サンスポ)

2016年10月28日付けのスポーツ報知の記事です。

権利行使を視野に入れながら「生え抜きとしてやっていくのか、最大の評価をしてくれるチームに行くべきか、自問自答している」と悩める胸中を告白。「時間をかけて、しっかりと結論を出したい」と強調した。(中略)球団はすでに3年以上の大型契約を提示して宣言残留を認める方針を確認済み。宣言すれば複数球団が獲得に乗り出す可能性が高い。「『評価=金額』だけど、金額一つで動くつもりはない。宣言したから(金額を)つり上げてほしいというようなこともない」と慎重に言葉を選んだ。「チームへの愛着はある。残留が一番望む道だけど、自分の野球人生なので」と悔いのない結論を出す。

引用元:山口、FA移籍か残留か「自問自答している」(報知)

「チームへの愛着はある。残留が一番望む道だけど、自分の野球人生なので」というやや矛盾した発言をしていることからも、考えが定まっていないことがうかがえます。

自分の野球人生であれば、自分の一番望む道を選ぶべきで、それが残留であれば決断は比較的簡単なはずです。

「残留がたぶん一番良い選択肢なのだろうけど、他球団の話と評価を聞いてみたい気持ちもある」という印象の言葉です。周囲からは残留を勧められているのかもしれません。

また「最大の評価をしてくれる球団に行くのか、横浜で優勝を目指して生え抜きでやっていくのか。葛藤がある」と言いながらも、。「『評価=金額』だけど、金額一つで動くつもりはない。」と、とにかく全体で見ると、迷っているし、考えが整理できていないことがわかるだけです。

こういった面でしっかりと決断できないと新しい環境で結果を出すのは難しいですし、特に噂になっている巨人のようなプレッシャーが大きいチームでは、悩みこむことになる可能性が高そうです。

まだまだ決断まで時間がかかりそうな気配の山口俊で、FA宣言した場合でも、それは続くことになりそうです。

2016年10月30日付けのスポーツニッポンの記事です。

今オフのFA権行使の可能性について、山口はスポニチ本紙の取材に「現状で話せることはない。しっかり考えて結論を出したい」と話すにとどめていた。だが、親しい関係者には「横浜は僕を育ててくれた球団で感謝の気持ちは強い。でも、一度しかない野球人生。他球団の評価を聞きたい気持ちもある」と漏らしており、FA宣言した上で去就の結論を出すものとみられる。

引用元:DeNA山口 FA権行使へ 巨人など複数球団争奪戦(スポニチ)

2016年10月30日付けのスポーツ報知の記事です。

巨人が、フリーエージェント(FA)権を取得しているDeNA・山口俊投手(29)の調査を開始したことが29日、分かった。本人が去就を決断していない状況だが、FA宣言した時に備えているもよう。交渉が解禁となり次第、交渉に乗り出す準備も進めている。来季の日本一奪回へ、先発投手の補強が課題となっており、FA権を取得した選手の中からに山口俊に絞り込んだ。(中略)巨人は、右腕の動向を見守っていき、FA宣言して、国内全ての球団との契約交渉が解禁となり次第、速攻で交渉に乗り出す方針を固めたもようだ。他球団も山口俊の動向を探っている見込みで争奪戦は必至。目が離せない状況となってきた。

引用元:DeNA・山口を本格調査へ!(報知)

FA宣言をする可能性が高まり、それに呼応するかのように巨人が獲得に興味を示しているとの情報が流れています。

同じFA先発投手となると岸孝之が実績も格も上回りますが、4年12億円以上という金額もあるためか巨人はパスをするようです。

FA宣言すれば速攻で獲得に乗り出すという情報がメディアに流れていますので、事実上の巨人からのラブコールとなります。

山口俊の意中の球団は巨人だとされていますので、FA宣言をして巨人の話を聞いた上で、どうなるかとなりそうです。

DeNAも悪くない条件を提示したようですが、巨人がどこまでの条件を提示するかも注目されます。

2016年10月31日付けのスポーツ報知の記事です。

DeNA・山口俊投手(29)が30日、横須賀・ベイスターズ球場で行われた全体ミーティングを欠席した。来季に向けた新体制の発表の場にチームでただ一人、姿を現さず、これまでも視野に入れてきたFA権の行使に踏み切る可能性はさらに高くなった。すでに巨人が本格調査に乗り出す方針を固めており、高田GMは「今日は全員集合だった。本人なりに考えがあったんだろう。FAするんじゃないのかな…」と複雑な表情を見せた。

