オリックス・バファローズの2016-17オフのFA・トレード・新外国人補強の最新情報

自チームの主力選手とも大型契約で延長し、FA市場でも大型補強を行い、新外国人の獲得にも積極的な姿勢のため、シーズンオフの話題に事欠かないオリックス・バファローズです。

しかし、残念ながらシーズンオフに高まる期待通りのシーズンとはできずに2015年は5位、さらに2016年は最下位に陥落してしまいました。

このような状態からの立て直しが必要となっていますが、2016-2017シーズンオフでは再び活発な動きを見せることを予感させる報道が続いています。

そのオリックス・バファローズの2016年から2017年シーズンオフにかけてのFA戦力補強、新外国人獲得などに関する情報をまとめています。なお、情報は随時追加していきます。

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目次

このページの目次です。

2016年9月の補強最新情報

2016年9月の補強最新情報です。

2016年9月6日付けのスポーツ報知の記事です。

最速166キロ右腕の触れ込みながら1勝も挙げられなかったコーディエだけでなく、今季の助っ人陣はディクソンを除き全滅状態。今季で2年契約が切れるトニ・ブランコ内野手(35)はわずか27試合の出場にとどまり、シーズン途中に獲得したマット・クラーク内野手(29)も11試合で2本塁打、パット・ミッシュ投手(35)は登板3試合で0勝1敗、防御率8・44と惨たんたる数字が並ぶ。
彼らと比べれば開幕4番を務めたブレント・モレル内野手(29)、同じく5番を務めたブライアン・ボグセビック外野手(32)はまだ頑張った方だが、モレルは打率2割4分4厘、ボグセビックは1割8分7厘。ディクソン以外は全員が現在2軍にいる助っ人たちに瀬戸山本部長は「まだシーズンがある。チャンスのある限り頑張ってもらうということ」と話したが、別の球団関係者は「厳しいと思う」と、来季の契約延長に否定的だ。

引用元:【オリックス】外れに外れた!外国人6選手に戦力外通告へ、9勝ディクソンのみ残留(スポーツ報知)

この時点ではディクソン以外の外国人はモレルを含めて契約延長をしない方針でした。

これだけ大量に獲得した外国人選手が軒並み期待を裏切るという惨状もオリックス低迷の原因となりました。

外国人選手のスカウティングに問題があることは明らかなのですが、そのテコ入れについても後日報道されています。

2016年9月13日付けの日刊スポーツの記事です。

国内フリーエージェント(FA)権を取得したオリックス糸井嘉男外野手(35)が、権利行使を検討していることが13日、分かった。
オリックス残留も選択肢にあるものの、シーズン終了後に宣言すれば市場の目玉になり、争奪戦は必至の状況だ。糸井は開幕直後に権利を取得した際に「オフにどういう気持ちになっているか分からない」と話していた。だが、シーズン終盤を迎え、試合に集中しながらも、今後の身の振り方に熟考を重ねている状況だという。

引用元:オリックス糸井がFA権行使を視野 争奪戦は必至(日刊スポーツ)

2016年9月14日付けのスポーツ報知の記事です。

オリックス・糸井嘉男外野手(35)が今オフ、FA権の行使を視野に入れていることが13日、分かった。今年3月に国内FA権を取得。行使すれば、阪神など複数球団が獲得に乗り出すとみられる。
03年の自由獲得枠で投手として日本ハムに入団。13年1月に木佐貫、大引らとの大型トレードでオリックスへ移籍した。糸井本人は「1年でも長くプレーしたい気持ちがある」と強調。進路については全日程終了後に熟考し、最終結論を下す見込みだ。
(中略)
球団にとっては実力、人気両面で不可欠な戦力。シーズン中から話し合いを重ねており、球団幹部は「誰が見ても絶対に必要な戦力」と改めて評価した。昨年オフには年俸2億8000万円(推定)の1年契約で合意。来年7月に36歳となることから大型契約は難しそうだが、全力で引き留める方針に変わりはない。

引用元:【オリックス】糸井、国内FA権行使へ…阪神など複数球団で争奪戦か(スポーツ報知)

2016年9月15日付けの日刊スポーツの記事です。

国内FA権の行使を検討していることが明らかになったオリックス糸井嘉男外野手(35)について、オリックスは「宣言残留」も容認する方針を14日、明かした。
球団幹部は「残ってくれるならそれでも構わない。ウチにとって絶対に必要な選手なので」とFA宣言イコール退団ではないと強調。一昨年オフには金子がFA宣言した上で残留を選んだケースがある。
現時点で糸井との残留交渉は行われておらず、条件提示もこれからの模様。金額など詳細は不明だが、球団は3年程度の複数年契約を用意するとみられる。

引用元:オリックス、糸井引き留めへFA宣言残留を容認(日刊スポーツ)

オリックスの中での明るい話題だった糸井嘉男が国内FA権の行使を検討していることが報じられました。

FA権を行使した場合には少なくとも阪神タイガースは手を挙げると予想されていますが、オリックスも引き留めに全力を挙げる姿勢です。

この時点では具体的な残留交渉を行っていないものの、2億8000万円の大幅昇給と3年契約を視野に契約延長を試みると報じられています。

またオリックスは残留宣言も容認する姿勢で、多少のマネーゲームも厭わない姿勢であることが明らかになっています。

2016年9月16日付けのスポーツニッポンの記事です。

オリックスのブレント・モレル内野手(29)が、来季も残留することが濃厚であることが分かった。オリックスは今季、7人の外国人選手と契約。9勝を挙げているディクソン以外は結果を出せず、モレルも94試合で打率.244、8本塁打、38打点と物足りない数字だった。球団内では6選手に対して戦力外構想を抱いていた関係者もいたが、球団首脳による編成会議で急転、モレルの残留方針が固まった。
最終的には宮内義彦オーナーの許可も取り付け、モレル側に再オファー。今季の年俸1億円(金額は全て推定)から、大幅ダウンとなる5000万円ほどを提示したが、交渉は順調に進んでいる模様だ。モレルも日本での再チャンスに前向きな姿勢だといい、急転残留というまさかの結末となりそうだ。
原因は、球団内の国際戦略が変わってきたことにある。すでにOBの長谷川滋利氏(48)と編成アドバイザーとして契約を結ぶ方針が決まっており、投手に関しては「長谷川ルート」を活用する見込み。だが、野手に関しては未定で、総入れ替えのリスクを減らしたいとの思惑がある。そのため4人の外国人枠から外れる“第5の助っ人”として、モレルに期待。

引用元:モレル急転残留 投手新助っ人は「長谷川ルート」活用(スポーツニッポン)

ブレント・モレル内野手が一転して残留する方向性となりました。元々払い過ぎの感がある年俸1億円から5000万円の減額は妥当な交渉と言えます。

一応、今年1年日本の野球に触れたことによる経験がありますので、二軍で待機する第5の外国人として考えるのであれば、悪くない選択と言えます。

長谷川滋利氏が編成アドバイザーになることも合わせて明かされていますが、あくまでも投手担当になるとのことです。

すでにディクソンで一つの枠が埋まっていますが、最低でも後3人は獲得する構想のようなので、野手と投手の内訳をどのようにしていくのかも注目されます。

2016年9月17日付けのスポーツニッポンの記事です。

オリックスの宮内義彦オーナー(81)が、国内フリーエージェント(FA)権の取得条件を満たした糸井嘉男外野手(35)の慰留を球団に厳命していたことが判明した。残留交渉で提示する条件面への影響も必至で、瀬戸山隆三球団本部長は「絶対に残ってもらわないといけない選手。できるだけのことはするつもり。社長もオーナーも同じ気持ちでしょう」と改めて強調した。
金子が同様に国内FA権を取得した2年前にも同オーナーが慰留を強く命じ、決定まで1カ月半ほどの期間を要しながらも最終的には4年20億円(金額は全て推定)の大型契約で無事に残留決着した経緯があった。
今回の指令を受けて球団内ではさらなる予算編成を組む可能性が浮上した。14年オフには中島を3年総額12億円で獲得し、いまも野手最高年俸。今季年俸2億8000万円の糸井にも同等、もしくは、上回るほどの条件提示が見込まれる。
有利な材料は交渉期間だ。既にCS進出が絶たれ、今季最終戦は10月1日の楽天戦。FA宣言期間までの約1カ月で糸井と接触できるのは籍を置くオリックスに限られる。同本部長も「当然。そのつもり」と他球団との交渉解禁を待たない一気の残留決着を思い描いた。逆にFA宣言に至った場合には流出危機は高まるだけに今後条件を精査して最大限の誠意を見せるつもりだ。

引用元:オリックスオーナーが糸井引き留め厳命、大型契約へ 中島以上の条件も(スポーツニッポン)

近年のオリックスは宮内オーナーがゴーサインを出すと、ソフトバンク顔負けの金額を提示しています。

金子に4年20億円、中島宏之に3年12億円、平野佳寿に3年9億円、小谷野に3年3億円とやや払い過ぎの感が否めない契約が多いものの、補強に資金を投入するスタンスとなっています。

