広島カープの2016-17オフのFA・トレード・新外国人補強の最新情報

25年ぶりに7度目のリーグ優勝を果たした広島東洋カープですが、昨シーズンオフの前田健太流出に続き、黒田博樹という投手陣の柱を引退により失うことになります。

打線に関しては日本人野手の台頭により得点684は両リーグでダントツのトップとなりました。チーム防御率3.20とセ・リーグトップの数字となりましたが、2017年の先発ローテには不安要素が増える状態となっています。

FA市場での補強には積極的に動かないことが確実な広島カープですが、質の良い外国人選手の獲得に長けるチームのため、どの外国人選手を残して、どのような選手を連れくるのかに大きな注目が集まります。

その広島カープの2016年から2017年シーズンオフにかけてのFA戦力補強、新外国人獲得などに関する情報をまとめています。なお、情報は随時追加していきます。

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目次

このページの目次です。

2016年9月の補強最新情報

2016年9月の補強最新情報です。

2016年9月27日付けの日刊スポーツの記事です。

広島は9月27日、ジェイソン・プライディ外野手(32)が28日に帰国すると発表した。そのまま退団する見込み。1軍登録はなかった。ウエスタン・リーグでは打率2割3分、9本塁打だった。エルドレッド、ルナの野手陣に加え、ジョンソン、ジャクソン、ヘーゲンズと外国人は軒並み好調。出番が回ってくることはなかった。プライディはシーズン中の帰国の打診も断り、「みんなと一緒に最後までやりたい」と志願してウエスタン・リーグの最終日程までプレー。夫人が日本で第3子を出産するなど文化にもなじむナイスガイだったが、無念の帰国となった。

引用元:広島プライディが退団へ、今季1軍出場せず(ニッカン)

シーズン途中から外国人枠を投手3(クリス・ジョンソン、ジェイ・ジャクソン、ヘーゲンズ)、野手1(エルドレッドorルナ)で起用したことも、プライディにとってはチャンスが与えられない原因ともなりました。

エルドレッドとルナがともに二軍でプレーせざるを得ないほどの外国人選手が当たった広島カープでしたが、プライディに関して言えば、二軍でも十分な成績ではありませんので、どちらかと言えば外れだったと言えます。

しかし、シーズン中に帰国の打診があったということは、事実上の戦力構想外だったことになりますが、それでも日本に、広島に残るという選択をする姿勢の選手を連れてこれることが、広島の外国人獲得の高い成功率につながっていると言えそうです。

アメリカの西地区を担当するエリック・シュールストロム、東地区を担当するスコット・マクレーン駐米スカウトに加えて、鈴木清明球団本部長の下で働き、帰国後に弁護士となった顧問弁護士を務める米国在住のジョナサン・ファインらの果たしている役割はかなり大きいと言えます。

野手に関してはグスマン、プライディとややハズレが続いていますが、この体制で新たにどのような外国人選手を連れてくるのか注目されます。

2016年9月29日付けのデイリースポーツの記事です。

心には「広島魂」が宿っている。練習を終えたエルドレッドは、真っすぐな視線で偽らざる思いを言葉に変えた。「来年も、もちろんカープでやりたいという気持ちがある」。チーム最古参の助っ人。6年目のシーズンを熱望した。12年に途中加入。4年目を終えた昨季オフに、新たに単年契約した。来季も契約を結べば6年目。外国人選手としてはライトル(77~82年)と並んで球団最長の在籍になる。長女は4月から広島市内の公立小学校に通い、広島は第2の故郷と言っても過言ではない。チーム、そして広島を愛する気持ちを誰よりも強く持っている。「頭の中に、その数字はあるね。できたらいい」。

引用元:エルドレッド「来年もカープで」6季目熱望!更新ならライトルと並ぶ外国人最長在籍(デイリー)

年俸が105万ドル(約1億1000万円)と法外なものでもなく、二軍でのプレーが続いて不貞腐れるようなこともなく、さらに左翼101m、中堅122mのマツダスタジアムを苦にしない長打力を持っていることを考えると、広島としては手放したくない選手です。

また大舞台にも強くクライマックスシリーズ、日本シリーズでも本塁打を量産するなど活躍していますので、広島にとって残留交渉は優先順位が高くなりそうです。

ただ、他球団、特に大砲が欲しいパ・リーグのチームにとってはかなり魅力的な存在で、指名打者を打てるパワーヒッターが欲しいソフトバンク、オリックスなど積極的な補強姿勢のチームが興味を持つことが考えられます。