引用元:山口、全体ミーティング欠席!高田GM「FAするんじゃないのかな」(報知)

全員集合がかけられた全体ミーティングに選手会長でありながら欠席していますので、FA権行使は確実になりました。

ただ、FA権行使を考えていたとしても、選手会長であれば、それなりの役割を任されているわけですから、この行動自体はやや疑問を感じるところがあります。

後は、現時点では獲得に動くと報じられている巨人以外に名乗りを上げる球団が現れるのか、それ以外はなくDeNAと巨人の一騎打ちになるのかが今後の焦点となりそうです。

2016年10月31日の日刊スポーツに報道です。

FA補強の候補は糸井だけではない。阪神がDeNA山口に強い関心を持っていることが分かった。球団首脳は「宣言すれば興味があります。先発として安定した成績が期待できますから」とコメント。可能性が高まっている近日中のFA宣言に備え、獲得調査に本腰を入れることになった。

引用元:阪神FA糸井に加え山口獲りも 今季11勝右腕(ニッカン)

これまで山口俊に興味を示していると報じられてきたのが巨人だけでしたが、ここに阪神も加わることになりました。

今年はFAとなる選手たちのクオリティもしっかりとしている上に、FA権を行使する姿勢の選手が多く、さらに資金力のあるチームがいずれも補強に積極的なため活況を呈しています。

FA宣言をする側にとっては良い条件を引き出せる状況となっています。

2016年11月の最新情報

2016年11月の最新情報です。

2016年11月6日のスポーツニッポンの報道です。

DeNAの山口俊投手(29)が、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使することが5日、分かった。8日に球団幹部と会談し、行使する意思を伝える。DeNAは宣言残留を認めており、残留の選択肢もあるが、他球団への移籍も視野に入れている。
(中略)
特に熱視線を送っているのが巨人だ。トレードで日本ハムから吉川光を獲得。FA権を行使するソフトバンク・森福の調査も進めるなど、3年ぶりのV奪回を目指す来季に向けて投手陣の補強を進めている。興味を示していた山口についても調査を本格化させ、正式にFA選手として公示されれば獲得に動く可能性は高い。中日も興味を示しており、宣言残留を認めているDeNAも含めて争奪戦になることは必至だ。

引用元:DeNA山口がFA行使決断!巨人&中日が興味 残留含め争奪戦に(スポニチ)

山口俊がFA宣言をすることが確実になったようです。

そしてこれまで本命と見られれてきた巨人だけでなく、先発ローテの編成に苦労している中日ドラゴンズも興味を示しているとの情報も流れています。

ただ、中日ドラゴンズが条件面で巨人やDeNAを上回るものを準備できるかは微妙です。

最下位は避けたいところですが、若い選手の育成によるチーム再建を託されている状態の森繁和監督のため、現在いる若い選手にチャンスを与えること優先する可能性が高そうです。

来年にクライマックスシリーズを狙いながら、選手を育成していくという方針なのであれば、先発ローテのテコ入れは欠かすことのできない課題となっていますので、中日の動向も注目していきたいところです。

しかし、現実を冷静に見れば、DeNAが十分な条件を提示しながらもFA宣言をしているので、やはり山口俊の中に巨人という意識があることは否定できない状況で、現時点では巨人有利となりそうです。

FA権行使にも時間がかかっていますので、交渉の過程でもさらに悩むことが予想されるため、決着には時間がかかりそうな山口俊の動向となりそうです。

2016年11月7日のスポーツニッポンの報道です。

DeNAが国内FA権を行使する山口俊投手(29)の引き留めに、条件の見直しを検討していることが分かった。(中略)複数関係者の話を総合するとチームトップの11勝をマークしたエース右腕の流出を防止するために、新たな条件を提示するものとみられる。球団は今季はFA補強は行わない方針で、山口の慰留が最重要課題となっている。

