中日ドラゴンズの2016-17オフのFA・トレード・新外国人補強の最新情報

中日ドラゴンズは球団創設80周年の記念イヤーにリーグ最下位に甘んじる事態となりました。

しかも、監督とGMの確執が噂される中、シーズン中に谷繁監督が事実上の解任となり、その後を受けて森繁和監督代行がチームの指揮を執りましたが、それでも浮上することはできませんでした。

若い選手の台頭もなく、即戦力を見込んでドラフト指名した選手たちも実際には時間がかかる選手ばかり。さらに外国人選手の獲得も量は多いものの、レギュラーを張れたり、先発ローテの軸となるようなレベルの選手は獲得できないという完全に行き詰まりの状態となりました。

そのチームを立て直すために当初噂されていた小笠原道大二軍監督ではなく、森繁和氏が監督に昇格する人事でテコ入れを行っていくことになりました。

またFA権を有する選手も抱え、シーズンオフの動きも話題に事欠かない中日ドラゴンズです。

その中日ドラゴンズの2016年から2017年シーズンオフにかけてのFA戦力補強、新外国人獲得などに関する情報をまとめています。なお、情報は随時追加していきます。

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目次

このページの目次です。

初回更新日:2016/10/24
最終更新日:2016/12/28

【目次】

なお、大島洋平と平田良介のFA権行使に関する情報は以下のページでより詳細にまとめています。

2016年9月の補強最新情報

2016年9月の補強に関連する最新情報です。

2016年9月2日付けのスポーツ報知の記事です。

中日・白井文吾オーナー(88)が1日、愛知県内で取材に応じ、国内FA権を取得した大島洋平(30)、平田良介(28)両外野手の残留を熱望しながらも資金面での不安を吐露した。
白井オーナーは「わしが(残留してほしいと)考えているのは抽象的なこと。予算があるわけではない」と、破格の大型契約による引き留めが厳しい情勢を明かした。

引用元:白井オーナーが大島&平田引き留めの資金面不安を吐露「予算があるわけではない」(スポーツ報知)

白井文吾オーナーは平田良介と大島洋平の引き留めを指示はしているものの、予算には制限があると話しています。新聞業界事態が発行部数の減少に直面している上に、中日ドラゴンズの観客動員は205万人とほぼ横ばいに近い数字で推移しています。

そのような状況も影響している可能性がありますが、大島洋平と平田良介の両名ともに条件面、具体的な金銭面を重視する発言をしています。

2016年9月16日付けのスポーツ報知の記事です。

中日・大島洋平外野手(30)が15日、球団が提示する金額面に納得できない場合は、FA移籍に踏み切ることを明言した。「ドラゴンズと話をして納得するなら(残留してチームを強く)変えたいと思うだろうし、そうならなければ評価してもらえるところ(球団)になる。年齢的にまだまだやれると思っているので、契約年数より金額(が重要)」と、ナゴヤDでの練習後、注目発言を行った。
淡々とした言葉に強い意思をにじませた。いまだ球団からは残留交渉の申し出がないことを明かし、プロである以上は、金銭面の評価が去就の物差しになると説明。「お金じゃない部分も多少あるが、いい評価をしてもらえるところに行きたい」と、地元・名古屋出身の生え抜きが、移籍も辞さないことを強調した。
さらに「同じ条件だったり、多少の差だったら残るけど…」と、他球団の評価を聞いて比較するためのFA宣言を前提とした考えも披露。大きな差がなければ中日が認める宣言残留となるが、数千万円の開きがあるなら移籍する方向性まで示した。

引用元:大島が球団提示額次第でのFA移籍示唆「契約年数より金額」(スポーツ報知)

2016年9月17日付けのスポーツ報知の記事です。

国内フリーエージェント(FA)権を今季取得した中日・平田良介外野手(28)が16日、球団の提示額次第では権利を行使し移籍する意思があることを示唆した。
(中略)
「僕たち選手は、違う言い方をすれば商品。金銭面の評価は、その商品価値が上がるということ。非常にうれしいこと」と話した。慎重に言葉を選びながらも、より高い年俸を提示した球団に移籍することがプロとして当然との認識を示した格好だ。

引用元:平田FA移籍も 金銭評価に興味、大島に続き権利行使を示唆(スポーツ報知)

平田良介と大島洋平の両者ともに、条件面で納得のいく提示でなければFA権を行使する姿勢を明確にしています。

大島洋平は2014年シーズンオフに、平田良介は2014年と2015年シーズンオフともに契約更改で保留し、少々揉めています。

落合GMの査定方法にも不満を漏らすなどしていました。そのため金銭の条件面での提示で歩み寄りがなければFA権行使となることを、この時点で示唆しています。

2016年9月21日付けのデイリースポーツの最新情報です。

中日・白井文吾オーナーが20日、FA補強への金銭面でのバックアップを明言した。
「10億、20億かかるわけじゃないだろ。それは計算できるんじゃないか」。今年のFA市場は野手ならオリックス・糸井、日本ハム・陽岱鋼、投手なら西武・岸、DeNA・山口らが注目されているが、必要とあらば金庫の扉を開ける構え。国内FA権を取得した大島、平田の残留交渉と並行して、態勢を整える。

引用元:中日FA銭闘態勢OK!白井オーナー「10億、20億かかるわけじゃないだろ」(デイリースポーツ)

財政的に余裕がないと言いながらも、FA権を有する大島洋平と平田良介の両者の引き留め、FA市場で選手を補強することも視野に入れていると話しています。

ただ、条件面で「10億かかるわけじゃないだろ」と話していますので、上限値はそんなに高くはなさそうです。

大島洋平の2015年の年俸が9000万円、平田良介は7000万円となっていますが、それぞれ上積みした金額で3年くらいの提示をした場合には、2人の総額では6億を超えて7億円あたりになるのではないかと予想されます。

