【新外国人分析】日本ハムが獲得したクリス・マーティン投手を数字で分析

レギュラーシーズンでは2位となりながらも、クライマックスシリーズではファーストステージで千葉ロッテマリーンズに苦杯をなめた北海道日本ハムファイターズが、早速投手陣の補強に動きました。

ロッキーズとヤンキースの2チームでメジャー通算40試合に登板した経歴がある29歳・右腕のクリス・マーティン投手と契約したことが日本ハムファイターズから発表されました。

そのクリス・マーティン投手のメジャーとマイナーでの成績、データ、動画などを元に分析していきます。

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目次

このページの内容は以下のとおりとなっています。

1. クリス・マーティン投手の経歴・プロフィール

クリス・マーティン投手は1986年6月2日生まれの29歳でテキサス州アーリントン出身です。身長203cmの長身投手で右投げ右打ちです。

2004年のMLBアマチュアドラフトでデトロイト・タイガースに18巡目で指名されるも契約せず、翌年の2005年にドラフトではロッキーズに21巡目で指名されましたが、この時もサインしませんでした。

2007年には手術を受けるなど故障に苦しんだ後、2007年から2010年にかけては倉庫で働いていたという時期もあるとのことです。

そして2010年に独立リーグでプレーをした後に、2011年3月にボストン・レッドソックスとアマチュアFA選手として契約して、メジャリーグ傘下のチーム入りをします。

その後2013年にレッドソックスがジョナサン・ヘレーラを獲得する際の交換要員としてフランクリン・モラレスとともにロッキーズに移籍し、2015年1月にヤンキースに金銭で移籍しています。

メジャーデビューはロッキーズ時代の2014年4月26日の27歳の時となっています。

日本ハムとの契約に関しては1年8000万円+出来高で合意したと報じられていましたが、海外メディアの情報によると2年契約でベースの年俸総額が170万ドルで、それに30万ドルの出来高がつくと伝えられています。

日本円にすると2年2億4000万円で、1年では年俸1億200万円+出来高1800万円となります。

2. マイナーとメジャーでの成績での分析

クリス・マーティン投手の2A、3A、MLBでの年度別投手成績は以下の表のとおりとなっています。

Chris Martin Stats_2011-2015

2Aでは13試合に先発していたものの、3Aに昇格以降は完全にリリーフ専門での登板となっています。

MLBでは40試合36.1回で防御率6.19/1SV/奪三振 32/WHIP1.65と、やや力不足な数字ですが、3Aでは通算で75試合106.0回で防御率3.48/9SV/奪三振108/WHIP1.31とリリーフとして圧倒的ではないものの、合格点レベルの成績は残しています。

目立つの奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)の高さで3A通算で9.17で、2014年には26.2回で36個の三振を奪ったため奪三振率は12.15と非常に高い数字を記録したこともあります。

奪三振が多い投手にありがちなのが制球難ですが、3A通算でも与四球率(9イニングあたりの与四球数)は2.5と少なく、おおよそどのシーズン、レベルでも同様の数字になっています。

ちなみ2015年のパ・リーグ投手で同様の与四球率の投手は大谷翔平(2.58)、宮西尚生(2.48)、谷元圭介(2.38)、西勇輝(2.38)となりますので、3Aやメジャーでの数字を見る限り制球面で大きな心配をする必要はないと予想されます。

ただ、気になるのが与四球率が低いにも関わらずWHIPがあまり良くないことです。

WHIPがは与四球と被安打を足したものを投球回数で割ったもので、1イニングあたりに許した出塁の割合を示すことになり、この数字が大きい投手は大量失点のリスクが高くなります。

与四球率が低いにも関わらず、WHIPの数字が低くないということは被安打が多いということになります。

奪三振が多い一方で被安打が多いということは、やや投球が単調でハマった時には良いものの、連打を浴びやすい傾向をもつ可能性がありそうです。、

栗山監督のコメントでは「リリーフだけでなく先発の適性もある」というような内容がありましたが、先発投手としては近年3年間登板していませんので、実際にはオープン戦などの実戦で適性を見極めることになりそうです。

3. クリス・マーティン投手の球種・球速などの情報

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クリス・マーティン投手の球種(持ち球)、球速などの情報は以下の表のとおりとなっています。

Chris Martin Pitch Variety_2014-2015

クリス・マーティン投手の球種(持ち球)は4シーム、シンカー(2シーム)、チェンジアップ、スライダー、カットボールの5つとなっています。

ただ、チェンジアップに関してはメジャーで投げた853球のうち、わずかに7球しか投げていませんし、被打率が1.000となっていますので、あてにならない可能性が高そうです。

投球に占める割合はフォーシームが投球の52.52%、シンカーが11.14%、スライダーが18.05%、カットボールが17.47%となっています。

フォーシームは最速が158キロ、平均でも152.8キロとアメリカのマウンドでは常時150キロオーバーを記録し、三振に占める割合も42.9%と高くなっています。

日本のマウンドは柔らかいため、一般的に球速が落ちますが、2m超の長身による角度もあり、フォーシームでありながらナチュナルに沈む動きがあるためゴロ比率が62.2%と高いので、日本でも武器となりそうです。

変化球ではスライダーが効果的なようで、空振り率は28.8%と持ち球の中で一番高く、三振に占める割合も36.7%とフォーシームに次ぐ数字で、被打率.250、被長打率は.333とメジャーレベルでも通用しています。

また全球種に言えることですがインプレーになる打球のゴロ比率が高く、フォーシームが62.2%、シンカーが59.3%、スライダーが63.3%、カットボールが62.9%となっています。

メンドーサと同様にゴロを打たせる投手のようなので、本塁打などの長打を浴びにくいメリットがありますが、その一方で後ろを守る内野の守備力が重要になるとも予想されます。

先発としてやっていく上で課題となりそうなのが緩急の問題で、チェンジアップがあまり使えず、オフスピードのボールがありませんので、日本でチェンジアップを磨くか、カーブを身につけることが先発としてやっていく上で必要になるかもしれません。

4. クリス・マーティン投手の動画

最後にクリス・マーティン投手の動画で見ていきます。

2015年4月6日のブルージェイズ戦での登板で2シーム/シンカーで三振を奪う動画です。

2015年4月28日のレイズ戦でメジャー初セーブをあげた際の動画です。スライダーで三振を奪っています。ただ、これはカットボールの可能性もありそうです。

続いて2015年3月31日のツインズ戦の登板で、こちらは縦に割れるスライダーで三振を奪っています。

最後のフォーシームで94マイル(約150キロ)を出しています。

長身で角度がある上に、球速と制球も兼ね備えているようなので、2016年に注目したい投手の1人なりそうなクリス・マーティンです。

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