西武ライオンズの2016-17オフのFA・トレード・新外国人補強の最新情報

西武ライオンズは渡辺久信監督の6年間でリーグ優勝1回、2位3回、3位1回と5シーズンでクライマックスシリーズ進出を果たしました。

しかし、その後任となった伊原春樹監督、田辺徳雄監督の3年間では5位、4位、4位と3年連続でクライマックスシリーズ進出を逃しました。

能力の高い選手が揃っていながらも、チームとしての強さに繋がらないのが課題の一つなっている西武ライオンズです。

中村剛也が21本塁打に終わりながらも、本塁打128本はパ・リーグで1位、得点619は日本ハムと並ぶリーグ2位と攻撃力は十分です。

得点力では日本ハム、ソフトバンクに遜色がないのですが、防御率3.85はリーグ4位、失策数は両リーグで唯一の二桁となる101を記録し、失点618は467の日本ハム、479のソフトバンクに大きく差をつけられる原因となりました。

投手陣を中心としたディフェンス面での整備が課題となっている西武ライオンズで、補強はそのあたりが中心になると予想されます。

その西武ライオンズの2016年から2017年シーズンオフにかけてのFA戦力補強、新外国人獲得などに関する情報をまとめています。なお、情報は随時追加していきます。

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目次

このページの目次です。

2016年9月の補強最新情報

2016年9月の補強最新情報です。

2016年9月21日付けのスポーツニッポンの記事です。

球団は後任監督の人選を進めており「投手を含めた守りの部分がBクラスになった理由。投手陣の整備が必要」と鈴木葉留彦球団本部長。複数の外国人投手の獲得に向けた調査もすでに進めている。今季途中から加入して3勝を挙げているウルフ、複数年契約を結んでいる郭俊麟(カクシュンリン)は残留となる見込み。バスケス、C・C・リー、ポーリーノは今季限りで退団するとみられる。

引用元:西武3年連続Bクラス確定 投手強化へ外国人調査(スポニチ)

バンヘッケン、CCリー、ポーリーノ、郭俊麟らが機能しなかったことも西武ライオンズの先発ローテ編成が不安定になる大きな原因となりました。

メヒア以外の外国人獲得は失敗続きとなっている西武ライオンズで、2016年にもっとも戦力となった投手は日本での実績があったウルフという状態でした。

先発ローテを任せられる先発投手が必要なのですが、最近はスカウティングが上手く行っていませんので、その部分でもテコ入れが必要と考えられます。

2016年9月26日付けの日刊スポーツの記事です。

岸は今季で3年契約が終わる。意向について現時点で本人の口からは一切明かされていない。過去の例として、西武はFA権を行使しての残留を認めており、当然、引き留めに全力を尽くすとみられる。看板選手である岸も、残留を基本線に考えているとみられる。しかし、水面下で調査を進めている球界関係者の話を総合すると、岸の権利行使を念頭に置き、今後も調査を継続する価値が十分にあるという。

引用元:西武岸FA権行使の可能性も 残留が基本線か(ニッカン)

西武はFA宣言後の残留も認める方針となっています。先発ローテーションが補強ポイントとなっている西武ライオンズですが、岸孝之が残るかどうかはオフの動向に大きな影響を与えることが必至です。

健康であれば現在の日本プロ野球でも安定感という面では上位にくる先発投手のため、FAとなれば争奪戦は必至です。

巨人、楽天などが興味を示していて、とくに楽天は大型契約を提示するとの報道があります。そのマネーゲームに勝てるような条件を提示できるかどうか注目されます。

2016年9月28日付けのスポーツ報知の記事です。

27日の日本ハム戦後に「(FA権の行使は)シーズンが終わってから考えます」とコメントしたが、関係者の話を総合すると残留、国内移籍と2つの可能性を検討している。西武で再び日本一を目指す意欲とともに、新たな環境で勝負したい意向もあるという。すでに球団からは水面下で複数年での残留要請を受けており、2年5億円程度を提示されたとみられる。球団幹部は「何としても残ってほしい」と、球団では前例のない宣言残留も認める方針だ。宣言すれば地元・楽天など、争奪戦は必至だ。

引用元:岸、FA行使検討…球団は前例のない宣言残留も認める方針(報知)

西武ライオンズが残留交渉で提示した金額は2年5億円程度ということで、これまでの年俸推移と、今季の長期の離脱を考えれば、妥当な金額となっています。

ただ、興味を示しているとされる楽天は3年12億円以上の金額を用意していると新聞を賑わせていますので、それに比較すればかなり見劣りする条件です。

鈴木球団本部長は岸との交渉について、「チーム編成が遅れるので、早めにハッキリさせたい。マネーゲームになるのも避けたい」とハッキリ話していますので、条件面でマッチアップするのは難しそうです。