それであれば予算の範囲内となりますが、12億円という話が飛び交っている岸孝之、糸井嘉男は名前を挙げないほうが良さそうです。

2016年9月30日付けの日刊スポーツの記事です。

森新監督は「守り勝つ野球」を理想に掲げた。ただし「理想は追いかけるが、点を取らないと勝てない」とバランスを重視する。投手の専門家だけに救援陣の整備も1つのカギとした。外国人1人を必勝リレーに入れる意向で「先発から回すかもしれない。タフな強い投手を鍛えたい」。

引用元:中日森新監督 理想は「守り勝つ野球」救援陣整備も(ニッカン)

中日ドラゴンズが落合監督の下で黄金期を築いた投手陣をコントロールしたのが森繁和氏でした。

チェン、吉見らを軸にした先発ローテと、岩瀬、浅尾というブルペンにも柱があり、守備では荒木、井端の二遊間コンビに代表されるように守備も強固でした。

ナゴヤドームはどちらかと言えば投手有利の球場のため、基本的には打ち勝つ野球よりも、守り勝つ野球のほうが向いている球場ではあります。

ただ、守備力と投手力だけを重視した補強をすれば勝てるというものではなく、セ・リーグ最下位、セパ両リーグ12球団でも11位というチーム総得点500から大きく上積みする必要があります。

ただ、投手陣は先発、リリーフともに駒不足ですし、それは野手も同様です。穴が多いことが否定できないドラゴンズの編成だけに、補強も悩ましいものとなりそうです。

2016年10月の補強最新情報

2016年10月の補強に関連する最新情報です。

2016年10月3日付けのサンケイスポーツの記事です。

中日の秋季練習が2日、ナゴヤドームでスタートし、森繁和新監督(61)は指揮初日に今季FA権を取得した平田良介(28)と大島洋平(30)の両外野手に残留を要請。全体練習開始前に監督として“初仕事”を行うと、今後の交渉に同席する可能性を示唆。戦力確保へ早くも動き出した。
(中略)
 「(2人と)もう話はしましたよ。出ていくなよと話をしている。権利は自分たちのものだから、ゆっくり話をしたらいいと思う。ただ、いなけりゃ困る。補強も考えないといけなくなる」
(中略)
右肩を痛め、シーズン終盤は1軍にいなかった平田は、周囲に今季お世話になったお礼をしている途中に、コーチ室で声をかけられた。「森さんから『来季の戦力として考えている』という話をしてもらった。必要と言ってもらえて、非常にうれしい」と平田が話せば、練習前に声をかけられた大島も心に刺さった様子。「必要(な戦力)だという話でした。休みの日にも電話がかかってきましたけど、きょうもそう言われた。胸に響く? それはありますね」と胸の内を明かした。

引用元:中日・森新監督、“初仕事”はFA取得の平田&大島に残留要請(サンケイスポーツ)

大島洋平と平田良介ともに森繁和新監督の人間性には惹かれるところがあるようですが、問題は中日ドラゴンズのフロント陣がどれだけの条件を用意できるかにかかってきます。

これまでの経緯を見ると交渉の日程を組むのも後手後手になり、直接の対話というよりも、メディアを通じて互いに情報を知るというようなお粗末な対応が目立ちました。

平田良介と大島洋平ともに、これまでの契約更改の経緯で溜まっている鬱憤もあることは間違いないため、それを払拭するような条件提示ができるかどうか、残留に向けてのポイントとなります。

2016年10月4日の日刊スポーツの記事です。

中日森繁和監督(61)は4日、ヤクルト退団が決定的になったバレンティンの獲得に否定的な考えを明かした。秋季練習3日目。ビシエド以外にレギュラーに固定できる外国人野手の獲得をもくろむが、バレンティンについては「何かいろいろあるんでしょ。良ければ出ない。悪いから出るんじゃない? いい打者だけどうちは乗らない。守る場所のこともあるし。パ・リーグの方がいいんじゃないかな」と無関心だった。

引用元:中日森監督「うちは乗らない」バレンティンに無関心(日刊スポーツ)

ビシエドとコンビを組めるような外国人選手の補強を目論んでいる森繁和新監督ですが、ヤクルトとの交渉が長期化しつつあるバレンティンには興味がないとのことです。

そもそも広いナゴヤドームでバレンティンの守備力は致命的なダメージなるため、論外と言えます。

2016年10月5日付けのスポーツ報知の記事です。

中日・森繁和監督(61)は4日、キューバ人の新助っ人獲得へ、オマール・リナレス巡回コーチ(48)を特命スカウトに任命した。「リナレスに任せている。みんな亡命しているから、いい選手がいるかは分からないけど」と“キューバの至宝”が持つ独自ルートに期待した。森監督は例年、11月上旬から約1か月間、ドミニカ共和国に渡り、選手の発掘調査を進めてきた。だが、監督に就任した今オフは、視察期間が5日程度に限定される可能性が高い。「ドミニカはマルティネス。スピードガンとビデオは渡してある」と、西武、巨人で活躍したドミンゴ・マルティネス氏(51)とリナレスコーチをフル活用する構えだ。すでにバルデス、ジョーダンの両左腕とビシエドの残留は濃厚だが、その他の外国人選手の去就は流動的。右肩痛を抱えるネイラーは退団が決定的となり、この日ナゴヤ球場にあいさつに訪れた。今オフは先発、抑えの投手を1人ずつと野手1人の補強を目指す。「探して、いなければ一緒にやっていたやつがいいとなるかもしれないし」と指揮官はさまざまな構想を描いていた。

引用元:森監督、新助っ人発掘へリナレスコーチを特命スカウト任命(報知)

これまで新外国人選手獲得の指揮を執ってきた森繁和氏ですが監督就任により、その役割に集中することは難しくなりました。

そのためこれまでのドミニカルートではドミンゴ・マルティネス氏、新たにキューバルートにオマール・リナレス氏をそれぞれ窓口にして新外国人選手を発掘することになるようです。