オーナーが厳命したとなると、オリックスを上回る金額を提示することは簡単ではなく、それゆえに争奪戦から撤退するチームも現れそうです。

2016年9月19日付けのサンケイスポーツの記事です。

オリックスが、フリーエージェント(FA)権行使で注目を集める糸井嘉男外野手(35)と残留交渉を行っていたことが18日、分かった。
(中略)
「中身は詳しく言えませんが、話し合いはしています。まだ、シーズン中なので、彼も話しにくいでしょうが…。ただ、『オリックスで優勝したい』というようなことは言ってくれていました。もちろん、その発言をもって残留宣言とは受け取っていませんが」
(中略)
球団が最も恐れていたのは、残留の選択肢が一切ないまま宣言して、そのまま他球団に移籍してしまうことだった。
(中略)
 今回の極秘交渉の中で、糸井がオリックス残留の可能性をかなり残していることが分かったのは、大きな収穫だ。球団内には「宣言残留」も容認する方向で話が進んでおり、今後も機会があれば話し合いの場を設けていくという。

引用元:糸井、残留も選択肢「オリックスで優勝したい」 球団首脳が交渉で確認(サンケイスポーツ)

この時点では残留の方向性とまでは言わず、残留が選択肢であることまではオリックス幹部が確認できたようです。

オリックスとすればオーナーからの号令がかかり、資金面での大きな不安がないため、

2016年10月の補強最新情報

2016年10月の補強に関連する最新情報です。

2016年10月2日のデイリースポーツの記事です。

オリックス・糸井嘉男外野手(35)が1日、権利を取得した国内FA権について「自分では最初で最後なので。後悔のないように?そうですね」と行使の可能性を示唆した。

引用元:オリックス糸井FA権の行使を示唆「最初で最後なので」(デイリースポーツ)

2016年10月2日のサンケイスポーツの記事です。

「野手として球団最高級の評価はしている。金額的にもそういう条件になると思う」と球団首脳。球団の野手最高評価は、昨年、米球界から戻ってきた中島の3年12億円。糸井には、このVIP待遇を用意して残留を迫る。

引用元:糸井がFA熟考宣言!オリ、野手最高評価「3年12億円」級で引き留めへ(サンケイスポーツ)

糸井嘉男本人はFA権行使に傾きつつあるようで、オリックスはそれに備えた他チームとの争いにも負けない金額を提示する姿勢です。

3年12億円となると来季途中で36歳となる糸井嘉男のため、38歳のシーズンまで年俸4億円を約束する契約を提示することになります。

これだけの金額を提示できる球団は限られます。

2016年10月2日のスポーツ報知の記事です。

オリックス・糸井嘉男外野手(35)が、国内FA権を行使する意思を固めていることが1日、分かった。
(中略)
FA宣言すれば、阪神など複数球団が獲得に乗り出すことが確実だ。宣言残留を認めている球団も、先月下旬に糸井と会談し、強く慰留した。一方で今季は4年ぶりの最下位に終わったこともあり、FA補強を検討。糸井の去就にかかわらず、中日の大島洋平外野手(30)と平田良介外野手(28)を軸に動向に注目していく方針だ。

引用元:【オリックス】糸井、FA行使へ(スポーツ報知)

2016年10月3日のサンケイスポーツの記事です。

攻撃力の強化を狙いとして、オリックス・糸井に一本化したことが明らかになった。関係者の話を総合すると、すでに金本監督ら現場の要望を吸い上げた球団が本社と検討の場を持ち、獲得調査にゴーサインが出たという。
(中略)
センターラインの強化として、楽天・嶋の獲得調査も水面下で続けていたが、原口、坂本、梅野が競争を続けており、得点力の強化を優先させた。
(中略
オリックスは宣言残留を認める構えで、今季年俸2億8000万円のチームの顔に対して、3年12億円という大型契約を準備している。阪神は過度のマネーゲームには参戦しない見通しだが、恥ずかしくない条件を用意し、チーム改革に手を貸してもらえるように誠意を見せる。

引用元:阪神FA戦略、糸井獲りに一本化!交渉解禁即アタックへ本格調査(サンケイスポーツ)

オリックスは今年も大型補強を辞さない姿勢のようで、糸井嘉男が流出するしないに関わらず、FA市場にも関心を持っているとのことです。

中日の大島洋平、平田良介の獲得も検討しているということですが、糸井嘉男が残り、これらのFA選手のどちらかを獲得した場合には、顔ぶれとしては豪華になります。

ただ、オリックスの問題は能力の高い選手がいながらもチームとして完全に機能しないという問題もあるため、根本的な解決策となるのか注目されます。

2016年10月4日付けの日刊スポーツの記事です。

オリックスが、国内FA権を保有している日本ハム陽岱鋼外野手(29)の獲得調査を進めていることが3日、分かった。4年ぶり最下位に終わり、来季浮上のためには二遊間、中堅手と並ぶセンターラインの強化が欠かせない。球団関係者は今オフのFA補強について「考えている。手は打っていかないといけない」と明言した。オリックスはその動向に注視する一方で、同じく国内FA権を取得した糸井の残留も目指していく。

引用元:オリックスが陽岱鋼の獲得調査「手を打たないと」(日刊スポーツ)

2016年10月5日付けの日刊スポーツの記事です。

オリックス・モレルの来季残留が有力となった。関西国際空港から米国への帰国前に「またオリックスに帰ってきたい」と希望。球団も基本的に残留の方針で進めている。
(中略)
また球団は、ヤクルトが来季構想から外したバレンティンの動向にも注目していく。

引用元:オリックス・モレル来季残留が有力 バレ動向も注目(日刊スポーツ)

2016年10月5日付けのスポーツニッポンの記事です。

今季4年ぶりの最下位に低迷したオリックスが、大リーグ・カブスの川崎宗則内野手(35)を獲得調査する可能性が浮上してきた。国内FA権を持つ糸井嘉男外野手(35)の動向次第ではあるが、戦力補強の一案として球団内で検討される。川崎が日本復帰を選択肢に入れた場合、緊急参戦するプランが上がってきた。
(中略)
伏線は、潰瘍性大腸炎を患った安達だ。来季も正遊撃手と見込んでいるが、フル出場できるかは未知数。さらに二塁西野、三塁中島などをバックアップする戦力層が薄く、補強の必要性が球団内でも検討されていた。そのため二遊間を守れる川崎は最適な存在だ。
現状、最終決定事項ではない。最優先は国内FA権を持つ糸井との残留交渉として、誠意を見せている。ただ、糸井も1日の今季最終戦後に「自分の中では最初で最後だと思う」と、権利行使の可能性に言及しており、球団も安穏としてはいられなくなった。そのためFA市場では、中堅を守れる日本ハム・陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)と中日・大島の動向に注目しているが、川崎も戦力補強案の1つとして浮上している。
日本復帰となれば、古巣ソフトバンクが参戦するのは確実。資金面で大幅に後れを取ることから高いハードルが待ち構えているが、今月中の編成会議で「川崎獲りのウルトラC案」についても検討されそうだ。

引用元:オリックス ムネリン獲得調査へ 糸井FA流失危機で浮上(スポーツニッポン)

大島洋平、平田良介の名前に続いて陽岱鋼、バレンティン、川崎宗則の名前が浮上しています。

宮内オーナーから糸井嘉男の引き留めが厳命されていると報じられていますが、それだけにとどまらず優勝することが厳命されているかのような補強姿勢です。

気分にムラがあることと守備力に問題はあるものの、長打力はピカイチのバレンティンは、外国人選手の獲得失敗が続いたオリックスにとっては魅力的な存在となりそうです。

バレンティンの3億6000万円の年俸の扱いが問題とはなりますが、ブランコに2億5000万円、コーディエに9000万円も払っていることを考えれば、同等の金額を提示することは可能だと考えられます。

さらに内野手の補強として川崎宗則の名前も上がっています。しかし、日本に戻る場合にはソフトバンクホークスが大本命です。福岡、九州地区での人気も高い選手のため、ソフトバンクが選手としての実力以上の金額を提示する可能性が大です。

また本人も地元への愛着が強いため、実際には簡単ではない交渉となりそうです。

ベテランのFA補強が上手く行かなったのもオリックスの低迷の原因の一つなのですが、今年も大型補強を辞さない姿勢です。

シーズンオフの話題の主役となっただけだったということが繰り返されない補強にできるか注目されます。

2016年10月13日のスポーツニッポンの記事です。

1日の今季最終戦以来、初めて糸井と言葉を交わした福良監督が、悩める胸中を代弁した。
「一日一日、考えが変わるらしいわ。相当、悩んでいるんじゃない? 正直、嘉男が取った権利だから。他球団の評価が聞きたいとなれば、それは仕方ない。新聞を見ていると、たくさん(の球団がFA宣言すれば獲得に)来るんでしょう?」
(中略)
オリックスはシーズン終盤の9月中旬から、宮内オーナーが球団に糸井慰留を厳命。瀬戸山球団本部長も全力で引き留める方針を示しており、理想は他球団との交渉解禁を待たない残留決着だった。オーナーの厳命から1カ月近く経過したこの日に至るまで、オリックスから度重なる残留要請を受けている糸井。それでも胸中が揺れ動いているということは…。猛虎が交渉の席に着ける可能性が高まっている―と言い換えることができそうだ。事実、福良監督も「糸井流出の場合も想定するのか」の問いに「そうなるよね」と応じた。最悪の場合も想定せざるをえない状況というわけだ。