シーズン中に主砲のメヒアと3年15億円で契約を延長し、2017年シーズン中には年俸1億円の浅村栄斗がFA権を取得するため、その流出阻止のための複数年契約なども考える必要があります。

岸孝之が必要な選手であることに疑いの余地はないのですが、無い袖は振れないという状態の西武ライオンズと言えそうです。

2016年10月の補強最新情報

2016年10月の補強最新情報です。

2016年10月17日付けのサンケイスポーツの記事です。

国内FA権行使の可能性を示唆したソフトバンクの中継ぎ左腕、森福について、西武・鈴木本部長は17日、「(獲得の可能性は)ゼロではない。ドラフトや外国人など、いろいろ照らし合わせながら」と話した。

引用元:西武、鷹・森福獲りも ドラフト指名選手は当日決定へ(サンスポ)

可能性はゼロではないのは事実だとは思われますが、現実問題として今季の1億2000万円から上積みした金額の複数年契約が必要な森福允彦の獲得に本腰を入れるのは想像しにいところがあります。

あくまでも可能性がゼロでないだけで、そのパーセンテージは高くはないのではないかと考えられます。

2016年10月19日付けのサンケイスポーツの記事です。

ドラフト会議に参加しない辻新監督は「補強ポイントははっきりしている。今年を見る限り、先発陣が手薄だからね」と即戦力投手の獲得を熱望。

引用元:西武・渡辺SDがドラフトのくじ引き役に決定! 辻新監督は「あいつは大丈夫」(サンスポ)

即戦力の先発投手が補強ポイントとしてドラフトを迎えましたが、指名したのは以下のとおりとなっています。

1位:今井達也(投手・18歳)
2位:中塚駿太(投手・21歳)
3位:源田壮亮(内野手・23歳)
4位:鈴木将平(外野手・18歳)
5位:平井克典(投手・24歳)
6位:田村伊知郎(投手・22歳)

渡辺SDが「高校生だけど即戦力に近い」と話す作新学院の今井達也、将来的には160キロを出せるとも評価される中塚駿太、平井克典と田村伊知郎ともに即戦力と期待しての指名となっています。

西武の場合は先発ローテ候補はいるのですが、先発ローテをしっかりと守れるレベルに達しきれない投手も多くなっていますので、これらの新人投手と高橋光成、多和田、誠、郭俊麟らを競わせることになりそうです。

ですが、高い評価を得ていた田中正義、佐々木千隼、柳裕也といったクラスを獲得したわけではありません。

また2015年ドラフトでは8人の投手を獲得したものの、勝ち星を挙げたのは1位の多和田(7勝5敗)だけとなっています。やはり外国人投手でしっかりとした選手がほしい状況は続いていると言えそうです。

2016年10月18日付けの日刊スポーツの記事です。

海外フリーエージェント(FA)権を持つ西武の岸孝之投手はFA権有資格者が公示された18日、権利行使について明言は避けたが「いろいろ考えています」と話した。昨年、海外FA権を取得し、今季が3年契約の最終年で去就が注目されている。また、2014年オフに海外FA権を手にした栗山巧外野手も行使については明言せず「現時点では未定」とした。

引用元:西武岸「いろいろ考えています」FA行使明言避ける(ニッカン)

岸孝之に加えて、栗山巧もFA権について具体的な言及を避けています。

ただ、栗山巧は昨年の残留表明の際には「僕の姿勢は一貫して変わりません。僕のような選手はFA権を持っていても意味がない。そんな選手ではありません」と話していますので、普通に考えれば残留を選択すると考えられます。

巨人は岸孝之には及び腰との情報もありますが、宣言すれば東北出身の岸孝之の獲得に楽天が大金を用意して交渉することが確実です。

やはりポイントとなるのは岸孝之の動向で、もし流出となった場合は、岸に用意した金額で、それなりのクラスの新外国人投手を獲得する必要に迫られそうです。

2016年10月30日付のデイリースポーツ、スポーツニッポン、ニッカンスポーツの記事です。

海外FA権を持つ西武の岸孝之投手(31)が、権利行使の意思を固めたことが29日、関係者への取材で分かった。西武一筋10年で通算103勝を挙げたエースはこの日、球団側に対して行使の意向を伝えたもよう。今後は出身地の仙台市を本拠地とする楽天など、複数球団による争奪戦へ発展することになりそうだ。

