【新外国人分析】ソフトバンクが合意したリック・バンデンハーク投手を数字で分析

先発投手の補強としてソフトバンク、ジャイアンツなど複数球団が争奪戦を繰り広げていると報じられ、最終的にはソフトバンクが2年契約で獲得したのが、リック・バンデンハーク投手です。

リック・バンデンハークは右投げ右打ちの、身長195センチの長身投手です。オランダ主審で2002年アマチュア・フリーエージェントでフロリダ・マーリンズと契約し、2007年にメジャーデビューを果たしています。

そのリック・バンデンハーク投手を数字で分析していきます。

初回投稿日:2014年11月28日
最終更新日:2014年12月10日

リック・バンデンハーク投手をマイナー・メジャー・韓国プロ野球の成績で分析

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リック・バンデンハーク投手は、メジャーではマーリンズ、オリオールズ、パイレーツの3球団でプレーし、韓国ではサムスン・ライオンズでプレーしていました。

そのバンデンハーク投手のマイナー(2A/3A)、メジャー(MLB)、韓国プロ野球(KBO)での年度別成績と通算成績は以下の表のとおりとなっています。

Rick van den Hurk Stats 2014

通算成績では2Aで、19試合109.0回で防御率3.88/5勝5敗/奪三振116/WHIP1.20、3Aでは84試合485.2回で防御率3.74/40勝26敗/奪三振401/WHIP1.19、MLBでは50試合183.2回で防御率6.08/8勝11敗/奪三振179/WHIP1.63という成績になっています。

MLBでは通用しなかったものの、3Aでは十分な成績を残していて、特に2012年は3Aで21試合123.1回で防御率2.92/13勝5敗/奪三振113/WHIP1.19と素晴らしい成績を残しています。しかし、その年もメジャーでは4試合2.2回で防御率13.50/WHIP2.25と通用しませんでした。

その翌年に韓国に渡っています。韓国プロ野球移籍後は、49試合296.1回/防御率3.55/20勝13敗/奪三振317/WHIP1.16で、2014年だけでは25試合152.2回/防御率3.18/13勝4敗/奪三振180/WHIP1.11となっていて、2年目に成績を向上させています。

メジャーではリリーフの経験がありますが、キャリアの大半は先発となっていますので、基本は先発ローテーション投手と考えたほうが良さそうです。

目立つのは奪三振率の高さで韓国では9.63、2Aで9.58、3Aで7.43、MLBでも8.77と高い数字を残しています。そして与死球に関してはメジャーでは通用しなかったため、9イニングあたりで4.7個ですが、3Aでは2.78個、韓国でも2.82個となっています。

2014年の規定投球回数に到達した投手の中で、奪三振率ではメッセンジャー(9.76)、金子千尋(9.38)、則本昂大(9.06)、藤浪晋太郎(9.50)、杉内俊哉(8.19)、能見篤史(8.03)などと近い数字となっています。

与四球率に関してはスタンリッジ(2.98)、メッセンジャー(2.98)、モスコーソ(2.77)、牧田和久(2.68)らが近い数字となります。

これらの数字から見ると、リック・バンデンハークの全体的なイメージは、スタンリッジやモスコーソよりも三振がとれるため、メッセンジャーにより近いものとなりそうです。

リック・バンデンハークの球種・球速・投球フォームなどの特徴について

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メジャーでのデータを集計敷いてるブルックスベースボールによると、リック・バンデンハークの球種はフォーシーム、シンカー(2シーム)、チェンジアップ、スライダー、カーブとなっています。カッターはデータ上は残っていますが、ほとんど投げていませんので、持ち球とは考えないほうが良さそうです。

球速に関しては、2012年時のデータによると、フォーシームは最速が97マイル(156キロ)、平均で95マイル(153キロ)。して、スライダーが平均で83.6マイル(134.5キロ)、カーブが72.4マイル(116.5キロ)を記録しています。

投球の割合としてはフォーシームが投球の66.3%、スライダーが18.5%とこの2つの球種が8割強を占めています。そこにチェンジアップとカーブを織り交ぜていくのが基本で、少ない割合でシンカーを使っていたデータが残っています。

高い奪三振率を記録しているリック・バンデンハークですが、その三振を奪う上でも、投球の頻度の高いフォーシームとスライダーが武器となっています。

三振の63.5%がフォーシームによるもので、19.5%がスライダー、カーブが8.4%となっています。

メジャーの選手は速いボールには強い選手が多いのですが、それでもスイングの17.6%が空振りになるなど平均よりも高い数字で、被打率も.275とまずまずです。

変化球はブレーキングボールを得意とするようで、スライダーに関してはスイングされても30.6%が空振りになり、被打率も.235。そしてカーブはスイングの31.6%が空振りとなり、被打率は.188と低くなっています。

そのため変化球では、この2つの球種が有効なボール、決め球と考えて良さそうです。

その一方でチェンジアップとシンカーは被打率が高く3割3分から3割6分を打たれていますので、動きがあまり良くない可能性があります。

続いて韓国プロ野球での動画です。この試合ではフォーシームが良かったようで、三振をこの球種で奪っています。この動画の2分を過ぎたあたりでスライダーを確認できます。

フォーシームは154キロから153キロを記録しています。

カメラの角度が違うので比較はしにくいのですが、韓国に移籍後はアメリカの時よりもインステップが小さくなり、より上から投げ下ろすフォームに変化していて、それがうまくフィットしているように見受けられます。

196センチの長身からこれだけ投げ下ろされると、角度がつきますので、打者にはとらえにくくなりそうです。

ソフトバンクが2年4億円とかなり熱心に獲得に動いていると報道されたの、うなずける魅力のある投手です。ソフトバンクは松坂に続いて、先発投手の獲得に成功し、万全の態勢を敷きつつあります。

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