ヤクルト・スワローズの2014年新外国人クリス・カーペンターを数字で分析

ヤクルトの新外国人は最速161キロの触れ込みをもつクリス・カーペンター

外国人補強の目利きに優れるヤクルトの新外国人投手は元レッドソックスのクリス・カーペンターです。

クリス・カーペンターは、元レッドソックスとは言うものの、2012年に8試合6イニングしか投げていません。また、メジャー通算でもカブス時代を合わせて、18試合で15回2/3で防御率5.17・10奪三振・WHIP2.30という成績となっています。

1985年12月26日生まれで、2014のシーズンは28歳で迎えることになるクリス・カーペンターです。右投げ右打ちで、身長は195センチの長身投手で、2008年MLBドラフト3巡目・全体で97番目でシカゴ・カブスに指名されて入団しています。

メジャーでも、マイナーでもそのキャリアのほとんどは中継ぎ・抑えとしてのものとなっています。

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粗さは目立つものの奪三振率の高さが魅力のクリス・カーペンター

クリス・カーペンターのメジャーと3Aでの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。上段がメジャーで、下段が3Aでの成績となっています。

クリス・カーペンターのメジャーと3Aでの年度別成績

調子が良かった2012年の3Aでは、16試合15回2/3を投げて防御率1.15・17奪三振・WHIP0.96で奪三振率は9.77という成績を残しています。そのため9月にメジャー昇格を果たせたようですが、メジャーでは8試合で防御率9.00と全く通用しませんでした。

そして2013年の成績は、3Aで30試合45回1/3で防御率4.96・0勝2敗・WHIP1.74とあまり芳しくありませんでした。そのためメジャー昇格を果たせなかったようです。それでも奪三振率は9.53と高いクリス・カーペンターです。

クリス・カーペンターがメジャーで通用しなかった原因として考えられるのが、投球が単調なタイプではないかと考えられます。

フォーシームが速いものの球種が少ないクリス・カーペンター

クリス・カーペンターの持ち球は、フォーシーム、ツーシーム、スライダーしか無いようです。フォーシームは2011年に100.2マイル(161.3キロ)を記録しています。

しかし、2011年当時は、そのフォーシームとスライダーだけのコンビネーションで10試合の登板ではありますが、防御率2.79となっています。

そして、2012年にはツーシームも投げ始めたものの、フォーシームの最速が96.9マイル(155.9キロ)に落ちてしまいました。フォーシームの平均も2011年は96.5マイル(155.3キロ)あったようですが、2012年には93.8マイル(151キロ)にやはり落ちています。

球種が少ないので、球速が落ちたことはカーペンターにとって痛手だったことが推測されます。

2013年はマイナーでしか投げていないので、データがありませんが、3Aでの成績を見ても球速がさらに落ちている可能性がありそうです。

そのため最速161キロという触れ込みですが、そこまでのスピードは期待できない可能性が高いクリス・カーペンターです。

緩急をつける球種としてはスライダーが考えられますが、スライダーは85-86マイル(137キロ前後)平均くらいなので、大きな緩急はつけることができません。

そのため短いイニングを力で押し切るという使い方が、一番合っている投手と言えそうなクリス・カーペンターです。

これでチャンジアップキレの良いカッターがあれば、もっとメジャーで通用したと思われますが、そのあたりの器用さがなさそうな投球フォームのクリス・カーペンターではあります。

クリス・カーペンターの2012年当時のフォームです。

MLB.com:Carpenter’s Red Sox debut

短い動画ですが、上半身の力を使って投げるパワーピッチャーであることがわかるのではないかと思います。

2013年は被打率も高く、やや不安を感じさせる数字があるクリス・カーペンターですが、奪三振率は変わらずに高いので、1イニングに限定して投げさせるのであれば、チームに貢献してくれる可能性がありそうです。

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