補強ポイントとして挙げられているのが野手、先発投手、抑えの投手をそれぞれ一人ずつということで、現在の中日の戦力バランスが整っていないことを感じさせます。

この10月5日の時点ではビシエドに加えてバルデス、ジョーダンが残留の方向性となっていますが、しかし、同日の日刊スポーツの記事ではその方針が異なります。

2016年10月5日付けの日刊スポーツの記事です。

中日が外国人を大幅刷新することが4日、分かった。8人のうち主砲ビシエドと先発候補のバルデス以外の6人は退団の可能性が高くなった。森繁和監督(61)は「投手、野手のやりくりを考えたら場所的に決めた方がいいと思う」と話し、少数精鋭で主力クラスだけをそろえる。
外国人の調査担当も務める同監督はこの日、ナゴヤ球場でネイラーと会話。契約更新しないことを伝え「頑張ってな」と告げたという。ハイメ、セプティモ両投手が今季限りになることも示唆した。野手のナニータ、エルナンデスも退団濃厚だ。指揮官はなるべく日本人に枠を空けたい意向で「流動的」としながら来季基本構想からは外している。
先発で6勝6敗だったジョーダンは救援で残すことを考えていたが、より適性のある外国人を探す。基本は野手2人、先発1人、救援投手1人。野手は「ビシエドともう1人どっしりしたのがいれば」と就任会見で話していた。ヤクルト退団が決定的なバレンティンには興味を示さなかった。ネイラー以外は状況によって再契約の可能性を否定しなかったが、来季は様変わりした陣容になる。

引用元:中日が外国人を大幅刷新 少数精鋭で主力クラスを(ニッカン)

こちらの報道では残留の方向性となっているのはビシエドとバルデスだけで、ジョーダンに関しては新外国人で目ぼしい選手が見つからない場合には、再度呼び戻す可能性があるという印象です。

またネイラー以外の外国人選手に関しては、状況次第で再契約の可能性もあるとしていますので、まだまだ流動的となりそうです。

中日の外国人選手は使い勝手が良いとも言えるし、悪く言えば中途半端なタイプが多く、外国人選手としてのインパクトに欠けている面がありました。

最近はドミニカルートもあまりうまく機能していませんが、新たなキューバルートも良い選手は軒並み国外逃亡、メジャー球団と契約という流れになっていますので、NPBですぐに通用する選手を獲得できるかは微妙なところがあります。

キューバルートはこれまでの落合GMの息のかかったルートではない新設の外国人選手発掘ルートとなりますので、これが新たな戦力アップの道となるか注目されます。

2016年10月22日付けのデイリースポーツの記事です。

中日・大島洋平外野手(30)が21日、国内FA権の行使を示唆した。球団との2度目交渉も決裂したことを明かし、その場で、球団側に他球団と交渉する意思があることを伝えたという。「誠意を感じていないわけではありませんが、他球団と話し合ってみたい気持ちが大きくなった。球団とケンカする気持ちもありません。でも…」と複雑な心境を明かした。

引用元:大島 中日と交渉決裂でFA権行使へ 「他球団と話し合ってみたい」(デイリー)

すでに残留交渉は決裂ということで、条件面で歩み寄りができなかったことがうかがえます。すでにその交渉の席で他球団の話を聞くことを伝えていますので、FA宣言がほぼ確実となりました。

「指揮官はなるべく日本人に枠を空けたい意向」とも報じられていましたので、若い選手にチャンスを与えること構想していることがうかがえます。

大島洋平と平田良介ともに、宣言残留を認める方針の中日ですが、現実的に来年リーグ優勝やクライマックスシリーズ進出を争うのは簡単ではないため、根本的にチームを立て直して小笠原道大二軍監督にバトンタッチするために、より若い選手にチャンスを与えることも選択肢になっているのかもしれません。

条件面では中日ドラゴンズ以上のものを提示する球団が現れる可能性は十分にありますので、大島と平田の両者が流出することを想定た動きも出て来る可能性がありそうです。

具体的には両者もタイプの似ていてFA宣言を検討している聖澤諒などの外野手も選択肢にあるのかもしれません。

中日ドラゴンズがどこまで踏み込んでチームの改革に取り組むのかは、オフの補強動向にも現れるくることになるため、注目されます。

2016年10月31日付けのスポーツ報知による報道です。

国内フリーエージェント(FA)権を持つ中日・大島洋平外野手(30)が31日、権利を行使せず残留すると発表した。ナゴヤ球場に隣接する屋内練習場にスーツ姿で現れ、会見の席で「きのう(30日)の朝に(西山和夫球団代表に)残留すると伝えました。なので来年からもドラゴンズにお世話になります」と笑みをたたえて話した。合意した契約内容は「複数年を提示されている」ということ以上は公表しなかったが、今季年俸9000万円から約67%増の年俸1億5000万円前後で3年契約とみられる。過去2回の残留交渉では球団提示が希望額とはかけ離れていたという。「そこが一致しないと残ることはできない」とFA宣言に向けて気持ちが動いていた。しかし29日に都内で行われた3回目の交渉で、大幅な上積み提示があった。「(駒沢)大学の先輩でもある森(繁和)さんが監督になって、これは僕の予想ですけど、いろいろと動いてくれたんだと思う」と、“全権監督”の尽力が残留を決めた最大の決め手だったと打ち明けた。
一時は「他球団の評価も聞きたい」と話していたが「聞いたらまたグラつくと思ったんで」と苦笑い。一方で「2、3年、外(他球団)に出てから帰ってくるのもアリだと思っていたけど、今年は(最下位に終わったので)逃げるみたいでイヤだった」とも力説した。「もし(球団を)出るとなったら、ドラゴンズを応援してくださる方に顔向けできなかった。ファンにいい思いをしてもらいたい。もっとたくさんドラゴンズを応援していただきたい」と名古屋生まれの生え抜き選手はファンとの共闘を誓っていた。

引用元:大島、FA権行使せず残留!「森監督が動いてくれた」(報知)