引用元:西武・岸FA権行使へ 他球団の評価に興味、楽天など争奪戦へ(デイリー)

関係者によれば、プロ入りから10年間在籍した西武に愛着はあるものの一選手として他球団の評価を聞いてみたいとの思いも強いという。

引用元:西武・岸 FA権行使を決断 楽天が解禁即アタック方針(スポニチ)

海外移籍の考えはなく、西武残留を含めた国内球団に絞って、決断を下す意向だ。西武球団はFA宣言しての残留を認める方針。

引用元:西武岸FA宣言へ、西武残留含め国内絞って決断(ニッカン)

西武の残留交渉は残念ながら実らず、FA権を行使することが確実となりました。

先発ローテに難を抱える西武としては岸の流出は大きな痛手であることは間違いなく、比較的短い期間での結果を求められることが予想される辻監督にとっては頭の痛い事態となりそうです。

これまで報道されてきた楽天イーグルスとの争奪戦になることは、少なくとも確実な情勢で、今後の焦点は新たに獲得に名乗りを上げる球団が現れるかどうかとなります。

当初は興味を示すとみられていた巨人は山口俊をターゲットにしていると報じられていますので、まずは候補から外れるのではないかと予想されます。

後は、金額的に用意できる球団となるとソフトバンク、オリックス、阪神くらいになりますが、今のところ具体的に興味を示しているとの報道はありません。

これらのチームはどちらかと言えば外野手に関心を示していると報じられています。

2016年11月の最新情報

2016年11月の最新情報です。

2016年11月1日付の日刊スポーツ、サンケイスポーツ、スポーツニッポンの記事です。

鈴木球団本部長は「もし宣言しても待ちたい」と、あらためて宣言残留を認める考えを強調。同投手は、近日中に行使を表明する見込みだが「勝つために残ってほしい選手。手を挙げても、戻ってきてくれるという期待感を持ちながらやりたい」と望みをかけた。辻監督も「もしそう(移籍)なったら痛い。宣言して残留が一番いい」と話した。
球団は岸と複数回の話し合いを重ねる中で、流出の危機感を募らせてきた。同本部長が「提示内容は最初の時とは変わっている」と明かしたように、当初から条件を上積み。最大4年の複数年契約を提示しているとみられる。

引用元:西武FA岸へ全力慰留 最大4年複数年契約を提示か(ニッカン)

球団側は複数年契約を提示しているとみられるが、「これ以上の条件の見直しはない」とも説明した。すでに岸は球団側に権利を行使する考えを伝えており、交渉が解禁されれば、楽天など複数球団による争奪戦に発展する可能性が高い。

引用元:西武、岸の宣言残留容認 条件見直しなしも「待ちたい」(スポニチ)

9月末の時点では2年5億円程度を残留交渉で提示しているとされていましたが、楽天の3年12億円以上という報道が影響を与えたのか、4年契約と2倍の年数へと条件をアップさせたようです。

それも残留という方向に行かなかったためで、この時点ですでにFA宣言は濃厚だったと言えそうです。

当初は補強の動向に影響をあたえるので、早めの結論をと急かすような発言がありました。が、ドラフト指名を見ると、岸孝之の穴を即座に埋めることができるような期待まではしにくいので、やはり残留してもらうのが最大の補強となると判断したようです。

楽天の場合はGM以上の役職という星野仙一副会長が実質的な補強の指揮を執ることになるわけですが、大金を投資しても結果を出して回収するというスタイルで、これまで大型補強を行ってきました。

岸孝之以外にも陽岱鋼の争奪戦にも参戦するという方針で、資金はある程度用意していることが予想されます。

西武にとって岸孝之の残留がベストではあるのですが、それを想定した新外国人補強も重要なポイントとなってきそうです。

2016年11月3日付けのスポーツ報知の記事です。

岸は海外FA権を行使すると表明し、申請書類を球団に提出。西武プリで練習後、会見を行い「この世界で10年やってきて、他球団がどう評価してくれているのか聞いてみたいと思いました」と権利行使の理由を説明した。(中略)交渉を重ね条件も当初の2年から4年へ延ばし、総額10億円前後に見直されたとみられるが、合意には至らなかった。「自分が必要だという言葉もいただいたし感謝しかない。愛着もあります」と育ててくれた西武に恩義も示した。(中略)鈴木球団本部長は「来季の構想に一番欠かせない選手」としながらも「誠意は示せたと思う」と、マネーゲームには否定的で今後、条件の見直しは行わない予定。

