糸井嘉男のFA移籍に関する最新情報

日本プロ野球の2016シーズン終了から2017シーズン開幕までのオフのFA市場では外野手に人材が揃っています。

その中でもトップ級の評価を受けているのがオリックス・バファローズの糸井嘉男です。

今季は35歳ですが打率3割、50盗塁を記録するなど、走力、打力ともに健在ぶりを発揮しています。

その糸井嘉男のFA宣言、FA移籍、契約に関する最新情報をまとめています。なお、糸井嘉男の来季契約が確定するまで、随時情報を更新追加する予定です。

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目次

このページの目次です。

初回更新日:2016/09/14
最終更新日:2016/11/16

2016年8月の最新情報(1)

2016年8月の最新情報です。

2016/08/30:阪神 オリ糸井調査 3月に国内FA権取得、球団主導で巻き返しへ(スポニチ)

阪神は、金本政権2年目となる来季に向けFA補強を検討していることが29日、明らかになった。実績ある選手がFA(フリーエージェント)権を取得する中、目指すチーム作りに最適と言えるのがオリックス・糸井嘉男外野手(35)だ。獲得有無の決定は権利行使宣言後になるが、来るべき時に向け、本格調査していく。
(中略)
シーズン中のため、現時点で獲得を目指す具体的な選手名は明らかにされていないが、注目しているのはFA市場だ。すでに中日の大島、平田に日本ハム・陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)ら国際経験もある一流選手が権利を取得。その中でも今年3月28日に国内FA権を取得したオリックスの糸井は、FA宣言すれば、トップ級の評価になることは間違いない。
(中略)
指揮官もチーム作りにおいて機動力を重視しており、糸井は構想にあてはまる選手の一人。

阪神がFA補強を検討している中で、糸井嘉男がリストの最上位にあることを感じさせる報道です。

外野のポジションでは新人の高山俊の台頭があるものの、ライトを守る福留孝介は39歳で来季は40歳になりますので、中長期的に見て外野手の選手層が厚いとは言えません。

また機動力を重視と言いながらも盗塁数56個はセ・リーグでは中日と並ぶ最低の数で、両リーグを合わせても楽天の49個を上回るだけにとどまります。

一番盗塁数が多いのが鳥谷敬の13盗塁と若い選手も走れていないチーム状況のため、1人で51個と阪神のチーム全体の盗塁数を記録している糸井嘉男は魅力的な補強候補となりそうです。

2016年9月の最新情報

2016年9月の糸井嘉男のFAに関する最新情報は以下のとおりとなっています。

2016/09/13:オリックス糸井がFA権行使を視野 争奪戦は必至(日刊スポーツ)

国内フリーエージェント(FA)権を取得したオリックス糸井嘉男外野手(35)が、権利行使を検討していることが13日、分かった。
オリックス残留も選択肢にあるものの、シーズン終了後に宣言すれば市場の目玉になり、争奪戦は必至の状況だ。糸井は開幕直後に権利を取得した際に「オフにどういう気持ちになっているか分からない」と話していた。だが、シーズン終盤を迎え、試合に集中しながらも、今後の身の振り方に熟考を重ねている状況だという。

2016/09/13:オリックス糸井FAも CS消滅で今後を検討へ(日刊スポーツ)

この日、チームは日本ハムに敗れてCS進出が完全に消滅した。あらためてFA権について聞かれた糸井は「もう35歳やからね。1年でも長く(現役を)やりたいと思っているよ」と具体的には語らなかった。年齢からも来季の所属先で現役を終える可能性が高い。それだけに慎重に頭を整理しながら決断に向かうことになりそうだ。

元々、メジャー志向があることが日本ハムがトレードに踏み切った理由とも言われています。

シーズン開幕直後の時点で「オフにどういう気持ちになっているか分からない」と話しています。

多くの選手が「シーズン中なんで」「シーズンに集中します」という言葉に終始することが多い中では、比較的踏み込んだ返事だと言えます。

すでにこの時点でFA宣言による移籍というのも選択肢に入っていたことがうかがえます。

2016/09/14:【オリックス】糸井、国内FA権行使へ…阪神など複数球団で争奪戦か

オリックス・糸井嘉男外野手(35)が今オフ、FA権の行使を視野に入れていることが13日、分かった。今年3月に国内FA権を取得。行使すれば、阪神など複数球団が獲得に乗り出すとみられる。
03年の自由獲得枠で投手として日本ハムに入団。13年1月に木佐貫、大引らとの大型トレードでオリックスへ移籍した。糸井本人は「1年でも長くプレーしたい気持ちがある」と強調。進路については全日程終了後に熟考し、最終結論を下す見込みだ。
(中略)
球団にとっては実力、人気両面で不可欠な戦力。シーズン中から話し合いを重ねており、球団幹部は「誰が見ても絶対に必要な戦力」と改めて評価した。昨年オフには年俸2億8000万円(推定)の1年契約で合意。来年7月に36歳となることから大型契約は難しそうだが、全力で引き留める方針に変わりはない。

オリックスはすでに糸井嘉男との契約延長に動いているようで、今季の年俸2億8000万円からの大幅アップが予想されます。

ただ、オリックスにとって大型の契約延長はあまりうまく行っていません。

金子千尋とは4年契総額20億円に出来高、平野佳寿とは3年9億円、岸田護と3年3億円の契約延長、FAの中島宏之には3年12億円を投資しました。

しかし、それらの投資を十分に回収しているとは言い難いものがあります。

このあたりの見極めもオリックスの課題となっていますが、どの程度の契約をオファーし引き留めをはかるのか注目されます。

2016/09/15:オリックス、糸井引き留めへFA宣言残留を容認(日刊スポーツ)

国内FA権の行使を検討していることが明らかになったオリックス糸井嘉男外野手(35)について、オリックスは「宣言残留」も容認する方針を14日、明かした。
球団幹部は「残ってくれるならそれでも構わない。ウチにとって絶対に必要な選手なので」とFA宣言イコール退団ではないと強調。一昨年オフには金子がFA宣言した上で残留を選んだケースがある。
現時点で糸井との残留交渉は行われておらず、条件提示もこれからの模様。金額など詳細は不明だが、球団は3年程度の複数年契約を用意するとみられる。

