岸孝之のFA宣言・FA移籍に関する最新情報

埼玉西武ライオンズのエースである岸孝之ですが、3年最大12億円の契約が2016年シーズンで終了します。

2015年は規定投球回数に到達しなかったものの110回1/3で防御率3.02、2016年は18試合の登板で123回1/3を投げて、防御率2.63とマウンドに立つことさえできれば力を発揮している岸孝之です。

今年の12月で32歳となる右腕ですが、海外FA権を持ち、今年のFA市場では一番の大物と言える存在のために大きな注目と関心を集めることになります。

その岸孝之のFA宣言、FA移籍、契約に関する最新情報をまとめています。なお、糸井嘉男の来季契約が確定するまで、随時情報を更新追加する予定です。

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目次

このページの目次です。

初回更新日:2016/09/23
最終更新日:2016/12/15

2016年8月の最新情報

2016年8月の岸孝之に関する最新情報です。

2016/08/30:【西武】エース岸に複数年契約を検討!(スポーツ報知)

西武が今季で3年契約の最終年を終える岸孝之投手(31)に対して、複数年契約を検討していることが29日、分かった。球団幹部は「当然、いろいろと考えています」と示唆した。球団は13年に、14年から総額で最大12億円の3年契約を結んだが、14年にフリーエージェント(FA)権を取得した右腕の引き留めを目指す。

2016年の契約は2億2500万円+出来高のため、12億円というのはあくまでもインセンティブを全て達成した場合の総額です。

2014年は2億円、2015年は2億2500万円とされているため、保証されている金額は3年6億5000万円となると考えられます。

2015年と2016年ともにフルシーズンで戦えていませんので、インセンティブの内容が簡単に達成できるものでない場合には、総額は大きく膨らんでいない可能性が高そうです。

球速に頼るタイプではないため年齢による衰えは緩やかになるとは予想されますが、どこまでの条件を西武ライオンズが提示するか注目されます。

2016年9月の最新情報

2016年9月1日から23日までのの最新情報

2016年9月1日から23日までのの最新情報です。

一つ目は2016年9月8日付けのスポーツ報知の記事です。

楽天が、フリーエージェント(FA)権を取得している西武の岸孝之投手(31)の獲得に向けた本格調査を行っていることが7日、分かった。13年以来の日本一へ、先発投手の整備が課題とされる中、今季で3年契約が切れるレオのエースの動向を注視。FA権を行使した場合には、獲得に向け動けるよう、準備を進めていく方針だ。
(中略)
球団幹部は「地元の選手。当然、調査はしないといけない。あれだけの投手。(獲得できれば)ローテの底上げになることは間違いない」と明言。

引用元:西武・岸獲得へ本格調査 課題の先発整備へ地元出身右腕ターゲット(スポーツ報知)

2016年9月10日付けの日刊スポーツの記事です。

楽天が、フリーエージェント(FA)権を保有する西武岸孝之投手(31)の動向を注視する方針を固めていることが9日、分かった。3年契約が終了する今季オフに権利を行使した場合に備え、速やかに交渉へと臨める態勢を築く
(中略)
現時点で岸本人の来季去就は未定だが、球団幹部は「あれだけの成績を残している先発投手。地元出身という観点からも、調査をしなければいけない選手です」と備えを万全にする。

引用元:サイトタイトル楽天がFA西武岸を調査 地元宮城出身101勝右腕(日刊スポーツ)

2016年9月21日付けのスポーツニッポンの記事です。

楽天が宮城県仙台市出身の西武・岸孝之投手(31)を獲得に向け調査していることが20日、分かった。保有するフリーエージェント(FA)権を今オフに行使した際は、獲得に名乗りを上げる方針だ。
(中略)
今月上旬に都内で星野仙一副会長(69)も参加して編成会議を実施。来季に13年以来4年ぶりの優勝を狙うため、今オフも積極的に補強に動く方針を確認した。球団関係者は「全ての可能性を考慮し、後れを取ることなく準備したい」と話した。 補強リストの最上位にあるのが、西武・岸の名前だ。
(中略)
岸は宮城県仙台市出身。06年ドラフト希望枠で西武に入団も大学まで地元で過ごすなど「東北愛」は強い。

引用元:楽天、今オフFA岸&陽獲り!来季4年ぶりVへ先発の柱と右打者補強(スポニチ)