引用元:DeNA 山口引き止めへ全力、条件見直しも検討(スポニチ)

ここまで条件の見直しに否定的だったDeNAですが、方針を変更したようです。

現状で5割前後の結果を残せるチーム状態から山口俊を失うことは、あまり好ましいことではありません。

また外国人で同等の成績を残す投手を探すことも容易ではなく、ここ最近のDeNAの外国人補強の精度を見ると不安を感じざるを得ません。多少、成績に見合わない金額になるかもしれませんが、引き留めることはDeNAにとっても重要な課題になります。

また興味を示していると報じられたのが巨人、中日、阪神といずれもクライマックスシリーズを争う同リーグのチームばかりとなっていますので、その面でもDeNAにとってダメージが大きくなります。

このDeNAの条件の上積みに対して、積極的な補強に動く姿勢を見せている巨人がどのような反応を示すのかが注目されます。

また同時に山口俊が悩むことになる要素が増えることにもなりそうです。

2016年11月8日の日刊スポーツによる報道です。

今季国内FA権を取得したDeNA山口俊投手(29)が8日、権利行使の意思を表明した。横浜市内の球団事務所を訪れ、申請書類を提出した。囲み取材では「選手としてせっかく取れた権利ですし、自分の評価を、プロ野球選手として聞きたい気持ちが強くなりました」と説明。今季初めてCSに進出し、来季以降優勝を狙うチームにとって、11勝した右腕の流出は大きな戦力ダウンとなる。この日の朝まで行使するか否かを悩んだと言い「チームに対する愛着もある。これから優勝できるチームだということもプレーしてきてすごく感じている。その中で自分がFAする意味も分かっている」と話すと、目から涙があふれた。チームは宣言残留を認めている。高田GMは「よその球団の話を聞いて、またDeNAでやろうと思ったら、我々は喜んで待ってるからと伝えた」と話した。

引用元:DeNA山口が涙のFA表明「自分の評価聞きたい」

書類の提出直前には再度、残留のための交渉の場をDeNAが設けてまで引き留めに動きました。

しかし、意思は変わらずにFA権行使となったようです。

日本ハムが宣言残留を認めていないため陽岱鋼のFA宣言は同時に日本ハムを去ることを意味していましたので、涙を流すのがわからないわけではありません。

しかし、DeNAは宣言残留を認めていて、今後も交渉する意志を示してくれています。それにもかかわらず、この時点で涙を流しているということは、他球団から評価を聞きたいという段階ではなく、他球団への移籍を前提としてFA宣言と考えて良さそうです。

中日や阪神も興味を示していると報じられていますが、実際には巨人が最有力となります。一通り手を挙げてくれた球団の話を聞き終わった後に、巨人入団という流れが強まったと言えるFA宣言の会見でした。

以前にポスティングによるメジャー移籍の希望を明かすなど、自己評価が高いのですが、周囲の評価と噛み合っていない傾向がやや見受けられるところがある山口俊です。

巨人への移籍が有力視されますが、メンタル面での課題が能力を発揮できない原因となってきましたので、移籍後にはさらにそのことが問われることになりそうです。

11月9日のスポーツニッポンによる報道です。

山口から国内FA権の申請書類を受けとったDeNAの高田繁GMは「来年優勝するために彼は必要な戦力だから」と話した。かねて宣言残留を認める方針を示しており「他球団の評価を聞いて、DeNAということならば喜んでという話をした」と説明。球団は山口引き留めに総額3年5億円以上の条件を提示しているもよう。

引用元:DeNA 山口慰留へ3年5億円超提示か 高田GM「優勝するために」

11月9日の日刊スポーツによる報道です。

山口は「先発で勝負したい。まずはそこが最低条件」と新天地に求める条件を挙げた。

引用元:山口涙のFA「先発で勝負したい」新天地へ条件示す

11月9日のスポーツ報知による報道です。

関係者の話を総合すると、FA宣言した選手が公示される10日の午後3時以降に、山口俊側へ連絡。交渉が解禁される11日にも“即交渉”を仕掛ける。条件面でも最大限の誠意を見せる方針で、契約金やインセンティブも含めた3年総額6億円超を提示する見込みだ。手に差をつけないよう気を配った結果、“解禁即Wアタック”という異例のプランが浮上。森福に対しても、複数年契約を用意しているもようだ。