引用元:残留か移籍か…オリ福良監督 糸井と面談「相当悩んでいる」(スポニチ)

本人はFA権の行使についてかなり悩んでいるようで、行使する、行使せずに残留するということを行ったり来たりしているような状態が続いているようです。

残留交渉が続いている中でありながらも残留を決断しきれないとこから見ても、FA権を行使したいという気持ちが弱くはないことがうかがえます。

2016年10月13日付けの東スポWebの記事です。

糸井は打撃に悩んだとき、榎本氏に必ず連絡を入れる。FA権取得で岐路に立たされた今、恩師にアドバイスを求めるのは自然なことだが、そんな榎本氏が残留を促したのは学生時代から糸井の持ち味、性格を熟知するからこそだった。
「彼は自由奔放な人間。今回のこともそんなに悩んでいるようには見えなかったですが…。でも、今のチームが最も合っている。阪神さんがどこまで本気なのかはわからないけど、人気球団に行ったら今までのようなスタイルでは合わないんじゃないか。(オリックスは今季)最下位だったんで、もうひと仕事、ふた仕事しないといけない。もう少し恩返しした方がいい」
オリックスは阪神や巨人などと比べて世間の注目度が低いが、その分、練習に集中できる環境にある。シャイな性格の糸井にとっては好都合だろうし、伝統球団にありがちな慣習やしがらみも少ない。そんな環境面を鑑みて榎本氏は「ずっとパを歩んできて、感性が生かされるのがオリックスと思います」とも断言した。

引用元:FA糸井 恩師が注目発言「オリックス残留せよ!」(東スポWeb)

今も相談する学生時代の恩師がここまでメディアにはっきり言っていますので、当然のことながら糸井本人にも同様のことを話していることがうかがえます。

これまでもどちらかと言えば華やかな道を歩んできたタイプではありませんし、所属球団も日本ハム、オリックスと比較的自由にやらせてもらえるチームでした。

阪神、巨人となるとマスコミが追いかける度合いが違うため、一挙手一投足が注目され、テレビなどの取材の量も一気に増えます。

糸井自身の発言や行動を見ていれば、両チームをカバーしているマスコミにとっては格好の取材対象となります。

野球に集中するというのであれば、オリックスがベストの選択かもしれません。

2016年10月14日付けのサンスポの記事です。

オリックスの宮内義彦オーナー(81)は13日、国内移籍が可能となるフリーエージェント(FA)権を取得した糸井嘉男外野手(35)について「うちの中核で、今後もなくてはならない選手。ベストの形で残ってもらえるように、球団に(交渉を)お願いしている」と残留を強く希望した。東京都内のオリックス本社で、福良淳一監督(56)から最下位に終わった今季の報告を受けた後に明かした。
糸井には巨人と阪神が獲得に興味を示しているが、オリックスも同球団の野手としては最高級の3年12億円ともいわれる好条件を用意して残留を求めている。宮内オーナーは「当チームから出ていってもらって結構、なんて選手は1人もおりません。よそのFA選手は、なんなら全員(オリックスに)来ていただいても結構ですが」と熱く語った。

引用元:オリ・宮内オーナー、糸井の残留を強く希望「うちの中核で…」(サンスポ)

FA選手全員にきってもらっても構わないという大胆な発言からも、チームを強くするための資金投入に積極的であることがうかがえます。

たびたび宮内オーナーから残留引き留めを厳命されていると報道されていましたが、それを認めるかのような発言です。

宮内オーナーがゴーサインを出していますので、場合によっては3年12億円を超える提示もあるかもしれません。

オリックスが宣言残留を認める姿勢なのも、巨人、阪神が相手でも条件面で上回るものを提示できる自信が背景にありそうです。

10月18日付けのデイリースポーツの情報です。

オリックス・糸井嘉男外野手(35)が国内FA権の行使を決意したことが17日、明らかになった。FA宣言選手との交渉解禁日まで動向を見守る阪神はこれまで態度を表明することはなかったが、糸井の決断を受け、獲得へ向けた準備を整えたことが判明。関係者によれば糸井は在阪球団を希望しており、日本シリーズ終了後、交渉解禁を待って阪神がオリックスとの糸井争奪戦に臨む。
(中略)
CSを戦う球団への配慮、交渉解禁日の順守のもと、阪神はこれまでFA戦略の具体策の表明を控えてきた。だがこの日、球団幹部は糸井がFA権行使を正式に表明すれば、獲得へ誠意を尽くすことを初めて明らかにした。
(中略)
家族が関東で暮らしていることから、在京球団を希望しているとの情報もあったが、糸井に近い関係者の話では、本人は関西を拠点に勝負したい思いが強いという。となれば、オリックス残留か阪神移籍の2択。ターゲットを明確にした阪神が、「虎の糸井」誕生を目指す。

引用元:阪神が糸井獲りへ!国内FA権行使を決意“在阪球団希望”でオリックスと争奪戦へ(デイリー)

阪神のシーズンオフの一番の補強の目玉が、トップターゲットが糸井嘉男であるとの報道が続いていましたので、驚きはない情報と言えます。

ただ、注目すべきはデイリースポーツは行使の決意を固めたとの情報を得ていること、また阪神側も何らかのかたちで同様の感触を得ているようです。

これまで在京球団が希望で獲得に興味を示しているとされた巨人も名乗りをあげることが予想されていましたが、ここにきて在阪球団希望と報じられています。

阪神がかなり本腰を入れてきているのですが、青天井の資金を用意しているわけではありません。状況次第では大島洋平などにも乗り換える可能性があります。

条件面での純粋な競争になれば宮内オーナーのバックアップがあり、福良監督のオーナー報告後に、チームの中核と話していますので、オリックスの球団フロント陣は強力なオファーを提示することになりそうです。

10月19日付けのサンスポの記事です。

9月の最初の交渉から約1カ月。10月に入って行われた交渉の席上、オリックスからは残留を心から願う思いと、球団野手最高評価の「3年12億円」ともいわれる破格な契約を提示し模様。
(中略)
ただ、糸井はまばゆい条件提示にも「今は返事できないです」と残留を明言することはなかった。要するに「保留」だ。オリックスにとっては、とても満足とはいえないが、想定の範囲内の回答ともいえる。
すでに球団内では「FA残留」を容認することで一致しており、糸井が宣言して他球団の交渉を見守る覚悟はできているからだ。
とはいえ、阪神、巨人もVIP級の条件を用意している。家族が首都圏に住んでおり、巨人有利という説も流れる。そんな糸井の真意は、なかなか伝わってこない。

引用元:糸井、オリと2度目の残留交渉「3年12億円」提示も保留(サンスポ)

残留交渉をはじめてから1ヶ月が経過し、しかも現在の年俸が大幅アップとなる年平均4億円の提示を受けていますが、残留にすんなりと応じていません。

条件面で不満があるというよりも、他のチームの話が聞いてみたいという面が強いのかもしれません。

また単身赴任をしていますので、家族との兼ね合いがあることも迷わせる原因の一つと考えられます。

オリックスとしてはFA宣言後の争奪戦に勝つという準備に焦点を絞っていくことになりそうです。

10月22日付けの日刊スポーツの記事です。

今季国内FA(フリーエージェント)権を取得したオリックス糸井嘉男外野手(35)に、球団側が4年の残留条件を提示していることが21日、分かった。金額も出来高を含め、推定で最大18億円の大型契約。今季最年長盗塁王に輝いたとはいえ、35歳のベテランに対する異例の好待遇。39歳シーズンまで保証のいわば「終身雇用」ともいえる内容で引き留めを図っている。糸井とはここまで複数回の残留交渉を行ってきた。球団は糸井サイドの要求を聞き、できる限り譲歩。金額の上積みなど条件の見直しも行ったようだ。(中略)糸井はこれに「まだ決められない」と返答を保留。権利行使するかどうかも含めて頭を悩ませているようだ。

引用元:オリックスが糸井に最大18億円残留条件を提示(ニッカン)

39歳までを保証する4年契約で総額18億円に到達する契約をオリックスが提示したとのことで、宮内オーナーの強烈な後押しを受けていることがハッキリと見てとれます。

この報道ではベースサラリーと出来高の割合、そして出来高の条件がどのようなものかはわかりませんが、3年12億円を交渉のベースにしたとされていますので、4年に伸ばした分、多少下がるかもしれませんが年平均で3億5000万円から4億近にいベースサラリーを用意した可能性がありそうです。