金子千尋を前例としてFA宣言後の残留も認める方針だということ、名前は明らかにされていませんが球団幹部が話したとのことです。

用意する契約は3年程度ということのようですが、その場合はオリックスは36歳から38歳までの契約を確約することになります。

今季の年俸が2億8000万円で、好成績による年俸アップも含めると3年10億円前後が攻防戦になる可能性がありそうです。

2016/09/17:オリックスオーナーが糸井引き留め厳命、大型契約へ 中島以上の条件も(スポーツニッポン)

オリックスの宮内義彦オーナー(81)が、国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした糸井嘉男外野手(35)の慰留を球団に厳命していたことが判明した。残留交渉で提示する条件面への影響も必至で、瀬戸山隆三球団本部長は「絶対に残ってもらわないといけない選手。できるだけのことはするつもり。社長もオーナーも同じ気持ちでしょう」と改めて強調した。
金子が同様に国内FA権を取得した2年前にも同オーナーが慰留を強く命じ、決定まで1カ月半ほどの期間を要しながらも最終的には4年20億円(金額は全て推定)の大型契約で無事に残留決着した経緯があった。
今回の指令を受けて球団内ではさらなる予算編成を組む可能性が浮上した。14年オフには中島を3年総額12億円で獲得し、いまも野手最高年俸。今季年俸2億8000万円の糸井にも同等、もしくは、上回るほどの条件提示が見込まれる。
有利な材料は交渉期間だ。既にCS進出が絶たれ、今季最終戦は10月1日の楽天戦。FA宣言期間までの約1カ月で糸井と接触できるのは籍を置くオリックスに限られる。同本部長も「当然。そのつもり」と他球団との交渉解禁を待たない一気の残留決着を思い描いた。逆にFA宣言に至った場合には流出危機は高まるだけに今後条件を精査して最大限の誠意を見せるつもりだ。

以前はオリックスといえば財布の紐をなかなか緩めないという印象ですが、ここ数年はソフトバンクと並ぶ大型補強を行うチームで、読売ジャイアンツ以上とも言えます。

本体のオリックス自体の経済規模が大きくなったことに加えて、宮内義彦オーナーが81歳と年齢を重ねていることも少なからぬ影響を与えている可能性がありそうです。

メジャーリーグでもすでに巨額投資をしていて、限界だろうとと思われていたところから、さらに資金を投入するチームがあります。

そのようなチームは、オーナーが球団から得る利益、つまりお金を手にするよりも、ワールドシリーズ制覇の方に価値をおいていて、命がある間に制したいという強い意志がある場合がほとんどです。

野球好きなために介入も多くなってしまっている面があるとされる宮内オーナーです。ですが、野球に対する愛情があることは間違いなく、1996年以来の日本一に対して強い願望を持っていると考えられます。

宮内オーナーがゴーサインを出したとなると、それに勝てる金額を提示できる可能性があるのは、ソフトバンクくらいになりますので、オリックス残留の確率が高まったと言えそうです。

【阪神】糸井、大島W獲りへ…4年ぶり屈辱、CS完全消滅(スポーツ報知)

球団は2年目の金本体制をバックアップするため、FAではオリックス・糸井、中日・大島をターゲットに大型補強へ乗り出すことが分かった。
(中略)
理想は、打線の軸となり、金本監督の目指す機動力野球の担い手。マッチするのはFA権行使も視野に入れているオリックス・糸井と中日・大島だ。今季、盗塁数はリーグワーストタイの57で得点はリーグワーストの480。糸井、大島の「走と攻」で弱点を補い、かつ両者にはチーム引っ張る存在としても期待がかかる。

阪神が引き続き、糸井嘉男の獲得に興味を示していることが報じられています。

問題は宮内オーナーが資金を投入することにゴーサインを出したオリックスに勝てるような条件を提示できるかどうかです。

阪神もどちらかと言えばFA選手に大盤振る舞いする球団ではあるものの、近年のオリックスには及びません。

オリックスと阪神の争奪戦になった場合には、阪神は契約総額以外の部分でも誠意を見せることが必要になるかもしれません。

2016/09/19:糸井、残留も選択肢「オリックスで優勝したい」 球団首脳が交渉で確認(サンケイスポーツ)

オリックスが、フリーエージェント(FA)権行使で注目を集める糸井嘉男外野手(35)と残留交渉を行っていたことが18日、分かった。
(中略)
「中身は詳しく言えませんが、話し合いはしています。まだ、シーズン中なので、彼も話しにくいでしょうが…。ただ、『オリックスで優勝したい』というようなことは言ってくれていました。もちろん、その発言をもって残留宣言とは受け取っていませんが」
(中略)
球団が最も恐れていたのは、残留の選択肢が一切ないまま宣言して、そのまま他球団に移籍してしまうことだった。
(中略)
 今回の極秘交渉の中で、糸井がオリックス残留の可能性をかなり残していることが分かったのは、大きな収穫だ。球団内には「宣言残留」も容認する方向で話が進んでおり、今後も機会があれば話し合いの場を設けていくという。

糸井嘉男の性格からして、球団首脳陣に『オリックスで優勝したい』と話したのが事実であれば、ほぼ残留の方向性と考えても良さそうです。

宣言してからの残留となると、次のFA権再取得まで4年が必要となり、糸井も39歳となるためオリックスで現役を終える可能性が高くなります。

今後注目されるのはオリックスがその4年いっぱいの契約を提示するのか、それとも3年契約で、残り1年はオリックスが選択できるようなかたちになるのか、注目されます。

2016年10月の最新情報

2016年10月の糸井嘉男に関する最新情報です。

2016年10月2日のスポーツニッポンの記事です。

今季最終戦にチームは惨敗した直後、FA権行使について問われると「まだ終わったばかりなので、これから」としたが「自分の中では(権利行使のチャンスは)最初で最後だと思う」と、人生の岐路に悩んでいることを告白。熟考して結論を出すことを示唆した。

引用元:オリ糸井 FA権で揺れる胸中を初告白「最初で最後だと思う」(スポーツニッポン)

2016年10月2日のサンケイスポーツの記事です。

「野手として球団最高級の評価はしている。金額的にもそういう条件になると思う」と球団首脳。球団の野手最高評価は、昨年、米球界から戻ってきた中島の3年12億円。糸井には、このVIP待遇を用意して残留を迫る。

引用元:糸井がFA熟考宣言!オリ、野手最高評価「3年12億円」級で引き留めへ(サンケイスポーツ)