一旦は他球団の話を聞いてみたいと話していた大島洋平でしたが、森繁和新監督の力量が光るかたちになりました。さすがに外国人選手の代理人を相手に交渉してきた森監督だけはあります。

球団内部やオーナーを説得することで資金面でのゴーサインを得たはずですが、ユニフォームを着ている人物で、そういった交渉事をさせたら右に出るものはいないかもしれません。

数年中日以外でプレーをして、それから戻ってきても良いかもしれないと考えていることからしても、球団に強い愛着があったことがうかがえます。それと同時に現在の中日の体制にたいする不信感も少なからずあったこともうかがい知れます。

地元出身で、ドラゴンズに強い愛着を持つ選手を他球団の話を聞きたいと思わせるところまで、ギクシャクしたものが積み重ねっていたことがうかがえます。

大島洋平のこれまでのコメントを見ても、自分が納得できる条件で中日残留というのがベストの選択肢であることがうかがえました。それが実現したので大島洋平はホッとしたのではないでしょうか。

2016年10月31日付けのスポーツ報知による報道です。

同じくFA権を持つ平田良介外野手(28)は、ナゴヤ球場で練習。権利の行使について「決めていない。中日と残留交渉して自分が残りたい条件だったら残ると思う」と態度を保留した。

引用元:大島、残留決定!複数年契約か 平田は態度を保留(報知)

大島洋平は上積みされた条件に納得しての残留となりましたが、平田良介はまだ交渉が続行している状態となっています。

中日も残留宣言を認める方針のため、とりあえず宣言して興味を持つ球団全部の話を聞いてみたいという思いが強いのかもしれません。

2016年11月の最新情報

2016年11月の最新情報です。

2016年11月3日付けのスポーツニッポンによる報道です。

今季国内FA権を取得して去就を注目される中日・平田良介外野手(28)が2日午後に名古屋市内で球団側と残留交渉を持ったとみられる。午前中にナゴヤ球場で自主トレ後、「決まるまで言いません」と交渉経過に関する明言を避け、「(権利行使の有無は)50対50ですね。お互いがいい条件で納得して決められたら。自分のやりやすい環境でプレーできるかどうか。あと何回か話をするんじゃないですか」と現在の心境を明かした。シーズン終了後にあったとみられる前回交渉と同様に代理人が同席して金額など具体的な条件提示を受けた模様。

引用元:平田残留交渉 FA宣言は「50対50」期限まで熟考(スポニチ)

ギリギリまで金銭面などの条件を中日側と交渉することになりそうです。50対50というのは悩んでいるわけではなく、本当に納得できる条件を引き出せるかどうかが不透明という意味にもとれます。

話している内容も、対応もとぢかといえば「交渉」というドライな感じの印象を受ける平田良介です。

大島洋平が大幅アップでの契約延長をしていますので、それを踏まえた金額を考えている可能性はありそうです。

難しいのはここ6年間で平均12.5本、打率.264の打者をどう評価するのかというところです。2015年にベストナインをとったのが目立つだけで、過小評価かなと思われた大島洋平とはやや事情が異なります。

その点では現在の年俸7000万円は過小評価と言い難いものがあり、逆に1億2000万円の複数年契約に値するかもやや微妙なところがあります。

大島洋平は、ここ5年間は毎年140試合に出場し、平均で25.4盗塁、打率.287という成績を残しています。盗塁王のタイトルを獲得していますし、ベストナインも1回、ゴールデングラブ賞も4回獲得しているのとは大きく異なります。

もしかしたら中日の球団内部でもどちらかと言えば優先順位が高いのは大島洋平なのかもしれません。

2016年11月5日のデイリースポーツの報道です。

中日・平田良介外野手(28)が5日にも残留を表明する。4日夜、西山球団代表と交渉し、残留へ気持ちが傾いたようだ。交渉前に中日屋内練習場のトレーニングルームで汗を流した背番号6は「ドラゴンズを第一に考えているのは変わりません。話し合いは進んでいます」と充実感をにじませた。

引用元:中日・平田、5日にも残留表明へ「話し合い進んでいる」(デイリー)

西山和夫球団代表(67)が「(交渉は)詰めに来ています」と明言。一両日中にも正式発表する運びとなった。同代表は大きな仕事を終わらせたかのような表情で取材に応じた。「最後のところだから。(発表は)もうちょっとお待ちください」。2日までの交渉で、今季の7000万円から3000万円増となる年俸1億円前後の複数年契約を提示されたとみられる。既に前向きな感触は得ているが、5日にも行う今月2度目の交渉で細部を詰め、晴れて合意ということになる。

引用元:平田、FA権行使せず残留へ 西山代表「詰めに来ています」(報知)

前日に報道のあった1億2000万円はやや高すぎる印象がありましたが、1億円はFA選手であることを考えれば許容範囲内の金額と言えそうです。

不動のレギュラーと呼べるほどの圧倒的な実績とは言い難いですが、かと言って代わりになれるような選手のいないクラスではありますので、流出を食い止めることができるのは2017年の中日ドラゴンズにとってプラスとなりそうです。

最下位に沈むなど戦力のバランスが悪い状態でしたが、そこに大島と平田の両者を失うのは大きな痛手でした。

一時は戦力流出に歯止めがかからない状態でしたが、森繁和氏が新監督に就任してから歯車は少しずつ良い方向にまわり始めている印象のの中日ドラゴンズです。

ただ、今年いた選手を引き留めることに成功しつつあるというだけで、最下位に沈んだチーム状態から大幅な戦力アップができている状態ではまだありません。

今度は森繁和監督がビシエドとコンビを組めるような野手やセットアッパー務めることができるような投手を獲得できるか注目されます。

2016年11月5日のスポーツ報知の報道です。

「いろいろ世間をにぎわせたんですが、FA宣言せずドラゴンズに残留することを決めました」と話した。4日夜、西山和夫球団代表(67)との4回目の交渉で3年契約、1億2000万円(いずれも推定)の条件を承諾してサイン。「少なかったとも多かったとも思わない。適正な評価ととらえている」と振り返った。

