【NPB新外国人】オリックスが獲得したダン・ランズラー投手を数字で分析

サンフランシスコ・ジャイアンツがダン・ランズラー(Dan Runzler)投手を、オリックス・バファローズと契約するためにリリースするとサンフランシスコ・クロニクルが報じ、その後、ジャイアンツがランズラーをリリースすることを明らかにしたことが報じられました。

米メディアの報道によると、ダン・ランズラーとオリックスの契約は今シーズン終了までで、2015年のオプションが付いている契約と伝えられています。

オリックスが獲得に動いていると米メディアが報じているダン・ランズラー(Dan Runzler)投手を成績と動画などで分析していきます。

記事公開日:2014年7月31日
最終更新日:2014年7月31日

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高い奪三振率を記録しているダン・ランズラー

ダン・ランズラーは左投げ左打ちの29歳の投手で、2007年のドラフトで9巡目全体284番目にサンフランシスコ・ジャイアンツに指名されています。

そのダン・ランズラーの3AとMLBの年度別成績は以下のとおりとなっています。

ダン・ランズラーの3AとMLBの年度別成績

メジャーとマイナーの両方を通じても、たまに先発することはあるものの、基本的にはリリーフとしてキャリアを積んできているダン・ランズラーです。

MLBでは2013年と今シーズンは登板していないものの、MLB通算では89試合72.1回で防御率3.86/奪三振78/WHIP1.51という成績を残し、3Aでは144試合186.2回で防御率4.53/奪三振201/WHIP1.67となっています。

目を引くのは奪三振の多さで、メジャーでもマイナーでも投球回数を上回る奪三振数のため、奪三振率はMLBで9.71、3Aでも9.69となっています。

その一方で、被安打と与四球を投球回数で割った指標であるWHIPは3Aでは1.69を記録するなど、やや高目の数字となってるように、被打率も高く、与四球率も1.5回から1.6回に1個と高めになっています。

この割合はパ・リーグでは西武のボウデンや楽天の西宮と同程度がやや悪い数字で、MLBではメッツの松坂大輔よりやや良い数字となっています。

これらの数字を見ると、ダン・ランズラーは、制球力は良いと言えるタイプではなく、やや投球が単調で連打を浴びやすい傾向があるものの、ハマった時に三振を多く奪える力があり、ランナーは出すものの何とか抑えるというタイプであると考えられます。

ファーストボールとスライダーが主体の投球傾向

その投球が単調になりがちな傾向があることは、ダン・ランズラーの持ち球(球種)からも想像されるものがあります。

データは2012年までのMLBだけのものですが、持ち球は4シーム、2シーム、スライダー、カーブ、チェンジアップの4種類です。

4シームは最速97.3マイル(約156.6キロ)、平均でも94.5マイル(152.1キロ)、2シームは96.3マイル(155.0キロ)、平均で94.9マイル(152.7キロ)を記録するなど、ファーストボールは、なかなかの球速を記録しています。

持ち球としては、先ほどの4種類がデータとして残っているものの、実際にはファーストボールとスライダーが投球の大半を占めていて、それに次ぐのが2シームで、カーブとチェンジアップはほとんど使われていません。

球種の内訳では、4シームが71.7%、スライダーが22.7%となっていて、この2つで投球の9割5分近くになっています。また一番最近のデータとなる2012年は4シームを投げず、2シームだけを投げているため、データを見る限りでは、基本的にファーストボールとスライダーが主体の投手と考えられます。

MLBでは155キロ前後のファーストボールは驚くような速さではない上に、ファーストボールとスライダーのどちらかを待てば良い投手のため、打者としてはタイミングがあわせやすく、連打を浴びやすかったのではないかと考えられます。

ただ、日本であれば150キロ超を投げる左投手は稀有な存在となります。そのため、この当時の球速が2014年の今も失われていなければ、日本でも、ある程度は通用するのではないかと予想されます。

クロスステップで左打者にはボールが見えにくい投球フォーム

少し前の動画で、2010年にリリーフで4つの三振を奪った時の動画です。

ファーストボールは最速で96マイル(154.5キロ)を記録しています。そして投球フォームはややクロスステップ(インステップ)しているため、左打者にはボールが見えにくそうな投手です。特にこの球速が今もキープできていれば、左打者にはかなり効果的な投球ができそうです。

日本のボールとマウンドに馴染むことができれば、短いイニングのリリーフとして、面白い存在となってくれそうなダン・ランズラー投手です。

ただ、気になるのは2012年に故障をしたようで、その影響がどれほど現在のパフォーマンスに及んでいるかは懸念材料とはなりそうです。

しかし、今シーズンの3Aでは、39試合46.1回で防御率3.30/奪三振53/WHIP1.60とWHIPはたかいですが、防御率と奪三振はまずますの数字で、ランナーは出すものの抑えているという成績です。実際の投球を早く見てみたいダン・ランズラー投手です。

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