この条件を提示されてもまだ糸井嘉男が残留が決断できていないということは、一旦FA権を行使するという流れになる可能性は高そうです。

阪神が引き続き興味を示していて、巨人はさほどでもないとの報道がなされていますが、両チームともに条件面でオリックスを上回るのは難しそうです。

2016年10月24日付けのサンケイスポーツの記事です。

国内フリーエージェント(FA)権行使が注目されるオリックス・糸井嘉男外野手(35)が周囲に「居心地がいい」と関西志向を示唆していることが23日、明らかになった。
(中略)
「以前に、関西の方が居心地がいいと言ってましたよ。だからうちに残るんじゃないですか? あっ、阪神も関西か。じゃあ2分の1か…」糸井の証言を明かしたのは秋季練習中のオリックス某選手だ。
(中略)
交渉役の瀬戸山球団本部長も以前から「関西を気に入っているはずだが…」と話しており、プラス材料の感触を得ている様子。さらに、そんな空気を後押しするのが福良監督。「嘉男はシーズンが終わっても東京へは帰らない。去年も暮れまで大阪にいたし、今年も絶対ずっと大阪にいるはず」と話し、大好きな土地から離れるはずがない、というのだ。

引用元:糸井、関西志向を示唆「居心地いい」 オリと阪神のマッチレースか(サンスポ)

2016年10月25日付けの日刊スポーツの記事です。

オリックスが残留交渉で糸井側に提示したのと同等の4年契約を検討し、金本知憲監督(48)の交渉出馬も視野に入れている。

引用元:阪神、糸井獲りへ金本監督直接交渉&4年契約を用意(ニッカン)

糸井嘉男が関西指向であることが、オリックスの関係者により明かされています。

京都出身で高校も京都、大学も近畿大学と22歳まで過ごした地域であることを考えれば、肌になじむのかもしれません。

家族が東京にいるので在京指向で巨人が有利との情報が一時流れましたが、実際にはオリックスと阪神の一騎打ちとなりそうな気配です。

そのライバルである阪神は金本監督の直接出馬に加えて、条件面でもオリックスが提示した4年最大18億円と同等のものを用意する姿勢です。

ただ、髪型も含めて比較的自由だった日本ハム、オリックスとは環境が大きく異なりますので、その点で糸井嘉男の性格に合うのかは気になるところです。

2016年10月31日付けのサンケイスポーツの報道です。

糸井からは「手を挙げさせてもらいたい。夜も眠れないぐらいに考えて、いろんな人に相談して、その結果、FA宣言して他球団の評価を一度聞いてみたいという結論に至りました」と話があったという。

引用元:オリ糸井がFA宣言「他球団の評価を一度聞いてみたい」…球団と再交渉も

まだ正式な書面上の手続きは終わっていないものの、FA権を行使することがほぼ確実になりました。

2016年11月の最新情報

2016年11月の糸井嘉男のFA移籍に関する最新情報です。

オリックスの福良淳一監督(56)が31日、糸井がFA権を行使すれば、慰留交渉に再出馬する意向を明言した。(中略)オリックスが今季中に国内FA権を取得した糸井嘉男外野手(35)に対し、4年18億円の大型契約を提示していることが31日、分かった。長村球団本部長は「こちらとしては最大の誠意をお伝えした。(権利を行使するかどうかを)近日中にお知らせできると思う」と話し、引き留めに全力を尽くす意向を示した。

引用元:オリックス FA宣言の糸井に4年18億円提示!福良監督が直接出馬(デイリー)

4年18億円という大型契約の上に、日本ハム時代から縁のある糸井嘉男の交渉に福良監督も出馬することになるようです。

宮内義彦オーナーの号令がかかっている時にオリックスは、ソフトバンクや巨人以上の資金が出てきますおで、条件では圧倒することになりそうです。

後は糸井嘉男が何を重視するかに委ねることになります。

2016年11月1日のスポーツニッポンによる報道です。

オリックスは4年総額18億円の破格条件で残留を要請している糸井嘉男外野手(35)が、国内FA権を行使して他球団に移籍した場合、日本ハム・陽岱鋼外野手(29)の獲得を目指すことが分かった。(中略)中堅を守れる選手として関心を寄せていた中日・大島が残留表明したことで、今季取得した国内FA権を行使することが濃厚な陽岱鋼の動向に注視する。福良監督にとっては、07年に就任した日本ハム2軍監督時代から、ヘッドコーチとして12年まで指導した教え子となる。シーズン中も対戦した際には必ずあいさつを交わし、談笑もした。

引用元:オリ 糸井に4年18億円用意も“流出対策”陽岱鋼獲り(スポニチ)

オリックスは糸井嘉男の去就とは別に大島洋平に関心を持っていると報じられていましたが、すでに中日に残留することが発表されました。

しかし、それで終わりにするのではなく、値段がさらに張る陽岱鋼の獲得も検討しているとのことです。

陽岱鋼に関しては楽天、ソフトバンク、巨人などの名前も上がっているため、このFA市場の中で一番多くの球団からむ争奪戦になる可能性もありそうです。

陽岱鋼であればセンターはしっかりと守ることができますし、糸井嘉男の穴を埋めてくれる期待ができる選手ではあります。

2016年11月4日のスポーツ報知の報道です。

4年ぶりの最下位に沈んだ今季は12球団中11位の84本塁打、12球団ワーストの499得点と打線が不振を極め、一発がある助っ人の補強が急務となっている。(中略)外野守備に不安があり、故障がちな点はマイナス材料だが、DH制を採用するパ・リーグでは力が発揮できると判断。一方のヤクルト側は、今季で3年契約が満了する助っ人に対して残留を前提に交渉を進める方針だ。バレンティン本人も「このチームに残ることがベスト」と話し、すでに今季の年俸300万ドル(約3億879万円)をベースに下交渉が行われている模様。オリックスでは交渉状況について水面下で調査を進め、決裂した場合に備えて態勢を整えている段階だ

引用元:バレンティンの獲得を調査…ヤクルト残留決裂に備え(報知)

オリックスは日本で実績のある外国人選手を好んで獲得する傾向があるためバレンティンは、その傾向に合致する選手です。

ただ、ブランコにしてもそうなのですが、バレンティンも気まぐれなところがあり、うまく操縦することが必要な選手です。

ムラっ気があり、良いパフォーマンスもあれば、気の抜けたようなプレーをすることもありますので、数字以外の面も考慮する必要がある選手です。

オリックスであればブランコに払っていた金額もありますので、バレンティンにも支払うことは可能だと思われます。

しかし、オリックスの抱えている問題として、他球団からの移籍選手が多く、能力が高い実績のある選手が多いにも関わらず、チームとして機能しきれていません。

バレンティンもそういった問題を抱えている選手であることは気にかかるところです。またバレンティンも基本的にヤクルトに戻りたがっていますので、あくまでもそのケースを想定した動きでしかななさそうです。

2016年11月5日のスポーツニッポンによる報道です。

日本ハムの陽岱鋼外野手(29)が移籍を前提として国内フリーエージェント(FA)権行使を決断したことが4日、分かった。7日にも正式に球団に申し入れ、申請手続きを行う模様。走攻守の三拍子そろったプレーで今季も日本一に貢献した大型外野手のFA宣言により、楽天、オリックスなどによる激しい争奪戦は必至となった。

引用元:陽FA決断!7日にも申請 楽天&オリックスなど競合(スポニチ)

大島洋平がFA宣言をしなかったことにより、糸井嘉男の去就とは無関係に陽岱鋼の獲得に動くことが濃厚となっています。

ただ、糸井嘉男が流出した場合には、その優先順位はかなり高くなりそうです。糸井嘉男がチームに残っても、外野手を獲得しようとしていますので、補強したいポイントに穴が増えることになるためです。

現時点では楽天とオリックスが手を上げる可能性が高く、状況次第で阪神、ソフトバンク、巨人も絡む争奪戦となりそうです。

2016年11月5日のスポーツ報知による報道です。

オリックスの西名球団社長が、FA権の行使を表明している糸井について言及し、4年最大18億円とみられる提示条件について「最大限出しているから、それを彼(糸井)が見て、どうとらえるかだね」と、これ以上の引き上げはないことを明言した。

引用元:FA表明・糸井の提示額引き上げなし、西名社長「最大限出している」(報知)

一部報道ではさらなる上積みもという話がありましたが、それを打ち消すコメントとなっています。

さらに上積みとなると4年20億円という金額になり、さすがに支払い過ぎという感は否めません。

またその金額を複数のFA選手の獲得に回したほうが、最下位に沈んだチームを立て直すには適切に思われます。

2016年11月5日の日刊スポーツによる報道です。

オリックスが阪神マウロ・ゴメス内野手(32)の獲得調査に乗り出していることが4日、分かった。(中略)オリックスにとってはゴメスの存在は、糸井流出した場合の“保険”にもなり得る。ただ近年のオリックスはブランコやバリントンら「国内助っ人」に手を出して失敗するケースが目立つ。繰り返しにならなければいいが。

引用元:オリックスが糸井流出“保険”阪神ゴメスを調査

日本で実績のある外国人を獲得するのが好きなオリックスのため、驚きのない報道ではあります。

ゴメスは上手くはありませんが、一塁を守ることができますので、チーム編成に柔軟性を与えてくれそうです。ただ、打撃面ではバレンティンと同等のものは期待しにくい選手です。

