【新外国人分析】日本ハムのビクター・ガラテ投手を数字で分析

北海道日本ハムファイターズが、2015年の新外国人としてビクター・ガラテ投手と基本合意したと報じられています。

ビクター・ガラテはベネズエラ出身の30歳(1984年9月25日生)で、左投げ左打ちで、身長は186センチのため際立った長身ではありません。

そのビクター・ガラテを数字で分析していきます。

アメリカではリリーフ、メキシコと台湾では先発を務めたビクター・ガラテ

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ビクター・ガラテは2001年12月10日にアマチュアフリーエージェントとしてヒューストン・アストロズと契約してプロ入りをしています。

その後、ドジャース、ナショナルズの傘下と渡り歩き、2009年の5月にワシントン・ナショナルズでメジャーデビューを果たしていますが、メジャーでの登板はその際の4試合にとどまっています。

そのビクター・ガラテのメジャーとマイナー(2A/3A)での成績は以下の表のとおりとなっています。

Victor Garate Stats 2014

2012年まではメジャー30球団傘下のマイナー組織でプレーしているのですが、2012年に防御率7.78/WHIP1.88/被打率.329と低迷した結果、2013年以降はメジャーの下部組織ではプレー出来ていません。

2013年と2014年の途中まではメキシコリーグでプレーしています。メキシコリーグは一応、MLBから3Aと認定されているものの、レベル的には3Aと2Aの間くらいと見られます。

ビクター・ガラテは2Aの通算では防御率1.71/WHIP 0.99と素晴らしいのですが、3Aでは防御率4.41/WHIP1.52とイマイチで、MLBでは防御率22.50/WHIP4.00と全く通用しませんでした。

キャリアの中ではメジャー傘下の組織ではリリーフとして投げ続けていて、メキシコリーグに移動後は先発をこなし、台湾プロ野球においても先発投手として働いています。

2014年に入り制球難が改善の兆しか?

目立つのは奪三振率の高さで、防御率が悪い年でも、総じて高い数字を記録しているため、奪三振率は2Aで9.90、3Aで9.96と投球イニング以上の三振を奪えています。

その一方で、9イニングあたりの与四球は4.08個と多く、2009年のメジャーでのデータではストライク率(61-31)は50.8%と低い数字のため制球面で課題があると考えられる数字が残っています。

このあたりがネックとなった上に、2012年以降は被打率も高くなり、防御率が悪化したため、最終的にはメジャー球団からのオファーが無くなったと考えられます。

続いて、台湾プロ野球での成績ですが、以下の表のとおりとなっています。

Victor Garate Taiwan Stats 2014

13試合83.1回で防御率2.59/7勝3敗/奪三振88/WHIP1.12と安定した数字を残し、奪三振率は9.50と高い水準を維持し、与四球は9イニングあたり2.27個と少なくなっています。

2014年はメキシコリーグでも奪三振率は9.95と高いまま、与四球は9イニング換算で2.86個と減っていますので、2014年シーズンで制球面の課題が改善されつつあると考えられるビクター・ガラテです。

ビクター・ガラテの投球フォーム・球種・球速

ビクター・ガラテは2009年の4試合2イニングと2012年のスプリングトレーニングを最後にメジャーで投げていないためデータが少ないのですが、確認できるデータでは、持ち球はフォーシーム、シンカー、スライダー、カーブの4種類となっています。

2012年のデータではフォーシームの最速が92.4マイル(148.7キロ)、平均が91.3マイル(146.9キロ)、シンカーの最速が92.9マイル(149.5キロ)、平均で91.9マイル(147.9キロ)となっていますので、取り立てて球速が速い投手ではありません。

2012年にはブレーキングボールでは、スライダーを投げず、カーブのみで、球速は平均で73.2マイル(117.8キロ)となっています。

この球種の少なさが災いして、被打率が高くなった可能性がありそうで、この時から球種が増えていない場合には、日本でチェンジアップなど1つでも増やすことができれば、面白そうではあります。

最後にビクター・ガラテの投球フォームですが、2014年の台湾プロ野球での動画で確認できます。

この動画では146キロを記録しています。

続いての動画では変化球を確認できるのですが、128キロと131キロのカーブと142キロのファーストボールを投げています。

左投げでインステップ(クロスステップ)する上に、サイドから投げるため、左打者にとってはボールの出どころが見えにく投手で、特に左打者に力を発揮しそうです。

メキシコリーグや台湾では先発投手として投げていますが、アメリカではリリーフで投げ続けていますので、ブルペンでの経験も豊富です。

日本ハムはリリーフに良い投手が揃っているのですが、右投手に偏っていて、左腕では宮西尚生が抜けた存在で、それに続く投手となると石井裕也となりますので、ブルペンに回しても良いかもしれません。

スポットの先発投手として起用したり、リリーフとしても使え、海外を渡り歩くなど、ハングリーさもあるようなので、キャンプやオープン戦でうまく適性を見出すことと、投手コーチの指導で球種を増やせるようであれば、面白い存在になる可能性がありそうです。

日本ハムの新外国人ブランドン・レアードの分析はこちらのページにまとめています。日本ハムファイターズが獲得したブランドン・レアードを数字で分析

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