2016年10月2日のスポーツ報知の記事です。

オリックス・糸井嘉男外野手(35)が、国内FA権を行使する意思を固めていることが1日、分かった。シーズン全日程を終了。「自分の中では(FA権が)最初で最後と思っている。終わったばかりなので、これから考えます」と話したが、関係者によれば権利行使の方向性を決めたもようだ。
(中略)
FA宣言すれば、阪神など複数球団が獲得に乗り出すことが確実だ。宣言残留を認めている球団も、先月下旬に糸井と会談し、強く慰留した。一方で今季は4年ぶりの最下位に終わったこともあり、FA補強を検討。糸井の去就にかかわらず、中日の大島洋平外野手(30)と平田良介外野手(28)を軸に動向に注目していく方針だ。

引用元:【オリックス】糸井、FA行使へ(スポーツ報知)

2016年10月2日のデイリースポーツの記事です。

オリックス・糸井嘉男外野手(35)が1日、権利を取得した国内FA権について「自分では最初で最後なので。後悔のないように?そうですね」と行使の可能性を示唆した。

引用元:オリックス糸井FA権の行使を示唆「最初で最後なので」(デイリースポーツ)

10月2日の時点ではスポーツ報知の報道が一番踏み込んでいて、関係者からの情報として権利行使の意向を固めたと伝えています。

それ以外のサンケイスポーツ、デイリースポーツは権利行使の可能性を否定しないものの、まだ熟考している状態だと報じています。

ただ、早々に残留交渉を行ったオリックスが「宣言残留を認める方針」を打ち出していますので、その時点でFA宣言の可能性が否定出来ないのを感じ取っていた可能性があります。

そう考えると一旦はFA宣言して、フラットな状態で複数球団の話を聞き、決断するという可能性が高まりつつあるのではないかと考えられます。

2016年10月3日のスポーツニッポンの記事です。

阪神が、国内フリーエージェント(FA)権を保有しているオリックス・糸井嘉男外野手(35)が権利行使した場合、獲得に動く方針を固めていることが2日、分かった。
(中略)
球団関係者は「権利を行使した場合に備えて、調査は進めています」と話した。FA宣言したあかつきには、速攻アタックする準備を整えているもようだ。
(中略)
糸井はBランク選手であるため、獲得に成功した場合には人的補償プラス今季年俸の40%か、今季年俸の60%に当たる補償金が発生。それでも阪神は出血覚悟で、大型補強を画策する。

引用元:阪神 糸井獲り!FA権行使なら速攻アタックへ 出血覚悟の大型補強(スポニチアネックス)

2016年10月3日のサンケイスポーツの記事です。

攻撃力の強化を狙いとして、オリックス・糸井に一本化したことが明らかになった。関係者の話を総合すると、すでに金本監督ら現場の要望を吸い上げた球団が本社と検討の場を持ち、獲得調査にゴーサインが出たという。
(中略)
センターラインの強化として、楽天・嶋の獲得調査も水面下で続けていたが、原口、坂本、梅野が競争を続けており、得点力の強化を優先させた。
(中略
オリックスは宣言残留を認める構えで、今季年俸2億8000万円のチームの顔に対して、3年12億円という大型契約を準備している。阪神は過度のマネーゲームには参戦しない見通しだが、恥ずかしくない条件を用意し、チーム改革に手を貸してもらえるように誠意を見せる。

引用元:阪神FA戦略、糸井獲りに一本化!交渉解禁即アタックへ本格調査(サンケイスポーツ)

阪神のFA補強の大本命が糸井嘉男となっているようで、オリックスを超えるまではいかないものの、それと同等の契約は用意する可能性がありそうです。

クライマックスシリーズに進んでいるチームの首脳陣がオフの補強の情報を漏らすことは少ないこともありますが、現時点ではオリックスと阪神の一騎打ちの様相を見せています。

この2チームと資金面でも負けないチームとなるとソフトバンク、巨人となりますが、FA市場全体の調査を行っているとの情報はありますが、具体的なターゲットに関する情報は乏しい状態が続いています。

この両チームは日本シリーズ進出を逃した場合には、大型補強に動く可能性が高いチームだけに、その結果しだいでは糸井嘉男に関心を示す可能性はありそうです。

2016年10月11日付けのサンケイスポーツの記事です。

阪神が今オフ、フリーエージェント(FA)での獲得を検討しているオリックス・糸井嘉男外野手(35)について、巨人もFA市場で第1希望と定めていることが10日、明らかになった。
(中略)
「パフォーマンスの衰えはまったく見られない。打撃だけでなく足も守備も魅力。補強ポイントに当てはまっている」 巨人の球団関係者は来季、36歳を迎える“超人”を高く評価した。
(中略)
今季の巨人外野陣は長野以外にレギュラーを固定できなかった。亀井は故障離脱を繰り返し、シーズン中に左翼にコンバートされたギャレットも中軸の働きができず。今季、143試合に出場して打率・306、17本塁打、70打点に加えて自身最多の53盗塁でタイトルも獲得した糸井が加入すれば、阿部、坂本ともに攻撃の軸が完成する。糸井は現在、東京都内で体のメンテナンスに専念中。オリックスでは家族を東京に残して単身赴任しており、在京球団への移籍を希望しているとの情報もある。

引用元:金本阪神に強敵!巨人の糸井獲り参戦でT-G戦争勃発へ(サンケイスポーツ)

ここまで阪神が強烈にラブコールを送っていましたが、そこに巨人が加わることになりました。家族が東京にいるというのは重要なファクターの一つとなりそうです。

オリックス、巨人、阪神という12球団の中でも資金面が豊富な球団が揃うことになり、条件面が3年12億円で決着できるかどうかとなりそうです。

巨人はリーグ優勝、日本一ともに2年連続で逃しましたし、来季は高橋由伸監督の2年目ということもあり強力にバックアップする動きがあっても不思議ではありません。

大島洋平、陽岱鋼、平田良介らもいるため情報戦となる可能性がありますが、長打力がほしい巨人にとって、本塁打でにくい投手有利の京セラドームで結果を残している糸井嘉男が一番魅力的な存在とはなりそうです。

2016年10月13日のスポーツニッポンの記事です。

1日の今季最終戦以来、初めて糸井と言葉を交わした福良監督が、悩める胸中を代弁した。
「一日一日、考えが変わるらしいわ。相当、悩んでいるんじゃない? 正直、嘉男が取った権利だから。他球団の評価が聞きたいとなれば、それは仕方ない。新聞を見ていると、たくさん(の球団がFA宣言すれば獲得に)来るんでしょう?」
(中略)
オリックスはシーズン終盤の9月中旬から、宮内オーナーが球団に糸井慰留を厳命。瀬戸山球団本部長も全力で引き留める方針を示しており、理想は他球団との交渉解禁を待たない残留決着だった。オーナーの厳命から1カ月近く経過したこの日に至るまで、オリックスから度重なる残留要請を受けている糸井。それでも胸中が揺れ動いているということは…。猛虎が交渉の席に着ける可能性が高まっている―と言い換えることができそうだ。事実、福良監督も「糸井流出の場合も想定するのか」の問いに「そうなるよね」と応じた。最悪の場合も想定せざるをえない状況というわけだ。

