【NPB2016新外国人分析】オリックス・バファローズが獲得間近のスコット・コープランド投手を数字で分析

大型補強の一つとして獲得したブライアン・バリントンが右肩痛で長期離脱したことも、金子千尋の復帰が遅れたことと並んでオリックス・バファローズが低迷する理由の1つとなった2015年でした。

ディクソンとはすでに契約延長をし、金子千尋、西勇輝、ディクソンの3本柱となる先発ローテですが、さらに新外国人先発投手の補強に動いているようです。

日刊スポーツが、2015年にブルージェイズと傘下3Aバッファローズでプレーしたスコット・コープランド投手と交渉を行い、合意まで大詰めを迎えていると報じています。

そのスコット・コープランド投手のメジャーとマイナーでの成績、そして球種データや動画なを元に分析していきます。

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目次

このページの目次です。

1. スコット・コープランドのプロフィール・略歴

スコット・コープランドは1987年12月15日生まれの27歳で、2016年シーズンの開幕時には28歳となる190cmの長身右腕投手です。

出身はテキサス州ロングビューで、サザン・ミシシッピ大学からボルティモア・オリオールズに2010年ドラフトの21巡目に指名されてプロ入りしています。

しかし、2012年7月にはオリオールズからリリースされ、その後ブルージェイズと契約しています。

1Aで過ごす期間が長かったのですが、2014年に2Aに昇格すると、その年のうちに3Aまで昇格し、2015年は3Aで好調だったためメジャー昇格を果たしています。

メジャーデビューは2015年5月2日にリリーフとして初登板し、その後一旦マイナー降格となったものの、再び6月に3試合先発の機会を与えられています。

しかし、その先発で十分な結果を残すことができずに6月22日にマイナー降格してからは、メジャーでの登板はありませんでした。

2. スコット・コープランドのメジャーとマイナーでの成績による分析

スコット・コープランドのメジャーとマイナーでの年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Scott copeland Stats_2015

2Aでは27試合(先発22)139.1回で防御率3.75/奪三振89/WHIP1.35、3Aでは25試合(先発24)150.0回で防御率2.76/奪三振82/WHIP1.21となっています。

メジャーでの実績は2015年シーズンだけとなるのですが、5試合(先発3)15.1回で防御率6.46/奪三振6/WHIP1.70と通用しませんでした。

好材料なのは2015年に3Aでは21試合(先発20)125.0回で防御率2.95/11勝6敗/奪三振66/WHIP1.25と、キャリアベストの成績を残していることとなりそうです。

奪三振を多く奪うタイプではなく奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は2A通算で5.75、3Aで4.92、メジャーで3.52となっていますので、基本的には打たせてとるタイプです。

このタイプの投手は制球力が必要となるのですが、与四球率(9イニングあたりの与四球数)は2Aで3.1、3Aで2.6、メジャーでは1.2となるなど、大きな不安を感じない数字となっています。

ちなみに2015年のオリックスの先発投手陣では金子千尋の与四球率が1.74、東明大貴が2.29、西勇輝が2.38、バリントンが2.93、ディクソンが3.03です。

3. スコット・コープランドのメジャーでの球種別データによる分析

スコット・コープランドの球種(持ち球)と球速、球種別のデータは以下の表のとおりとなっています。

Scott copeland Pitches_2015

MLBのPitch FXシステムでは、スコット・コープランドの球種としてシンカー(ツーシーム)、チェンジアップ、スライダー、カーブ、カットボールの5つがカウントされています。

ただ、カットボールに関してはメジャーで投げた250球のうちわずかに2球のため、実際にはスライダーだった可能性もあります。

実質的にはシンカー、チェンジアップ、スライダー、カーブの4種類と考えたほうが無難かもしれません。

回転の綺麗なフォーシームは全く投げないようで、シンカーが投球の66.00%、スライダーが17.60%、チェンジアップが9.60%、カーブが6.40%となっています。

シンカーは最速で150.7キロ、平均で146.5キロが記録されていますが、日本の柔らかいマウンドでは3-4キロは球速が落ちるため、最速が140キロ台後半、平均で140キロ前半程度の球速になると予想されます。

このシンカーがスコット・コープランドの生命線とも言えるボールで打者がスイングしても32.47%がファウルになり、フェアゾーンに飛んだ場合のゴロ比率が62.79%となっています。

打たせて相手を仕留めるタイプの投手のため、このシンカー/ツーシームが日本の公式球で、どれだけ動かせるかは重要なポイントとなりそうです。

変化球ではスライダーとチェンジアップがありますが、より有効なのはスライダーと考えられます。

4. スコット・コープランドの動画・投球スタイル

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最後にスコット・コープランドの動画です。

2015年6月10日のマイアミ・マーリンズ戦で先発して7イニングを92球で投げきり、6安打無四球の1失点(自責点1)でメジャー初勝利を挙げた際の動画です。

ツーシームでボールを動かしていることがよくわかる動画で、40秒を過ぎたあたりと1分20秒前後でスライダーも確認できます。

このツーシームを日本でもどれだけ動かせるかが活躍のカギとなりそうです。

日本ハムのメンドーサが奪三振率5.15、与四球率3.75という数字を2015年に残していますが、イメージ的にはそれに近いタイプと考えられます。

140キロ台半ばでボールをしっかりと動かせれば、相手を制圧できなくても試合をある程度つくってくれる計算ができそうなスコット・コープランドです。

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