引用元:FA宣言の岸、4年総額10億円も球団と合意に到らず(報知)

2016年11月3日付けのスポーツ報知の記事です。

通算103勝の右腕を落とすために、慣れ親しんだ背番号「11」を用意するプランも浮上。闘将は「手を挙げてからが勝負。誠意をもって(交渉を)進めていく」と話し、4年10億円前後とみられるライバル・西武以上の条件として4年総額で最大16億円の大型契約も視野に入れ、全力で“恋人”を落としにかかる。

引用元:星野副会長、FA岸に史上最高オファー!西武上回る4年16億円+背番「11」(報知)

当初は2年5億円という提示だったようですが、楽天の3年12億円という報道や交渉での感触から4年10億円前後に見直したようです。

それでも総額は楽天よりも劣る金額となりますので、岸孝之が他球団の話を聞いてみたいと思って、決断することは自然なながれといえそうです。

楽天は最大で16億円ということで、インセンティブ、出来高が含まれた金額ではあるようですが、活躍すれば西武の1.5倍以上の金額は稼げることになります。

楽天は星野副会長が陣頭指揮をとっていますので、おそらくですがベースサラリーだけでも西武の金額を上回っていることが濃厚です。

欲しい選手を口説き落とすことに星野副会長は長けていますし、実績もありますので、楽天が現時点では一歩も二歩もリードという印象です。

現時点では移籍が前提ではないとは話しているものん、地元である東北の楽天に移籍する可能性が高まっていることは否定できません。

先発投手の質と量に悩む西武にとっては非常に頭の痛い状況です。人的補償を選んでも楽天から獲得したいような投手や野手がプロテクト外になるかも微妙です。

西武の辻監督は早速頭の痛い問題を抱えることになるかもしれません。

2016年11月10日のサンケイスポーツによる報道です。

西武が守護神候補として、今季ロッキーズ傘下3Aでプレーしたブライアン・シュリッター投手(30)を獲得する方針であることが9日、分かった。1メートル96、107キロの大型右腕は前日8日に来日。この日、秋季キャンプ地の宮崎・南郷町に入った。シュリッターは最速158キロの直球にシンカー、スライダーを織り交ぜる投球スタイルで、2014年にはカブスで61試合に登板。「中継ぎは自分の得意なポジション」と話す右腕に、球団幹部は「(持ち場は)クローザーを含めた短いイニングになるだろう」と期待を寄せた。10日から17日までキャンプに参加し、メディカルチェック(身体検査)の結果に異常がなければ、正式に入団の運びとなる。

引用元:記事タイトル

ブルペンのテコ入れとしてブライアン・シュリッター投手を獲得するようです。

検査で問題がなければという段階まできていますので、西武首脳陣、フロント陣からの評価も良かったようです。

詳しい分析は以下のページにまとめています。

参考記事:ブライアン・シュリッター投手を数字で分析!西武ライオンズの新外国人をデータで評価

2016年11月11日に河北新報による報道です。

関係者によると、岸は既に残留交渉を終えた西武と東北楽天との二者択一の状況で、地元仙台での野球生活に思いを強くしているという。

引用元:<岸FA>楽天入り濃厚に

スポーツ新聞ではなく、東北の日刊新聞の河北新報が岸孝之の楽天入りが濃厚であることが伝えられています。

西武は岸孝之が流出すると考えての補強が急務となりそうです。特に先発投手タイプの外国人投手がターゲットになりそうです。

2016年11月17日のスポーツニッポンによる報道です。

海外フリーエージェント(FA)権の行使を宣言した西武の岸孝之投手(31)が、楽天移籍を決断したことが16日、分かった。西武は通算103勝を誇るエースの引き留めに4年契約を提示していたが、岸はこの日までに残留しない意思を伝えた。(中略)西武の鈴木葉留彦球団本部長は16日夜に宮崎・南郷での秋季キャンプ視察を終え帰京。宣言残留を認めてくれた球団に対し、岸は17日に直接会って改めて移籍する意思を伝える。その上で楽天側に連絡を入れる。早ければ18日にも正式発表される運びだ。