引用元:残留か移籍か…オリ福良監督 糸井と面談「相当悩んでいる」(スポニチ)

本人はFA権の行使についてかなり悩んでいるようで、行使する、行使せずに残留するということを行ったり来たりしているような状態が続いているようです。

残留交渉が続いている中でありながらも残留を決断しきれないとこから見ても、FA権を行使したいという気持ちが弱くはないことがうかがえます。

2016年10月13日の東スポWebの情報です。

糸井は打撃に悩んだとき、榎本氏に必ず連絡を入れる。FA権取得で岐路に立たされた今、恩師にアドバイスを求めるのは自然なことだが、そんな榎本氏が残留を促したのは学生時代から糸井の持ち味、性格を熟知するからこそだった。
「彼は自由奔放な人間。今回のこともそんなに悩んでいるようには見えなかったですが…。でも、今のチームが最も合っている。阪神さんがどこまで本気なのかはわからないけど、人気球団に行ったら今までのようなスタイルでは合わないんじゃないか。(オリックスは今季)最下位だったんで、もうひと仕事、ふた仕事しないといけない。もう少し恩返しした方がいい」
オリックスは阪神や巨人などと比べて世間の注目度が低いが、その分、練習に集中できる環境にある。シャイな性格の糸井にとっては好都合だろうし、伝統球団にありがちな慣習やしがらみも少ない。そんな環境面を鑑みて榎本氏は「ずっとパを歩んできて、感性が生かされるのがオリックスと思います」とも断言した。

引用元:FA糸井 恩師が注目発言「オリックス残留せよ!」(東スポWeb)

今も相談する学生時代の恩師がここまでメディアにはっきり言っていますので、当然のことながら糸井本人にも同様のことを話していることがうかがえます。

これまでもどちらかと言えば華やかな道を歩んできたタイプではありませんし、所属球団も日本ハム、オリックスと比較的自由にやらせてもらえるチームでした。

阪神、巨人となるとマスコミが追いかける度合いが違うため、一挙手一投足が注目され、テレビなどの取材の量も一気に増えます。

糸井自身の発言や行動を見ていれば、両チームをカバーしているマスコミにとっては格好の取材対象となります。

野球に集中するというのであれば、オリックスがベストの選択かもしれません。

2016年10月14日の最新情報です。

オリックスの宮内義彦オーナー(81)は13日、国内移籍が可能となるフリーエージェント(FA)権を取得した糸井嘉男外野手(35)について「うちの中核で、今後もなくてはならない選手。ベストの形で残ってもらえるように、球団に(交渉を)お願いしている」と残留を強く希望した。東京都内のオリックス本社で、福良淳一監督(56)から最下位に終わった今季の報告を受けた後に明かした。
糸井には巨人と阪神が獲得に興味を示しているが、オリックスも同球団の野手としては最高級の3年12億円ともいわれる好条件を用意して残留を求めている。宮内オーナーは「当チームから出ていってもらって結構、なんて選手は1人もおりません。よそのFA選手は、なんなら全員(オリックスに)来ていただいても結構ですが」と熱く語った。

引用元:オリ・宮内オーナー、糸井の残留を強く希望「うちの中核で…」(サンスポ)

FA選手全員にきってもらっても構わないという大胆な発言からも、チームを強くするための資金投入に積極的であることがうかがえます。

たびたび宮内オーナーから残留引き留めを厳命されていると報道されていましたが、それを認めるかのような発言です。

宮内オーナーがゴーサインを出していますので、場合によっては3年12億円を超える提示もあるかもしれません。

そうなるとさすがに巨人、阪神と言えでも上回るのは簡単ではなさそうです。

10月18日付けのデイリースポーツの情報です。

オリックス・糸井嘉男外野手(35)が国内FA権の行使を決意したことが17日、明らかになった。FA宣言選手との交渉解禁日まで動向を見守る阪神はこれまで態度を表明することはなかったが、糸井の決断を受け、獲得へ向けた準備を整えたことが判明。関係者によれば糸井は在阪球団を希望しており、日本シリーズ終了後、交渉解禁を待って阪神がオリックスとの糸井争奪戦に臨む。
(中略)
CSを戦う球団への配慮、交渉解禁日の順守のもと、阪神はこれまでFA戦略の具体策の表明を控えてきた。だがこの日、球団幹部は糸井がFA権行使を正式に表明すれば、獲得へ誠意を尽くすことを初めて明らかにした。
(中略)
家族が関東で暮らしていることから、在京球団を希望しているとの情報もあったが、糸井に近い関係者の話では、本人は関西を拠点に勝負したい思いが強いという。となれば、オリックス残留か阪神移籍の2択。ターゲットを明確にした阪神が、「虎の糸井」誕生を目指す。

引用元:阪神が糸井獲りへ!国内FA権行使を決意“在阪球団希望”でオリックスと争奪戦へ(デイリー)

阪神のシーズンオフの一番の補強の目玉が、トップターゲットが糸井嘉男であるとの報道が続いていましたので、驚きはない情報と言えます。

ただ、注目すべきはデイリースポーツは行使の決意を固めたとの情報を得ていること、また阪神側も何らかのかたちで同様の感触を得ているようです。

これまで在京球団が希望で獲得に興味を示しているとされた巨人も名乗りをあげることが予想されていましたが、ここにきて在阪球団希望と報じられています。

デイリースポーツ以外には同様の情報を報じているメディアがいないため、まだ様子を見る必要がありますが、阪神がかなり本気だということは間違いなさそうです。

10月19日付けのサンスポの記事です。

9月の最初の交渉から約1カ月。10月に入って行われた交渉の席上、オリックスからは残留を心から願う思いと、球団野手最高評価の「3年12億円」ともいわれる破格な契約を提示し模様。
(中略)
ただ、糸井はまばゆい条件提示にも「今は返事できないです」と残留を明言することはなかった。要するに「保留」だ。オリックスにとっては、とても満足とはいえないが、想定の範囲内の回答ともいえる。
すでに球団内では「FA残留」を容認することで一致しており、糸井が宣言して他球団の交渉を見守る覚悟はできているからだ。
とはいえ、阪神、巨人もVIP級の条件を用意している。家族が首都圏に住んでおり、巨人有利という説も流れる。そんな糸井の真意は、なかなか伝わってこない。

