【新外国人分析】ジャイアンツが獲得したマイルズ・マイコラス投手を数字で分析

ジャイアンツが投手陣の補強として、テキサス・レンジャーズのマイルズ・マイコラス(Miles Mikolas)投手の獲得に動いているとスポーツ報知が伝えています。

そのマイルズ・マイコラスは右投げで196センチの長身右腕で、2014年はテキサス・レンジャーズで10試合に先発して防御率6.44/2勝5敗/奪三振38/WHIP1.43という成績になっています。

このようにMLBでは通用しなかったマイルズ・マイコラスですが、3Aでは16試合(先発6試合)で44.2回を投げて、防御率3.22/5勝1敗/奪三振38/WHIP1.25とまずまずの成績を残しています。

そのマイルズ・マイコラス投手を数字で分析していきます。

マイナーではクローザーを務めていたマイルズ・マイコラス

スポンサーリンク

マイルズ・マイコラスは2009年のドラフトで7巡目全体204番目にサンディエゴ・パドレスに指名されてプロ入りしています。その後、2013年11月にパイレーツにトレードとなり、2013年12月にテキサス・レンジャーズに再びトレードで移籍しています。

そのマイルズ・マイコラスのマイナー(2Aと3A)とメジャーでの年度別成績と通算成績は以下のとおりとなっています。

Miles Mikolas Career Stats 2014

2A通算では40試合44.2回で防御率2.01/2勝1敗13セーブ/奪三振38/WHIP1.21で、3Aでは87試合(先発6)125.1回で防御率3.23/11勝4敗28セーブ/奪三振95/WHIP1.30とまずまずの数字を残しています。

その一方でメジャー通算では37試合(先発10)91.1回で防御率5.32/4勝6敗/奪三振62/WHIP1.42と通用しませんでした。

このことからわかるのは、マイナーでは十分に通用していたものの、メジャーにはもう一歩で、この2つのカテゴリーを行き来するレベルの選手で会ったことがわかります。

クローザーをマイナーで務めていたのですが、奪三振は投球回数を下回るなど、図抜けて多いわけではなく、奪三振率は2Aで7.66、3Aでは6.82となっています。

好材料は与四球が多くないことです。メジャーではレベルの違いで通用しなかったため9イニング平均で3.35個の与四球と多いのですが、マイナーでは2Aで1.81個、3Aでは2.01個となっていますので、コントロールが極度に悪いタイプではないと考えられます。

そして、基本的には三振で抑えるというよりも、打たせてとるタイプの投手で、先発とリリーフの両方で起用することが想定できる投手であることがわかります。

マイルズ・マイコラスの持ち球と投球のスタイルは?

スポンサーリンク


マイルズ・マイコラスのMLBでのデータによると、持ち球はフォーシーム、シンカー(ツーシーム)、チェンジアップ、スライダー、カーブの5種類となっています。

2014年のデータでは、フォーシームの最速が157.1キロ(97.7マイル)、平均150.0キロ(93.7マイル)でメジャーでは平均的な球速で、シンカーは最速が157.8キロ(98マイル)、平均が150キロ(93.4マイル)で、こちらはやや平均よりも上の球速となっています。

そしてフォーシームは投球の36.37%、シンカーが25.73%となっていて、投球の6割強がこの2つの球種となっています。

その2つの球種を軸にして、140キロ(86.8マイル)のスライダーが16.4%、121キロ(75.4マイル)のカーブが11.73%、144キロ(90マイル)のチェンジアップが9.34%という構成です。

三振を奪う際に有効なのはフォーシームとスライダーで、それぞれ三振の42%と47%を占めています。また打者のスイングの結果として空振りになる確率が一番高いのが17.88%のスライダーとなっていますので、空振りを奪う変化球はスライダーだと考えられます。

また、被打率が低いのはカーブとスライダーで、カーブが.231、スライダーが.250となっていて、変化球ではチェンジアップよりも、ブレーキングボールのほうが効果を発揮しているようです。

続いて、マイルズ・マイコラスが8月2日のインディアンス戦で7回を5安打の2失点に抑えた時の試合の動画です。

この日の登板ではフォーシームで97マイルから95マイル(156キロ-152キロ)を記録しています。日本の先発投手でこの球速が出せるのは数えるほどしかいませんし、身長も196センチでボールに角度がつくため、強力な武器となりそうです。

スライダーは、大きく曲がるというよりも、カットボールに近い動きで、小さく曲がっていて、他の動画でも同様の動きをしているように見受けられます。

球質も重そうで、球速もあるため期待ができるのですが、気になるのは、肩の故障です。

8月25日にマリナーズ相手に8.0回を被安打3の無失点に抑えた後に、肩の違和感で離脱して、そのまま2014年は登板しませんでした。その影響がどのくらいのあるのかは気になるところです。

また実際に獲得となると、レンジャーズは先発投手が足りないというチーム事情もあるため、スンナリと放出することに応じてくれるか不透明なところはあります。

まだ、獲得に動いている段階ということで、契約が決まったわけではありません。もし日本に来ることになれば、先発としても期待できますし、仮にうまくいかない場合にはリリーフとして期待できる球速があるマイルズ・マイコラスです。

今後の情報を待ちたいところです。

スポンサードリンク

よく読まれています

    

このページの先頭へ