引用元:DeNA・山口に3年6億円超、SB・森福は複数年…交渉解禁11日にダブルアタック

DeNAは3年5億円以上の条件を提示したとのことですが、巨人が3年6億円とそれを上回る大型契約を用意していると報じていますが、にわかには信じがたい金額です。

年平均で2億円という金額を、クローザーからは外され、先発投手としては1年だけの実績の選手に支払うのは、やや疑問が残ります。

あくまでも報道の段階ではあるため信憑性はわかりかねますが、巨人が本気で獲得を目指しているということだけは間違いないなさそうです。

DeNAが提示した金額や巨人が用意する金額を見ると、中日が争奪戦に乗り出すとは考えにくくなりました。さらに阪神もFA補強は糸井嘉男だけで、後は外国人で補うという方針だと報じられています。

そのため実質的に巨人とDeNAの二択で山口俊が選択する可能性が高まっています。一部の報道では巨人がリリーフ投手としても考えているとのことでしたが、本人は先発を希望していますので、そちらで話を進められることは確実と考えられます。

2016年11月10日のスポーツニッポンによる報道です。

巨人は行使の手続きを取ったDeNA・山口俊投手(29)とソフトバンク・森福允彦投手(30)と交渉解禁となる、11日に交渉を行うとみられる。山口には3年総額6億、森福には2年総額4億円を用意したもようで、さらに背番号も山口にはDeNAで背負っている「11」、森福には今季限りで現役を引退した鈴木尚広外野手(38)が背負っていた「12」の提示を検討している。

引用元:巨人 山口&森福獲り総額10億円用意!FA交渉解禁即Wアタックへ

山口俊に年平均2億円となる3年6億円という昨日のスポーツ報知の報道はにわかには信じがたいものでしたが、スポーツニッポンも同様の数字を報じていますので、信憑性が高まりつつあります。

両者ともに巨人の補強ポイントに合致する選手ではあるのですが、やや払い過ぎの感が否めません。

巨人はこれから契約更改となりますが主力クラスでは長野久義が1億7500万円、菅野智之が1億3000万円と、この2人よりも低い金額となります。

そしてFA移籍してきた大竹寛や片岡治大らの1億前後を大きく上回ります。それほどの価値がこの2人にあるかは微妙なところがあります。

山口俊は8000万円+出来高からの2.5倍の大幅な昇給の上に、複数年契約の提示となりますので、断る理由はないほどの好条件です。すんなりと決着することになりそうです。

2016年11月11日の日刊スポーツによる報道です。

交渉後、山口は「地元が九州ですし、常に見ていたのは巨人戦だった。プロ野球といえば巨人かなというイメージは強い。高橋監督には『一緒に強いチームを作って優勝しよう』と言っていただいたので『前向きに考えさせていただきます』と答えさせていただきました。自分のこだわっていた先発というところでの評価を高くしてくれているので、自分の思う部分と一致しているのかなと感じた。(誠意は)すごく感じました」と話した。

引用元:FA山口、巨人と交渉 由伸監督直電に「前向きに」

「プロ野球と言えば巨人」「前向きに考えさせていただきます」「自分のこだわっていた先発というところでの評価を高くしてくれている」という一連の言葉からして、巨人への移籍がほぼ確実になりました。

