西武ライオンズの新外国人アルネスト・メヒア内野手を数字で分析

西武ライオンズが開幕して1ヶ月になろうとする4月26日終了時点で打率.226、得点76、本塁打10が両リーグ最下位で貧打に苦しむ打線のテコ入れとして、アトランタ・ブレーブス傘下の3Aでプレーするアーネスト・メヒアを獲得することになりました。

アトランタ・ブレーブスの公式サイトでもアーネスト・メヒアを日本(西武)でプレーできるようにリリースしたことが発表されています。

アーネスト・メヒアは右投げ右打ちの内野手で、メジャーでの経験はオープン戦での出場はあるものの、レギュラーシーズンではプレーをしたことがありません。

出身はベネズエラで1985年12月2日生まれので28歳で、打撃で見せるパワーにおいては一定の評価を得ています。そのアーネスト・メヒアを数字で分析しています。

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長打力が光る打撃が売りのアーネスト・メヒア

まずは、そのアーネスト・メヒアのマイナーリーグでの年度別打撃成績です。

アーネスト・メヒアのマイナーでの年度別打撃成績

ルーキーリーグ時代から長打力を発揮していて、フルシーズンをプレーした2008年に1Aで打率.274/本塁打21/打点93とそのパワーを見せています。

本格的にそのパワーを見せたのが2011年の2Aからで、その2Aでは打率.297/本塁打26/打点99の成績を残しています。そしてその後の2012年以降の3A通算では287試合1082打数で打率.279/本塁打59/打点199という成績です。

この3Aでの成績を日本の144試合換算にすると本塁打は年間29.6本、打点は99.8点と打撃面では優れたものがあることがわかります。

その一方で、287試合1082打数で306三振で、3.5打数で1回は三振と長距離打者ならではの三振の多さがあります。

昨年の日本プロ野球で試合数を上回る三振をしているのは楽天のアンドリュー・ジョーンズだけで、ジョーンズは604打数で164三振で3.68打数に1回三振をしています。それに次ぐのが日本ハムの陽岱鋼の144試合658打数で142三振で、それでも4.63打数で1回となっています。

これらの数字と比較すると真っ向勝負が多いアメリカの3Aでの三振の多さは、変化球主体でかわす日本の野球に適応できるか、やや不安を感じさせるものとなっています。

しかし、出塁率が極端に低いということもなく、3割を超えているため、極度に選球眼悪いということでもないようですので、後は日本の野球に馴染もうとする順応性と柔軟性があるかにかかってきそうです。

好材料は今シーズンは打撃が絶好調であること

評価できるのは今シーズンの成績が良いことです。2014年の春はメジャーのキャンプ・オープン戦に参加していました。そのオープン戦の成績は25試合51打数で打率.314/本塁打2/打点5と結果を残しています。

このメヒアのパワーは一定の評価を現地でも受けているのですが、ブレーブスはファーストのポジションにチームの若き主砲であるフレディ・フリーマンがいて、そのバックアップの選手も控えいます。その上、DHもないナ・リーグのために、メジャー昇格を勝ち取ることができませんでした。

ですが、3Aでもその好調さはキープしていたようで、今シーズンは3Aで20試合79打数で打率.354/本塁打7/打点24で出塁率は.420、長打率は.684と素晴らしいペースで本塁打を量産していました。

メジャーで抜けた打力が要求されるファーストと指名打者のポジションををとるほどの打力はないものの、3Aではやや抜けた存在であることがわかる数字が残っているアーネスト・メヒアです。

そのアーネスト・メヒアの2014年春のオープン戦でのバッティングと守備の動画・映像です。

今年のオープン戦でホームランを打った時の動画です。

今年のオープン戦でのファーストの守備です。

守備ではルーキーリーグ時代に外野を守ったこともあるようですが、その後は守っていません。またサードも3Aで一度守っていますが、それ以外は一塁のみの守備経験しかなく、基本的にはファーストか指名打者での起用となりそうです。

3Aでの守備率は2012年が.991、2013年が.987、今シーズンも.992となっていて、ファーストとしても、あまりうまいとは考えられない数字が残っています。そのため守備は多少目をつぶることが必要となりそうです。

打線へのテコ入れという意図が強く感じられる補強で、当たれば飛ぶパワーはあるものの、三振も多くなりそうなアーネスト・メヒアです。

ただ、バレンティン、ブランコ、そして最近調子が良い広島のエルドレッドなどは、日本にきて柔軟な対応を身につけて、その長打力を活かせるようになっています。

選球眼も極端に悪くはなく、バットにあてる技術もそこそこで、パワーに関しては申し分のないものがあると考えられますので、後は、日本の野球へのアジャストとなりそうです。

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