2016年11月7日のサンケイスポーツによる報道です。

糸井の去就に気をもむオリックスがFA戦線に殴り込む。陽岱鋼が手を挙げれば、獲得に名乗りを上げることを決めた。「うちの最大のウイークポイントはセンターライン。ここを固定しなければ戦いにならない。手を挙げてくれれば、糸井の動向に関係なく、どうしてもほしい選手」(中略)糸井が流出すれば4年18億円といわれた糸井マネーを陽岱鋼獲得にまわせる。糸井残留でも、今オフの補強の目玉は1点勝負。本社から大型契約提示へGOサインも出ている。

引用元:オリ、7日FA宣言・陽岱鋼獲りへ!糸井去就関係なく熱望(サンスポ)

糸井の残留のために4年18億円を用意しながら、別途、陽岱鋼の獲得に必要な資金も用意し、さらにはバレンティン、ゴメスなど安くはない外国人も興味を示すなど、一時のソフトバンクと巨人を彷彿とさせる資金力を見せているオリックスです。

陽岱鋼にはソフトバンク、楽天、阪神など資金を用意できる態勢の球団もいますが、それ以上のものを条件面では提示することが十分にできるオリックスです。

陽岱鋼がどのような目的をもってFA宣言するかが、まずは重要なポイントとなります。これが明らかになることで、争奪戦のポイントも明確になりそうです。

2016年11月7日のスポーツ報知による報道です。

オリックスの糸井嘉男外野手(35)が7日、今季取得したFA権の行使を表明した。京セラドーム内の球団事務所を訪れ、FA申請の書類を提出し「1日に(宣言)しますって言わせてもらってから時間が経ってしまいましたけど、(自身の背番号と同じ)7日だったので今日にしました。野手をやって10年経って、FA取れると思わなかった。手を挙げてくれる球団もあるかもしれませんし、そういう話を聞いてみたい」と現在の心境を明かした。(中略)球団からは4年最大18億円の条件で残留を要請されていたが、権利の行使を決断。「余るぐらいの条件で評価してもらったと思います。野手をやって10年、自分ではまだまだ伸びしろがあると思っている。自分がより成長できる環境でやってみたい」と、行使に至った理由を説明した。

引用元:糸井、FA権行使を表明「自分がより成長できる環境でやってみたい」(報知)

移籍前提でのFA宣言となりました。

「余るぐらいの条件で評価してもらったと思います。」とオリックスの条件には感謝しながらも、「自分がより成長できる環境でやってみたい」と話していますので、事実上のオリックスとの決別となりそうです。

現状では阪神が手を挙げることが確実で、当然のことながら糸井嘉男もそれを想定してのFA宣言であることは間違いありません。

金銭が決断する上でも最優先事項ではないことが明らかになりましたので、阪神がオリックスに大きく見劣りするような酷い条件を提示しない限りは、阪神への移籍の可能性が高くなました。

オリックスの球団側としても破格の条件提示をしても残留の意志を示してもらえなかった時点で、想定していることではあったと予想されます。

これで糸井嘉男に用意していた金額を使って、陽岱鋼をはじめとするFA市場への動きを強める可能性が高そうな今後のオリックスです。

2016年11月8日のデイリースポーツの報道です。

約10分間の囲み取材は、終始和やかなムードで進んだ。だが「タイガース」というワードが出ると、その場は静まり返った。阪神が獲得を目指しているという報道を受けて、糸井はキリリと表情を引き締めた。「やっぱりそうやって言ってくださるのは選手としてはすごくうれしいことだと思います」。超人の、素直な思いだった。

引用元:糸井、決意の黒髪でFA権行使表明 阪神の誘いに「すごくうれしい」

他に獲得に積極的な球団もありませんので、阪神入りほぼ確実と言えるコメントです、早ければ12日にも糸井嘉男の阪神への移籍が決定することになりそうです。

今後、オリックス側で検討することは、糸井嘉男の獲得による人的補償を選ぶかどうかというところになります。資金面で大きな不安のないオリックスが相手となりますので、選手を指名してくる可能性が高いと予想されます。

オリックスが欲しがるような外野手が阪神のプロテクトから外れるかは微妙ですが、今後の注目したいポイントとなりそうです。

糸井はBランク選手のため、獲得に成功した場合には人的補償プラス今季年俸の40%か、金銭のみの場合は今季年俸の60%に当たる補償金が発生します。

2016年の糸井の年俸は2億8000万円のため、人的補償と1億1200万円、もしくは金銭のみの1億6800万円のどちらか選択することになります。

糸井嘉男に用意した資金だけでなく、こちらの資金も補強に回せるため、効率の良い戦力アップにつなげたいところです。

2016年11月8日のスポーツ報知による報道です。

オリックスは7日、国内FA権の行使を表明した日本ハム・陽岱鋼の獲得に乗り出すことを決めた。すでに獲得へ向けた本格調査を進めており、球団幹部は「走攻守そろった選手。陽に限らず調査はしていきます」と説明した。(中略)一方、楽天の球団幹部は「能力の高い選手ということは分かっている」と評価しつつ「(FA公示の)10日までに球団内で検討します」と慎重な姿勢もみせた。獲得に名乗りを上げた場合、最低でも年俸2億円の複数年契約プラス出来高以上の条件を用意するとみられる。

引用元:FA陽岱鋼の行方は…オリックス補強の軸に、楽天慎重姿勢も

2016年11月9日のサンケイスポーツによる報道です。

公示前とあり、慎重に言葉を選ぶスタンスは変わらない。それでも、前日7日に陽岱鋼(日本ハム)が国内FA権の行使を表明したことを受け、オリックスの長村球団本部長は、一歩踏み込んだ発言を口にした。「魅力のある選手だと思います」公の場で初めて、編成部門の責任者が興味を抱いていることを認めた。それだけ、のどから手が出るほどほしい人材だ。陽には現状、楽天も獲得調査を進めているが、オリはFA宣言した糸井の去就にかかわらず、名乗りを上げる。意気込みは十分。10日午後3時のFA宣言選手の公示後にも、速攻で代理人サイドにコンタクトをとる可能性が高くなった。

引用元:FA陽岱鋼魅力ある!オリ・長村本部長が初公言

シーズンオフ当初に名前が挙がっていたソフトバンクは、一切FA市場に乗り出すという情報が出てきていませんし、同じく名前が挙がっていた巨人も山口俊、森福允彦という投手に関心は示すものの、FA市場の野手を獲得するというような情報はありません。

さらに一時は名前が挙がっていた阪神もFA補強は糸井嘉男一本に絞り込んでいて、なおかつ合意する可能性が高まっています。

その上で、楽天が岸孝之を優先して、陽岱鋼を回避した場合には、実際には争奪戦にならず、オリックスに絞り込んだ交渉になる可能性も否定できなくなってきました。

糸井嘉男に用意した4年18億円と、FA移籍による金銭補償で最大1億6800万円も手に入る資金が手元にあるオリックスにとって、他球団を圧倒するような条件を提示するのは難しいことではありません。

仮に楽天が手を挙げたとしても、糸井嘉男の穴を埋めるために本腰を入れるオリックスが交渉をリードすることになりそうです。

2016年11月10日のスポーツ報知による報道です。

オリックスが、日本ハムからFA権行使を表明した陽岱鋼外野手(29)に3年を基本線とした大型契約を準備することが9日、分かった。長村裕之球団本部長(57)は「魅力的な選手。編成の中であらゆることを想定してやっていく」と話しており、10日の公示日にも早速、代理人を通して接触を図る構えだ。

引用元:日本ハム・陽岱鋼獲得へ3年の大型契約準備

3年を基本線とした契約を提示するとの報道です。陽岱鋼の獲得には年俸で2億円が必要と見られていますので、3年総額6億円程度の条件が提示されるのではないかと考えられます。

後は、糸井嘉男の阪神との交渉をにらみながら、競争相手が現れた時に、オリックスが条件の上積みなどをしていくのではないかと予想されます。

ここにきて楽天の動きも鈍くなってきていますので、すんなりとオリックス移籍で合意することになるかもしれません。

陽岱鋼の長打力、守備力、スピードは糸井嘉男と遜色ありませんし、年齢も若くこれから選手として良い時期を迎えていくことになります。

契約の後半が焦げ付く可能性がある糸井嘉男に4年18億円より、結果として良かったとなる可能性もありそうです。

2016年11月11日のスポーツニッポンの報道です。

阪神などが交渉解禁へ向けて早々に動きだした中、糸井の慰留がかなわなかった場合には日本ハムからFA宣言した陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)の獲得へ動く方針を固めているオリックスは表立った動きを控えた。楽天などが関心を示す“陽岱鋼争奪戦”への出遅れを覚悟の上で糸井からの返答を待つ方針が改めて浮き彫りになった。