現時点で予想されるのは西武ライオンズはチームのエースである岸孝之の引き留めに力を注ぐことが確実で、それに対抗するのが出身地という地元愛に訴えかけるであろう東北楽天ゴールデンイーグルスの2チームの争いです。

岸孝之本人のコメント等は一切ないため、今後については一切読めない状況ですが、多くの球団が関心を持つことが有力視されます。

渡辺恒雄読売新聞社主筆が補強の必要性を早々にかたり、2年連続V逸で大型補強の可能性がある巨人は、先発投手の駒不足に悩みました。

またソフトバンクも日本ハムに逆転してリーグ優勝を逃し、さらには日本シリーズも逃した場合には、再び大きな補強に動く可能性もあり、動き出せば資金面で太刀打ちできるチームはいません。

西武としてはFA宣言までに交渉をまとめる必要がありそうで、それを逃すと厳しい戦いを強いられる可能性がありそうです。

故障が目立つのが懸念はされますが、投球スタイルは年齢の衰えの影響を受けにくいタイプですし、年齢的にも3年から4年の契約を提示しやすい投手です。

後は、可能性は低いとは予想されますが、FA宣言によるメジャー移籍も少々気になります。

メジャーリーグの今年のオフのFAの先発投手市場は層がかなり薄いため、岸孝之がその気になれば、しっかりとしたメジャー契約を手にできる可能性が高いと予想されます。

線が細いことなどがネックとはなりますが、前田健太も同様のことが懸念されていましたので、宣言すればMLBも興味を示す可能性はあります。

宣言すれば多くのチームがアプローチする可能性があるため、今後は本人の意向と、まずは西武の引き留め交渉の進展が注目されます。

2016年9月25日から28日の最新情報

2016年9月25日から28日の最新情報です。

2016年9月25日付けのデイリースポーツの情報です。

今季のBクラスが決定した楽天は、FA権を保有している西武・岸孝之投手(31)の獲得調査を本格化する。最大の課題である先発投手の大型補強、地元・宮城県出身という点から照準を定めている。

引用元:楽天 FA権行使ならL岸、F陽岱鋼獲りへ

2016年9月27日付けの日刊スポーツの報道です。

西武岸孝之投手(31)が、取得している国内フリーエージェント(FA)権を行使する可能性のあることが26日、分かった。岸は今季で3年契約が終わる。意向について現時点で本人の口からは一切明かされていない。
過去の例として、西武はFA権を行使しての残留を認めており、当然、引き留めに全力を尽くすとみられる。看板選手である岸も、残留を基本線に考えているとみられる。

引用元:西武岸FA権行使も、球団は全力慰留へ

2016年9月27日の日刊スポーツの報道です。

西武はFA権を行使しての残留を認めており、当然、引き留めに全力を尽くすとみられる。看板選手である岸も、残留を基本線に考えているとみられる。しかし、水面下で調査を進めている球界関係者の話を総合すると、岸の権利行使を念頭に置き、今後も調査を継続する価値が十分にあるという。
(中略)
今オフのFA戦線は、投手、野手ともに好選手が多い。中でも完投能力が高く、先発ローテの軸としてイニング、勝利数とも確実に計算できる岸は別格の存在だ。FA権を行使した場合は、複数球団が獲得に乗り出す可能性が高い。楽天は、先発投手の補強を最優先とし、岸の動向を注視している。巨人は、岸を含むFA権を保有する全選手の調査を行っている。

引用元:西武岸FA権行使の可能性も 残留が基本線か

2016年9月27日付けのデイリースポーツの記事です。

今季3年契約が切れる西武のエース岸孝之投手(31)が今オフ、既に取得している海外FA権を行使する可能性が出てきた。26日、関係者への取材で分かった。
 関係者によると、岸は長年在籍した西武に対する愛情を強く持っている一方で、純粋に一選手として他球団の評価を知りたい思いもあるという。行使となれば、出身地の仙台市が本拠地の楽天を中心とした複数球団が、獲得に動くとみられる。
(中略)
既に内々に条件提示も行われたもようで、あらためて複数年契約を提示したとみられ、今後も話し合いを重ねる考えだ。

引用元:西武・岸、FA権行使も 楽天中心に争奪戦の可能性

2016年9月27日付けのスポーツニッポンの記事です。

海外フリーエージェント(FA)権を持つ岸は「メジャーへの興味? なくはないです」と海外移籍も視野に入れる。6月に2軍戦に登板した際にはメジャーのスカウトが視察するなど、国内外で通算102勝右腕への注目は高い。