引用元:糸井、オリと2度目の残留交渉「3年12億円」提示も保留(サンスポ)

残留交渉をはじめてから1ヶ月が経過し、しかも現在の年俸が大幅アップとなる年平均4億円の提示を受けていますが、残留にすんなりと応じていません。

条件面で不満があるというよりも、他のチームの話が聞いてみたいという面が強いのかもしれません。特に単身赴任をしていれば家族の要望や気持ちも考慮する必要がありますので、迷わせる原因の一つと考えられます。

ただ、年齢的にも最後のFA権行使のチャンスとなり、これだけの条件提示に応じていませんので、FA権行使は確実と言えそうです。

現時点ではオリックス、巨人、阪神の話を聞いた後に決断という流れになることが見込まれます。

10月22日付けのサンケイスポーツの記事です。

オリックス・糸井がFA権の行使を正式に表明し、交渉解禁日を迎えた際には誠心誠意、思いを伝える。最大の切り札は、金本監督の熱意だ。
球団首脳が「FA宣言した選手と交渉するとなれば、金本監督にも(同席を)お願いしたいと思っています」と明かした。タンパリングを避けて名前は伏せたが、誰を指しているかは明白。糸井と正式にテーブルに着くときには、指揮官に直接出馬を要請する。(中略)現在、GM職を置いていない阪神にとって、最高の交渉役は間違いなく金本監督。熱く、強いハートと言葉で、悩める男をくどき落とす。

引用元:阪神・金本監督、出馬へ!FA大注目オリ・糸井を一気に落とす(サンスポ)

阪神は糸井嘉男との交渉に望む際には、金本知憲監督に出場を要請するようで、本人も応じる可能性が高そうです。

条件面でオリックスを上回ることが難しいことが予想される阪神にとっては、人間的なつながりなどの部分も重要となります。

城島健司の獲得の際には、当時の真弓監督が福岡に出向いて極秘に直接交渉したことが、ソフトバンクとの争奪戦に勝つ要因の一つとなっています。

金本知憲自身も当時の星野監督の強い熱意にほだされて、阪神への移籍に踏み出していますので、自身の経験も踏まえて交渉となりそうです。

10月22日付けの日刊スポーツの記事です。

今季国内FA(フリーエージェント)権を取得したオリックス糸井嘉男外野手(35)に、球団側が4年の残留条件を提示していることが21日、分かった。金額も出来高を含め、推定で最大18億円の大型契約。今季最年長盗塁王に輝いたとはいえ、35歳のベテランに対する異例の好待遇。39歳シーズンまで保証のいわば「終身雇用」ともいえる内容で引き留めを図っている。糸井とはここまで複数回の残留交渉を行ってきた。球団は糸井サイドの要求を聞き、できる限り譲歩。金額の上積みなど条件の見直しも行ったようだ。(中略)糸井はこれに「まだ決められない」と返答を保留。権利行使するかどうかも含めて頭を悩ませているようだ。

引用元:オリックスが糸井に最大18億円残留条件を提示(ニッカン)

39歳までを保証する4年契約で総額18億円に到達する契約をオリックスが提示したとのことです。

この情報だけでは、ベースサラリーがどの程度、出来高の条件がどのようなものかによるため、安易には判断できません。

ただ、3年12億円を交渉のベースにしたとされていますので、年平均で4億近いベースサラリーを提示した可能性がありそうです。

この条件を提示されてもまだ残留が決断できていませんし、オリックスも宣言残留を認めていますので、一旦FA権を行使するという流れになる可能性は高そうです。

それでも金銭の条件面では宮内オーナーが強烈な指示をだしているオリックスに、他球団が競り勝つのは難しそうです。

2016年10月24日付けのサンケイスポーツの記事です。

国内フリーエージェント(FA)権行使が注目されるオリックス・糸井嘉男外野手(35)が周囲に「居心地がいい」と関西志向を示唆していることが23日、明らかになった。
(中略)
「以前に、関西の方が居心地がいいと言ってましたよ。だからうちに残るんじゃないですか? あっ、阪神も関西か。じゃあ2分の1か…」糸井の証言を明かしたのは秋季練習中のオリックス某選手だ。
(中略)
交渉役の瀬戸山球団本部長も以前から「関西を気に入っているはずだが…」と話しており、プラス材料の感触を得ている様子。さらに、そんな空気を後押しするのが福良監督。「嘉男はシーズンが終わっても東京へは帰らない。去年も暮れまで大阪にいたし、今年も絶対ずっと大阪にいるはず」と話し、大好きな土地から離れるはずがない、というのだ。

引用元:糸井、関西志向を示唆「居心地いい」 オリと阪神のマッチレースか(サンスポ)

オリックスの関係者たちが続々と在京指向ではなく、在阪球団を選ぶ可能性が高いという情報を伝えています。

家族が東京にいて単身赴任している状態が続いているので、首都圏に行きたがっているとの情報が当初は流れていましたが、ここにきて一気にそれを覆す情報が増えました。

在阪球団となると残留交渉を続けているオリックスと、早々にこのオフのトップターゲットとして糸井の名前を挙げている阪神の2球団となります。これらの周辺情報からすると、オリックスと阪神のマッチレースとなることが濃厚です。

2016年10月25日付けの日刊スポーツの記事です。

オリックスが残留交渉で糸井側に提示したのと同等の4年契約を検討し、金本知憲監督(48)の交渉出馬も視野に入れている。

引用元:阪神、糸井獲りへ金本監督直接交渉&4年契約を用意(ニッカン)

オリックスが残留交渉で3年12億円から、さらに条件を上積みして出来高も含めた金額となりますが4年最大18億円の条件を提示したと報じられています。

阪神はマネーゲームにはしたくないとの方針のようですが、少なくともオリックスと同等になる条件を提示する準備をするようです。阪神タイガース、そして金本監督の本気度が伝わってくる情報です。