FA会見で泣いていたのも、実際には巨人への移籍が希望だったことは見て取れましたので、驚きのない結論と言えます。

後は、巨人でも高額に入る年俸をもらうというプレッシャーを背負いながら結果を残せるかどうかになりそうです。

2016年11月21日の夕刊フジによる報道です。

巨人はFA宣言した2投手と交渉中。ただし、ソフトバンクからFAの森福允彦投手(30)よりも、横浜DeNAからFAの山口俊投手(29)との契約を絶対に先にしなくてはならない、特別な事情がある。(中略)両投手からは今月末にも吉報が届く見通しだが、その順序は山口が先でないと困る。さもないとかつて阪神が味わった、苦渋を繰り返すことになるからだ。FA規約では、チーム内の外国人選手を除く年俸上位3人までをAランク、10人までをBランクと定めており、該当するFA選手を獲得した球団は、前所属球団に補償をしなければならない。
2011年1月、阪神がロッテからFAの小林を獲得した際に日本野球機構(NPB)に確認したところ、先に楽天からFA移籍で合意していた藤井も補償選手の対象であることが判明。藤井を補償対象外の28人枠(プロテクト枠)に加えたせいで、人選はさらに難航。その結果当時21歳の有望株で、07年高校生ドラフト1位の高浜をロッテにさらわれた。
山口はBランク、森福は補償不要のCランク。巨人が先に森福との契約を公示してしまったら、山口との契約に際しDeNAから人的補償を求められた場合、森福も補償対象に含まれる。主力はもちろん、日本ハムからトレードで来た吉川光と石川、入団1年目の若手など、ただでさえ道義的にプロテクトから外せない選手は多い。森福で余計に1枠を使わないためにも、先に山口と合意して速やかにリストを提出後、森福と契約という手順を踏むことになる。

引用元:FA交渉、巨人の特殊事情 DeNA・山口俊投手最優先、11年の阪神の“失敗”教訓に

 

巨人と森福允彦が仮に内々に合意していたとしても、正式な契約までは保留し、その発表を遅らせている可能性もあると考えられる情報です。

巨人は相川のFA獲得の際に、ヤクルトに入団1年目を終えたばかりの奥村展征を人的補償で獲得されるということがありました。戦力的にどうこうというものではないですが、ドラフトして1年しか経過していない選手をプロテクトしなかったのか?という道義的に疑問を呈する声が、少なからずアマチュア球界からあったとされます。

巨人は桜井、重信、山本といった戦力として期待できる選手はプロテクトから外せないのはもちろんのこと、それ以外の指名した5人の扱いにも頭を悩ませることになります。

また高額年俸ではあるのですが、チームの功労者となるためプロテクトせざるをえない阿部慎之助、山口鉄也、内海哲也らのベテランもいます。またFAで獲得した片岡治大、大竹寛らの扱いも問題となります。

ただでさえ制約が多いところに、森福までプロテクトせざるを得ない事態だけは避けたいところです。

そのため現時点では山口俊の去就が決定しない限りは、森福允彦の巨人移籍は発表されない可能性が高そうです。

意外なのは、スンナリと決まりそうだった山口俊が決断まで時間がかかっていることです。FA会見のときにも涙を流し、その朝まで悩んでいたと話していましたので、やや優柔不断なところがあると考えられます。

注目されるのは23日の祝日を終えたあとの24日、25日に動きがあるかどうかです。長期化すると外国人補強のバランスにも影響を与えることになりますので、巨人としては、山口俊にそろそろ決断して欲しいのではないでしょうか。

2016年11月27日の各スポーツ紙による報道です。

現時点では、巨人とだけ直接交渉の席についており、決断の時期については「長引かせてもいいことがない。球団に迷惑がかかる。今月中にはしっかりと決めたい」と説明した。久しぶりに顔を合わせたラミレス監督からは「彼がどんな決断をしても私は成功してほしいと願っている」とエールを送られた。

引用元:DeNA山口、球団行事皆勤 移籍決断は「今月中」(ニッカン)

「残留か移籍か迷っている。今月中には自分が100%納得できるような答えを出したい」と近日中に決断する意向を示した。巨人だけではなく、中日も交渉していることが分かったが「聞いていないです。代理人には話がいっているのかもしれないけど」と説明。代理人のもとには巨人、中日以外の球団から興味を示す話がきている事実も明かした。

引用元:FA山口「今月中には答え出したい」 巨人、中日以外からも興味(サンスポ)

