【新外国人分析】西武ライオンズが獲得のアンソニー・セラテリを数字で分析

西武ライオンズが野手の新外国人選手として、2014年はメッツ傘下3Aでプレーしていたアンソニー・セラテリを獲得したことを発表しています。

アンソニー・セラテリは、現在31歳の右投げのスイッチヒッターで、ポジションは外野はレフトとライトの両翼に加えて、稀にセンターを守り、内野ではファースト、セカンド、サードを守っていたユーティリティプレーヤーです。

メジャー昇格の経験はなく、プロとしてはマイナーリーグだけのキャリアとなっています。

そのアンソニー・セラテリをマイナーの成績などで分析していきます。

マイナーの成績から見るアンソニー・セラテリの特徴とタイプ

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アンソニー・セラテリは2007年から2013年まではカンザスシティ・ロイヤルズの傘下でプレーし、2014年はメッツ傘下でプレーしています。

そのアンソニー・セラテリのマイナーの2Aと3Aでの成績は以下の表のとおりとなっています。

Anthony Seratelli Stats 2014

2A通算では230試合で打率.271/本塁打12/打点103/出塁率.380/長打率.372/OPS.752、3A通算では328試合で打率.284/本塁打33/打点147/出塁率.385/長打率.443/OPS.828となっています。

2012年には3Aで17本塁打を打っているものの、3Aでの本塁打のペースは、日本の144試合換算では年間14.5本塁打となりますので、基本的にはパワーヒッタータイプではなく、中距離打者タイプです。

盗塁は2012年に15個で成功率78.9%、2013年には24個で成功率96.0%という数字で盗塁ができるスピードを持っていると考えられます。

ただ、気になるのは2014年は8個しか盗塁できず、しかも成功率が53.3%とひどい数字となっていますので、何が原因で盗塁ができなかったのが気にかかるところです。

打率は際立って高いタイプではありませんので、アベレージヒッターでもありませんが、目立つのは出塁率が高いことです。

打率は2割7分から2割9分の間を推移していますが、出塁率は打率よりも1割ほど高い、3割7分から3割9分で推移しています。

2012年の打率と出塁率の差は0.122、2013年は0.106、2A通算では0.109、3A通算でも0.101と大きくなっています。

2014年の日本プロ野球でで打率と出塁率の差が1割以上ある選手は6人だけで、パ・リーグでは中村剛也(0.127)、栗山巧(0.106)、角中勝也(0.108)の3人しかいません。

四球を選ぶ割合は2013年6.3打席に1個、2014年は7.2打席に1個で、栗山巧の6.7打席に1回、角中勝也の7.2打席に1回が近い数字となります。

これらの数字を見る限りでは、アンソニー・セラテリの数字は3Aのものではありますが、打者のタイプとしては四球を忍耐強く選べるタイプであることがわかります。

一方で三振に関しては2A通算では5.6打席に1回、3A通算では5.1打席に1回、2014年は4.6打席に1回となっています。

2014年のパ・リーグでは、柳田悠岐が4.7打席、浅村栄斗、陽岱鋼、T-岡田が5.0打席、秋山翔吾が5.7打席に1回三振しています。

メヒアの2.9打席に1回、中村剛也の3.8打席に1回よりは、少ないもののアンソニー・セラテリも三振の数はそれなりに多くなりそうです。

この三振の多さと出塁率の高さから推測されるのは、バットコントロールとコンタクトにやや難があるか、もしくは打ちに行く時に振り回しているという可能性がありそうです。

アンソニー・セラテリの動画から見る打撃やプレースタイルの特徴について

アンソニー・セラテリはメジャーに昇格していないため、データや動画少ないのですが、その中でも2013年のマイナーでの動画を紹介します。

左打席でのアンソニー・セラテリの動画です。

走っている様子からは、多く盗塁がでるのが納得できるスピード感があります。続いて、右打席での動画です。

ここに紹介しているものを含めた様々な動画を見る限りでは、長打は左打席で多く見られ、右打席では軽打が目立ちます。

身長も175センチ程度身体が大きくありませんが、3Aでも年間で15本塁打を打てる力があり、他の動画ではツボにはまればしっかりとスタンドインさせていますので、非力ということはではないようです。

気になるのは2014年に成績が落ちていること

日本でも高い出塁率をキープして、2013年以前のように高い確率で盗塁ができるようであれば、打線の1-2番で使うことができそうなアンソニー・セラテリです。

守備の成績に関しては、守備範囲や守備率などの数字は、キャリア通算では悪くなありません。ですが、気になるのは2014年にどのポジションでも軒並み守備の数字が落ちていることです。

2014年は盗塁の数も急激に落ち、本塁打の数も減り、三振の数は多くなっています。不振のシーズンだったとも考えられますが、故障もしくは年齢によるスピードやパワーの衰えの可能性も否定できません。

2013年や2012年の状態が取り戻せるようであれば、期待ができそうですが、2014年のような状態であれば、多くのことは望めないかもしれません。

実戦で見極める必要がありそうな印象のアンソニー・セラテリです。

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