引用元:岸、メジャー移籍も「なくはない」 27日は西武最後のマウンドか

9月28日付けの日刊スポーツの報道です。

楽天が、国内FA権を保有する西武岸孝之投手(31)が権利行使した場合、最大限の大型契約で獲得交渉に臨む意向であることが27日までに分かった。
(中略)
球団関係者の話を総合すると、行使なら今オフの補強の最優先事項として動く態勢を整えているという。岸は13年、出来高払いの条件を満たせば最大12億円に達する3年契約を西武と結んだ。12月に32歳を迎える今季も、登板19試合で平均6・8イニング以上を投げるなど、先発として高い完投能力を維持。楽天は複数年に渡る活躍を見込み、同等以上の大型契約を用意しているとみられる。

引用元:西武岸、FA宣言なら楽天が3年12億以上用意へ

現時点で獲得に興味を示して調査をするという球団として楽天、巨人の名前が上がっています。ただ、岸がFA宣言をすればV逸の可能性が高まっているソフトバンク、先発投手のやりくりに苦労をしていた阪神あたりも興味を示すことが予想されます。

メジャー挑戦に関しては、「メジャーへの興味? なくはないです」と答えたにとどまります。岸孝之レベルの投手であれば、メジャーに興味がないと話す選手のほうが稀で、これだけで海外移籍も視野というのはやや飛躍があります。

楽天が3年12億円以上を提示ということですが、これが事実であれば、メジャー挑戦した際の最低保証額でこれを越えることができるかは微妙です。

今年はFA市場の人材が極めて乏しいため、前田健太よりはベースサラリーが大きくなるかもしれませんが、やはり多くのインセンティブを満たした時に、それなりの年俸になる設定になると予想されます。

メジャー挑戦した場合には総額の上限は上回るかもしれませんが、保証されるベースサラリーでは日本プロ野球が上回ると見込まれます。

西武はFA宣言後の残留を認めてはいるものの、FA宣言を一旦してしまえばマネーゲームになることは確実で、しかも資金力のある球団が参戦する可能性が濃厚です。

西武が引き留めるためには、FA権行使前の契約延長による残留で決着をつけることが重要で、これを逃すと苦戦を強いられる可能性がありそうです。

楽天は星野仙一取締役副会長が実質的な編成権を握っています。

これまでも積極的な補強で、チームを強化してきています。資金も使うかわりに、集客や広告などで元をとるということにも長けている星野氏のため、地元出身の岸孝之に巨額の投資をする可能性は十分にありそうです。

西武としては日本シリーズ終了までに、何とか複数年での契約延長にこぎつけたいところで、まずはそこが注目ポイントとなりそうです。

2016年9月29日以降の最新情報

2016年9月29日の最新情報です。

以下はスポーツ報知の9月29日付の報道です。

西武の岸孝之投手(31)が今オフ、海外フリーエージェント(FA)権の行使を検討していることが28日、分かった。
(中略)
関係者の話を総合すると残留、国内移籍と2つの可能性を検討している。西武で再び日本一を目指す意欲とともに、新たな環境で勝負したい意向もあるという。すでに球団からは水面下で複数年での残留要請を受けており、2年5億円程度を提示されたとみられる。球団幹部は「何としても残ってほしい」と、球団では前例のない宣言残留も認める方針だ。

引用元:【西武】岸、FA行使検討…球団は前例のない宣言残留も認める方針

続いて、サンケイスポーツの9月29日付けの記事です。

球団はここ数年、FA権を行使した上での残留(宣言残留)を認める方針を示し、片岡(巨人に移籍)、涌井(ロッテに移籍)らと交渉してきた。鈴木本部長は「チーム編成が遅れるので、早めにはっきりしようと思う。(過去にFA権を行使せずに残留した)複数年契約の選手と同じようにしたい」と、方針転換することを示唆した。岸には楽天が強い興味を示し、FA宣言すれば獲得に動くとみられる。それだけに鈴木本部長は「マネーゲームになるのは避けたい」と強調した。

引用元:宣言残留認めず!? 西武、FA岸に早期決断を要望(サンケイスポーツ)