引用元:平田、残留を正式発表「日本球界トップの選手になりたい」

1億円前後の複数年契約ではなく、やはり1億2000万円だったようです。払い過ぎの感は否めない再契約ですが、これまでの交渉過程でフロントに不手際が多かったことによる出遅れがあったことを考えれば、やむを得ないのかもしれません。

FAになろうとする選手への引き留め交渉の動き出しが、明らかに他球団よりも遅い中日でした。落合GMのFAは選手の権利というスタンスが影響を与えたのかもしれませんが、編成を任されている立場としては、あまり適切とは言い難いものがあります。

落合GMの影響力はどの程度あったのかはわかりかねますが、動き出しの遅さは今後解消していく必要がありそうです。

2016年11月6日のスポーツニッポンの報道です。

DeNAの山口俊投手(29)が、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使することが5日、分かった。8日に球団幹部と会談し、行使する意思を伝える。DeNAは宣言残留を認めており、残留の選択肢もあるが、他球団への移籍も視野に入れている。
(中略)
特に熱視線を送っているのが巨人だ。トレードで日本ハムから吉川光を獲得。FA権を行使するソフトバンク・森福の調査も進めるなど、3年ぶりのV奪回を目指す来季に向けて投手陣の補強を進めている。興味を示していた山口についても調査を本格化させ、正式にFA選手として公示されれば獲得に動く可能性は高い。中日も興味を示しており、宣言残留を認めているDeNAも含めて争奪戦になることは必至だ。

引用元:DeNA山口がFA行使決断!巨人&中日が興味 残留含め争奪戦に(スポニチ)

山口俊がFA宣言をすることが確実になったようです。

そしてこれまで本命と見られれてきた巨人だけでなく、先発ローテの編成に苦労している中日ドラゴンズも興味を示しているとの情報も流れています。

ただ、中日ドラゴンズが条件面で巨人やDeNAを上回るものを準備できるかは微妙です。

最下位は避けたいところですが、若い選手の育成によるチーム再建を託されている状態の森繁和監督のため、現在いる若い選手にチャンスを与えること優先する可能性が高そうです。

来年にクライマックスシリーズを狙いながら、選手を育成していくという方針なのであれば、先発ローテのテコ入れは欠かすことのできない課題となっていますので、中日の動向も注目していきたいところです。

しかし、現実を冷静に見れば、DeNAが十分な条件を提示しながらもFA宣言をしているので、やはり山口俊の中に巨人という意識があることは否定できない状況で、現時点では巨人有利となりそうです。

2016年11月9日のスポーツニッポンによる報道です。

中日の西山和夫球団代表は山口については言及せず「宣言した人、全員に興味があります。こちらのチーム状況を踏まえて動くべきところへ動く。いつも通り(詳細は)言いません」と語った。(中略) 10月下旬に森新監督から報告を受けた白井文吾オーナーも「投手はまだ十分そろっていない。なんとかしないとイカン」と補強を後押しする構えを強調していた。

引用元:中日 FA宣言の山口に言及せず 補強ポイントは先発投手

複数のメディアで山口俊の争奪戦に参加するチームとして中日ドラゴンズの名前が報じられています。

ただ、現実を言えばDeNAが引き留めのために用意した3年5億円、巨人がこれから提示すると報じられている3年6億円のような金額を、中日が山口俊に用意するとは考えにくいものがあります。

特に大島洋平と平田良介の引き留めにそれなりの金額を使っているので、なおさらです。

先発投手の補強は必要ですが、用意する資金はあくまでも外国人選手に大半が注ぎ込まれるのではないかと予想されます。

2016年11月11日のスポーツニッポンの報道です。

11日からFA宣言選手との交渉が解禁されることに対して中日・西山和夫球団代表は“隠密主義”を貫く方針を示した。
「行くとも行かないとも言いません。必要だと思うのであれば(動く)。(合意という)結果がきちんと出るまで言いません」。今季は19年ぶり最下位に沈み、先発投手陣の増強が最大の課題。FA市場ではDeNA・山口、西武・岸らが候補ながら途中経過は一切、明かさない構えだ。

引用元:狙いは山口?岸?中日 FA選手との交渉は“隠密主義”貫く

ここでは岸孝之の名前があがっていますが、西武ライオンズが残留のために4年10億円、楽天が獲得のために4年16億円から20億円を用意していると報じられています。

山口俊はDeNAが引き留めのために3年5億円、巨人が獲得のために3年6億円を用意しているとされています。

すでに大島洋平と平田良介にそれなりの金額を使っていますので、まず岸孝之は外れると考えられます。可能性があるとすれば山口俊となりますが、やはり可能性は低いのではないかと考えられます。

2016年11月19日のスポーツ報知の報道です。

中日のダヤン・ビシエド外野手(27)が残留することが18日、分かった。北中米を視察中の森繁和監督から報告を受けた西山和夫球団代表が「(ビシエドは)来年もいます。(合意は?)つい最近」と説明した。年俸は今季の1億7000万円から増額するとみられる。

引用元:ビシエドと残留合意!西山代表「来年もいます」

いまだ森繁和監督が交渉に携わっているようです。森繁和監督のバイタリティと交渉力は素晴らしいのですが、やや中日の外国人のスカウティングの体制には疑問が残ります。

森繁和監督が倒れたら機能しなくなるようなスカウティング体制は、組織運営上はあまり好ましくありません。

そういった内部の編成をもう少し洗練させる必要がありそうな印象です。

ビシエドの残留は、来季の外国人の編成の軸だっただけに、まずは一安心と言えます。シーズン後半は研究されて打てなくなりました。

元々、長打力はあるものの打撃が粗く、穴が多いことがネックとなってきた打者ではあります。

来季はそのあたりをどこまで解消できるかが、引き続きの課題となりそうです。

2016年11月19日のスポーツ報知による報道です。

今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず中日に残留した平田良介外野手(28)が19日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改。年俸変動制の5年契約を締結し、来季は5000万円増の1億2000万円でサインした。