条件面ではこの2チームに勝つことは難しいため、あくまでも信頼関係をベースにした交渉で早めに決着をつけたいところです。

2016年10月の補強最新情報

2016年10月の補強最新情報です。

2016年10月13日付けのデイリースポーツの記事です。

広島は、12日のCSファイナルS第1戦、DeNA戦(マツダ)で負傷交代したエクトル・ルナ内野手が「右肩関節唇損傷、右肩肩鎖関節捻挫」で全治3カ月と診断されたと13日、発表した。

引用元:右肩負傷の広島・ルナは全治3カ月の診断 代わって天谷が登録(デイリー)

この負傷によりルナは全治するのが1月中旬と、日本プロ野球のキャンプ直前くらいになると見込まれることになりました。

ルナの2016年の成績は67試合268打席で打率.272/本塁打5/打点34/出塁率.332/長打率.374と及第点ではありましたが、守備面では失策が多く三塁手として10個のエラーを記録し守備率.907は厳しいものがあります。

一塁手としての失策は2個ですが、守備率.982も褒められる数字ではありません。

人間性は高く評価される選手ではありますが、来季開幕時には37歳となり、今季の年俸は100万ドル(約1億400万円)に加えて、右肩関節という利き腕を痛める負傷をしていますので、大きな期待はしにくくなっています。

新外国人野手獲得との兼ね合いとはなりそうですが、見通しは明るいとは言いにくい面が多いルナです。

他の外国人選手ではクリス・ジョンソンが6月に3年契約で契約金は100万ドル(1億400万円)年俸は175万ドル増の300万ドル(約3億1200万円)をベースに最大で年間1億5000万円の出来高もつく、3年総額は最大15億円で契約延長をしています。

ヘーゲンズ、Jジャクソン、デラバーの投手3人は外国人枠からはみ出るものの、黒田博樹がチームを去ることを考えると、残しておきたい投手となるのではないかと予想されます。

また、仮に再契約しなければ他球団が興味を持つ可能性が高い投手ばかりのため、広島のフロントの判断が注目されます。

2016年10月30日のスポーツ報知の報道です。

広島はジェイ・ジャクソン投手(29)、ブレイディン・ヘーゲンズ投手(27)、ブラッド・エルドレッド内野手(36)に来季の残留を要請することが29日、分かった。クリス・ジョンソン投手(32)とは来季からの3年契約を締結している。エクトル・ルナ内野手(36)、ジェイソン・プライディ外野手(33)は今季限りでの退団が濃厚。シーズン中に加入したスティーブ・デラバー投手(33)は新外国人投手の調査と並行しつつ去就を判断する。

引用元:エルド&ジャクソン、ヘーゲンズに残留要請!ルナ&プライディは退団へ(報知)

2016年10月31日のスポーツニッポンによる報道です。

球団首脳は「長打力はもちろんだが、チームのためにプレーするという姿勢が見て取れる」と評価。今季年俸1億2495万円からのダウン提示となった見込みだが、リーグ連覇を狙う上で、必要な戦力として残留を要請した。

引用元:広島 エルドレッドに来季残留要請「チームのためにプレー」姿勢評価(スポニチ)

2016年10月31日付けのデイリースポーツの報道です。

来季残留は決定的で、「支えてくれる方がたくさんいた。自分の気持ちとしては、カープに戻ってくること以外は考えられない」と“カープ愛”を強調した。

引用元:ヘーゲンズ帰国 来季カープ残留決定的 “カープ愛”強調して帰国の途に(デイリー)

外国人選手の去就をまとめると以下のとおりとなっています。

  • クリス・ジョンソン:シーズン中に契約延長で残留
  • エルドレッド:年俸を減額の上で契約延長し残留
  • ヘーゲンズ:球団は残留させたい方向性で、本人も残留希望。
  • ジョンソン:球団は残留させたい方向性
  • ルナ:退団が濃厚
  • プライディ:退団が濃厚
  • デラバー:新外国人の獲得動向次第

2016年11月の最新情報

2016年11月の最新情報です。

2016年11月1日のスポーツ報知の記事です。

「自分の持っている力を出せた。2軍ではいい成績ではなかったが、日本への適応の仕方はわかった。2試合ですが、1軍での結果も良かったですし」と振り返った。来季の契約は不透明な状況だが、「1軍で投げられるなら是非、戻ってきたい。自分の力を出す自信はある」と残留への意欲を見せた。

引用元:途中入団のデラバーが帰国 来季契約不透明も「1軍で投げられるなら戻ってきたい」(報知)