スポーツ報知では宣言残留を認める、サンケイスポーツは認めないというタイトルで記事を書いています。

一見すると矛盾する報道なのですが、サンケイスポーツの内容を見ると、宣言残留を認めないと完全に言っているわけではありません。

FA宣言に至れば、メジャーも含めた複数球団が関心を示し、値段が釣り上がっていくことは間違いありません。西武が2年5億円を提示したとのことですが、この数字が正しければ西武としてはマネーゲームをできる余裕がないことが見てとれます。

マネーゲームをしない方針で、FA宣言をした場合でも条件を大きく上げるようなことはなしないだけで、本人が西武に残る価値を見出した時に、西武に残ることを否定するようなものではないと受け取れます。

また「チーム編成が遅れるので、早めにはっきりしようと思う。」と話しているだけで、岸孝之がFA市場に出た場合には、早々に他の方法での戦力補強を行う方針を示唆しているだけでもあります。

そのため宣言残留を認めないというのが西武の方針ではないと考えられます。

ただ、西武が何としてでも引き留めるというスタンスでもないため、FA宣言に向かいつつある印象で、早々に興味を示している楽天が中心として動きになっていきそうな気配です。

2016年10月の最新情報

2016年10月の最新情報です。
 
2016年10月27日付のスポーツニッポンの記事です。

今季限りで3年契約が終了し、フリーエージェント(FA)権を行使するか注目されている岸について、鈴木葉留彦球団本部長は「条件提示はしている。まだ返事はもらっていない」との現状を明かした。これまでに行った話し合いの際には、「本人も“五分五分です”と言っていた」という。「こちらは(条件などを)投げかけている。早めに(返事は)お願いしたい、と伝えてある」とした。

引用元:五分五分?西武 FA権保有の岸に条件提示済みも返事「まだ」(報知)

西武は残留交渉を当然のことながら行っていて、具体的な条件を提示済みで本人からの返事待ちとのことです。

この時点では若干急かしていくているようなところがあるのですが、後ほどこの方針は変わってきます。

2016年10月30日付のデイリースポーツ、スポーツニッポン、ニッカンスポーツの記事です。

海外FA権を持つ西武の岸孝之投手(31)が、権利行使の意思を固めたことが29日、関係者への取材で分かった。西武一筋10年で通算103勝を挙げたエースはこの日、球団側に対して行使の意向を伝えたもよう。今後は出身地の仙台市を本拠地とする楽天など、複数球団による争奪戦へ発展することになりそうだ。

引用元:西武・岸FA権行使へ 他球団の評価に興味、楽天など争奪戦へ(デイリー)

プロ入りから10年間在籍した西武に愛着はあるものの一選手として他球団の評価を聞いてみたいとの思いも強いという。球団側とは今月中旬までに複数回にわたって残留に向けた話し合いを重ね、条件の提示も受けているが、この日までにFA権を行使する意思を伝えた。

引用元:西武・岸 FA権行使を決断 楽天が解禁即アタック方針(スポニチ)

海外移籍の考えはなく、西武残留を含めた国内球団に絞って、決断を下す意向だ。西武球団はFA宣言しての残留を認める方針。

引用元:西武岸FA宣言へ、西武残留含め国内絞って決断(ニッカン)

西武も宣言残留を認める方針のため、他球団の話を聞いてみたという気持ちが強くなることは不思議ではありません。

FA権の行使を決めたものの、メジャーリーグ挑戦は選択肢としないようです。

複数球団による争奪戦が想定されていますが、先発投手が必要な巨人は岸孝之ではな山口俊に絞り込んでいるとされています。

後は大型補強に踏み切る可能性があるソフトバンクも考えられますが、投手の頭数は揃っているだけに微妙なところはありますし、阪神はどちらかと言えば野手の方に意識がいっているようなので、こちらも動く可能性は微妙です。

岸孝之獲得に必要な金額を払える球団となるとオリックスとなりますが、現時点では野手の獲得の動きが先になりそうな報道が続いています。

現時点では西武残留か楽天移籍という可能性が強くなってきていますが、今度、他球団が手を挙げるかどうかも注目したいところです。

2016年11月の最新情報

2016年11月の最新情報です。

2016年11月1日付の日刊スポーツ、サンケイスポーツ、スポーツニッポンの記事です。

鈴木球団本部長は「もし宣言しても待ちたい」と、あらためて宣言残留を認める考えを強調。同投手は、近日中に行使を表明する見込みだが「勝つために残ってほしい選手。手を挙げても、戻ってきてくれるという期待感を持ちながらやりたい」と望みをかけた。辻監督も「もしそう(移籍)なったら痛い。宣言して残留が一番いい」と話した。球団は岸と複数回の話し合いを重ねる中で、流出の危機感を募らせてきた。同本部長が「提示内容は最初の時とは変わっている」と明かしたように、当初から条件を上積み。最大4年の複数年契約を提示しているとみられる。