引用元:平田、5年契約だった!判子を忘れるハプニングも「糸井さんの超人ボディー」目指す

今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず中日に残留した大島洋平外野手(31)が19日、ナゴヤ球場に隣接する選手寮「昇竜館」で契約更改。年俸変動制の3年契約を締結し、6000万円増の1億5000万円でサインした。
西山和夫球団代表(67)は大島と平田の年俸について「(ダウンする可能性?)あります。ただ、ものすごく悪くなっても40%ダウンということはしない。もちろん良かったら(年俸を)上げます」と説明。2014年オフに各年1億2000万円で固定する3年契約を締結した山井大介投手(38)とは違い、年俸変動制を取り入れたことを明かした。

引用元:大島は3年契約&変動制で1億5000万円

山井大介、藤井淳志のときもそうだったのですが、早い段階での引き留めを行わなかったことが、相場よりも高い年俸を支払うことにつながっている印象がある中日ドラゴンズです。

ただ、評価できるのは山井大介に3年3億6000万円を保証するのと同じ失敗はおかさなかったことです。

山井大介の様々な指標を見ると、FAとなる1年は幸運に恵まれての好成績で、翌年以降に成績が落ちる可能性が高いことが予想できました。

元々、実績が十分とは言えない投手に1年だけの活躍、しかも運が大きく味方しての好成績につられて、1億2000万円を3年にわたり約束するのは得策ではありませんでした。

大島洋平はこれまでの実績から見ても、多くの試合に出て一定の成績を残してくれる期待ができますが、平田良介は残念ながらそうではありません。

28歳のシーズンが終わるまでウェイトトレーニングをやっていないという意識の低さも気になる平田良介で、期待されながら開花できずにいる理由が透けて見えてきます。

年俸にふさわしい活躍が期待されることになりそうです。

2016年11月21日のデイリースポーツによる報道です。

真っ黒に日焼けして成田空港の到着ロビーに現れた森監督。抑え投手の獲得について聞かれると、険しい表情になった。「抑えなんかいないよ。どこにも」日本を出発した先月30日には「抑え投手が大前提」と発言。今年の補強ポイントは、抑え投手→内外野を守れる野手→先発投手、の順番で考えていることを明かしたが、視察したドミニカウインターリーグやキューバにはお眼鏡にかなう選手はいなかったようだ。2番目の補強ポイントである内外野を守れる野手については交渉段階に入っていることを明かし「野手の一人は(交渉が)継続中。外野と内野を守れる選手」と発言。

引用元:中日・森監督 抑えのメド立たず…ドミニカ視察から帰国も「いないよ。どこにも」

今年の補強ポイントの優先順位は、(1)抑え投手、(2)内外野を守れる野手、(3)先発投手のようですが、2番目の補強ポイントである内外野を守れるユーティリティプレイヤーに関しては交渉が進んでいるとのことです。

得点力も問題ではあるのですが、勝てるゲームでありながら試合終盤にバタバタして落とすことも目立っていた中日ドラゴンズだけに、まずは後ろからしっかりとさせていきたいという考えのようです。

強かったころの中日は先発の3本柱がしっかりとしてはいましたが、それ以外の投手は毎年入れ替わり立ち替わりで顔ぶれが微妙に変わっていました。それよりも岩瀬、浅尾といった勝ちパターンの投手が確立させていることで、継投策が成立し、勝ち星が増えていました。

ただ、いきなりクローザーを任せられるレベルの投手を獲得するのは簡単ではありませんので、現実的にはセットアッパーくらいで期待して、良ければクローザーにまわすという感じの投手を補強することになるかもしれません。

内外野を守れるユーティリティプレイヤーは基本的に長打力がないタイプが多く、良くて中距離打者までという選手ばかりです。ビシエドと打線で中軸のコンビを組めるレベルのユーティリティプレイヤーというのは、なかなかいないのですが、どの当たりに目をつけたのか注目されます。

先発投手も不足しているのですが、ここは若い投手に多くチャンスを与えることを優先するのかもしれません。

2016年11月23日のスポーツニッポンによる報道です。

中日の西山和夫球団代表は22日、ダヤン・ビシエド外野手と正式契約を結んだことを明かした。「きょう、私が(代理人と)サインを終えました」。新助っ人調査でドミニカ共和国を視察していた森監督が現地で本人と話し合い合意していたという。獲得を目指す新外国人について、西山代表は「まだ詰まっていないところがある」と説明。友利投手コーチが米国でのウインターミーティングに参加する予定があるとした。

引用元:中日 ビシエドと正式契約 新助っ人獲りで友利コーチを米国派遣へ

まずは打線の主砲となるダヤン・ビシエドとの再契約に成功しました。この契約に失敗すると、オフの補強構想が足元から崩れるところでしたので、まずは一安心ということになりそうです。

中日ドラゴンズの組織的な問題なのかもしれませんが、ドミニカ共和国での新外国人調査は森繁和監督。アメリカの新外国人調査の動きとなるウインターミーティングには友利コーチと現場の責任者が動いてばかりです。

中日の組織としてのスカウティングがどうなっているのか、少し疑問が残る補強に関する動きです。

2016年11月27日のスポーツニッポンによる報道です。

中日は26日、ドジャースでプレーしたアレックス・ゲレーロ内野手(30)と単年契約を結んだと発表した。背番号は42。契約は推定年俸1億5千万円プラス出来高払い。キューバ出身で内外野を守れるが、ひとまず内野手登録となった。ドジャース時代の15年に11本塁打を放った新助っ人は球団を通じ「プレーオフ(クライマックスシリーズ)に行けるよう、優勝できるようチームの勝利に貢献したい」とコメント。森監督は「もちろんクリーンアップを考えている」と期待を寄せた。

