【新外国人分析】中日ドラゴンズのリカルド・ナニータ外野手を数字で分析

投手と外野手の補強として新外国人の獲得を目指していると報じられている中日ドラゴンズですが、新たにリカルド・ナニータ獲得しました。

リカルド・ナニータは左投げ左打ちの外野手で、ポジションは外野の両翼(レフトとライト)で、来季の開幕は33歳で迎えるという年齢です。

2013年WBCのドミニカ共和国代表メンバーの1人で、2014年はブルージェイズ傘下の3Aとメキシカンリーグでプレーしています。

そのリカルド・ナニータ外野手を数字で分析していきます。

マイナーとメキシカンリーグでの成績から見るリカルド・ナニータ

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リカルド・ナニータは2003年ドラフトにおいて14巡目にホワイトソックスに指名されてプロ入りし、ホワイトソックス、ナショナルズ、ブルージェイズ傘下のマイナーと3A扱いのメキシカンリーグでプレーしていますが、メジャーでのプレー経験はありません。

そのリカルド・ナニータのマイナー(2A/3A)、メキシカンリーグ、メジャーの年度別成績と通算成績は以下の表のとおりとなっています。

Ricardo Nanita Stats 2014

2006年以降はメジャー傘下の2Aと3A、もしくはメキシカンリーグでのプレーとなっています。

リカルド・ナニータの、それぞれの通算成績は2Aが481試合で打率.278/本塁打34/打点191/OPS.738、3Aが188試合で打率.309/本塁打22/打点110/OPS.824、メキシカンリーグでは146試合で打率.334/本塁打13/打点84/OPS.858となっています。

3Aとメキシカンリーグで3割を越えるなど打率は高いのですが、本塁打は打てないわけではありませんが、年間10本から15本程度という数字で、基本的には中距離のアベレージヒッタータイプです。

リカルド・ナニータは、本塁打の頻度は、3Aでは30.8打数で1本、メキシコでは43.3打数で1本となっています。2014年の中日では平田良介(11本塁打)と森野将彦(13本塁打)が39.0打数で1本、ルナ(17本塁打)が27.5打数で1本となっています。

こららの数字と比較しても、本塁打を量産するタイプではないと考えられます。

続いて、選球眼やバットコントロールについてですが、四球に関しては3Aで15.3打席に1回、メキシコで13.8打席に1回となっていて、大島洋平の14.9打席に1回と大差がない頻度で四球を選んでいるという数字になっています。

セ・リーグで規定打席に到達した選手の中で大島洋平よりも四球を選ぶ頻度が低いのは、16.8打席に1回の石川雄洋(DeNA)しかいません。このことからも四球を選ぶことを好まず、打ちに行くことを好む傾向があると考えられます。

続いて、三振に関してですが、ナニータの三振は3Aでは8.5打数で1回、メキシコでは9.4打数で1回と少なく、和田一浩(9.4打数)、マートン(9.2打数)、森野将彦(8.9打数)と同程度の割合です。

これらの選手より三振の頻度が低いのは大島洋平と川端慎吾だけとなりますので、リカルド・ナニータの三振の頻度は低く、バットコントロールに優れ、コンタクトする技術を持ち合わせていると考えられます。

これらのことをまとめると、(1)本塁打は打てるものの量産することはないアベレージヒッターで、(2)四球はあまり選ばずに積極的に打ちにいくタイプでありながらも、(3)三振は少ないという打撃の傾向をリカルド・ナニータがもっていると予想されます。

安定した打撃は期待できるも日本での長打力は未知数か

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2011年には打率.363/本塁打8/打点33/OPS.970と素晴らしい成績を残しているのですが、メジャー昇格を果たせていません。

契約上マイナーに落とせない選手が多くいたりすることで、メジャーでポジションの枠がなかった可能性が高いのですが、メジャーの外野手としては長打力が足りず、かといってそれをカバーするほどの守備や走塁でのスピードがなかったことも、昇格できなかった要因と考えられます。

守備に関してはひどいというレベルではない数字が残っているものの、メジャーでは平均以下と言えるもので、盗塁に関しては3Aの188試合で10個、メキシカンリーグでは146試合で7個と、走れないわけではないのですが、長打力不足をカバーするには物足りない数字です。

ただ、バットコントロールには優れているようですので、安定した打率は期待できそうなリカルド・ナニータです。

そのリカルド・ナニータの打撃の動画で、2014年3月の試合でのものです。川崎宗則も出てきます。

続いて守備の動画で、WBC2013でのものです。

打撃面でも守備面でも図抜けてはいないものの、ある程度計算できる選手ではありそうです。

獲得に成功した場合に気になるのは、似たようなタイプの選手が中日打線に増えることです。

投手のパヤノ、カブレラ、ゴメスが退団するようですが、2年契約のエクトル・ルナと契約延長したアンダーソン・エルナンデスは残留することになります。

そうなるとルナ、エルナンデス、ナニータの野手3人に、新外国人投手1人となりますので、タイロン・ウッズやトニ・ブランコのように打線にアクセントをつけるような大砲が現状では見当たらないという状況になります。

契約が合意した場合には、中日の首脳陣がリカルド・ナニータは日本では本塁打を増やせると考えているのか、それとも他の方法で補っていくのか、その点が注目していきたいポイントです。

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