引用元:西武FA岸へ全力慰留 最大4年複数年契約を提示か(ニッカン)

球団側は複数年契約を提示しているとみられるが、「これ以上の条件の見直しはない」とも説明した。すでに岸は球団側に権利を行使する考えを伝えており、交渉が解禁されれば、楽天など複数球団による争奪戦に発展する可能性が高い。

引用元:西武、岸の宣言残留容認 条件見直しなしも「待ちたい」(スポニチ)

当初の条件から上積みして楽天が用意する報じられているような金額と年数にマッチアップできるような4年契約を提示したようです。

ただ、宣言残留を認めてはいるものの、楽天の条件が出た後に、さらに上積みをする意向はないとのことです。

能力は高く、実力のある投手であることに疑いの余地はない岸孝之ですが、懸念されるのは健康面です。

東北の春先はまだまだ寒い日おいですし、シーズン終盤にも寒さが強まります。今シーズンも長期にわたり離脱している岸孝之にとって条件面もありますが、そのあたりのことも考慮しながらの判断することになりそうです。

西武側も当初は早めに返事をもらって、難しければ外国人で補強というようなニュアンスがありましたが、それは辻監督の意向もあってか変わったようです。

西武と楽天ともに先発ローテに不安を抱えているため、このFA宣言の結論がどうなるかはパ・リーグのパワーバランスに影響をあたえることになりそうです。

2016年11月3日付けのスポーツ報知の記事です。

岸は海外FA権を行使すると表明し、申請書類を球団に提出。西武プリで練習後、会見を行い「この世界で10年やってきて、他球団がどう評価してくれているのか聞いてみたいと思いました」と権利行使の理由を説明した。(中略)交渉を重ね条件も当初の2年から4年へ延ばし、総額10億円前後に見直されたとみられるが、合意には至らなかった。「自分が必要だという言葉もいただいたし感謝しかない。愛着もあります」と育ててくれた西武に恩義も示した。(中略)鈴木球団本部長は「来季の構想に一番欠かせない選手」としながらも「誠意は示せたと思う」と、マネーゲームには否定的で今後、条件の見直しは行わない予定。

引用元:FA宣言の岸、4年総額10億円も球団と合意に到らず(報知)

2016年11月3日付けのスポーツ報知の記事です。

通算103勝の右腕を落とすために、慣れ親しんだ背番号「11」を用意するプランも浮上。闘将は「手を挙げてからが勝負。誠意をもって(交渉を)進めていく」と話し、4年10億円前後とみられるライバル・西武以上の条件として4年総額で最大16億円の大型契約も視野に入れ、全力で“恋人”を落としにかかる。

引用元:星野副会長、FA岸に史上最高オファー!西武上回る4年16億円+背番「11」(報知)

当初は2年5億円という提示だったようですが、楽天の3年12億円という報道や交渉での感触から4年10億円前後に見直したようです。

それでも総額は楽天よりも劣る金額となりますので、岸孝之が他球団の話を聞いてみたいと思って、決断することは自然なながれといえそうです。

楽天は最大で16億円ということで、インセンティブ、出来高が含まれた金額ではあるようですが、活躍すれば西武の1.5倍以上の金額は稼げることになります。

星野副会長が陣頭指揮をとっていますので、おそらくですがベースサラリーだけでも西武の金額を上回っていることが濃厚です。

欲しい選手を口説き落とすことに星野副会長は長けていますし、実績もありますので、楽天が現時点では一歩も二歩もリードという印象です。

後は東北の寒さに対して、健康面で不安を抱える岸孝之本人がどう判断するかも焦点となりそうです。

2016年11月11日のデイリースポーツの報道です。

プロ10年で通算103勝を誇る宮城県が生んだ右腕。その揺るぎない実績に、星野副会長も「ウチの投手の見本になってくれると思う」と計り知れない期待を口にしている。破格の4年16億円を提示するだけの逸材であることは言うまでもない。

