【新外国人分析】オリックスが獲得に動くブライアン・ボグセビックを数字で分析

チーム防御率3.59はパ・リーグ2位だったものの、総得点519と打率.249はリーグ5位と低迷するなど打線の強化が必要なオリックス・バファローズです。

そのオリックスが中軸を打てる野手の補強としてカブス、アストロズ、フィリーズなどメジャー321試合に出場しているブライアン・ボグセビック外野手の獲得に動いているとスポニチが報じています。

ブライアン・ボグセビックというよりもブライアン・ボグセビッチの方が、どちらかと言えば馴染みがあるのですが、現時点ではブライアン・ボグセビック表記されています。

そのブライアン・ボグセビック外野手のメジャーとマイナーでの打撃と守備の成績、そして動画などを元に分析していきます。

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目次

このページの目次です。

1. ブライアン・ボグセビックのプロフィール・略歴

ブライアン・ボグセビックは1984年2月18日生まれの31歳で、2016年シーズン開幕時には32歳となります。

大学時代は投手と外野の両方で起用されていたのですが、2005年のMLBアマチュアドラフトで1巡目全体24番目にアストロズから指名されるという、かなり高い評価をうけてプロ入りしています。

その当時は外野手としての指名ではなく、先発投手としての指名でした。

2008年シーズン途中までは先発投手としてのキャリアを積んだのですが、その後外野手に転向しています。左投げ左打ちで外野は3つのポジションともに経験していて、内野も一塁を守ることができます。

2012年にはアストロズで141試合に出場した後、11月にアストロズからFAとり、カブスと契約を結びカブスでも47試合メジャーで出場しています。

2013年12月にマーリンズにトレードされたものの2014年のマーリンズではメジャー昇格はなく、2015年はフィリーズと契約しメジャーで22試合に出場しています。

2. ブライアン・ボグセビックのメジャーとマイナーでの成績による分析

ブライアン・ボグセビックのメジャーとマイナーでの年度別の打撃成績は以下の表のとおりとなっています。

Brian Bogusevic Stats 2015

野手に転向した2008年以外は3AとMLBでのプレーがメインになっていますので、この2つのレベルでの数字で見ていきたいと思います。

3A通算では603試合で打率.281/本塁打50/打点267/出塁率.362/長打率.414/OPS.776で110盗塁、MLBでは321試合で打率.238 /本塁打19/打点67/出塁率.311/長打率.373/OPS.684で24盗塁となっています。

3Aでは安定した成績を残すことができるのですが、MLBとなるとやや力不足という選手です。

目立つのは盗塁の成功率の高さで3Aでは110盗塁の一方で失敗は21回と成功率は83.97%、MLBではでは24盗塁で失敗は7回と77.42%となっています。

メジャーでは75%を超える成功率で盗塁ができると評価されますので、メジャーレベルでも盗塁技術は通用していたことになります。

オリックスを退団したヘルマンはNPBでの4年で128盗塁と成功数は多いものの、失敗も51回と多く成功率は71.51%とあまり良くありませんでした。

ブライアン・ボグセビックは盗塁ができるスピードがあるだけでなく、盗塁技術もあると考えられるため、その点でも一定の期待ができそうです。

タイプとしては中距離ヒッタータイプで率と長打でいうと、どちらかと言えば長打が期待できる中距離ヒッタータイプと考えられます。

ブライアン・ボグセビックの三振率はで3A19.1%、MLBで24.5%、四球率は3Aで10.5%、MLBで8.6%、本塁打率は3Aで2.2%、MLBでは2.5%となっています。

2015年のパ・リーグでこれらの数字と近い選手はそれぞれ以下のとおりとなっています。

三振率 カラバイヨ(25.5%)、陽岱鋼(24.4%)、レアード(23.3%)、ペーニャ(22.6%)、松田宣浩(22.4%)、浅村栄斗(21.7%)、ウィーラー(20.1%)、中田翔(19.6%)、中島裕之(19.3%)、T-岡田(19.2%)
四球率

ブランコ(11.1%)、浅村栄斗(11.0%)、中島裕之(11.0%)、中島卓也(10.7%)、根元俊一(10.7%)、李大浩(10.6%)、吉村裕基(10.6%)、中田翔(10.5%)
本塁打率

中島裕之(2.1%)、浅村栄斗(2.1%)、秋山翔吾(2.1%)、井口資仁(2.4%)、T-岡田(2.6%)、清田育宏(2.7%)、カニザレス(2.8%)

三振はどちらかと言えば多い方ですが、四球を選ぶことはでき、量産とまではいかないまでも長打力も期待できるタイプと考えられるブライアン・ボグセビックで
す。

ただ、難点と考えられるのが左投手に極端に弱いことです。

メジャー通算19本塁打のうち18本は右投手からのもので打率.254/出塁率.330/長打率.403でOPS.733となるのですが、左投手には打率.142/出塁率.195/長打率.189でOPS.383となっています。

この左投手への弱さがメジャーに完全に定着しきれなかった理由の1つと考えられます。

守備に関してはレフトではDRS(守備防御点)というスタッツで-1、UZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)が+7.2、センターのDRSが-2、UZRが+1.3、ライトではDRSが+14、UZRが+11.9となっています。

ライトが一番得意なポジションのようで、この守備位置ではメジャー平均レベルの選手を上回る守備力があります。

またセンターとレフトでもメジャー平均前後の守備力があると考えられるデータが残っていますので、こちらでも一定の期待はできそうです。

3. ブライアン・ボグセビックの動画

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最後にブライアン・ボグセビックの打撃と守備の動画です。

2015年10月にライト方向へライナーで本塁打を放った際の動画です。

続いて、2015年9月にレフト方向への本塁打を打った時の動画です。

次は守備の動画で、ライトからサードランナーを本塁で刺した際の動画です。

最後はダイビングキャッチのファインプレーの動画です。

スタットキャストというシステムで守備の分析をしているのですが、無駄のない動きで落下地点に到達していることなどが示されています。

ブライアン・ボグセビックはファーストボールとチェンジアップの緩急、ブレイキングボール(カーブ/スライダー)などに弱いと考えられるデータがあるのですが、日本の投手は球速がメジャーよりも落ちますので、ある程度の対応は期待できそうです。

スライダーの打率が.160、カーブには.225、カットボールには.128というよな球種を苦手とするようなので、変化球が増える日本での野球への対応が課題となりそうです。

本塁打量産というような派手な活躍は期待できないかもしれませんが、ブレーキングボールへの対応ができれば、走攻守でのバランス良い貢献が期待できそうなブライアン・ボグセビックです。

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