引用元:オリックス 糸井残留が最優先 “陽獲り”出遅れ覚悟

オリックスは糸井嘉男の去就に関わらず、陽岱鋼の獲得に動くと報じられていましたが、ここにきて様子見の姿勢に変わりました。

現時点では陽岱鋼の獲得に動くと見られていた各球団に動きがないこともあり、もう少し時間に余裕があると判断した可能性がありそうです。

また糸井嘉男が阪神移籍を即決しない方針のようで、阪神からの提示を受けた後にオリックスの条件と並べて検討するとも報じられています。

そうなるとオリックスにもチャンスがあるため、やや陽岱鋼の獲得の動きがトーンダウンした可能性がありそうです。

2016年11月11日のデイリースポーツの報道です。

7日、糸井はオリックスの球団事務所で国内FA権の行使を表明し「早い段階で決めないといけない。メドはないけど、できるだけ」と話した。現時点で他球団からのオファーはなく、進路はオリックス残留か阪神移籍の二択。両球団の編成面を気遣い、期限ぎりぎりまで返答を先延ばしにするつもりはないが、だからといって拙速に結論を出すつもりもない。13年から4シーズン在籍したオリックスへの感謝の念は深く、両球団からの評価を冷静に判断したうえで、「時間が必要」だと糸井は考えている。

引用元:FA糸井、即答しない 阪神金本監督直接出馬も、オリへの恩義あり「時間が必要」

当初、考えられていたよりも慎重な姿勢となっている糸井嘉男です。基本的には阪神が有利だと思われますが、土壇場でオリックスが逆転する可能性もありそうです。

ただ、その可能性は低いことは否定出来ないため、基本的には穴埋めをするための準備が必要になっています。

2016年11月11日のサンケイスポーツの報道です。

新外国人投手とも“最終交渉”に入っていることが、分かった。最速159キロのリリーバー、ローマン・メンデス投手(26)=レッドソックス3A=で、ドミニカ共和国出身の1メートル91の長身右腕を、守護神候補として獲得する。

引用元:阪神、FA糸井と11日電撃初交渉&新助っ投メンデス獲得へ!

2016年11月14日のスポーツ報知による報道です。

オリックスが来季の新外国人としてMAX154キロ右腕のマット・ウェスト投手(27)=前ドジャース傘下3Aオクラホマシティー=と、メジャー経験豊富な左腕のフィル・コーク投手(34)=前パイレーツ=を獲得することが13日、分かった。

引用元:154キロ右腕&経験豊富左腕メジャー投手W獲り!

新外国人候補として最速159キロのリリーフ投手であるローマン・メンデス、最速154キロ右腕のマット・ウェスト、左腕のフィル・コークらをリストアップして、交渉は大詰めとなっているようです。

最速●●キロで驚くほどの球速を持っていながらメジャーに定着できていない選手には、それなりに理由があります。重要になるのは制球面、ボールが動くかどうか、そして変化球が使えるレベルかです。

体が大きくボールに角度がつきやすく、基本的にはボールの質は重い投手が多いため、日本ではしっかりとストライクが取れれば、ある程度はリリーバーとして計算できます。巨人のマシソン、ソフトバンクのサファテのように。

160キロを越える必要はなく、150キロでストライクをとれることのほうが重要です。

2016年11月15日のスポーツニッポンによる報道です。

オーナー会議に出席したオリックス・宮内義彦オーナー(81)がFA宣言して阪神が獲得交渉に乗り出すなど去就を注目される糸井について「残ってもらわないと困る」と改めて残留を望んだ。一方で日本ハムからFA宣言して移籍濃厚とみられる陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)に初めて言及し、「格好いいし。良いものは(年俸が)高いけどね」と興味をほのめかす発言が出た。

引用元:オリ宮内オーナー FA陽岱鋼に初言及「良いものは高い」

一時に比較すれば、陽岱鋼に対して慎重な姿勢を見せいたオリックスですが、絶大な影響力をもつ宮内義彦オーナーが興味、関心を抱いていますので、確実に獲得候補になっていると考えられます。

糸井嘉男が残留するか否かで、予算の配分も変わってきますので、もう少し時間がかかるかもしれませんが、その後はオリックスが陽岱鋼と単独で交渉することになりそうです。

2016年11月15日のデイリースポーツによる報道です。

オリックスがFA宣言した糸井嘉男外野手(35)の流出に備えて、マリナーズのステフェン・ロメロ外野手(28)の獲得に向けて交渉していることが14日、明らかになった。
ロメロは右打ちのスラッガー。今季メジャーでは0本塁打に終わったが、マリナーズ傘下の3A・タコマでは106試合に出場し、打率・304、21本塁打、85打点。マイナー通算100本塁打の強打が持ち味だ。守備は一塁を守ることもあるが、外野が専門。中でもメジャー、マイナーを通じてもっとも多く守備機会を持ったのが右翼だ。
オリックスの右翼といえば、糸井の定位置。ところが、今オフその糸井が国内FA権を行使。すでに阪神と交渉を開始するなど流出の可能性が高まっている。球団では日本ハムからFA宣言した陽岱鋼の調査を進めるのと同時進行で、ロメロの獲得を目指してきた。
球団関係者は「候補の一人。クリーンアップを打てる外国人の獲得を目指してきた」と話す。

引用元:オリックス“ポスト糸井”ロメロ獲得へ マイナー通算100本塁打

ステフェン・ロメロは3Aでは実績を残して、メジャーから声がかかるのですが、いまいちの成績で終わることが多く、メジャーには定着しきれないタイプで、いわゆる”4A”のような選手です。

本塁打に関しては非常に長打が出やすい打者有利のパシフィックコーストリーグに所属しているため、割り引く必要があります。

このリーグの試合はボールが飛びやすい高地や乾燥地域での試合が多く、リーグ平均の防御率が4点を越えるのが一般的です。

マリナーズは現在、外野手に高い運動能力とスピードを求めていて、残念ながらそのタイプとは言い難いステフェン・ロメロで、すでに28歳となっています。

そのためマリナーズも保有権を売ることに応じる可能性は十分にありそうです。

2016年11月15日のスポーツ報知による報道です。

オリックスの長村裕之球団本部長(57)は15日、FA権の行使を表明している日本ハム・陽岱鋼について「今は代理人と話をしている段階」と、獲得の意思を初めて明かした。

引用元:初めて陽岱鋼獲得の意思表明 長村本部長「代理人と話をしている段階」

宮内オーナーが公の場で言及しているので、近々動きがあるかと思われましたが、実際には水面下で交渉を行っていたとのことです。

糸井嘉男を失っても陽岱鋼を獲得すれば、穴を埋めてくれるような遜色のない数字を残してくれる期待ができます。

年齢も若く、糸井嘉男をよりも年俸は抑えられると予想されるため、結果として良かったということになる可能性もありそうです。

2016年11月17日のスポーツ報知による報道です。

オリックスが、秋季キャンプにテスト生として参加しているゴンザレス・ヘルメン投手(29)=ロッキーズ傘下=を支配下選手として獲得する方針であることが16日、分かった。最速158キロの直球とチェンジアップが武器で、中継ぎとして期待されている。
12日の韓国・LGとの練習試合(東部)では2番手で登板し、2回を無安打無失点。今季ロッキーズで40試合に登板した右腕について、福良監督も「面白い。球が強いね」と評価していた。ヘルメンに加えて、ピメンテル投手、ジョージ内野手のテスト生2人は17日に行われる韓国・LGとの練習試合(東部)にも出場予定。そこでの内容を踏まえ、合否の最終判断を下す方針だ。

引用元:テスト生ヘルメンを支配下で獲得へ…最速158キロ、中継ぎ期待

ゴンザレス・ヘルメン投手を支配下登録で獲得する方向性となったようです。クローザーには平野佳寿(58試合61回・防御率1.92・奪三振率8.41)がいますので、補強ポイントではありません。

塚原頌平(防御率2.67)、海田智行(防御率2.78)、吉田一将(防御率2.66)などコマが揃っていないわけではないのですが、佐藤達也は防御率5.01、比嘉幹貴は4.82と、かつての強力なブルペンを形成した面々は数字を落としています。

そのためヘルメンがしっかりと投げることができればブルペンは厚みを増すことになります。

しかし、どちらかと言えば金子千尋が防御率3.83、西勇輝が4.14、ディクソンが4.36という三本柱が機能しなかった先発ローテが気になるところです。

2016年11月18日のスポーツ報知による報道です。

オリックスがFA宣言している陽岱鋼を獲得し、日本ハムから補償選手を求められる場合に備えて、プロテクト名簿の作成に着手していることが分かった。球団関係者によると、日本ハムが機動力を重視する編成方針とみて、選手の実績以上に「足が使える選手」(同関係者)を優先的にプロテクトしていく方針だという。

引用元:陽岱鋼獲得に備え、日本ハム対策“俊足プロテクト”へ

オリックス側から陽岱鋼の人的補償に関する話が出ているということは、交渉の感触は悪くないと考えて良さそうです。

陽岱鋼が糸井嘉男の流出による穴をほぼ埋めてくれる可能性がありますし、年齢も若く、年俸も抑えることができると予想されます。

糸井嘉男に用意した金額を陽岱鋼にまわしても、まだ予算が残ることになりますので、他の補強に資金を回すことができそうです。

2016年11月19日の日刊スポーツによる報道です。

球団関係者が「監督に出ていただくことも考えている」と明かした。福良監督は日本ハムの2軍監督とコーチ時代に、入団したばかりの陽岱鋼を指導。1軍戦力へと押し上げた恩師に当たる。師弟による直接交渉が実現すれば、他球団との争奪レースを進める上で大きなプラスに働きそうだ。

