マット・ダフィー内野手を数字で分析!ロッテマリーンズの新外国人をデータで評価

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1. プロフィール・経歴

マット・ダフィーは1989年2月6日生まれの27歳で、2017年シーズン開幕時には28歳になる右投げ右打ちの内野手です。

2011年のMLBアマチュアドラフトで20巡目全体610番目にヒューストン・アストロズに指名されてプロ入りしています。

その後はアストロズ傘下のマイナーでプレーを続け、2015年9月16日にアストロズでメジャーデビューを果たしています。

しかし、2016年7月16日にアストロズをDFA(メジャーの40人枠から外される戦力外通告)となりウェイバーにかけられ、7月23日に獲得意思を示したテキサス・レンジャーズに移籍し、シーズンの残りはレンジャーズ傘下でプレーしています。

シーズン終了後の2016年11月17日に千葉ロッテマリーンズが正式に契約したことを発表しています。

2016年の年俸は51万ドル(5650万円)でした。

2. メジャーリーグ(MLB)とマイナー(2A・3A)でのシーズン別成績による分析

マット・ダフィーのメジャーリーグ(MLB)とマイナーリーグでのシーズン別成績は以下の表のとおりとなっています。

matt-duffy-2016_stats

1つのレベルを着実にステップアップしてきたマット・ダフィーですが、2015年に3Aの127試合で打率.294/本塁打20/打点104/出塁率.366/長打率.484/OPS.850という素晴らしい成績を残し、ロースターが拡大した9月にメジャーデビューをしています。

その昇格後の8試合で9打席ではありましたが打率.375/出塁率.444/長打率.500と結果を残し、2016年での飛躍が期待されました。しかし、スプリングトレーニング(日本でいうキャンプ・オープン戦)では23試合で打率.163/出塁率.268/長打率.429と低迷してしまいます。

それでも開幕ロースターには残ったのですが、3試合の3打席でノーヒットの2三振と結果を残すことはできず、シーズンの残りを3Aで過ごしています。

2016年はアストロズとレンジャーズ傘下の3Aでプレーしましたが、109試合で打率.229/本塁打14/打点52/出塁率.297/長打率.387/OPS.684と低迷しました。極端に打者有利なパシフィック・コーストリーグでの成績であることを考えると、あまり褒められた数字ではありません。

3A通算では打率.269/出塁率.335/長打率.442/OPS.777で、四球率は7.3%、三振率は21.0%となっています。

四球率はレアードの7.4%、中田翔の7.5%、陽岱鋼の7.6%と同様の数字となりますので、どちらかと言えば多く四球を選ぶタイプではありません。

三振率は陽岱鋼の21.8%、ウィーラーの20.9%。T-岡田の20.5%、中田翔の20.2%と三振は多い部類になると考えられる数字が3A通算では残っています。

長打力に関してはズバ抜けて素晴らしいわけではないものの、ツボにハマった時にはしっかりとスタンドインさせることができるパワーはありますが、どちらかと言えば早打ちで、三振も多いタイプと考えられるマット・ダフィーです。

3. メジャーリーグでの打撃データによる分析

マット・ダフィーのメジャーでのデータは多くないため、やや精度に問題はありますが、ファーストボール、変化球ともに積極的に打ちにいく姿勢があるというデータが残っています。

ファーストボールにある程度対応できるようで、空振り率はメジャーリーグの平均レベルなのですが、カーブ、スライダーなどのブレイキングボールに極端に弱く、かなり悪い空振り率となっています。

投手の左右に関しも、データの母数が少ないため参考程度となりますが、右投手には4打席で打率.250/出塁率.250/長打率.250、左投手には8打席で.286/.375/.429という成績になっています。

少ないデータではありますが、全体的に粗さが目立つ印象で、変化球への対応力にやや不安が残ります。

三塁の守備に関しては少ないメジャーでの出場時のものは、平均的な野手よりどれだけ優劣があるかを示すUZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)では4.8と良い数字ですが、参考程度にしかなりません。

3Aでの三塁の守備率は.946となっています。2016年は松田宣浩が.967、レアードが.961となっていますので、それより見劣りする数字ですが、天然芝のグラウンドで、状態が良いとまでは言えないマイナーで多くプレーしていることを考慮すれば、大きな不安はないのではないかと予想されます。

4. マット・ダフィー内野手の動画による分析

最後にマット・ダフィーの動画です。

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2016年3月の試合で1試合2本塁打を打った際の1本目の動画です。

フォロースルーが大きいスイングではありませんが、良い角度でパットが入ったこともあり、飛距離が出ています。

続いて、2016年3月の試合で1試合2本塁打を打った際の2本目の動画です。

こちらでもフォロースルーを大きくはとらず、途中で止めているようなスイングです。

2015年10月にタイムリーヒットを打った際の動画です。

元阪神のマートンが右打ちをした時と似たフォロースルーと打った後の姿勢です。

最後に2016年3月にサードの守備でダブルプレーをとった際の動画です。

1シーズン20本塁打というのは打者有利なパシフィック・コーストリーグでの成績です。2013年に2Aと1Aの合計で24本塁打をしたこともありますので、長打力がないわけではありませんが、バッティングフォームを見てもパワーヒッターというタイプではありません。

長打は出るものの、三振もそれなりに多い中距離ヒッターのため、チームの主砲というタイプではありません。そのためデスパイネと再契約するか、逃した場合には現在調査していると報道されているゴメスや李大浩あたりを獲得しておきたいところです。

守備面では三塁と一塁という内野の両コーナーだけでなく、2016年にはショートとレフトも守るなど、複数ポジションをカバーできるユーティリティプレイヤーで、チームの選手起用に柔軟性をもたらしてくれそうです。

三塁は細谷(.275/.313/.383)、中村(.201/.283/.309)、高濱(.215/.257/.319)らを試したものの固定しきれなかったポジションでした。

マット・ダフィーに主砲としての役割を期待するのはやや荷が重そうではあります。ですが、日本の変化球にある程度対応できればという条件つきにはなりますが、三塁のポジションをある程度埋めてくれる期待はできそうです。

千葉ロッテマリーンズの2017年の新外国人の詳しい分析は以下のページにまとめています。

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