引用元:楽天、FA岸に4年16億円提示 11日に星野副会長が速攻アタック

2016年11月11日のスポーツニッポンの報道です。

どうしても欲しい人材。だからこそ最大限の誠意を示す。球団が岸に用意している条件は4年総額20億円の超大型契約。交渉に直接出馬する意向の星野仙一副会長も「誠意を持って前に進める」と語っていた通り、どこにも負けない条件を引っ提げて交渉の席に着く。

引用元:楽天 FA西武・岸に4年総額20億円提示へ 11日即日アタック

2016年11月11日に河北新報による報道です。

関係者によると、岸は既に残留交渉を終えた西武と東北楽天との二者択一の状況で、地元仙台での野球生活に思いを強くしているという。

引用元:<岸FA>楽天入り濃厚に

岸孝之に4年16億円から20億円という大型契約を提示するとのことです。西武が提示していたのが4年10億円程度とされていますので、条件面は楽天が大きく上回ることが確実となりました。

契約規模が僅差であれば西武残留の目もあるかと思われましたが、大きな開きがあり、さらに交渉に長ける星野副会長が登場しますので、楽天が断然有利となりました。

これだけでも楽天入りが濃厚と考えられるのですが、さらにスポーツ新聞ではなく、地域の日刊紙である河北新報が、関係者からの情報として伝えていますので、なおさら可能性が高まったと言えます。

このオフのFA市場ではNO.1と考えられる岸孝之ですが、意外にも多くの球団による争奪戦には発展せず、地元の東北を本拠地とする楽天に落ち着くことになりそうです。

2016年11月11日のサンケイスポーツによる報道です。

通算103勝右腕との話し合いを終えた楽天・星野仙一球団副会長(69)は「僕自身はポジティブ。僕と会ってくれたということは、前向きに考えてくれると思う」と自信を示した。星野副会長は仙台市出身の右腕に「宮城のマウンドで躍って飛び跳ねてほしい」と訴え、岸も「仙台は野球を始めた原点。『必要だ』と言ってくださって本当にうれしかった」。関係者によると、複数の球団から声をかけられているもようだが「若手からベテランまで楽しそうにプレーしている」とチームへの好印象も口にした。楽天側は3-4年で総額10億円を超える大型契約を用意。西武と同じ背番号「11」についても、塩見が譲ることを快諾し支障はなくなった。

引用元:楽天・仙さん、岸獲り手応え!「前向きに考えてくれると思う」

2016年11月11日のデイリースポーツによる報道です。

楽天はFA交渉解禁日となった11日、都内で、西武からFA宣言した岸孝之投手(31)と初交渉を行った。星野球団副会長が同席し、約1時間の交渉を終えると、「手応え?僕自身はポジティブに考えているから、僕と会ってくれるということは、前向きに考えてくれていると取るようにしてるよ」と笑顔。本拠地・宮城県出身の右腕に「『コボスタのマウンドで躍って、跳びはねてほしい』と熱く語ってきました」とラブコールを送ったことを明かした。星野副会長と初対面したという岸は、「きのうの夜から緊張していましたが、すごく緊張しました。緊張しすぎて申し訳ないです」と、額ににじませた汗をハンカチでぬぐっていた。

引用元:楽天・星野副会長、FA岸との交渉に手応え「僕自身はポジティブに考えている」

2016年11月12日のスポーツニッポンによる報道です。

闘将の口説き文句も心に響いた様子。「地元出身ということで、どうしても必要と言っていただいた。凄くうれしかった」。生まれ育った地元・仙台を「野球を始めた原点」と表現。条件面でも最大限の誠意を感じ取ったようで「家族やいろいろな人と相談してなるべく早く結論を出したい」と話していた。

引用元:岸 楽天の条件にも誠意感じた「なるべく早く結論」

他球団からも打診があるとの情報がある岸孝之ですが、実際に交渉を行ったことが明らかになっているのは楽天だけです。

ただ、中日は隠密で交渉を行うことを示唆していて、岸孝之に興味を示しているともされていますので、もしかしたら水面下で交渉を行っている可能性はあります。。

それでも条件面では西武の4年10億円程度を大きく圧倒していますし、中日が楽天の提示したとされる金額にマッチアップするのは難しいため、岸孝之の楽天入りが現実味を帯びてきています。