国内フリーエージェント(FA)権を行使したDeNA・山口俊投手(29)が26日、今月中に決断する意向を明らかにした。「今月中には自分が100%納得できるように考えて答えを出したい」と明言。11日に巨人と直接交渉した際には「前向きに考えさせてもらいたい」と話しており、11月中にも「巨人・山口」が誕生する可能性が高まった。
この日、横浜スタジアムで行われたファンフェスティバルに参加。巨人との交渉後、初めて公の場に姿を現した。球団は宣言残留を認めているが「球団に迷惑もかかる。長引かせてもいけない」と早期決着の考え。代理人の元には、中日など複数球団からオファーがあったことを明かしたが「自分のところに話は来てない。アポイントがあったという認識? ないです」と説明。実際に交渉のテーブルについたのは、巨人だけという。

引用元:FA行使・山口、今月中に巨人入り決断へ(スポーツ報知)

DeNAから国内フリーエージェント(FA)宣言して去就が決まっていない山口が26日、横浜スタジアムでファンフェスティバルに参加し、揺れる胸中を明かした。「ファンの方と触れ合って、自分自身感じるところはあった。正直まだ迷っている。理由はチーム愛、それだけです」

引用元:残留か移籍か…DeNA山口 揺れる胸中「今月中には結論を」(スポニチ)

他にもデイリースポーツが報じていますが、どちらかと言えば巨人入りに傾いているという内容の報道でした。

面白いもので、同じ場所で取材していたはずですが、各紙によって捉え方が異なります。

巨人と密接な関係にあるスポーツ報知は今月中にも巨人入り決断と報じていますが、日刊スポーツは今月中に決断することを伝えるのみ、サンケイスポーツは巨人、中日以外からもコンタクトがあること、スポーツニッポンはまだ残留も選択肢として迷っていること、などをそれぞれ報じています。

特に印象が異なるのがスポーツ報知とスポーツニッポンで、前者は巨人入りに前進した発言と捉えていますが、後者はまだまだ流動的な状態であることを感じさせる報道です。

実際にかなり悩んでいて、その時、その時によって感じていることや、関係者に相談している内容も異なっているのかもしれません。

この決断力の鈍さは巨人という注目球団やっていく時には、少し気になるところです。「まだ迷っている」と話しているにも関わらず、巨人と関係が深いスポーツ報知には「巨人入り決断」とされていますので、本人からすると驚きの報道と感じているかもしれません。

巨人にいれば、こういう報道のされ方は確実に増えていくことになりますし、それこそスポーツ紙以外の、週刊誌にも書かれる機会が増えてきます。

11月も、もう後数日で終わることになりますが、山口俊がどのような決断に至るのか注目されます。

2016年11月29日のスポーツ報知による報道です。

選手会納会が行われた静岡・伊豆の国市のホテルで報道陣の取材に応じ、「今日、横浜DeNAベイスターズさんに移籍の旨を伝えさせていただきました」と宣言。この日午前、横浜市内で球団側と会談したが「最終交渉をしたけど、条件提示について自分の考えと球団の考えの折り合いがつかなかった」と移籍の理由を説明した。巨人が獲得に乗り出している移籍先について「中日さんからもお話は聞いている。巨人との2択? そうですね。(決断は)できるだけ、早い方がいいと思っている。12月頭くらいには」と明かした。 山口は5月に国内FA権を初取得。右足首痛などに苦しみながらも、チームトップの11勝を挙げた。球団からは来季以降も不可欠な戦力として3年総額5億円以上の条件を提示されていたが、8日に権利の行使を涙ながらに表明。宣言残留を認めるDeNAと巨人や中日など、複数球団による争奪戦となっていた。

引用元:FA山口が他球団移籍を表明「巨人と(中日)の2択」

とりあえずDeNAは選択肢から外れるということが明らかになりました。

「条件提示について自分の考えと球団の考えの折り合いがつかなかった」とハッキリ話していますので、誠意という言葉は使ってはいるものの「金銭」が決断の要素になっていると考えられます。

そして中日と巨人が残っていますので、この2球団からの条件提示の内容を比較するということになりそうです。

11月中という決断の設定が、少しではありますが後ろにズレることになりました。DeNAが選択肢から外れ、中日と巨人の二択となっていますので、条件面では大きな差はないと考えられます。

