ヤンキースの先発ローテは崩壊している?地元メディアの名物記者が痛烈な批判

New York Yankees Top Catch

シーズン前の先発ローテに対する不安材料は”故障””健康の問題”だったが、シーズンが始まっていると”健康にもかかわらず機能していない”ことだと、ニューヨーク・ポストの名物記者で辛辣な批評で知られるジョエル・シャーマン氏が痛烈に批判しています。

ヤンキースの先発ローテーションはあらゆる面において崩壊している(The Yankees rotation is broken in every single way)というタイトルで、しかもその記事の冒頭には田中将大の降板する写真をのせて批判しています。

スポンサードリンク

先発投手陣は懸念された健康面はOKも機能していない

yankees-rotation-is-broken-in-every-single-way (2)(ニューヨーク・ポストのキャプチャ画像)

シーズン序盤にヤンキースが苦しんでいるのは先発ローテでのできが悪く、打線がひどい状態だからだとジョエル・シャーマン氏は述べ、強力なブルペン陣活かせない状態が続いているからだとしてきます。

そしてこの先発ローテは思わせぶりなクオリティばかりだと痛烈に批判します。

田中将大は健康でいれば、マイケル・ピネダは健康で有効に球種を使えれば、ネイサン・イオバルディは2つ目の球種に磨きがかかれば、ルイス・セベリーノが昨年からさらに成長すれば、という条件つきばかりであること。

そしてメジャーでエースといえる実績がある唯一の投手であるCCサバシアは過去2年間の防御率5点台よりは良いということが励ましになっている状態だと述べます。

そして19試合を終えた時点でヤンキースの先発投手の防御率5.19よりもア・リーグで悪いのはアストロズの5.38であること。

現在の先発ローテのトップ4のチームであるカブス、ナショナルズ、ホワイトソックス、メッツは、そのままMLBの勝率上位4チームであること。

さらに昨年の先発ローテの防御率トップ5であるカージナルス、ドジャース、カブス、メッツ、パイレーツの5球団はいずれもナ・リーグでポストシーズンに進出している事実を指摘し、ヤンキースの現状が良くないものだと分析します。

では、ヤンキースの先発ローテの何が問題なのか?ということなのですが、相手打線が3巡すると抑えることができていないとジョエル・シャーマンは指摘し、相手打線と3巡目の対戦となる時のヤンキースの先発ローテの被OPS(被出塁率+被長打率)が.963と極端に悪くなっていて、MLBで最悪の数字になっていることを伝えています。

このような序盤まではある程度おさえていても、3巡目にはしっかりと対応されてしまい、失点が多くなっている現状だとのことです。

悪くはない成績の田中将大までやり玉にあがる状況

田中将大だけがリーグ平均よりも良い防御率ではあるのですが、日曜日のレイズ戦で5つの被安打全てがファーストボールを打たれていることもあり、これまで以上にファーストボールを投げなくなっていること。

イオバルディはまだ2つ目の球種を磨いている途上、ピネダはA.Jバーネットのようにボールの質は良いが、重要な場面で集中力を失ってしまう、セベリーノはファーストボールの制球が悪く、平均以上とされてきたチェンジアップとスライダーが平均以下になっていることなど問題を列挙し、ヤンキースの先発ローテ投手をこき下ろします。

では、何かしらの解決策があるのか?ということですが、それも乏しいとジョエル・シャーマン氏は述べます。

スポンサーリンク

イバン・ノバのことをヤンキースの首脳陣はあまり信頼していないし、ブライアン・ミッチェルは8月までは復帰できないし、評価が高まっていた昨年のドラフト1巡目の、ジェームズ・カプリエリアンは肘の炎症を抱えていて昇格が期待できない状況。

そして必要な穴を埋めるためにシェーン・グリーン、デビッド・フェルプス、アダム・ウォーレンをらを放出してきたため、現状の先発ローテを建てなおすしかなく、それは非常に危険な状態だと、ジョエル・シャーマン氏は記事を結んでいます。

ヤンキースの先発投手陣の20試合を終えた時点での成績は以下のとおりとなっています。

  • N.イオバルディ:4試合24.2回 防御率4.38/WHIP1.14
  • M.ピネダ:4試合22.0回 防御率6.95/WHIP1.59
  • CC.サバシア:4試合21.1回 防御率5.06/WHIP1.69
  • L.セベリーノ:4試合19.2回 防御率6.86/WHIP1.78
  • 田中将大:4試合24.2回 防御率2.92/WHIP0.97

田中将大は1勝0敗と勝ち星こそ多くありませんが、ここ2試合はいずれも7回を投げて自責点2に抑えるなど、しっかりと果たすべき責任は果たしています。

そう考えると崩壊しているわけではないのですが、右肘に不安を抱えていること、投球がエースとして期待されたような圧倒的なものではないこと、などがあるためか批判の対象となっています。

田中将大の年俸が1000万ドルから1500万ドルほど安ければ、ここまで批判されることはないと考えられるのですが、メジャーの現役先発投手で10番目の高額となる2214万ドルをもらっていること、最初の2年間でフルシーズンを投げ切って規定投球回数に到達したことがないことを考えれば、致し方ない面があるにはあります。

ただ、田中将大が頑張ったとしても簡単にヤンキースの勝利が積み上がっていく状態ではないのも事実です。

ブライアン・キャッシュマンGMは、「先発ローテの投手が持っているポテンシャルをしっかりと発揮できれば、良い投手陣だ」と述べているようですが、期待できる解決策も乏しいため地元メディアのフラストレーションは高まりつつあるようです。

スポンサードリンク

よく読まれています

    

このページの先頭へ