【新外国人分析】日本ハムのブランドン・レアードを数字で分析

北海道日本ハムファイターズが獲得に動き、契約合意が発表されたのがブランドン・レアード(Brandon Laird)内野手です。

ブランドン・レアードは現在27歳の右投げ右打ちの内野手で、一塁と三塁をポジションとする選手です。

ブランドン・レアードは2007年ドラフトで27巡目全体844番目でニューヨーク・ヤンキースに指名されてプロ入りし、2011年にヤンキースでメジャーデビューを果たしています。

その後は、アストロズ、ロイヤルズ、ナショナルズと移籍したものの、メジャーでプレーできたのはアストロズ在籍時の2012年と2013年のみとなっています。

そのブランドン・レアードを数字で分析していきます。

2014年は好調もチーム事情でチャンスに恵まれなかったブランドン・レアード

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フアン・ミランダが退団し、小谷野栄一がFAで流出すことが確実となった状況のため、一塁と三塁を守れるブランドン・レアードは、補強ポイントと合致している選手と言えます。

そのブランドン・レアードのマイナー(2A/3A)とメジャーでの年度別成績と通算成績は以下の表のとおりとなっています。

Brandon Laird Career Stats 2014

通算成績は2Aでは107試合で打率.291/本塁打23/打点90/出塁率.355/長打率.523、3Aでは533試合で打率.271/本塁打67/打点322/出塁率.315/長打率.437、MLBでは53試合で打率.197/本塁打6/打点16/出塁率.255/長打率.370となっています。

2Aでは2010年にプレーしたのが最後で、その後は3Aかメジャーでのプレーとなっています。ただ、頻繁にメジャー昇格するほど図抜けた成績を残せていないため、基本的には3Aでプレーし続けているブランドン・レアードです。

ただ、3Aでは、2011年に123試合で打率.260/本塁打16/打点69、2012年に130試合で打率.254/本塁打15/打点77、2013年に119試合で打率.277/本塁打16/打点79と、年間で15本以上の本塁打を打っていますので、それなりの長打力があることがうかがえます。

特に2014年は打率.300/本塁打18/打点85/出塁率.350/長打率.490/OPS.841と素晴らしい成績で、長打力に加えて安定感も増してきていると考えられる数字を残しています。

通常であれば、昇格してもおかしくな数字なのですが、所属していたナショナルズは地区優勝をする強豪チームであり、なおかつサードにアンソニー・レンドン(打率.287/本塁打21/打点83)と、ファーストにアダム・ラローシュ(打率.259/本塁打26/打点92)という強打の選手が試合に出続けたため、ポジションがなく昇格できませんでした。

メジャーでは力不足のため通算成績では打率は.197と低く、三振は3.6打席に1回は多く、四球を選ぶのも8.3打席に1回と非常に少ない数字になっています。

その一方で3Aでは通算で四球を4.5打席に1個は選び、三振は5.5打席に1回とまずまずの数字で、特に2014年は四球を3.8打席に1個、三振は5.3打席に1回と向上しています。

2014年シーズンでは、四球は1試合に1個は選んでいることになりますので、選球眼や打席での忍耐力が向上していることが伺えます。

ブランドン・レアード自身は、2014年はキャリアの中でもかなり良い状態でありながら、チャンスに恵まれなかったと考えられ、27歳とこれからの年齢でもありますので、伸びしろに期待ができる選手です。

ブランドン・レアードのタイプと特徴

ブランドン・レアードのMLBでのデータでは、基本的にはボールを忍耐強く待つタイプであるとの数字が残っています。

得意なのはファーストボール系統で、ストライクゾーンの60%をスイングする一方で、ボールゾーンは18%しかスイングしないなど選球眼も良く、バットにほとんど当てています。

ブレーキングボール(スライダー・カーブ)に関しては、ストライクゾーンは60%を、ボールは20%をスイングするなど、この系統の球種にも選球眼が良いのですが、バットにあてるのはやや苦手なようです。

スイングした結果、スライダーは33.33%、カーブに至っては50.00%が空振りになるというデータが残っているため、ストライクゾーンでこの球種を使われるとやや苦しむ可能性があります。

そして一番苦手としているのがチェンジアップで、ストライクゾーンは50%を打ちにいくのですが、ボール球を33%も振ってしまっているというデータがあります。

日本ではチェンジアップよりもフォークボール・スプリットが多くなると予想されますが、そのあたりの対応が日本での成功のポイントとなりそうです。

守備面では一塁手としても三塁手としても、3Aでは守備範囲、守備率も並のレベルですが、アメリカの天然芝に比較すれば日本の人工芝のほうが守りやすいため、大きな不安になることはなく、ある程度安定したものが期待できそうです。

アストロズ時代の2013年9月に本塁打を打った時の動画です。

態勢を崩されながらでも、スタンドインさせるパワーを持ち合わせています。

次は2014年の春のスプリングトレーニング(日本のオープン戦)での動画です。

右方向に打ってはいるものの、態勢はややぎこちなく、しっかりと振り切れているという感じではありません。

他の動画でも本塁打や長打はセンター方向もありますが、、基本的にはレフト方向で多く見られ、特にファーストボールは内角でもうまくさばけています。

パ・リーグはセ・リーグよりも速球で押す投手が多いため、その点ではパ・リーグ向きとは言えそうです。

上の動画での右方向への打ち方を見ても、打撃での柔軟性はやや欠けるため、日本で成功するための課題はデータにも残っているとおり、ストライクゾーンのカーブ、スライダー、ボールになるチェンジアップ、フォークボールなどの変化球への対応となってきそうです。

四球を選ぶことが増え、三振は減ってきていますので、学習しながら改善できるタイプではないかと考えられます。また、選球眼はよく、忍耐力もあるようですので、日本の技術を学ぶことで変化球を克服する可能性は十分にありますので、日本でのアジャストが期待されます。

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