ブライアン・シュリッター投手を数字で分析!西武ライオンズの新外国人をデータで評価

能力高い野手を揃え打線は強力ながらも投手陣を含めたディフェンス面に問題があり、チームとして上手く機能しきれていない埼玉西武ライオンズの2017年でした。

先発とリリーフの両面でテコ入れが必要なライオンズですが、早々にブルペン陣の補強に動いています。

すでに西武の秋季キャンプに参加し、メディカルチェックで問題がなければ契約すると報じられているブライアン・シュリッター投手です。

「中継ぎは自分の得意なポジション」と本人は話し、球団幹部も「クローザーを含めた短いイニングになるだろう」と話したと報じられています。

そのブライアン・シュリッターのメジャーとマイナーでの成績、そして球種別データや動画を元に分析していきます。

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プロフィール

ブライアン・シュリッターは身長1メートル96センチ、体重107キロという体格で、右投げ右打ちの投手です。

1985年12月21日生まれの30歳で、2017年開幕時も30歳となります。

2005年アマチュアドラフトでエンゼルスに34巡目に指名されるも契約せず、2007年にフィリーズから16巡目全体503番目に指名を受けてプロ入りしています。

その後は2008年8月にカブスにトレードされ、しばらくはカブス傘下でプレーし2010年6月にはメジャーデビューを果たしています。

それからはやや動きが複雑で2011年1月6日にウェーバーにかけらたところを、ヤンキースが獲得し移籍します。しかし、2月14日にはヤンキースからDFAされ、ウェーバーにかけられました。その翌15日にフィリーズがクレームして獲得したものの、3月末に右前腕の故障で故障者リストに入り、この故障を理由にMLB機構が一連のウェーバーを取り消してカブスへ復帰させています。
2015年10月にフリーエージェントとなった後、2016年はロッキーズ傘下のマイナー(3A)でプレーしています。

年俸は2011年の41万4000ドル(約4200万円)が最高額です。

メジャーとマイナー(2A/3A)での成績で分析

ブライアン・シュリッターの2016年までのメジャーとマイナー(2A/3A)での成績は以下の表のとおりとなっています。

brian-schlitter_stats

プロ入り後はリリーフ専門で、2Aと3Aでもクローザーを務めていた経験があり、マイナー通算で112セーブを挙げています。

2A通算では104試合125.1回で防御率3.30/30SV/奪三振108/WHIP1.36、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)が7.76、与四球率(9イニングあたりの与四球数)が2.9となっています。

3Aでは163試合182.0回で防御率2.92/67SV/奪三振169/WHIP1.40、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)が8.36、与四球率が4.0です。

メジャーには定着できていませんので成績は芳しくなく、78試合71.2回で防御率5.40/0SV/奪三振42/WHIP1.59、奪三振率5.27、与四球率3.3となっています。

与四球と被安打の数をイニング数で割ったWHIPがやや高く、走者を背負っての大量失点につながりやすい傾向があることが気になるところです。

その原因は3Aでの与四球率が4.0と四球が多く。さらに被安打率も8.7とクローザー、リリーバーとしては褒められた数字ではないためです。

2016年の3Aで1イニングあたり17.9球を投げていますので、制球にはやや難があると考えられ、被安打の多さから投球が単調、球種が少ないなどの問題を抱えていることがうかがえます。

奪三振率は極端に高いわけではないものの、マイナーレベルではクローザー、セットアッパーとして期待できる数字とはなっています。

持ち球と球種別データによる分析

ブライアン・シュリッターの持ち球はフォーシーム、シンカー(ツーシーム)、スライダー、チェンジアップの4つとなりますが、メジャーではチェンジアップはほとんど投げていません。

シュリッターの球種別データは以下の表のとおりとなっています。

brian-schlitter_pitches_velocitybrian-schlitter_pitches_velocity

投球の構成はフォーシームが占める割合が16.2%、シンカー(ツーシーム)が68.1%、スライダーが15.1%、チェンジアップが0.6%となっています。

球速は2016年のデータで、フォーシームが最速158.8キロ、平均155.2キロ、シンカーが最速156.0キロ、平均153.0キロ、スライダーも高速で最速142.9キロ、139.0キロを計測しています。

球速はフォーシーム、シンカーともにMLBの平均を上回る数字なのですが、緩急をつけるオフスピードのボールが無かったことがメジャーで通用しなかった理由の一つと言えそうです。

平均以上の球速ではありますが、ファーストボール系は動きが良くなければメジャーのレベルの高い打者は捉えてきます。

フォーシームはスピンが効いたキレイな回転をしているようで、シンカーはこの球種にしては横へのスライド、縦へ沈む動きの両方共小さいカテゴリーに入り、動きは少ない部類となるようです。

ファーストボール系に動きが少なく、緩急をつけるオフスピードがなければ対応されてしまいますので、そこが苦しんだ理由と言えます。

スライダーは縦に割れる動きがあるようで、三振を奪える球種ですが、それでも三振に占める割合は20.8%にとどまり、シンカー(52.1%)とフォーシーム(25.0%)での奪三振の方が多くなっています。

投球の7割近くを占めるシンカーが生命線で被打率も.292と4つの球種の中では一番良い数字となっています。

ブライアン・シュリッターの動画

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最後にブライアン・シュリッターの動画です。

2015年4月にシンカー/ツーシームで三振を奪っています。

シンカーというよりもシュートに近い動きで横にスライドし、縦には小さくしか落ちていません。次の動画は2014年の6月ですが、こちらもシンカー/ツーシームのようです。

残念ながらスライダーが確認できる動画ないのですが、最後にフィールディングが見れる動画です。

体が大きいのですが、なかなかの動きを見せています。

基本的にはツーシーム、シンカーが主体となり、この球種のゴロ比率が高いため三振も多いのですが、ゴロアウトも多くなっています。

西武ライオンズは守備面に課題がありましたので、このあたりは少々不安材料になるかもしれません。

長身で角度がつく上に球速は速くボールに力があるタイプのようなので、ストライクが取れればある程度の結果を残してくれそうです。またクローザーとしてやるにはやはり縦に割れる動きがあるとされるスライダーで空振りを奪えるキレを日本の公式球で出せるかが重要になりそうです。

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