横浜DeNAベイスターズの新外国人ユリエスキ・グリエル内野手を数字で分析

横浜DeNAベイスターズがキューバ代表の主力で、メジャーリーグからも高い評価を受けていたユリエスキ・グリエル内野手を獲得しました。

巨人のフレデリク・セペダに続く、キューバ政府公認での国外プロチームでのプレーとなるユリエスキ・グリエルで、生年月日は1984年6月9日生まれの29歳で、右投げ右打ちの内野手です。

国際大会でのプレーは二塁手と三塁手ですが、国内リーグでは遊撃手としても出場しています。

そのユリエスキ・グリエル内野手を数字で分析していきます。

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高い安定感と長打力を併せ持つユリエスキ・グリエル

ユリエスキ・グリエルの国内リーグでの成績は以下のとおりとなっています。データ元はCuban Playで現役生活は13年ですが、そこで確認できるデータは11年分でした。

ユリエスキ・グリエルの年度別成績一覧

13年間で打率.332/本塁打258/打点1044で出塁率は.416、長打率.585で、通算OPS1.001です。OPSは.900を超えていれば一流であるとされますので、それを上回る数字を残していて強打者であることを証明する数字が並びます。

キューバリーグは年間試合数が少ないため、144試合換算にすると年間安打数182.3/本塁打30.3本/打点122.7点となります。これで通算打率が3割3分を超えていますので、安定性と長打力を持ち合わせた打者であるあることがわかります。

また目立つのが三振の少なさです。4676打数で428三振と10.9打数に1回しか三振をしていません。昨年の日本プロ野球で三振の少ない打者の数字は以下のとおりとなっています。

  • 阿部慎之助(巨人):422打数59三振(平均7.2打数)
  • ロペス(巨人)  :467打数57三振(平均8.2打数)
  • 内川聖一(ソフト):570打数47三振(平均12.1打数)
  • 銀次(楽天)  :482打数44三振(平均11.0打数)
  • 今江敏晃(ロッテ):508打数45三振(平均11.2打数)

いずれのバッターもミートのうまい打者ばかりです。ユリエスキ・グリエルの10.9打数に1回の三振は、2013年の阿部とロペスよりも割合が少なく、どちらかと言えば中距離ヒッターで首位打者をとるような打者たちと遜色のないの割合です。

キューバリーグと日本プロ野球の正確な実力差はわかりませんが、かなりバットコントロールに優れていることがうかがえます。ここに長打力が加わりますので、相手投手にはかなりの脅威となりそうです。

また最近の3年ではやや本塁打数が少ないのが気になる一方で、打率と出塁率の差が大きくなっています。つまり四球を多く選んでいるということです。

そのため長打力はやや陰りがあるのかもしれませんが、選球眼は良くなっているし、また辛抱強くボールを見送ることができる打者であることがわかります。

仮にユリエスキ・グリエルの長打力がピーク時よりやや落ちていたとしても、狭い横浜スタジアムを本拠地としますので、グリエルの長打力はかなり武器となりそうです。

続いて、守備面や走塁面ですが、2000年代中頃には、5ツールプレーヤーとして攻走守揃う選手として高く評価されていたのですが、その面には陰りがある可能性があります。

盗塁に関しては近年3年では33個とあまり多くありませんし、失敗も17個ありますので、20代始めの頃のスピードは失われている可能性があります。

また守備率は9割5分から9割3分の間で、三塁手としては並かやや劣る数字ではあります。だたグラウンドのコンディションも良くない土地での数字のため、日本では人工芝に慣れさせすれば、この数字は改善されそうです。

しなやかな動きと全身のバネの強さが目立つグリエル

最後にユリエスキ・グリエルの動画です。

1つ目は2013年のWBCで打ったホームランの動画です。

2つ目はキューバリーグで右方向に打った本塁打の動画です。

最後にWBCでイチローが失敗したバントをダイビングキャッチした映像です。

全身のバネの強さが目立ち、動きもしなやかです。バッティングではテイクバックに無駄がなく、フォロスルーが大きいスイングをしています。

テイクバックに無駄がないのでボールへのコンタクトが良くなり、フォロスルーが大きい分、長打も生まれるというスイングで、残している数字が伊達ではないことを感じさせるものがあります。

ユリエスキ・グリエルが国外でのプレーを希望していることが明らかになった時には、メジャーリーグでもそのことが注目を集めていました。そのためMLB入りとなっていた場合には、確実に争奪戦になったであろう選手です。

MLBでもキューバ出身の選手が次々に活躍し、メジャーリーグを席巻し始めています。このユリエスキ・グリエルの獲得は横浜DeNAベイスターズにとって大きな戦力アップにつながることが予想されます。

早く実際のプレーを見てみたいプレーヤーです。

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