【新外国人分析】楽天が獲得のギャビー・サンチェス内野手を数字で分析

2年間4番を務めたアンドリュー・ジョーンズとの契約更新をしなかった楽天イーグルスが、2015年の主砲としてパイレーツからFAとなっていたギャビー・サンチェス(Gaby Sanchez)内野手と1年2億5000万円+出来高で基本合意したと、ニッカンスポーツが報じています。

ギャビー・サンチェスは31歳の右投げ右打ちの内野手で、ポジションはファーストで、サードとライトを守った経験はあるものの、いずれも1試合のみで、基本的には一塁もしくは指名打者としての起用が予想されます。

そのギャビー・サンチェスを数字で分析していきます。

2015年の楽天の主砲候補はメジャー通算61本塁打

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ギャビー・サンチェスは2005年ドラフトでフロリダ・マーリンズ(現マイアミ・マーリンズ)に4巡目全体126番目で指名されてプロ入りしています。

その後、2008年の9月にメジャーデビューを果たし、2012年にパイレーツにトレードで移籍しています。

そのギャビー・サンチェスの年度別成績と通算成績は以下の表のとおりとなっています。

Gaby Sanchez Stats 2014

2010年には151試合に出場し、打率.273/本塁打19/打点85/出塁率.341/長打率.448の成績を残し、ナ・リーグ新人王投票で6位となっています。

そして2011年はオールスター前にまでに打率.293/本塁打13/打点50/出塁率.374/長打率.472と活躍し、オールスターにも出場しています。その2011年は後半に失速したため、最終的には打率.266/本塁打19/打点78/出塁率.352/長打率.427にとどまっています。

その後は、メジャーではなかなか結果が残せなかったものの、3Aでは119試合で打率.293/本塁打21/打点74/出塁率.390/長打率.479/OPS.869と頭1つ出た存在のため、基本的にメジャーに定着していました。

メジャー通算では打率.254/本塁打61/打点266/出塁率.332/長打率.413/OPS.744と、打率は高くありませんが、出塁率と打率の差は7分8厘、3A通算でも9分7厘と大きく、よく四球を選んでいることがわかります。

四球を選ぶ頻度は、3Aで8.2打席に1回、MLBで10.1打席に1回となっていて、2014年のパ・リーグでは秋山翔吾(8.0打席)、糸井嘉男 (8.4打席)、柳田悠岐(8.5打席)、ペーニャ(9.7打席)、メヒア、大引啓次、長谷川勇也(いずれも10.0打席)などが近い割合となっています。

一方で三振は3Aで7.7打席に1個、MLBで6.2打席に1個という割合で、ヘルマン、松井稼頭央(6.3打席)、栗山巧、李大浩、今宮健太(6.4打席)、中田翔(6.8打席)、安達了一(7.6打席)などが近い数字で、メヒア(2.9打席)、中村剛也(3.8打席)、アンドリュー・ジョーンズ(4.2打席)、ぺーニャ(4.6打席)などよりははるかに少ない割合です。

これらの数字はメジャーと3Aでの成績ではあるものの、ギャビー・サンチェスは、どちらかと言えばパワーヒッタータイプ寄りの打者ですが、選球眼と打席での忍耐力があるタイプで、スイングが大きすぎたり、コンタクトする技術に問題があることが原因での三振が、極端に多いタイプではなく、より安定した打撃が期待できそうです。

一塁の守備に関しては、2013年と2014年はやや数字が低下していますが、キャリア全体では、守備率、レンジファクター(アウト寄与率)、守備防御率、アルティメット・ゾーン・レーティングなど守備の指標では、良い数字が残っていて、守備に大きな不安はなさそうです。

ギャビー・サンチェスの打者としてのタイプと特徴

MLBのデータ集計を行っているブルックスベースボールによると、高目のコースに強く、低目はプレートの真ん中だと打てるようですが、低目の両サイドが弱いという数字が残っています。

また球種ではファーストボールには強いようですが、チェンジアップ、スライダーなどをやや苦手としているようです。

打球の方向性としては長打はレフト方向が多いですが、逆方向には打てないということではなく、数は多くありませんがライト方向でもスタンドインさせています。安打に関しては、センターからレフト方向が多いですが、ライト方向にもしっかりと打てているというデータが残っています。

2014年にサンチェスが本塁打を打った時の動画です。

この本塁打を打っている球場はコメリカパークなのですが、レフトが105.2メートル、センターが128.0メートルと外野がメジャーで最も広い球場の1つで、本塁打が出やすくありません。

そのコメリカパークで軽々とレフトスタンドに運ぶパワーを持っていて、メジャーで年間19本塁打を記録したのもうなずけます。

メジャーで年間15本以上の本塁打を打っている日本人選手は、松井秀喜(31本を含む6回)、イチロー(2005年15本)、城島健司(2006年18本)、井口資仁(2005年15本/2006年18本)の4人で、この顔ぶれを見れば、サンチェスのパワーは日本でも十分に期待できるものと言えそうです。

ケーシー・マギーは2010年に23本塁打を打つなど、楽天移籍時にすでにメジャー通算61本塁打をだったのですが、カビー・サンチェスの現在のメジャー通算本塁打数と同じです。

どちらかと言えばギャビー・サンチェスは、アンドリュー・ジョーンズというよりも、ケーシー・マギーにより近いタイプという印象です。

ケーシー・マギーは2012年にメジャーでイマイチでしたが、2013年に楽天で息を吹き返しました。ここ数年は不振が続くギャビー・サンチェスですが、そのマギー同様のバウンスバックに楽天は期待することになりそうです。

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