引用元:陽岱鋼獲得へオリックス福良監督出馬も 元師弟関係

2016年11月19日のスポーツ報知による報道です。

楽天の星野球団副会長は、岸について「15勝は彼の力ならいとも簡単にやってしまうと思う。あとはどれだけ貯金を作れるか。則本と両輪でやってほしい」と期待した。
今後の補強については「攻撃の方で1、2枚欲しい」と話し、今後も日本ハムからFA宣言した陽岱鋼や、外国人選手の獲得に動く姿勢を示した。西武側に岸の人的補償として提示するプロテクト28選手については、近日中にまとめる予定。

引用元:星野副会長、FA陽岱鋼獲りも示唆

楽天は岸孝之と早々と契約合意にこぎつけ、しかも4年総額16億円の大金を投資しました。

しかし、補強は打ち止めということではなく、かねてから噂があった陽岱鋼の獲得に動く可能性もあるようです。

星野副会長が陽岱鋼の名前を具体的に挙げたわけではないため、野手の補強が外国人になる可能性もあるようです。

しかし、ウィーラー、ペゲーロ、アマダーの外国人野手3人が残留の方向性となっていますので、外国人枠の問題もあり、新外国人を獲得してもダブつきが多くなるだけです。

そのため普通に考えればFA市場で残っている陽岱鋼がターゲットになるのではないかとは考えられます。

すでにオリックスが陽岱鋼のプロテクトの選手の準備もはじめたとの報道がありました。ただ、日本ハム時代から師弟関係にあった福良監督に交渉の出馬を要請するとの情報もあり、まだ安泰とは言えない感もあります。

もしかしたら、楽天が水面下ですでに陽岱鋼に接触している可能性もあります。

星野副会長が公の席で示唆したということは、全く動いていないとは考えにくいためです。

通常であれば条件面でオリックスが楽天に負けることはないと考えられるのですが、交渉に長ける星野副会長が出てくると一筋縄ではいきません。

糸井嘉男の阪神入りの可能性が高まりつつある中で、陽岱鋼を楽天にさらわれると、大きく構想が崩れることになります。

ここにきて陽岱鋼の争奪戦もヒートアップの気配です。

2016年11月21日のスポーツニッポンによる報道です。

日本ハムから国内FA権を行使した陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)も優勝パレードに参加し、年内に去就を決めたい意向を示した。「そんなに焦る必要はない。代理人に全て任せている。12月とかに良い報告ができれば」(中略)オリックス、楽天が獲得に積極的で、移籍先について問われると「どちらかですね」と話した。

引用元:陽岱鋼 認めた!移籍先はオリか楽天「どちらかですね」

2016年11月21日のスポーツ報知による報道です。

陽の獲得に乗り出している楽天の球団関係者は「星野副会長が動いている。球団としての評価はできています」と条件提示は終わっている模様。出来高を含めた4年総額10億円の好条件を提示したとみられる。また、オリックスは、長村球団本部長が今月15日に「代理人には『オリックスとして興味がある』と伝えている」と交渉を明言。福良監督も日本ハム2軍監督やコーチ時代に指導した間柄で、3年契約を基本線として好条件を整えている。

引用元:陽、FA決着は「年内。自分が納得できれば」V旅行は辞退

楽天とオリックスの争奪戦となり、本人が認めていますので、この2球団のどちらかになることが確実になっています。

金銭の条件面ではオリックスが3年契約で2億円を越える程度の金額を用意しているようですが、楽天はそれを遥かに上回る4年総額10億円を提示しているとのことです。

星野副会長が補強の陣頭指揮をとると、補強に投資する金額が跳ね上がってくるので、楽天も侮れなくなります。

すでにステファン・ロメロを獲得していることで、ある程度穴を埋める期待ができるとも考えられますが、これまでオリックスが外国人を外し続けていることを考えると不安が残ります。

その点、陽岱鋼がしっかりとプレーすれば、盗塁数以外では糸井嘉男と並ぶような数字を残す期待ができます。ますし、セイバーメトリクスのデータでは守備面で2016年は落ちているのですが、故障の影響が大きかった可能性が高く、健康であれば糸井以上の守備力も期待できます。

陽岱鋼を獲得できれば、糸井嘉男の流出の痛みを軽減できますので、オリックスとしては重要な交渉となりそうです。

2016年11月21日のデイリースポーツによる報道です。

陽岱鋼獲得に向け交渉中のオリックス・長村裕之球団本部長(57)は20日、長期化に理解を示した。「複数球団と交渉している以上、時間が掛かるのはやむを得ない。ウチとしてはマネーゲームには参加せず、環境面をアピールしていきたい」公平を期したいという陽岱鋼の希望もあり、代理人との交渉に限られている。
(中略)
一つは住環境。外国人が多く暮らす神戸の住みやすさを訴える。一つは働く場としてのチーム状況。日本ハム入団時の2軍監督だった福良監督の存在は大きい。遊撃手だったデビュー当時、可能性を信じてどれだけエラーしても使い続けた恩人だ。一つは戦力面。右の外野手が手薄という実情から必要性を訴えていく。オリックスはどこよりも気持ちよくプレーできる環境でくどき落とす。

引用元:オリックス 陽岱鋼争奪戦“マネーゲーム”に参加しない!環境面でくどき落とす

楽天が4年総額10億円というかなり大きな金額を提示しているのですが、オリックスはそれにマッチアップしない姿勢であることを明かしています。

陽岱鋼が環境面を重視する発言をしたことを受けて、その面を強調しているのかと思われます。ただ、実際には条件面で上積みする可能性が高いことは否定できません。

本人は関西の雰囲気を気に入っているとも伝えられていますので、条件面で大差がなければ、環境面でオリックスが優位に立てるかもしれません。

2016年11月22日のスポーツニッポンによる報道です。

年俸ではBクラス相当だった糸井のFA移籍に伴う人的補償についても「これから考えます」と福良監督と協議を重ねる方針。「手薄な左腕や二遊間の補強も考えている」と明かす球団関係者もいて、有望な若手だけでなく能見や鳥谷、西岡ら実績組が仮にプロテクト名簿から外れた場合には候補に挙がる可能性も出てきた。

引用元:オリ、陽獲り&人的補償で戦力整備 鳥谷ら実績組漏れたら候補に

阪神はプロテクトでは頭を悩ますことになりそうです。オリックスの資金力があれば、鳥谷を獲得することも可能です。

阪神は高額年俸だからと言って、安易にプロテクトから外すことができませんので、能見、福留、鳥谷らも入れる必要があります。

そうなるとどうしても芽が出始めている若い選手をプロテクトしきれなくなります。

オリックスはソフトバンクへ寺原が移籍した際の人的補償で馬原を獲得したことがありますが、一定の成功をおさめています。

それと同じようなことを今回も狙うことができます。左腕投手ではプロテクトしきれない選手が出る可能性が高いため、オリックスのこの選択は重要になりそうです。

2016年11月30日のサンケイスポーツによる報道です。

すでに球団は代理人と複数回に渡ってアプローチ。3年程度の契約に加え、陽岱鋼と親交が深く、阪神にFA移籍した糸井がつけていた背番号「7」を“提示”していることも判明した。
球団幹部は「(代理人に)一桁で空いている番号は伝えています」と説明。要望に応じられるように幅を持たせつつ、「背番号7は福本(豊)さんがつけて、1度欠番扱いになった番号でもある。うちの球団の外野手にとって、最高の番号ですから」と力を込めた。
西名球団社長も「走攻守3拍子揃ったあれだけ完成された選手は少ない」とラブコール。本人がメドに定めた12月中旬までに吉報は届くか-。

引用元:陽岱鋼 移籍先は「12月半ばくらいには決めたい」

2016年11月30日のスポーツニッポンによる報道です。

楽天、オリックスが獲得意思を表明しているが、移籍先については「ゆっくり考えたい。12月半ばくらいには決めたい」と、自ら期限を設けて結論を出す考えを示した。代理人と話し合いの場を持ってから、30日に再び故郷・台湾に戻る予定。「(新天地は)家族が安心して暮らせる環境が最優先。みなさんに良い報告ができるようにしたい」と話した。

引用元:陽岱鋼 移籍先は「12月半ばくらいには決めたい」

陽岱鋼の獲得に本腰を入れているオリックスで、楽天との事実上の一騎打ちの状態となっています。

契約の提示している条件では楽天が上との情報もありますが、現時点では大幅に見直すということはなく、付帯する条件の方で色々とアピールしていく姿勢のようです。

すでにステファン・ロメロを獲得しているため、陽岱鋼を逃した場合でも保険はできているオリックスではあります。が、未知数の外国人よりもすでに日本で実績が十分にある陽岱鋼のほうが確実性が高いことは間違いありません。