外国人投手に故障者が出たときなどの保険の意味合いが強かったデラバーでしたが、投手3人ともにシーズン最後まで重要な役割を担っていたため、チャンスが回ってくることはほとんどありませんでした。

ただ、セットアッパーを務めたジャクソンには不安がないと言えば嘘になるため、来季も保険としておいておきたい選手ですが、本人が「一軍であれば」という希望のため、当面は新外国人投手を探すことになるかもしれません。

2016年11月3日のスポーツ報知の記事です。

オリックス・糸井、西武・岸がFA権の行使を表明したが、鈴木球団本部長は「マネーゲームになるからね。(参戦は)ないだろうね」ときっぱり。

引用元:FA市場には参入せず 鈴木本部長「マネーゲームになる」(報知)

特に驚きのない当然の方針を確認しただけという情報です。これで可能性として小さいもののトレード、そして一番可能性が高いのが外国人選手の獲得が主なオフの補強となりそうです。

ルナ、ブライディが退団し、デラバーが流動的となっていますので、野手1人、投手1人くらいで獲得を目指す可能性がありそうです。

当たりが多い広島の今後の外国人選手のスカウティングが注目されます。

2016年11月18日のスポーツ報知による報道です。

今季で来日5年目だったブラッド・エルドレッド内野手(36)とは2年契約を結び直した。契約金は85万ドル(約9350万円)で、年俸は100万ドル(約1億1000万円)プラス出来高。(中略)セットアッパーとして活躍したジェイ・ジャクソン投手(29)は27万5000ドル(約3025万円アップの年俸87万5000ドル(約9625万円)プラス出来高で。先発、中継ぎとフル回転したブレイディン・ヘーゲンズ投手(27)は22万5000ドル(約2475万円)アップの年俸70万ドル(約7700万円)プラス出来高で、ともに1年契約を結んだ。

引用元:記事タイトル

まとめると以下のようになります。

  • エルドレッド:2年総額285万ドル+出来高
  • ジェイ・ジャクソン:1年87万5000ドル+出来高
  • ヘーゲンズ:1年70万ドル+出来高

エルドレッドは契約どおりに2018年までプレーすれば、在籍7年となりジム・ライトル(77~82年)を超える球団の助っ人史上最長在籍となるようです。

広島をこよなく愛するエルドレッドにとって36歳からの2年契約は非常に喜ばしいことではないかと思われます。

故障など体調面での不安はあるものの試合に出れば攻撃面での貢献度は高く、重要な存在です。

また投手では当たりが続いている広島ですが、野手に関してはそうとまでは言えない面がありますので、残しておくことは賢明な判断と言えます。

後は、故障の不安がどうしてもつきまといますので、コンビを組めるような外国人野手を獲得しておきたいところです。

2016年12月の補強最新情報

2016年12月の補強最新情報です。

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2016年12月18日の日刊スポーツによる報道です。

広島は18日、ライアン・ブレイシア投手(29=アスレチックス3A)と契約合意したと発表した。契約金は5万ドル(約575万円)、年俸は47万5000ドル(約5462万5000円)、背番号は70に決まった。
(中略)
球団はジャクソンに次ぐ中継ぎ投手として期待。球団幹部によると「コンパクトにキレのいいボールを投げる。背は高くないが、上から投げるので角度がある。球速以上に速く見える」と説明した。広島はシーズン中に左腕ジョンソンと3年契約で合意。中継ぎのジャクソンとヘーゲンズとも契約を延長しており、投手だけで4人目の外国人となる。野手は2年契約を結んだエルドレッドのみで、強打の右打者を中心にキャンプまでの長い期間で獲得調査を進める。

引用元:広島が中継ぎ右腕ブレイシア獲得 高い奪三振率誇る

これで広島カープの外国人枠はクリス・ジョンソン、ブレイディ・ヘーゲンズ、ジャイ・ジャクソン、ライアン・ブレイシアの4人、野手はエルドレッドという編成になっています。

今後は強打の右打者、つまり長距離砲タイプの右打者を探すことになるようです。このシーズンオフはメジャーレベルでも強打のFA野手が残るなど、全体的な動きが鈍くなっています。

そのためもう少し待ったほうが良い選手が日本行に応じる姿勢になる可能性が高い状況です。そういったメジャーの市場も踏まえて期限を日本のキャンプまでと長めに設定している可能性がありそうです。

投手は当たりが多い広島ですが、野手に関してはややハズレが続いているところはありますので、今度は野手でも当たりを期待したい状況です。

ライアン・ブレイシアの動画やデータに基づいた詳細な分析は以下のページにまとめています。

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