【新外国人分析】中日ドラゴンズが獲得したアマウリ・リバース投手を数字で分析

中日ドラゴンズが2015年シーズンに向けた補強として、ドミニカ共和国出身の28歳右腕を獲得すると報じられています。

先発ローテ候補として加入するのがアマウリ・リバースで、2014年は台湾プロ野球の統一ライオンズでプレーしています。

そのアマウリ・リバースのマイナーリーグと台湾プロ野球での成績などで分析していきます。

マイナーリーグと台湾・ドミニカでの成績から見るアマウリ・リバースの特徴

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アマウリ・リバースのマイナーリーグ、台湾プロ野球、2014年ドミニカウィンターリーグでの成績は以下の表のとおりとなっています。

Amaury Rivas Stats 2014

ドミニカで視察していあ森コーチによると、「何年も前から見ているが、故障してから野球が変わった」と述べているのですが、その故障のためか2013年はうれーしていません。

アメリカではメジャーに昇格したことはなく、2A通算では141.2回で防御率3.37/WHIP1.31とまずまずの成績ですが、3Aでは防御率4.88/WHIP1.54と苦しんでいます。

WHIPは与四球と被安打を足して投球イニングで割って算出している指標で、1イニングあたりにどれだけランナーを許しているのかがわかるのですが、アマウリ・リバースは3Aでは1.50以上で、ランナーを溜めてしまう傾向があったことがわかります。

その原因は、与四球の多さが原因で、3A通算では9イニングで4.67個の四球を与えているためです。被打率は高くありませんので、制球難が足を引っ張っていたと考えられます。

ですが、森コーチから「故障してから変わった」という表現通りに、与四球は台湾で9イニングあたり1.78個、ドミニカのウィンターリーグでは2.91個と減らすことができていて、制球難の問題が克服されつつあるのではないかと考えられます。

投手のタイプとしては奪三振率が3A通算で6.08、台湾でも7.71と高い数字ではありません。GO/AO(ゴロアウト÷フライアウト)は、キャリアを通じて1.0以上と、ゴロの割合が高くなっていて、どちらかと言えばゴロを打たせてアウトをとるタイプです。

このゴロが多いのはアマウリ・リバースの持ち球の性質上、多くなっていると考えられます。

アマウリ・リバースの持ち球・球速・投球スタイルについて

メジャーリーグのデータを集計しているブルックスベースボールによると、2012年にアメリカでプレーしていた際には、シンカー、チェンジアップ、スライダーの3種類を投げていたというデータが残っています。

球速はシンカーが最速90マイル(145キロ)、平均が89マイル(143キロ)となっているため、アメリカではもちろんのこと、日本でもあまり速い部類ではありません。

アメリカではメジャーレベルではオープン戦でしか投げていないため、データが少ないのですが、投球に占める球種の割合はシンカーが85.7%、チェンジアップとスライダーがそれぞれ7.1%となっています。

基本的にはきれいな回転のボールを投げることはなく、ボールを動かして打者を打ち取るという投球スタイルとなっています。

シンカーは基本的に低いコースに投げますので、打者が打ってもゴロになりやすくなります。そのことがアマウリ・リバースのゴロアウトの比率の高さにつながっていると考えられます。

アマウリ・リバースは、奪三振率は高くないため、三振で仕留めるよりも、ゴロでアウトをとるスタイルのため、味方の守備、特に内野の守備力が、このアマウリ・リバースの成功を左右する1つの要素となっていきそうです。

最後にアマウリ・リバースの動画で投球フォームやボールの動きなどを見ていきます。下の動画では142キロのシンカーと131キロのチェンジアップで三振を奪っています。

ボールを担いで投げるようなフォームで、制球力に欠ける部分があったことを感じさせます。が球速は147キロを記録しています。

次の動画ではシンカーとスライダーを確認できます。

シンカーが149キロを記録していて、沈むと同時に右打者の内角に食い込むような動きを見せています。最後の三振に仕留めたスライダーは134キロでブレーキも効いて、良いコースに決まっています。

このアマウリ・リバースはボールを動かして打ち取るタイプのため、ブルペンで見ても本当の力量は測りにくので、オープン戦などの実戦でより正確にその実力を測る必要がありそうです。

アマウリ・リバースの球質も重そうですし、日本で140キロ後半のシンカーを目にすることは少ないため、ストライクさえしっかりととれれば、それなりの成績が期待できそうな印象です。

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