そしてさらに阪神に負けじと条件の上積みをオリックスがするのかも注目されます。

2016年10月26日付けのサンケイスポーツの記事です。

超人は虎党だった。虎にとってはなんともありがたい事実を、糸井の恩師が証言した。2003年オフ、近大で投手だった糸井を自由獲得枠(注)での指名に成功した元日本ハムスカウトの木村氏が、素顔を明らかにした。「嘉男はバリバリの阪神ファンでしたよ。ええ、もうバリバリの…。(阪神ファンが多い)京丹後の出身ですからね」
(中略)
金の卵の争奪レースのライバルは、糸井が憧れる阪神だったという。「確かに阪神さんが来られていました。ですが、最初に目をつけていたのが日本ハムだったので、最後は決断してくれました」阪神も地元の剛腕獲得に攻勢をかけたが、宮津高時代から熱視線を送っていた近大OBの木村スカウトにお世話になることを決めたのだという。

引用元:糸井はバリバリの阪神ファンだった!実は13年ぶり虎2度目ラブコール(サンスポ)

糸井良は京都府与謝郡与謝野町の出身で、阪神タイガースのファンが多い地域で育っています。高校も京都府立宮津高等学校、大学は近畿大学といずれも関西圏で、愛着を持っている地域であることも間違いありません。

金銭などの条件面で阪神がオリックスに勝つのは容易ではありませんが、金本監督の直接出馬に加えて、元々のファンであるということは大きなプラス要素となりそうです。

ただ、そのファンである阪神が興味を示している状態でありながら、高校時代から見つめてくれていた日本ハムと大学の先輩の思いを優先している糸井です。

このような義理堅い性格がゆえに、そのときも日本ハムを選ぶことにつながっていますので、糸井がオリックスに対して、どういった感情を持っているかもファクターとなってきそうです。

2016年10月31日付けのサンケイスポーツの報道です。

糸井からは「手を挙げさせてもらいたい。夜も眠れないぐらいに考えて、いろんな人に相談して、その結果、FA宣言して他球団の評価を一度聞いてみたいという結論に至りました」と話があったという。

引用元:オリ糸井がFA宣言「他球団の評価を一度聞いてみたい」…球団と再交渉も

まだ正式な書面上の手続きは終わっていないものの、FA権を行使することがほぼ確実になりました。

2016年11月の最新情報

2016年11月の糸井嘉男のFA移籍に関する最新情報です。

オリックスの福良淳一監督(56)が31日、糸井がFA権を行使すれば、慰留交渉に再出馬する意向を明言した。(中略)オリックスが今季中に国内FA権を取得した糸井嘉男外野手(35)に対し、4年18億円の大型契約を提示していることが31日、分かった。長村球団本部長は「こちらとしては最大の誠意をお伝えした。(権利を行使するかどうかを)近日中にお知らせできると思う」と話し、引き留めに全力を尽くす意向を示した。

引用元:オリックス FA宣言の糸井に4年18億円提示!福良監督が直接出馬(デイリー)

2016年11月4日のデイリースポーツの報道です。

FA宣言後の再交渉は「糸井がもう一度話を聞きたいとなれば用意はある」と話しており、“ボール”は先方に預けている格好だ。阪神など他球団と交渉した上で、連絡があった場合についてのみ再交渉のテーブルに着くことになる。「待っているだけ」とのスタンスは変わらない。その上で万が一、そのチャンスが訪れた場合には他球団の提示額という情報を元に条件面を再考する用意があることを示唆した。
 「マネーゲーム?常識というか限度額はある。限界ではなく、限度はあると思う」としながらも引き留めに全力を尽くすスタンスに変わりはない。

引用元:オリックス、FAの糸井に条件見直しも 球団本部長「検討します」(デイリー)

4年18億円という大型契約の上に、さらなる条件の上積みも辞さない姿勢を示しているオリックスです。

さらに日本ハム時代から縁のある糸井嘉男の交渉に福良監督も出馬することになるようです。

宮内義彦オーナーの号令がかかっている時にオリックスは、ソフトバンクや巨人以上の資金が出てきますおで、条件では圧倒することになりそうです。

後は糸井嘉男が何を重視するかに委ねることになります。

糸井嘉男が膝に古傷を抱えるため、人工芝ではなく天然芝でのプレーを希望していると出入りスポーツなどは報じています。

阪神も多くの資金を用意するようですが、オリックスの条件に並ぶことも難しいのではないかと予想されます。

2016年11月7日のスポーツ報知による報道です。

オリックスの糸井嘉男外野手(35)が7日、今季取得したFA権の行使を表明した。京セラドーム内の球団事務所を訪れ、FA申請の書類を提出し「1日に(宣言)しますって言わせてもらってから時間が経ってしまいましたけど、(自身の背番号と同じ)7日だったので今日にしました。野手をやって10年経って、FA取れると思わなかった。手を挙げてくれる球団もあるかもしれませんし、そういう話を聞いてみたい」と現在の心境を明かした。(中略)球団からは4年最大18億円の条件で残留を要請されていたが、権利の行使を決断。「余るぐらいの条件で評価してもらったと思います。野手をやって10年、自分ではまだまだ伸びしろがあると思っている。自分がより成長できる環境でやってみたい」と、行使に至った理由を説明した。

引用元:糸井、FA権行使を表明「自分がより成長できる環境でやってみたい」(報知)

移籍前提でのFA宣言となりました。

「余るぐらいの条件で評価してもらったと思います。」とオリックスの条件には感謝しながらも、「自分がより成長できる環境でやってみたい」と話していますので、事実上のオリックスとの決別となりそうです。

現状では阪神が手を挙げることが確実で、当然のことながら糸井嘉男もそれを想定してのFA宣言であることは間違いありません。

金銭が決断する上でも最優先事項ではないことが明らかになりましたので、阪神がオリックスに大きく見劣りするような酷い条件を提示しない限りは、阪神への移籍の可能性が高くなました。

2016年11月8日のデイリースポーツの報道です。

約10分間の囲み取材は、終始和やかなムードで進んだ。だが「タイガース」というワードが出ると、その場は静まり返った。阪神が獲得を目指しているという報道を受けて、糸井はキリリと表情を引き締めた。「やっぱりそうやって言ってくださるのは選手としてはすごくうれしいことだと思います」。超人の、素直な思いだった。