もしかすると保証されているベースサラリーが中日の方が多い、もしくはインセンティブの達成条件を考えると中日の方が良かったりするのかもしれません。

そうなると額面だけの条件では比較できないため、考える時間が必要なのかもしれません。

2016年11月30日のデイリースポーツによる報道です。

巨人・堤辰佳GM(51)が29日、DeNAからFA宣言した山口俊投手に改めてラブコールを送った。都内の球団事務所で報道陣に対応し、「もう、待っているだけ。ゆっくり考えてもらいたい」と呼びかけた。交渉解禁日の11日に、3年6億円超の条件を提示。「(条件の見直しは)向こうから何かを言ってきたら。こちらは満足してもらえるかなと思っているレベル」と、手応えも口にした。中日との争奪戦となったことに「いろんなところが来るだろうという選手」と、覚悟していた様子。必要な戦力かと問われ「もちろん。だから初日に(交渉を)やった」と、力を込めた。

引用元:巨人・堤GM FA山口に再ラブコール!中日と“争奪戦”も条件に手応え

「向こうから何かを言ってきたら。」という条件付きではありますが、提示したオファーの内容を見直す可能性があることも匂わせている堤GMです。

すでに3年6億円超という時点で、過剰ではないかと思われる金額なのですが、さらに上積みがあるとなるとサインをする時には納得して、スッキリするかもしれません。

しかし、結果が出ない時期があれば、それは逆に重荷となり、プレッシャーともなります。

2016年11月30日のニッカンスポーツによる報道です。

中日が、DeNAからFA宣言した山口俊投手(29)に対し、契約年数で5年規模、総額10億円を超える大型契約を提示していることが29日、分かった。一騎打ちの様相となった巨人は、交渉解禁日の11日の段階では3年6億円を提示したとみられ、その後、条件の見直しもしている模様。中日の条件は、引けを取らない可能性がある。
 本気だった。中日は早くから山口の動向を調査。FA宣言した直後から水面下で調査を重ねてきた。公開で交渉した巨人とは対照的な動きだった。しかも、巨人の提示したとされる3年契約を、大きく上回る5年規模を用意しているとみられる。(中略)過去に自主トレを共にしたことがある浅尾ら、中日には親交の深い選手が数多い。マウンドの形状や、広さなどから「投手有利」とされるナゴヤドームで、山口は今季2試合登板して2勝、防御率0・55と相性抜群だ。

2016年12月の最新情報

2016年12月の最新情報です。

2016年12月1日のスポーツニッポンによる報道です。

DeNAから国内FA権を行使し、前日29日に他球団への移籍を表明した山口が、最後の球団行事となる選手会納会ゴルフに参加。移籍先は巨人か中日の2球団に絞っており「現状では変わっていない。(自宅に)帰ってからしっかり考えて、一日も早く返事をしたい」と話した。

中日が思い切って5年規模の契約を提示したとのことです。年平均の年俸でも巨人と遜色がないレベルのようなので、条件面では巨人を大きく上回っていることになります。

先日の報道では中日、巨人の両球団との再交渉はしないとのことでした。条件面では中日が上回った状態で山口俊が熟考している状態かもしれません。

一時はスポーツ報知がかなりフライング気味に「巨人入り決断」と報じていましたが、メディアによって決断を後押ししたかったのかもしれません。

勝ち星という観点から見ると現状では巨人のほうが増やしやすいかもしれませんが、防御率などの投手としての能力を示す数字はナゴヤドームを本拠地とする中日のほうが向上する可能性が高いと予想されます。

極端に打者有利な横浜スタジアムでそれなりの実績を残してはいますので、ナゴヤドームは山口俊にとって追い風になるかもしれません。

「一日でも早く決めたい」と話していますので、決断の時は近づいているようです。最後の最後まで予断を許さない状況となってきました。

2016年12月1日のデイリースポーツによる報道です。

 巨人は1日、DeNAからFA宣言した山口俊投手の獲得を発表した。巨人・堤GMに本人から電話があり、「巨人軍でお世話になろうと思います。よろしくお願いします」と伝えられたという。山口を巡っては、水面下で複数球団が獲得調査。11月29日には山口がDeNAと最終交渉したが合意に至らず、移籍先は獲得に乗り出していた巨人、中日への2択に絞られていた。今季11勝を挙げた右腕の獲得に成功。堤GMは「非常にうれしい。ローテの一角として期待される中での獲得交渉だった」と、笑みを浮かべた。