陽岱鋼を獲得できれば、ロメロとともに打線の中軸として活躍してくれる期待ができるだけに、交渉の成り行きが注目されます。

新外国人選手の分析は以下のページで詳細にまとめています。

2016年12月の補強最新情報

2016年12月の補強動向に関する最新情報です。

2016年12月7日の日刊スポーツによる報道です。

日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使した陽岱鋼外野手(29)の巨人入りが6日、決定的になった。獲得に名乗りを上げていたオリックスに断りの連絡があり、楽天は本格的な交渉にまで至らなかったとみられる。巨人は4年総額10億円程度の条件を提示した模様。3年7億円の山口俊、2年4億円の森福に続き、1シーズンでのFA3選手獲得となれば史上初。総額21億円にも上るとみられる世紀の大補強で、3年ぶりのリーグ制覇に向けて着実に態勢を整える。
巨人が陽への獲得オファーを公表してから2日後、争奪戦が一気に動いた。6日、オリックスに陽サイドから断りの連絡が入った。楽天も獲得に動いていたが、本格的な交渉の席まで発展しなかった模様。陽が重視していたとされる住環境や母国台湾との利便性などが合致して大本命と目されていた巨人が、ラブコールを実らせたようだ。

引用元:陽も巨人決定的!4年10億 史上初FA3人獲り

日本プロ野球では史上初となる同一年のFA選手3人補強に成功することになりそうです。

一旦はオリックスと楽天のどちらかとも口にしていた陽岱鋼でしたが、元々の本命はソフトバンクかジャイアンツだったと考えられます。

そのため金銭面でしっかりとジャイアンツが用意すれば、争奪戦に勝つことは難しくなかったと思われます。

また獲得に乗り出していることを巨人の堤GMが明かした時点で、「年内には良い報告ができる」と話していましたので、実際には水面下で大きく動いていたと考えられます。

そして陽岱鋼側も結論を出すのを12月半ばと遅めに設定していましたので、すでに何かしらの打診が早い段階であった可能性もありそうです。

オリックスはステファン・ロメロを獲得しているものの、陽岱鋼の方が計算できたことは間違いありませんので、やや痛みが残る争奪戦での敗北となりそうです。

2016年12月7日のデイリースポーツによる報道です。

オリックスの長村裕之球団本部長(57)は6日、国内FA権を行使して阪神に移籍した糸井嘉男外野手(35)の人的補償に関わるプロテクト除外選手のリストが、大阪市内の球団事務所へ届いたことを明かした。人的補償を求める方針に変更はなく、週明けの12日以降に会議を行い、年内に結論を出す方針だ。
(中略)
週明けに球団幹部、福良監督、田口2軍監督らで会議を行って獲得選手を検討する。日本ハムからFA宣言した陽岱鋼の獲得を見込んでいたこれまでは、左腕か二遊間の選手を獲得する方針を示していた。だが、この日、代理人から断りの連絡が入ったことで、獲得ポイントを外野手に切り替える可能性が増大した。同本部長は「(リストの内容は)言えない。投手か野手なのか、ポジションのこともあるけど、戦力になってくれる人を選びたい」。改めて慎重に選定する方針を示した。返答期限は糸井の契約締結から40日以内となる来年1月3日までだが、獲得する選手サイドの事情も考慮して、早期決着を目指す。

引用元:オリックス、糸井の人的補償は?陽岱鋼の獲得消滅で外野手にシフトも

別のスポーツ紙の報道ではベテランのビッグネームはことごとくプロテクトリストに入っていたとされています。

そのため、オリックスが求める右打ちの外野手で即戦力となるような人材がいるのかどうかは微妙な情勢となっています。

ただベテランを多くプロテクトしているようなので、少なくとも選手層が厚いとは言えない阪神にとっては戦力ダウンにつながる可能性のある選手を代償として失う可能性が高くはなっています。

期限は年明けの1月3日となっていますが、その期限ギリギリまで結論を持ち越すとは考えにくく、年内には選手を指名して、入団会見まで行って、2016年を終えるものと思われます。

実際にはこれから2週間くらいがオリックスが検討する期間となりそうです。

オリックスのシーズンオオフは糸井嘉男、陽岱鋼ともに本腰を入れて動いたものの、いずれも失敗に終わり、最下位に終わった2016年から大きな戦力アップにはつながっていない状態です。

現有戦力の底上げと新外国人の活躍が2017年での浮上に重要なポイントとなりそうです。

2016年12月13日の日刊スポーツによる報道です。

オリックスは13日、来季の新外国人3投手の獲得を発表した。マット・ウエスト投手(28=ドジャース3A)、フィル・コーク投手(34=パイレーツFA)、ゴンザレス・ヘルメン投手(29=ロッキーズFA)。背番号はウエストが29、コークが25、ヘルメンが42に決まった。(中略)長村球団本部長は「外国人はこれでひと段落」と話した。既にステフェン・ロメロ外野手(28)の獲得を発表済み。背番号は9に決まった。残留するディクソン、モレルと、テスト入団から育成契約が決まったダリル・ジョージ内野手(23)を含めて来季は外国人7人態勢で臨むことになった。

引用元:オリックス3投手を獲得「外国人はこれでひと段落」

オリックスの2017年開幕時の外国人選手の編成は以下のとおりとなります。

  • 先発投手:ブランドン・ディクソン
  • 先発投手:フィル・コーク
  • リリーフ投手:マット・ウェスト
  • リリーフ投手:ゴンザレス・ヘルメン
  • 内野手:ブレント・モレル
  • 外野手:ステファン・ロメロ
  • 育成内野手:ダリル・ジョージ

現時点ではディクソン、コーク、ロメロが一軍の外国人枠4人に入る可能性が高く、残る1つの座を残りの選手で争うこととなりそうです。

主砲となれるような外国人として期待するのはステファン・ロメロとなりそうで、T-岡田、吉田正尚らの和製大砲らの活躍も躍進のためには重要になります。

2016年12月15日のデイリースポーツによる報道です。

15日は神戸市内の球団事務所で長村球団本部長、福良監督らが2度目の会議を開く。今回も出席する同球団本部長は「明日(15日)結論が出るかは明日やってみないと分からないけど、こちらとしては長引かせるつもりはない、候補は4、5人。ポジションは言えない」と話した。

引用元:オリックス 糸井の人的補償15日にも結論「候補は4、5人」

12月15日中にも結論が出る可能性があるようです。すでに12月9日に会議が行われ、4名から5名に絞りこまれているとのことです。

それを考えれば今日中に最終決断となる可能性は十分にありそうです。

陽岱鋼の獲得が確実と思われたころには二遊間、もしくは左投手などがターゲットになる可能性がありましたが、状況が変わり右打ちの外野手も候補になっていると思われます。

様々な事務手続きを考えると、遅くとも来週の頭までには決まると予想されます。

2016年12月15日のデイリースポーツによる報道です。

会議終了後、福良監督は「投手に決めました。うちの現状を考えると投手。来季の戦力として期待できるんじゃないかという意見でした。左右のこだわりはなく、戦力になるかどうかという点で話し合った。20代で140キロ後半は出ると聞いている。中継ぎとして期待できる投手です」

引用元:オリックス FA糸井の人的補償は投手「中継ぎとして期待できる投手」

この内容からするとある程度は一軍での登板経験がある中継ぎ投手が有力となります。

当初はプロテクトから外れそうな投手で有力視されていた岩田稔や榎田大樹はともに30歳を越えているため対象外となります。

金田和之、石崎剛、歳内宏明、伊藤和雄あたりが候補となっているのかもしれません。

ただ、オリックスにとって大きなプラスとなるかに関しても未知数なレベルの投手である可能性も高いので、やはり現有戦力の底上げと外国人選手の活躍が最下位脱出に必要不可欠となりそうです。

2016年12月15日のデイリースポーツによる報道です。

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阪神にFA移籍した糸井嘉男外野手(35)の人的補償として、オリックスが金田和之投手(26)の獲得を決め、阪神側に伝えたことが15日、分かった。この日、オリックスがほっともっと神戸で編成会議を開き決定した。阪神は28人のプロテクトリストから外した来季5年目右腕を放出することになる。先発、中継ぎとして金本監督の期待も高かっただけに、代償は小さくない。

引用元:糸井の人的補償は金田 オリックスが阪神に伝える

金田和之は来季の編成上の優先順位からすると28名のプロテクトリストに入れるところまではできない選手でした。

ただ、今から振り返ってみると陽岱鋼の争奪戦にも巨人以上の提示をする姿勢はありませんでしたので、結果論としては鳥谷敬、福留孝介を外してもオリックスはとりにこなかったかもしれません。

補強として獲得した中島や小谷野らベテラン野手が故障がちで、パフォーマンスもいまいちなことを考えれば、大金を支払って高齢のベテラン選手に高額年俸を払う人的補償を選択する可能性は低かったかもしれません。

福良監督はチーム状況を考えると野手よりも投手と話していましたので、元々、若い投手を狙っていたフシがあります。

その選択肢をより多くするために、大物主力選手をプロテクトするように情報戦を仕掛けたと言えそうです。

ただ、阪神は中継ぎ、抑えは層が薄い泣き所のため、一軍で十分な実績があるレベルの投手までは獲得できませんでした。

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