引用元:糸井、決意の黒髪でFA権行使表明 阪神の誘いに「すごくうれしい」

他に獲得に積極的な球団もありませんので、阪神入りほぼ確実と言えるコメントです、早ければ12日にも糸井嘉男の阪神への移籍が決定することになりそうです。

やはり子供のころからの阪神ファンであること、膝への負担が軽減される天然芝、様々な要素が金銭以上に大きなファクターになっているようです。

キャラクター的に地元メディアやファンに人気が出るタイプのため、キャンプからシーズンにかけて糸井嘉男の話題が紙面を飾ることが多くなりそうです。

2016年11月10日のスポーツニッポンによる報道です。

準備は万端だ。条件面では3年契約以上で高額インセンティブを含む大型オファー、「1番・センター」構想に加え、西岡の男気により糸井が慣れ親しむ「背番号7」も交渉のテーブルに並べる。交渉には四藤社長、高野本部長らとともに、高知・安芸で秋季キャンプを指揮している金本監督も出席する方針だ。

引用元:阪神、糸井獲りへ万全 高額オファー&金本監督出席&「1番・中堅」

万全と言いながら、ここにきて条件面では3年契約以上とトーンダウンしている感を受けるような報道です。糸井嘉男が阪神が来たがっているのを見越して、オリックスと条件面で争う必要はないと判断したのでしょうか。

阪神も一時はオリックスの4年18億円に近いような大型契約を用意するはずでしたが、気になる条件面でのトーンダウンです。

金銭補償で最大1億6800万円かかることもあって、少しでも条件面抑えなくなったのでしょうか。

あまりにもオリックスと格差のある条件を提示した場合には、再び、糸井嘉男も考え始めるかもしれませんので、一回目の交渉で提示される条件が注目されます。

2016年11月11日のサンケイスポーツによる報道です。

阪神は11日午後、オリックスから国内フリーエージェント(FA)権を行使した糸井嘉男外野手(35)と大阪市内のホテルで初交渉を行った。金本知憲監督(48)、高野球団本部長が出席。条件面の提示額など詳細は明らかにされなかったものの、高野本部長は「そういう意味(条件)での誠意は出させていただいた」と説明。4年契約を軸に交渉が進められているもようだ。
金本監督は交渉のため、前日10日に秋季キャンプを行う高知県安芸市から大阪に戻った。糸井は指揮官から熱い“口説き文句”をかけられたといい、印象に残った言葉に「必要な戦力ということと、『初めての恋人や』と言われました」と説明。「自分の野球人生なので、しっかり考えて答えを出したいと思う」との考えを示した。

引用元:阪神が糸井と初交渉 同席の金本監督は「初めての恋人や」とラブコール

一時ほどには阪神が圧倒的有利という雰囲気ではなくなっています。オリックスに対する感謝の念も強くあり、冷静に判断するために、両球団の条件を比較して検討するとも報じられています。

条件面では阪神もしっかりと準備しているはずですが、オリックスの4年18億円の提示には届いていないのではないかと思われます。

また金本監督に星野仙一氏ほどの巧みな交渉力があるかと言われれば、そこには明確な差がありますので、同様のものを期待するのは酷でもあります。

それでも阪神の優位は変わらないと予想されますが、完全に安心ができるというわけでもなさそうです。事実、今後は阪神も水面下で交渉を行うと方針を出していますので、当初の想定よりは難航している可能性がありそうです。

2016年11月16日のデイリースポーツによる報道です。

阪神・高野栄一球団本部長が15日、西宮市内の球団事務所で取材に応じ、オリックスからFA宣言した糸井嘉男外野手(35)との交渉について、進展がないことを明かした。糸井からの連絡があったか聞かれると「確定するようなことがあれば、お伝えさせていただきます」と話すにとどめた。初交渉以降も連日、水面下での話し合いを続けており、「交渉する中でいろんなことが出てきますので、できるだけ応えたいと思っている」と誠意を強調していた。

引用元:阪神と糸井のFA交渉進展なし?水面下の話し合いは続く…

初回に提示した条件だけでは、完全には合意にはいたらなかったことも感じさせる「交渉する中でいろんなことが出てきますので、できるだけ応えたいと思っている」という言葉です。

「こういう場合はどうなるのか?」と言ったインセンティブなども含めた細かいところでのやりとりがあるのかもしれません。それであれば、まだまだ予断は許さない状況であるとも考えられます。

阪神は糸井嘉男が獲得できることを前提にして、ゴメスをリリースし、三塁手の新外国人を探していますので、失敗が許されない球団幹部も慎重に交渉している面があることも否定できません。

当初よりはすんなりと行っていませんが、ここまで来た以上阪神としては糸井嘉男を取り逃すことができませんので、今後の交渉の成り行きが注目されます。

2016年11月18日のサンケイスポーツによる報道です。

阪神がフリーエージェント(FA)宣言したオリックス・糸井嘉男外野手(35)と大筋合意に達したことが17日、明らかになった。球団幹部によると、あとは住居環境や背番号など契約の細部を詰める段階で、まとまり次第、入団会見となる運び。“虎の糸井”の誕生が、カウントダウンに入った。
(中略)
「交渉は最終段階にきている。あとは、細かなところを詰めるだけだ」
球団関係者の話を総合すると、糸井との話し合いは家族を東京に残して単身赴任を続ける上での住環境や、コンシェルジュなどホテルサービスのさらなる充実、さらに入団会見に向けたスケジュール調整、背番号の最終確認などについて話題が及んでいるという。金本監督が直接出馬した11日の初交渉では、最大4年のオリックスを上まわる大型契約を提示。その後、水面下で複数回行われている交渉の中で条件面はほぼクリアし、大筋合意に至った形だ。

引用元:阪神、FA糸井と大筋合意!球団首脳「交渉は最終段階あとは詰めるだけ」

阪神がついに糸井嘉男と大筋で合意に達したとのことです。条件面については過剰なのではないかと思われるほどのVIP待遇となるようです。

この記事によるとオリックスが提示した4年18億円を越えるような条件を提示したとのことですが、オリックスのオファーも過剰なレベルでしたが、さらに上回る金額と規模となると、NPB史上でも上位にランクされる大型契約となりそうです。

さらに人的補償と金銭補償もあることを考えると、阪神としては出血大サービスといえる補強です。

阪神としては糸井嘉男の加入による観客動員、グッズの売上増などを見込んで、投資に踏み込んだのかもしれませんが、これまでの実績を考えると相場以上の値段であることは間違いなさそうです。

来季の途中で36歳を迎える糸井嘉男ですが、スピートタイプの選手は衰えが来る時は一気にくる傾向がありますので、それを克服して活躍することが求められます。

入団する時は歓迎されても、活躍できなければ、激しく野次られる球団でもありますので、より結果を出すことに集中する必要がありそうです。

2016年11月22日の日刊スポーツによる報道です。

阪神は21日、オリックスから国内フリーエージェント(FA)宣言していた糸井嘉男外野手(35)の獲得を発表した。糸井はこの日、オリックス・長村裕之球団本部長に移籍の旨を報告し、阪神側に入団の意思を伝えた。契約は4年総額18億円(金額は推定)。