引用元:巨人がDeNA山口獲得を発表 堤GM「非常にうれしい」

色々と紆余曲折を経たものの、当初から多くの人が予想していた巨人入りとなりました。

FA時点では巨人がすでに意中の球団だったはずですが、中日が登場したことにより、考えが揺らいでブレてしまった印象がどうしても残ってしまいます。

こういう精神的なゆらぎが、素晴らしいボールを持ちながらも山口俊が活躍しきれない原因の一つでもありました。

後は、巨人との契約内容がどうなったのかが気にかかるところです。

2016年12月5日の日本経済新聞による報道です。

DeNA、ソフトバンクからそれぞれフリーエージェント(FA)宣言して巨人への移籍を決めた山口俊(29)、森福允彦(30)の両投手が5日、東京都内で入団記者会見を行った。山口俊は「一試合でも多く完投して、貯金ができるようにしたい」と話し、森福は「モットーは強気の投球。ピンチで一試合でも多く救えればいい」と意気込んだ。山口俊が3年総額約7億円で背番号42、森福が2年総額約4億円で背番号13。

引用元:山口俊、森福が巨人入団会見 FA移籍

山口俊は3年総額7億円ということで年平均で2億7000万円弱を手にする契約をしたことになりました。

2016年の年俸は8000万円とされていますので、4倍以上の年俸増となりました。規定投球回数に達したことのない先発投手に払う金額としては極めて異例と言わざるをえません。

初年度は年俸据え置きというルールがあり、FA移籍による契約金は初年度の年俸の半分というルールが存在します。

そのため山口俊は2017年に契約金4000万円、年俸8000万円の合計1億2000万円を受け取ることになります。

ということは残りの5億8000万円を2018年と2019年の2年間で受け取ることになるのですが、その年俸は2億9000万円と恐ろしい数字になります。

まさにFA移籍による特別価格と言えるもので、先発ローテの3番手、4番手候補に払う金額としては高すぎることは否定できません。

年俸に見合った活躍が移籍1年目から求められることになる山口俊です。

2017年1月の補強最新情報

2017年1月の補強最新情報です。

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2017年1月5日のスポーツ報知の報道です。

DeNAが、巨人にFA移籍した山口俊投手(29)の人的補償として、平良拳太郎投手(21)を獲得することが4日、明らかになった。若手投手が不足するチーム事情と合致して、3年目の昨季1軍デビューした有望株に白羽の矢が立った。すでに昨年12月22日に開いた編成会議で平良を獲得する方針を固めていたが、仕事始めとなったこの日、横浜市内の球団事務所で高田GMらが最終確認。巨人側に通達した。5日にも両球団から発表される。

引用元:FA山口俊の人的補償で平良がDeNAへ移籍

巨人の次代を担うことを期待されていたエース候補が流出することになりました。

平良拳太郎は2016年は右肘痛でシーズン途中に離脱したものの、そこから順調に回復したため、メジャーリーガーも参加するプエルトリコのウィンターリーグで投げています。

そこでは中継ぎとして5試合で防御率3.60とまずまずの結果を残しています。また2016年のイースタン・リーグでは12試合74イニングで防御率2.31/6勝2敗/奪三振37という成績でした。

岡本和真、高木勇人ともにプエルトリコに送られていますので、巨人としても期待していた投手の1人であることは間違いありません。

ただ、2017年に絶対に勝ちに行くという方針で大型補強を敢行しましたので、将来性よりもすぐに戦力となる選手が優先された可能性が高く、それゆえにプロテクトから外れたと言えそうです。

巨人は大竹寛の獲得で一岡を失い、FAでの純粋な戦力アップというよりもトレードに近いような現状となっています。

山口俊の獲得に際して巨人は、3年総額7億円、年平均で2億7000万円弱の年俸、人的補償として将来の有望株の平拳太郎、金銭補償は山口俊の2016年年俸の40%である3200万円という投資をしたことになります。

かかるプレッシャーは大きいものとなりそうで、早い段階で結果を残すことができなければ悪循環に陥る可能性があるため、出だしで頑張りたい山口俊です。

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