2016年11月17日のスポーツニッポンによる報道です。

海外フリーエージェント(FA)権の行使を宣言した西武の岸孝之投手(31)が、楽天移籍を決断したことが16日、分かった。西武は通算103勝を誇るエースの引き留めに4年契約を提示していたが、岸はこの日までに残留しない意思を伝えた。決め手となったのは、故郷・仙台に恩返しをしたいとの強い思い。(中略)。関係者によると、プロ10年間で7度の2桁勝利をマークしている右腕に対しては、水面下で複数の球団から獲得に向けた動きがあったが、岸の中では当初から西武残留か、移籍するなら楽天の二者択一だった。その上で熟慮を重ね、既に西武の球団幹部には残留しない意思を伝えたという。
岸の背中を押したのは、「地元愛」だった。生まれ育った仙台には愛着があり、以前から周囲には「いつかは地元でプレーしてみたい」と話していた。11日に都内で行われた楽天との初交渉では、4年契約の提示を受けた。出来高払いを含めると最大20億円にも上る大型契約で、さらに西武で背負い続けた背番号「11」も用意された。星野球団副会長からは「復興に向けて東北を元気にしよう」「もう一度、奇跡の扉を開いてほしい」などとラブコールを送られ、心が震えた。岸は「非常にいい評価をしていただいてありがたい」と感謝しながらも「それ(条件面)だけではないので」と語っていた。宮城県をはじめとする東北地方は、11年3月11日に発生した東日本大震災で甚大な被害を受けた。「今までもずっと(復興に対する)気持ちがあった」。地元球団でプレーすることで、道半ばでもある震災からの復興の一助になりたいという思いがさらに強くなった。

引用元:西武・岸 楽天へFA移籍決断 残留しない意思伝える

2016年11月17日の日刊スポーツの報道です。

楽天からは4年で最大16億円(推定)の大型契約に加え、日本一奪還へ必要不可欠な戦力と最大級の評価を受けた。星野副会長からは「もう1度、奇跡の扉を全開にしてほしい。たった1人でも、チームは大きく変わるものだから」と、熱い言葉を受け取った。

引用元:
FAの西武岸が楽天入りへ 4年16億円大型契約

岸孝之が西武に残留しないことを伝えたとのことで、楽天入りが決定的になったことが報じられています。

水面下ではさらに複数球団が接触していたとのことですが、考えうるのはオリックス、巨人、阪神、ソフトバンクなどの資金力が豊富な球団と、隠密で補強に動くことを宣言していた中日くらいですが、具体的な球団は明らかにならないままとなりそうです。

条件面ではスポーツニッポンが4年最大20億円、日刊スポーツが4年最大16億円と分かれていますが、いずれにしても大型契約であることに変わりはありません。

それ以上に楽天入りを後押ししたのが、地元への恩返しのようです。

岸孝之が東北学院大学3年生在籍時に、楽天が仙台に誕生しているのですが、地元密着を球団が志向していましたので、ドラフトの希望枠での獲得を打診していたようです。

しかし、高校時代から追いかけてくれていた西武に対する義理を通して、西武の希望枠でプロ入りしています。

ですが、東北大震災からの復興がまだ完全にできたとは言い難い、東北を元気づけるためにも、楽天への入団を決意したとのことです。

すでに残留しない意思は伝えたようですが、今日中にも直接、西武の関係者に会って挨拶を済ませる予定のようで、早ければ11月18日にも楽天・岸孝之が誕生することになりそうです。

2016年11月19日のデイリースポーツによる報道です。

岸とともにひな壇に並んだ星野副会長は、晴れ晴れとした表情で口を開いた。「とにかく『迷ったら前に出たらどうだ』と。私のモットーとしている言葉を何度も何度も告げた中で、ようやく今日という日を迎えることができた」
(中略)
岸は迷っていた。故郷・仙台で野球がしたい。5年前の東日本大震災。甚大な被害を目の当たりにし「自分に何かできないだろうか」との思いが芽生えた。一方で、古巣への感謝の念もあった。揺れる心にくさびを打ったのは、闘将の一言。「『迷ったら前に進め』という言葉を聞いた時、そうだなと思った。その言葉ですごく前に進めた」と岸は言う。
背番号は「11」に決定。来季年俸は2億2500万円、4年総額16億円の大型契約だ。「常にキャリアハイを目指し来季は15勝したい。日本一を奪回しないと、地元に帰ってきた意味がない」。星野副会長に背中を押され、右腕が野球人生の新たな1ページを歩み始めた。