引用元:糸井4年総額18億で阪神入り 西岡が背番号「7」譲る…誓いは「全試合出場」

結局はオリックスと条件面でも同様の4年18億円を用意したことになります。この他に金銭補償で最低でも今季の糸井嘉男の年俸2億2500万円の40%を支払うことになります。

スターと呼べる選手がいなくなっていた阪神にとっては、糸井嘉男は人気面でも期待がかかることになります。

2016年11月22日のデイリースポーツによる報道です。

糸井の年俸はBランクとみられ、FA補償が発生。球団は金銭より選手を求める基本方針を確認した。阪神から提出される28人のプロテクト名簿に主力クラスが漏れた場合、情け無用で強奪も検討している。オリックス関係者は「高額年俸者でも、残っていれば関係なく取りに行く。鳥谷とか…」と具体名を挙げながら、けん制球を投げつけた。他にも福留、西岡、藤川、能見らベテランも同様に候補とみられる。

引用元:糸井流出オリックス、補償で鳥谷級の大物獲得も視野

阪神も完全にプロテクトしきれないことにより、戦力を流出させる可能性が出てきました。「手薄な左腕や二遊間の補強も考えている」とオリックス球団幹部が話したことをスポーツニッポンは伝えています。

糸井嘉男に支払っていた年俸とその年俸の40%の補償金が入ってきますので、高額年俸の選手でも獲得することは可能です。ただ、こういう情報を流すことで、これらのベテランをプロテクトさせた上で、こぼれた若い選手を獲得することが十分に予想されます。

2016年11月22日のデイリースポーツによる報道です。

阪神の金本知憲監督(48)が22日、FAで加入した糸井の守備位置について明かした。主に今季守っていた右翼を任すのか、それとも中堅か。注目も集まるが「俺はセンターで考えている。本人に聞いたけど、オリックスではライト?まったくどっちでも違和感ないみたいで…。特にやりにくさはないということだから。守備範囲も広いし、肩も強いし…」と、外野の中心ポジションを任せる方針であると話した。一方で、福留のポジションについても言及。糸井に中堅を任せれば、自然な流れで右翼は福留となる。一塁挑戦の可能性もあったが「これで孝介は外野に専念できるんじゃないかな。メジャーで一塁の経験もあるし、それが彼のためかなという思いから提案したんだけれど、彼が外野一本で専念したいというので…。途中でケガがあったりとかしたら、一塁もあるかもしれないから、そういう状況は頭においてくれとは言ってある」と、来季40歳のシーズンに挑むベテランに配慮しつつ、本人の希望をかなえる方針であることを明かした。

引用元:阪神 糸井の守備位置「俺はセンターで考えている」と金本監督

この糸井嘉男にセンターを守らせるという構想はかなりリスクが高い決断と言えそうです。というのもすでに守備力は以前のようなレベルにはないと考えられるためです。

印象はスピードがあり、肩も強いというものになる糸井嘉男です。ただ、これはあくまでもイメージ、印象先行の可能性が否定できません。

というのも2016年の糸井嘉男のセイバーメトリクスのデータは衰えを感じさせるものだからです。

平均的な野手よりどれだけ優れているかを示すUZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)の数字は-7.1、守備範囲の指標であるRngRは-7.0、肩の強さを示すARMも-0.1と、いずれも平均を下回っています。ライトの守備でこのような状態にも関わらず、センターを守らせのは、やや不安が残ります。

ちなみに福留孝介はUZRが+1.5、RngRが-2.2、ARMが+3.6となっています。守備範囲はさすがに狭くなっていますが、肩の強さなどで補うことで、いまだに平均以上の守備力を有しています。

福留孝介が「まだ外野でやれる」と感じるのが不思議ではない数字を残していますので、守りたいのは自然なことと考えられます。ただ、センターの糸井嘉男とライトの福留孝介がともに年齢が高く、来季はさらに守備範囲が狭くなることを考えると、広い甲子園球場ではリスクが高い編成となりそうです。

さらにレフトを高山俊が守る場合には、投手陣に必要以上の負荷がかかる懸念は残ります。

後は、ライトとレフトの両方をカバーしなければならないセンターを膝に古傷を抱える糸井嘉男が守ることにもリスクがあります。

2016年12月の最新情報

2016年12月の最新情報です。

2016年12月15日のデイリースポーツによる報道です。

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阪神にFA移籍した糸井嘉男外野手(35)の人的補償として、オリックスが金田和之投手(26)の獲得を決め、阪神側に伝えたことが15日、分かった。この日、オリックスがほっともっと神戸で編成会議を開き決定した。阪神は28人のプロテクトリストから外した来季5年目右腕を放出することになる。先発、中継ぎとして金本監督の期待も高かっただけに、代償は小さくない。

引用元:糸井の人的補償は金田 オリックスが阪神に伝える

金田和之は来季の編成上の優先順位からすると28名のプロテクトリストに入れるところまではできない選手でした。

ただ、今から振り返ってみると陽岱鋼の争奪戦にも巨人以上の提示をする姿勢はありませんでしたので、結果論としては鳥谷敬、福留孝介を外してもオリックスはとりにこなかったかもしれません。

補強として獲得した中島や小谷野らベテラン野手が故障がちで、パフォーマンスもいまいちなことを考えれば、大金を支払って高齢のベテラン選手に高額年俸を払う人的補償を選択する可能性は低かったかもしれません。

福良監督はチーム状況を考えると野手よりも投手と話していましたので、元々、若い投手を狙っていたフシがあります。

その選択肢をより多くするために、大物主力選手をプロテクトするように情報戦を仕掛けたと言えそうです。

ただ、阪神は中継ぎ、抑えは層が薄い泣き所のため、一軍で十分な実績があるレベルの投手まではオリックスは獲得できませんでした。

阪神の戦力編成上、短期的には大きな流出ではないと考えられる金田和之ですが、藤川球児が36歳、安藤優也が38歳、高橋聡文が33歳と年齢が高く、中長期的な観点で見ると、不安を抱えるブルペンの層が薄くなったことは否定できません。

糸井嘉男にはこの流出のことを忘れさせるくらいの活躍が期待されます。

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