引用元:西武・岸 楽天へFA移籍決断 残留しない意思伝える

すでに条件面で西武が4年10億円に対して、楽天が4年16億円とも20億円とも言われるもので大きな開きがありました。

また東北大震災からの復興途上になる地元への恩返しをしたい思いもあり、当初から楽天移籍か西武残留の二択だったようです。

具体的な球団名は明らかになっていません、水面下では複数球団から打診があったそうですが、具体的な話にまでは進まなかった可能性が高そうです。

これで西武の新外国人補強で重視されるのは質の高い先発投手となりました。ただ、問題なのはメジャーリーグレベルのFA市場では先発投手がかなり乏しいため、3Aクラスの質の高い投手はなかなか手放してくれない可能性が高いことです。

どうしてもマイナー契約しか手にできないベテラン投手や、3Aでは目立った成績を残せていない掘り出し物を探すことになりますので、よりスカウティング力が問われることになりそうです。

2016年11月20日のスポーツニッポンによる報道です。

FA宣言して楽天に移籍した岸の補償について、西武の球団関係者は「(人的補償の)プロテクトのリストを見ていないので何とも言えないが、金銭補償で外国人獲得の資金にすることが現実的かもしれない」と明かした。年俸2億2500万円の岸はAランク選手で、金銭のみ(年俸の80%)の補償を求めた場合は1億8000万円。鈴木葉留彦球団本部長は「外国人補強を考えている」と話しており、新外国人を獲得する上で「岸マネー」は大きな資金になる。

引用元:西武 岸の補償に金銭要求か 球団本部長「外国人補強を考えている」

岸孝之は西武のチーム内で外国人選手を除く年俸のトップ3だったためAランクとなり、その見返りとして人的補償+金銭補償(年俸の50%)、もしくは金銭補償(年俸の80%)を西武は受け取ることができます。

獲得するチームは支配下選手のうち、今年のドラフト指名選手と外国人選手を除く28名の選手をプロテクトできます。

西武はレギュラーがある程度揃っているため、投手力が補強ポイントとなっています。

本来であれば人的補償で投手を獲得したいところですが、楽天は質の高い投手が揃わないがゆえに岸孝之を獲得していますので、西武が欲しいような投手がプロテクトから外れるとは考えにくいものがあります。

また野手でも主砲候補として指名しながらも、育ちきれていない選手が多く、西武が魅力を感じるような選手がプロテクト外にいるかも微妙です。

日本独特の制度で、FAでありながらある種、トレードの要素もあるため、今後が注目されますが、金銭だけになる可能性が高く、その資金を効率的に使いたいところです。

2016年12月の補強最新情報

2016年12月の補強最新情報です。

2016年12月8日のスポーツ報知による報道です。

西武の鈴木球団本部長は7日、フリーエージェント(FA)で楽天に移籍した岸の補償として、楽天がプロテクトした28選手以外で獲得可能な選手の名簿を受け取ったことを明らかにした。
鈴木本部長は「楽しみです。これから検討します。(人的補償なら)来る選手に迷惑かけないよう速やかに決めたい」と金銭補償か人的補償か早めの結論を出すことを示唆した。

引用元:FA岸の人的補償リスト受け取る 鈴木本部長「速やかに決めたい」

西武は野手が揃っているため、人的補償で欲しいのは泣き所である投手となるのですが、西武以上に層が薄い楽天からほしい選手がいるかどうかは微妙なところです。

年俸2億2500万円の岸はAランクとなるため、人的補償と金銭補償(旧年俸の60%)、もしくは金銭補償(旧年俸の80%)となります。

金銭補償だけの1億8000万円と岸孝之に支払っていた2億2500万円分を新外国人などの補強に回すほうが得策となるかもしれません。

2016年12月15日のスポーツニッポンによる報道です。

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7日に人的補償が可能なプロテクトのリストが届いていたが「名簿を精査したが、(球団の)ニーズにマッチする選手がいなかった」と鈴木本部長。即戦力の投手を中心に検討したものの、この日までに金銭での補償を求めることを楽天側に回答した。岸は今季の推定年俸が2億2500万円のAクラスで、補償額は80%に当たる1億8000万円となる。

引用元:西武 岸のFA補償は金銭に、球団本部長「ニーズに合う選手いなかった」

先発投手が不足し、ブルペンにも多くの不安を抱える楽天のプロテクトリストから外れた選手で、即戦力と呼べる選手がいなかったであろうことは想像できないことではありませんでした。

西武としては巨人やソフトバンクのような球団に行ってくれれば、人的補償である程度の穴埋めも期待ができましたが、投手力が大きな弱点の楽天へ移籍したことは痛手となりました。

金銭補償で1億8000万円と岸孝之の2億2500万円を上手く活用して新外国人の獲得と、主力選手のFA流出を防ぐ準備をしっかりとすることが重要な課題となりそうです。

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