【新外国人分析】広島カープが獲得したジェイソン・プライディ外野手を数字で分析

2015年はヘスス・グスマン、ネイト・シアーホルツらを打線の中軸として期待して獲得したものの、いずれも投資した金額に見合った結果を残してはくれませんでした。

シーズン終盤には投手陣が踏ん張るものの、打線が沈黙することが多くなったことがクライマックスシリーズ進出を逃す大きな原因となりましたので、それでも積極的なテコ入れをすることは不可欠な広島カープでした。

その広島が打線の中軸候補として元アスレチックスのジェイソン・プライディ外野手を獲得することになりました。

そのジェイソン・プライディ外野手をメジャーとマイナーでの成績、そして動画などを見ながら分析していきたいと思います。

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目次

このページの内容は以下のとおりとなっています。

1. ジェイソン・プライディ外野手の経歴・プロフィール

ジェイソン・プライディ外野手は2002年のMLBアマチュアドラフトで2巡目(全体43番目)にタンパベイ・デビルレイズ(現レイズ)に指名されてプロ入りし、メジャー初昇格は2008年9月にミネソタ・ツインズとなっています。

タンパベイ・デビルレイズ、ツインズ、メッツ、フィリーズ、ロッキーズ、オリオールズ、アスレチックスなど多くの球団を渡り歩いたものの、メジャーでの出場は7年で133試合にとどまり、主に3Aでの出場が多くなっています。

身長は185センチ、体重は88キロ。右投左打の外野手で、両翼だけでなくセンターも守ることができます。

2. マイナーとメジャーでの成績での分析

ジェイソン・プライディ外野手の2A、3A、メジャーでの成績は以下の表のとおりとなっています。

Jason Pridie Stats

メジャー通算では133試合245打数で打率.216/本塁打5/打点24/出塁率.290/長打率.351/OPS.641と通用しませんでした。

しかし、日本の各球団が外国人選手獲得する際に参考にする2Aや3Aでの成績においては、評価できる内容があります。

3A通算では779試合3093打数で打率.281/本塁打90/打点397/出塁率.333/長打率.443/OPS.776とさほどでもないのですが、132盗塁で盗塁失敗は33個となるなど、成功率が80.00%となっています。

さらに2014年と2015年の2シーズンの3Aでの成績では内容が良くなっています。

2014年が108試合418打数で打率.278/本塁打12/打点51/出塁率.341/長打率.433/OPS.774で盗塁28個で成功率は82.4%となり、2015年は127試合478打数で打率.310/本塁打20/打点89/出塁率.380/長打率.515/OPS.894で盗塁は20個、成功率は87.0%と非常に良い成績を残しています。

2015年の3Aでの四球率は10.2%となっているのですが、2015年のセ・リーグで同様の数字を残している選手はエルドレッド(10.33%)、ルナ(10.11%)、松山竜平(10.04%)、新井貴浩(10.00%)で、極端に多いわけではありませんが、ある程度は四球を選ぶ忍耐力があることがわかります。

盗塁ができる走力があり、なおかつ高い成功率を出せる走塁技術もあると考えられ、さらにそれを活かすのに必要な出塁率の高さもあるというジェイソン・プライディ外野手です。

三振率に関してはセ・リーグのコンタクト技術に優れる選手たちが8%-12%となっていますので、三振が少ないというわけではないのですが、グスマンの21.55%、ゴメスの22.30%、バレンティンの26.92%、シアーホルツの27.02%、エルドレッドの30.33%よりは良い数字で、極端に多いタイプというわけではなさそうです。

外野の守備に関しては3つのポジションを守れるようではあるのですが、、MLB通算では.964と上手いとは言えない数字ですが、3A通算での守備率は.989、2015年の3Aでは.993となっています。平均を大きく上回るような守備力は期待するのは酷かもしれませんが、大きな心配まではする必要はないと考えられます。

3. ジェイソン・プライディ外野手のメジャーでの打撃データ

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ジェイソン・プライディのメジャーでの打撃成績は良くないため参考程度になるのですが、ファーストボール、ブレイキングボール(カーブ/スライダー)、オフスピード(チェンジアップなど)のいずれも忍耐強く待つことができています。

しかし、ファーストボールをスイングした時の空振り率が33%、ブレイキングボールが75%、オフスピードが60%となるなど、コンタクトに難があり、特に変化球に弱いというデータが残っています。

3Aの投手は、球速が速くても変化球の球種が少ないか、変化球のキレや曲がりが良くない、制球力がないためメジャーで通用しないというタイプが少なくありません。

そのため力勝負の色合いが強くなるのですが、メジャーレベルの投手は変化球の制球力もキレもある投手が多く、それに対応できないと通用しませんので、その対応ができないことが壁になっていた可能性があります。

日本のプロ野球、特にセ・リーグは変化球勝負が多くなりますので、変化球への対応が活躍のためのポイントとなりそうです。

4. ジェイソン・プライディ外野手の動画

最後にジェイソン・プライディ外野手の動画です。

広角に打ち分けていて、打率が残せているのがうなずけるものとなっています。

パワーヒッターというほどの迫力はないものの、長打も打てる力もある中距離ヒッターというイメージのジェイソン・プライディです。

2015年の広島カープは、外国人野手の補強に積極的に動き、資金を投入したものの、あまりうまくいかなかったこともチームの得点力不足の原因となりました。

本塁打の量産ではなく、一定の長打と打率に期待することになりそうなジェイソン・プライディですが、やや変化球への対応に不安が残る面があります。

日本の変化球中心の配球にどこまでアジャストできるかが活躍の鍵になりそうなジェイソン・プライディです。

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