【新外国人分析】オリックスが合意したブレント・モレル内野手を数字で分析

12月に入り一気に新外国人の補強に関する情報が報じられるようになったオリックス・バファローズです。

すでに先発投手と外野手の補強に関する情報が流れていますが、さらに内野手の補強に動いていると伝えられています。

中軸を任せる候補として、2015年はパイレーツとアスレチックス傘下でプレーしたブレント・モレル内野手の獲得に動き、基本合意したと報じられています。

そのブレント・モレル内野手をマイナーとメジャーの成績、動画などで分析していきます。

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目次

このページの目次です。

1. ブレント・モレルのプロフィール・略歴

ブレント・モレルは1987年4月21日生まれの28歳で、身長は188cm、体重104kgで右投右打の内野手で、主なポジションは三塁と一塁となっています。

2008年のアマチュアドラフト3巡目全体86番目という比較的高い評価でホワイトソックスに指名されてプロ入りし、メジャーデビューは2010年9月比較的早い段階で昇格しています。

翌年の2011年はメジャーでフルシーズンに近い試合数をプレーしたものの、その後はメジャーと3Aと行き来していて、完全には定着することができていません。

2013年12月にホワイトソックスからウェーバーにかけられたところをブルージェイズが拾いましたが、そこから2ヶ月後にはブルージェイズからもウェーバーにかけられパイレーツに移籍しています。

2015年7月20日はパイレーツでメジャー昇格しましたが、25日には40人枠から外され、ブレント・モレルはマイナーでプレーするのではなくFAとなることを選択し、その後アスレチックスとマイナー契約しています。

そのアスレチックスではメジャー昇格を果たせないまま、11月6日にFAとなっています。

2. ブレント・モレルのメジャーとマイナーでの成績による分析

ブレント・モレルのマイナー(2A・3A)とメジャーでの年度別打撃成績は以下の表のとおりとなっています。

Brent Morel Stats_2015

2Aは2010年が最後で、その後はメジャーと3Aを中心にプレーをしています。

3A通算では428試合で打率.277/本塁打30/打点222/出塁率.334/長打率.417/OPS.751で34盗塁(成功率80.95%)、MLBでは220 試合で打率.227/本塁打13/打点59/出塁率.273/長打率.328/OPS.601で12盗塁(成功率66.67%) となっています。

2011年には126試合413打数で打率.245/本塁打10/打点41/出塁率.287/長打率.366/OPS.653とメジャー定着に成功しかけたのですが、翌年以降はマイナーでのプレーが多くなっています。

2014年までは3Aでの成績もあまり芳しくないのですが、2015年は打率.286/本塁打11/打点71/出塁率.337/長打率.448/OPS.785で10盗塁と復調気配となっているのは好材料と言えそうです。

四球率は3Aで7.5%、MLBで5.6%、三振率は3Aで19.7%、MLBで18.4%、本塁打率は3Aで1.9%、メジャーで2.0%となっています。

日本の球団がスカウティングする際に重視する3Aでの数字で見ると、2015年のパ・リーグで同様の数字を残している選手は以下のとおりとなっています。

  • 四球率(7.5%):内川聖一(7.7%)、レアード(7.8%)
  • 三振率(19.7%):T-岡田(19.2%)、中島裕之(19.3%)、中田翔(19.6%)
  • 本塁打率(1.9%):内川聖一(1.9%)、小谷野栄一(1.9%)、中島裕之(2.1%)、浅村栄斗(2.1%)、秋山翔吾(2.1%)

三振はそれなりに多く打率も高いとは言えない中距離打者タイプと考えられるブレント・モレルで、同じ三塁と一塁を守ることになると考えられる小谷野栄一や中島裕之とやや似ている数字があります。

三塁のヘルマン、一塁のカラバイヨとは再契約しなかったため選手層がやや薄くなったため、ベテラン2人の故障に備えてのものかもしれません。

しかし、獲得する場合には、同様のタイプの選手を同じポジションに揃えることになりますので、どのような起用法になるのかは気になるところです。

守備に関しては三塁手としての守備率がメジャー通算で.959、マイナー通算で.957となっています。2015年のパ・リーグでは松田宣浩が.976、今江敏晃が.970、中村剛也が.958、レアードが.952という守備率です。

この数字を見るとあまり良くないのですが、日本の人工芝とアメリカの天然芝では内野の難易度は違うことを考慮する必要もあります。

守備防御点(DRS)、UZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)というような守備の指標ではメジャー平均レベルとなっていますので、大きな不安はないのではないかと考えられるブレント・モレルです。

ただ、最後の所属チームとなっている2015年のアスレチックス傘下の3Aでは守備率が.905とかなり悪い数字になっているので、そこがやや気になるところではあります。

3. ブレント・モレルの動画・打撃スタイル

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最後にブレント・モレルの動画です。

2015年7月に右中間に2ベースヒットを打った際の動画です。

こちらは2015年3月に右中間に長打を打った動画です。

いずれも強引に引っ張るのではなく、右中間方向へ無理せずに弾き返す打撃で、中距離打者というイメージの打ち方です。

続いて、守備の動画ですが、これは2014年9月のものです。

こちらも2014年9月の試合の動画です。

この2つの動画を見る限り、身のこなしも悪くないので期待ができそうなのですが、先に述べたように2015年のアスレチックス移籍後に守備が不安定になっていますので、現在の動きを見たいところです。

メジャーでの打撃データではカーブには強い(打率.362)ようですが、チェンジアップ(.170)、スプリット(.190)、スライダー(.188)といった変化球を苦手としている点は、やや不安な点となりそうです。

ポジションのかぶる小谷野栄一と3年3億円、中島裕之に3年12億円を費やしていることを考えると、似たタイプの新外国人野手の獲得は必要ないはずですが、小谷野栄一は35歳、中島裕之は33歳で故障が目立つため不安が残るのも事実です。

効率が良いとは言えない補強とも考えられるですが、チーム内に十分な選手層の厚さがないのも事実のため、獲得に動くのもやむを得ないのかもしれません。

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