引用元:中日 ゲレーロ獲得 森監督「もちろんクリーンアップ」

一時は阪神も獲得を目指していると報じられていたアレックス・ゲレーロを獲得しました。ドジャースが契約を結んだ際には、すぐにメジャーレベルで二遊間を守れるとのふれこみでしたが、期待はずれに終わりました。

2014年にはチームメイトの捕手と試合中のベンチで乱闘騒ぎをおこし、その末に左耳を噛みちぎられてしまいました。その後はドジャースからシーズンの残りの出場停止処分を課されています。

翌2015年は開幕から好調で本塁打を量産したものの、その後勢いが止まり最終的に11本塁打に終わっています。

守備面では内野と外野の両方を守ることができるため、事実上一塁に固定されることになるビシエドとコンビを組むには良い外国人と言えそうです。

長打力のある選手だけに、中軸でビシエドと機能すれば、打線の迫力不足も解消されそうです。

2016年11月27日のスポーツ報知による報道です。

中日・森監督は26日、ナゴヤDで行われたファン感謝イベントの中で、DeNAからFA権を行使した山口について「来てくれたらいいなと。これからの交渉次第では、まだチャンスがあるのでは」と、交渉を進めていることを明かした。西山球団代表も「(獲得の可否が)どっちにしろ11月中にははっきりする」と、近く山口と話し合いの場を持つことを示唆した。

引用元:森監督、DeNA山口は「来てくれたらいいな。まだチャンスある」

先発投手の補強を目指しているものの、外国人補強でも一番低い優先順位となっていたのは、まずは日本のFA市場で動いているためだったようです。

岸孝之も水面下では他チームから接触があったとされていましたので、もしかしたら中日だったのかもしれません。

ただ、この時点では中日はまだ直接に交渉のテーブルにもつけていないと報じられています。さらに巨人、DeNA以外の球団も接触しているとの情報がありますので、11月中が目安になるようですが、まだ流動的なところはありそうです。

2016年11月27日のスポーツ報知による報道です。

中日が、新外国人投手を北米ルートで獲得する可能性が26日、高まった。ナゴヤDでファン感謝イベントに参加した森監督が「できれば先発とリリーフの両方を獲りたい」と宣言。米メリーランド州で来月4日から開かれるウィンターミーティングに、国際渉外担当を兼ね2008年にはレッドソックスの国際担当も務めた友利結投手コーチ(49)を派遣し、現役メジャー選手を中心に調査する。“森体制”の中日が北米ルートで外国人選手を獲得するのは異例だ。指揮官がコーチを歴任した04~11年および14~16年は、自身が開拓したドミニカ共和国ルートが供給源。前年にMLBでプレーした北米出身選手となると、01年に1年だけプレーしたオジー・ティモンズ外野手らにまでさかのぼることになる。

引用元:新外国人投手は異例の北米ルート…現役メジャー選手中心に調査

落合監督体制以降、外国人補強はドミニカルートばかりだった中日でしたが、ここにきてアメリカルートも作る動きを見せていることになります。

キューバからは育成契約の選手の獲得を目指すなど、より視野を広めての補強も模索するなど、様々な面での変化が感じられる中日ドラゴンズのシーズンオフです。

現役メジャーの先発投手とリリーフ投手の獲得を目指すということですが、前者の獲得はかなり困難な道程となりそうです。

今年のメジャーの先発投手のFA市場は、近年稀に見るほどの不作と言われていて、メジャーの球団も補強に知恵を絞らざるをえない状況になっています。

現状では2016年はメジャーでプレーしたものの、2017年のメジャー契約は怪しいベテラン選手が中心になるのではないかと予想されますが、この新しいルートでの補強も注目されます。

2016年11月29日のスポーツ報知による報道です。

選手会納会が行われた静岡・伊豆の国市のホテルで報道陣の取材に応じ、「今日、横浜DeNAベイスターズさんに移籍の旨を伝えさせていただきました」と宣言。この日午前、横浜市内で球団側と会談したが「最終交渉をしたけど、条件提示について自分の考えと球団の考えの折り合いがつかなかった」と移籍の理由を説明した。巨人が獲得に乗り出している移籍先について「中日さんからもお話は聞いている。巨人との2択? そうですね。(決断は)できるだけ、早い方がいいと思っている。12月頭くらいには」と明かした。 山口は5月に国内FA権を初取得。右足首痛などに苦しみながらも、チームトップの11勝を挙げた。球団からは来季以降も不可欠な戦力として3年総額5億円以上の条件を提示されていたが、8日に権利の行使を涙ながらに表明。宣言残留を認めるDeNAと巨人や中日など、複数球団による争奪戦となっていた。

引用元:FA山口が他球団移籍を表明「巨人と(中日)の2択」

とりあえずDeNAは選択肢から外れるということが明らかになりました。

「条件提示について自分の考えと球団の考えの折り合いがつかなかった」とハッキリ話していますので、誠意という言葉は使ってはいるものの「金銭」が決断の要素になっていると考えられます。

そして中日と巨人が残っていますので、この2球団からの条件提示の内容を比較するということになりそうです。

11月中という決断の設定が、少しではありますが後ろにズレることになりました。DeNAが選択肢から外れ、中日と巨人の二択となっていますので、条件面では大きな差はないと考えられます。

もしかすると保証されているベースサラリーが中日の方が多い、もしくはインセンティブの達成条件を考えると中日の方が良かったりするのかもしれません。

驚きなのは中日が3年6億円超と言われる巨人の提示額に遜色のないものをオファーしているということです。

これまでの実績を考えると過剰な投資と考えられるのですが、来年に勝とうと考えているのであれば、致し方ないとなっているのかもしれません。

ただ、山口俊にこれだけの金額を提示して獲得せざるを得ないような、即戦力投手をとってきた落合GMの手腕にはより疑問符がつくことになりそうです。

2016年11月30日のニッカンスポーツによる報道です。

中日が、DeNAからFA宣言した山口俊投手(29)に対し、契約年数で5年規模、総額10億円を超える大型契約を提示していることが29日、分かった。一騎打ちの様相となった巨人は、交渉解禁日の11日の段階では3年6億円を提示したとみられ、その後、条件の見直しもしている模様。中日の条件は、引けを取らない可能性がある。
 本気だった。中日は早くから山口の動向を調査。FA宣言した直後から水面下で調査を重ねてきた。公開で交渉した巨人とは対照的な動きだった。しかも、巨人の提示したとされる3年契約を、大きく上回る5年規模を用意しているとみられる。(中略)過去に自主トレを共にしたことがある浅尾ら、中日には親交の深い選手が数多い。マウンドの形状や、広さなどから「投手有利」とされるナゴヤドームで、山口は今季2試合登板して2勝、防御率0・55と相性抜群だ。