引用元:仙さん殺し文句再び…楽天入団の岸へ「迷ったら前へ出ろ」

星野仙一の交渉力が遺憾なく発揮されての、岸孝之の楽天移籍決定となったようです。

FA移籍1年目の年俸は据え置きというルールが存在するため今季と同額の2億2500万円となります。

総額16億円ということは契約金や出来高なども含まれるため、ベースサラリーそのものは年平均で4億円ということはないと考えて良さそうです。

それでも西武が4年10億円を用意していましたので、基本給だけで年3億円平均は提示したのではないかと考えられます。

星野副会長が補強を主導すると大金が動くことになります。ただ、これまで優勝などの結果を残すこと、シーズンチケットを売りまくることなどで、回収してきた実績があります。

すでに15勝はしてくれると思うと星野副会長は具体的な数字に言及するなど、大きな期待を背負うことになります。

シーズン開幕時とシーズン終盤は寒さの厳しい仙台でのプレーが多くなりますが、より体調面に気をつけて結果を残すこと至上命題となる岸孝之の2017年シーズンです。

2016年11月20日のスポーツニッポンによる報道です。

FA宣言して楽天に移籍した岸の補償について、西武の球団関係者は「(人的補償の)プロテクトのリストを見ていないので何とも言えないが、金銭補償で外国人獲得の資金にすることが現実的かもしれない」と明かした。年俸2億2500万円の岸はAランク選手で、金銭のみ(年俸の80%)の補償を求めた場合は1億8000万円。鈴木葉留彦球団本部長は「外国人補強を考えている」と話しており、新外国人を獲得する上で「岸マネー」は大きな資金になる。

引用元:西武 岸の補償に金銭要求か 球団本部長「外国人補強を考えている」

岸孝之は西武のチーム内で外国人選手を除く年俸のトップ3だったためAランクとなり、その見返りとして人的補償+金銭補償(年俸の50%)、もしくは金銭補償(年俸の80%)を西武は受け取ることができます。

獲得するチームは支配下選手のうち、今年のドラフト指名選手と外国人選手を除く28名の選手をプロテクトできます。

西武はレギュラーがある程度揃っていて、野手には困っていないため、投手力が補強ポイントとなります。

ただ、楽天は投手が揃わないがゆえに岸孝之を獲得していますので、西武が欲しいような投手がプロテクトから外れるとは考えにくいものがあります。

しかし、そう匂わせておいて野手の有望株を獲得した上で、金銭補償でも1億1250万円を手にするのも悪くはなさそうです。

日本独特の制度で、FAでありながらある種、トレードの要素もあるため、今後が注目されます。

2016年12月の最新情報

2016年12月の最新情報です。

2016年12月15日のスポーツニッポンによる報道です。

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7日に人的補償が可能なプロテクトのリストが届いていたが「名簿を精査したが、(球団の)ニーズにマッチする選手がいなかった」と鈴木本部長。即戦力の投手を中心に検討したものの、この日までに金銭での補償を求めることを楽天側に回答した。岸は今季の推定年俸が2億2500万円のAクラスで、補償額は80%に当たる1億8000万円となる。

引用元:西武 岸のFA補償は金銭に、球団本部長「ニーズに合う選手いなかった」

先発投手が不足し、ブルペンにも多くの不安を抱える楽天のプロテクトリストから外れた選手で、即戦力と呼べる選手がいなかったであろうことは想像できないことではありませんでした。

西武としては巨人やソフトバンクのような球団に行ってくれれば、人的補償である程度の穴埋めも期待ができましたが、投手力が大きな弱点の楽天へ移籍したことは痛手となりました。

これで岸孝之のFAに関する一連の手続きは完了したことになります。

岸孝之の加入はプラスとなるのは確実ですが、日本ハムやソフトバンクよりも戦力が劣ることは明白です。

投手力に不安はあるものの攻撃陣は顔ぶれが揃っている西武、戦力的には豪華と言えない布陣ながら巧みな監督の采配によりチームとして上手く機能している千葉ロッテなど、簡単に楽天がポストシーズンに行けるような状況ではありません。

岸孝之がシーズンで離脱することなく、則本昂大と大車輪の活躍をすることが日本一以来のクライマックスシリーズ進出には欠かせないものとなりそうです。

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