【新外国人分析】西武ライオンズが獲得のウエイド・ルブラン投手を数字で分析

西武ライオンズが2015年に向けて、先発ローテーションの補強に動いているようです。

スポニチによると、西武がウェード・レブランク投手と大筋合意に至ったと報じています。

ウェード・レブランク投手が現在30歳の左腕で、2006年のドラフト2巡目全体61番目という高い評価でパドレスに入団し、その後、マーリンズ、アストロズ、ヤンキース、エンゼルスの4球団を渡りあるいています。

そのウェード・レブランク投手をメジャーとマイナーでの成績などのデータと動画で分析していきます。

メジャーとマイナーの成績から見るウエイド・ルブランの特徴

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ウエイド・ルブランは2008年以降は3AとMLBを行き来している選手です。その3Aとメジャーでの年度別成績と通算成績は以下の表のとおりとなっています。

Wade LeBlanc Stats 2014

2010年にはサンディエゴ・パドレスで防御率4.25/8勝12敗/WHIP1.42という成績を残しています。

メジャー通算では防御率4.47/21勝33敗/WHIP1.42、3A通算では防御率4.45/42勝30敗/WHIP1.28となっています。

メジャーでは先発ローテーションの5人のうち、5番手クラスもしくはバックアップの1番手となる通算成績で、2011年までは先発専任でしたが、2012年以降は先発とリリーフ兼任となっているのが納得できる成績となっています。

このように通算成績ではあまり芳しくないのですが、2014年はメジャーで結果を残しています。

2014年は3Aでは、22試合128回で防御率4.43/10勝4敗/奪三振119/WHIP1.45/被打率.288/奪三振率8.37ですが、メジャーではヤンキースとエンゼルス2チーム合計で、1防御率3.94/1勝1敗/WHIP1.15/被打率.245とまずまずの成績を残しています。

特にエンゼルス移籍後は、28.2回で防御率3.45/WHIP1.08と向上し、9月だけでは19.0イニングで防御率0.47/WHIP0.68と好調で、良い状態でシーズンを終えることができていますので、この点は2015年に向けて好材料となりそうです。

奪三振率はメジャーでは通算で6.09と目立つほどの高さではありませんが、日本の各球団が外国人選手を獲得する際に重視する3Aの成績では、奪三振率8.25を記録しています。

2014年も通算成績と似たような数字で、メジャーでは奪三振率6.37、3Aでは8.37となっていますので、それなりに三振を奪う力がある投手と考えられます。

続いて与四球の割合ですが、2014年には3Aではでは9イニングあたりで2.95個、メジャーでは2.12個で、特にエンゼルス移籍後は1.88個と向上しています。

2014年のパ・リーグの規定投球回数に到達した投手の中で、与四球率が近いのは岸孝之(2.01個)、西勇輝(2.02個)、石川歩(2.08個)、メンドーサ(2.50個)、牧田和久(2.64個)となります。

キャリア全体でも与四球率はメジャーで9イニングあたり3.20個、3Aで2.48個となりますので、制球面で大きな心配はないと考えられる数字となっています。

ウエイド・ルブランの球種・球速などの投球スタイルについて

ウエイド・ルブランの持ち球は、MLBのデータ集計をしているブルックスベースボールによると、フォーシーム、シンカー、チェンジアップ、カットボール、スライダー、カーブの6つとなり、アメリカの投手にしては多彩なタイプです。

球速に関しては、2014年のデータでは、フォーシームとシンカーがともに最速が91マイル(146キロ)、平均で89マイル(143キロ)と速い方ではありません。

ルブランの投球に占める球種の割合は、キャリア全体ではフォーシームが36.1%、チェンジアップが24.0%、カットボールが18.5%、シンカーが12.5%で、カーブは7%、スライダーは1.4%にとどまります。

ですが、2014年に関してはフォーシームが24.6%に減る一方で、カーブが14.6%に増えています。このカーブが効果を発揮したようで、被打率は.125と低く、シーズン終盤の好成績につながったと考えられます。

三振を奪う球種として効果を発揮しているのがチェンジアップで、打者がスイングしても41.9%が空振りになり、被打率も.194と低くなっています。

チェンジアップは打者の手元でブレーキがかかり、沈む動きも加わるため空振りを奪うのに効果を発揮しているようで、ファアゾーンに飛んでも44.98%がゴロになるなど、長打を浴びにくい球種で、ウエイド・ルブランの決め球と考えて良さそうです。

ウエイド・ルブランの動画で見る投球フォームとボールの動き

ウエイド・ルブランが2014年9月のマリナーズ戦に登板したときの動画です。2つ目の三振がそのチェンジアップによるものです。

ボールに沈む動きとブレーキがあるのが確認できるのではないかと思います。カーブは曲がりは大きくないものの、タイミングを外すのに効果があるようです。

基本的には技巧派タイプの投手で、フォーシームとほぼ同じ球速のシンカーやカットボールを使いながらボールを動かして、チェンジアップやカーブでタイミングを外すという投球のようです。

マイナーの選手はメジャーに比較して、変化球に弱い選手が多いため、この多彩な投球が3Aでの奪三振率の高さにつながっているようです。

投球フォームもオーソドックスで、球速は速くないものの制球面でも安定感があり、日米野球で来日していたクリス・カプアーノと似たような印象です。

西武の先発投手陣は、現状では左投手が菊池雄星だけで、ローテに加われば左右のバランスが良くなりますし、菊池ともタイプが違うため、相手打線の目先を変えるのに効果を発揮しそうです。

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