2016年12月の補強最新情報

2016年12月の補強動向に関する最新情報です。

2016年12月1日のスポーツにニッポンによる報道です。

DeNAから国内FA権を行使し、前日29日に他球団への移籍を表明した山口が、最後の球団行事となる選手会納会ゴルフに参加。移籍先は巨人か中日の2球団に絞っており「現状では変わっていない。(自宅に)帰ってからしっかり考えて、一日も早く返事をしたい」と話した。

中日が思い切って5年規模の契約を提示したとのことです。年平均の年俸でも遜色がないレベルのようなので、条件面では巨人を大きく上回っていることになります。

再交渉はしないとのことで、条件面では中日が上回った状態で山口俊が熟考している状態かもしれません。

一時はスポーツ報知がかなりフライング気味に「巨人入り決断」と報じていましたが、メディアによって決断を後押ししたかったのかもしれません。

現状では5年10億円は支払い過ぎの年俸設定と契約年数ではありますが、これまで投手を育ててこれなかったツケを支払っていると思って、費用対効果の悪さは目をつぶる必要があるのあかもしれません。

勝ち星という観点から見ると現状では巨人のほうが増やしやすいかもしれませんが、防御率などの投手としての能力を示す数字はナゴヤドームを本拠地とする中日のほうが向上する可能性が高いと予想されます。

極端に打者有利な横浜スタジアムでそれなりの実績を残してはいますので、ナゴヤドームは山口俊にとって追い風になるかもしれません。

決断の時は近づいているようですが、最後の最後まで予断を許さない状況となってきました。

2016年12月1日のスポーツ報知による報道です。

―山口の巨人入りが決まった。
「午前中に電話があり、巨人に行くことになったということ。残念ではあるが、決めたことは尊重する。新しい球団で活躍することを願っている」

―今後の戦力補強は。
「今後は外国人(投手)中心になるが、新戦力の獲得に向けて全力を尽くす」

―山口との交渉回数は。
「何度も交渉した」

―山口は何に迷っていたのか。
「それは本人でないと分からない。野球選手のひとつの(重大な)決断なので、迷うことは当然あるだろう」

―5年契約を提示していたのか。
「条件は言わない。こちらとしては最大限出せる条件で誠意を示した」

―山口の決断を受けて、森監督とはどのような話をしたのか。
「平行して進めている補強を進めるということ。これは焦らない。(4日から米メリーランド州で開催される)ウィンターミーティングでの情報も精査しながら」

引用元:山口の巨人入りに西山球団代表「今後は外国人投手の獲得に全力」

5年10億円もの大金を投資した上に、Bランクのため「金銭のみの補償(年俸の60%)」もしくは「人的補償+金銭補償(年俸の40%)」を負担することになります。

8000万円だったため、FA選手としては金銭補償が比較的安くはなりますが、やはり過剰な投資という印象を拭えませんでした。

この山口俊に用意した全ての資金を外国人補強に回せるわけではないでしょうが、質の良い外国人選手の年俸、契約金、そして場合によっては保有球団への移籍金などを確保することはできました。

これまで北米ルートがなかったようなので、実際にどの程度スカウティングを行っていたかもわからない中日で、もし何も手を打ってきていない場合には、かなりの遅れを取り戻す必要があります。

ただ、今後を考えればいつか取り組む必要がありますので、その第一歩という意味でも重要なアメリカでの新外国人獲得の動向となりそうです。

2016年12月23日の日刊スポーツによる報道です。

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中日がメジャー2年間で72試合に登板したエルビス・アラウホ投手(25=マーリンズ)を獲得することが22日、分かった。(中略)同じベネズエラ出身の右腕ホルヘ・ロンドン投手(28)もリストアップ。メジャー通算13試合と経験が浅いが、先発も中継ぎもできる。アラウホは近日中にも獲得が発表される。

引用元:中日メジャー201センチ左腕&万能右腕両獲りへ

2016年12月28日のデイリースポーツによる報道です。

中日が新外国人選手として、今季パイレーツに所属していたベネズエラ出身のホルヘ・ロンドン投手(28)=185センチ、98キロ、右投げ右打ち=を獲得することが27日、濃厚になった。

引用元:中日 新助っ人右腕・ロンドン獲得へ オフ戦力補強完了

抑えを任せられる新外国人投手を探したいという方向性が明かされていましたが、とりあえずはこの2人が候補となることになります。

球速はホルヘ・ロンドンの方が速いのですが、エルビス・アラウホも十分に高速と言える球速を持ち合わせています。

三振を奪う能力はエルビス・アラウホの方が高く、投手としての全体的なクオリティはアラウホの高い印象です。

中日ドラゴンズはこの他に一旦は自由契約にしたジョーダン・ノルベルト投手と再契約することが濃厚になったことも報じられています。

野手ではビシエドと新たに獲得したアレックス・ゲレーロが基本的には一軍の外国人枠に入ることが予想されます。そのため残る2枠はバルデス、ジョーダン、アラウホ、ロンドンで争うことになりそうです。

現状では外国人選手の活躍なしには大きな飛躍は期待しにくいため、まずはキャンプ、オープン戦での動きが注目されます。

新外国人の詳細な分析は以下のページにまとめています。

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