【新外国人分析】横浜DeNAベイスターズが獲得したジェイミー・ロマックを数字で分析

アーロム・バルディリス内野手との契約を結ばないことを選択した横浜DeNAベイスターズですが、正三塁手を失うことにもなりました。

その空いた三塁を埋めるために攻撃力のある新外国人選手としてジェイミー・ロマック選手の獲得に乗り出していると報じられていましたが、11月13日に合意したことがDeNAから発表されました。。

その横浜DeNAベイスターズが獲得したジェイミー・ロマックをマイナーとメジャーでの成績、データ、動画を元に分析していきます。

目次

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このページの目次です。

1. ジェイミー・ロマックの経歴・プロフィール

ジェイミー・ロマックは1985年9月30日生まれでカナダ出身の30歳で、身長は185cm、体重は99.8kg。

2003年MLBアマチュアドラフトで4巡目全体127番目にブレーブスに指名されてプロ入りし、1Aで128試合、1Aアドバンスドで286試合、2Aで330試合、3Aで413試合とマイナーでの出場試合が多いのですが、MLBでは27試合にとどまっています。

メジャーデビューまでにはかなり多くの時間を要していて、ドジャーズに所属していた2014年5月28日となっています。

メジャーでのプレーは2014年のドジャース、2015年のダイヤモンドバックス所属時代で、それ以前のブレーブス、カージナルス、ロイヤルズではマイナーでのプレーしかありません。

右投げ右打ちののプレイヤーでポジションはファースト、サード、レフト、ライトをメジャーとマイナーで守っています。

2. マイナーとメジャーでの成績での分析

ジェイミー・ロマックのマイナー(2Aと3A)とメジャーでの年度別打撃成績は以下の表のとおりとなっています。

Jamie Romak Stats_20151113

2A通算では330試合で打率.239/本塁打51/打点176/出塁率.330/長打率.427/OPS.757、3Aでは413試合で打率.267/本塁打73/打点273/出塁率.337/長打率.498/OPS.835となっています。

メジャーでは27試合で打率.167/本塁打0/打点4/出塁率.231/長打率.250/OPS.481と全く通用せず、年齢的にも難しい時期に差し掛かっているジェイミー・ロマックです。

メジャーでは全く通用していませんし、近年3年間は3Aでプレーしていますので、より参考になるのは3Aの数字となりますので、そちらで見ていきます。

2013年は打率.242/本塁打22/打点74/OPS.782、2014年は打率.280/本塁打24/打点85/OPS.874、2015年は打率.284/本塁打27/打点100/OPS.912と3年連続で20本塁打以上を記録する素晴らしい成績を3Aでは残しています。

ただ、この成績は多少割り引く必要があります。この3年間で所属は変わったのですが、極端に打者有利とされるパシフィック・コーストリーグの所属チームばかりです。

高地や乾燥している地域のためボールが飛びやすく、長打が出やすいので数字を割り引く必要があるとされ、実際には年間15-20本塁打の長打力と考えたほうが無難かもしれません。

2015年の成績はマイナーでのキャリアハイと言える数字なのが好材料とはなるのですが、三振率が25.7%で四球率が10.8%となっています。

この三振率は2015年の広島のシアーホルツの27.02%、ヤクルトのバレンティンの26.92%と大差がない数字のため、それなりに三振をするタイプであることがわかります。

一方の四球率は10.8%となっているのですが、広島のエルドレッドの10.33%、ルナの10.11%と近い数字で、それなりに忍耐強く四球を選ぶことはできることがうかがえます。

マイナー200発という言葉がメディアでは流れていますが、どちらかと言えば中距離打者に近いタイプではないかと考えられるジェイミー・ロマックです。

2015年や2014年の成績を見ればメジャー昇格をしてもおかしくないと考えられるのですが、守備に難があったことが壁になった可能性が高そうです。

マイナー通算のサードの守備率が.929、レフトが.946、ライトが.974といずれも良いとは言えない数字です。特に三塁の守備率は酷いと言えるもので、近年になってだいぶ改善されたようですが、それでも2014年が.921、2015年が.950となっています。

ちなみにバルディリスの2015年の三塁の守備率は.985でセ・リーグトップの数字です。ロマックがDeNAのサードを守った時には、バルディリスとの差をベイスターズファンは痛感することになるかもしれません。

一塁守備がマイナー通算では.991と一番良いのですが、DeNAではホセ・ロペスとポジションがかぶりますし、メジャーで一塁を守った時の守備率は.947とひどい数字です。

ホセ・ロペスの2015年の一塁の守備率は.993となっていますので、余程攻撃面で上回らない限り、ロマックに一塁を守らせることは難しそうです。

このようにメジャー昇格できなかったのは、一塁以外の守備力が信頼できず、ドジャースではエイドリアン・ゴンザレス、ダイヤモンドバックスではポール・ゴールドシュミットというメジャー屈指の大物一塁手がいたこと、さらに他のメジャー球団でも一塁手をやれるほどの長打力ではなかったためと考えられます。

3. ジェイミー・ロマックのメジャーでの打撃データ

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ジェイミー・ロマックはメジャーでの出場経験が乏しいためデータが少ないので参考程度となりますが、フォーシーム、チェンジアップ、カーブなどを苦手としているようです。

フォーシームはスイングした際の空振り率が40.00%と高く、メジャーでの三振の37.5%がフォーシームによるものです。

そして最も苦手としているのがチェンジアップのようで空振り率は77.78%と非常に高く、三振の31.3%を占めています。

さらにチェンジアップのファウル率は11.11%となっていますので、チェンジアップがくると9割近くが前に飛ばないことになりますので、非常に苦手にしていることが伺えます。

カーブについては空振り率は14.29%と極端に高いわけではないのですが、ファウル率が57.14%と高い割合でファウルにしかならず、7割がフェアゾーンに飛ばないというデータになっています。

これらのことから緩急への対応力に弱さがあると考えられ、変化球で勝負する日本の野球では、そのことへの対応が課題となりそうです。

4. ジェイミー・ロマックの動画

最後にジェイミー・ロマックの打撃動画です。

2015年6月8日にメジャー初ヒットを打った際のもので、後半では走っている姿も見ることができます。

続いて2015年8月10日にヒットを打った際の動画です。

最後に2015年9月2日にマイナーではありますが、本塁打を打った際の動画です。

動画のスイングを見る限り、長打力はあるようですが、エルドレッドやゴメスのような完全なパワーヒッタータイプではないようです。

打者有利のリーグでプレーしていたため打撃成績は割り引く必要がありますが、それでも本拠地が横浜スタジアムのベイスターズであれば、長打力の面では不安がないとは思われます。

しかし、守備に不安を感じるデータが残っていますので、2015年のバルディリス(率.258/本13/点56/OPS.724)程度にとどまらず、ロペス(率.291/本25/点73/OPS.843)に近い数字は欲しいところです。

どちらかと言えば、当たり外れが大きそうな印象が残るジェイミー・ロマックです。

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