サバシアが左太もも裏を痛め離脱へ・・・ヤンキースの考えうるバックアップの選択肢は

New York Yankees Top Catch

ニューヨーク・ヤンキースの2017年は攻守において若い選手の台頭が目立つのですが、ベテラン勢の活躍も噛み合ってこその、好スタートです。

特に一番不安視されていた先発ローテは、田中将大の不安定なパフォーマンスはあるものの、主だった故障離脱などが出ることもなく、スムーズに先発ローテをまわすことができていました。

この先発ローテに故障者がいないことも好調な滑り出しをする上で大きなポイントだったのですが、投手陣のリーダー格であるCCサバシアが左太ももの裏を痛め、離脱することが濃厚となりました。

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現地6月14日にMRI検査を行い、その後に故障者リストに入るかどうか、また離脱する期間がどの程度になるかが判明することになります。ただ、少なくとも確実に言えるのは次回の先発登板は飛ばすことになるということです。

CCサバシアは最初の7試合では防御率5.77、27奪三振、24与四球と不安を感じさせるスタートだったのですが、最近の6試合では防御率0.99、奪三振35、7与四球と非常に素晴らしい投球を続けていましたので、ヤンキースにとっては痛手あることは間違いありません。

理想のシナリオは先発を1回飛ばすだけで、ローテに戻ってくるというものですが、年齢が来月で37歳となることを考えると、シーズン前半で無理をさせるのは得策ではありません。

そうなると気になるのが、「ヤンキースの抱えているバックアップのオプションがどのようなものか」というものとなります。そのヤンキースの考えうる内部からと外部からのオプションについて、CBSスポーツのMike Axisa氏が分析しています。

Mike Axisa氏が列挙したヤンキースの選択肢は以下のとおりとなっています。

  • チャド・グリーン(18回2/3:防御率2.41・WHIP0.70・奪三振率11.1)
  • チャンス・アダムス(3A・マイナー成績:70回2/3・防御率1.78・WHIP0.96・奪三振率9.2)
  • ブライアン・ミッチェル(13回:防御率5.54・WHIP1.54・奪三振率6.2)
  • ルイス・セッサ(3A成績:65回:防御率4.15・WHIP1.35・奪三振率6.5)
  • ドミンゴ・ヘルマン(3A成績:59回1/3:防御率3.34・WHIP1.20・奪三振率9.9)

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この5人の候補のうちチャンス・アダムス以外はメジャーの40人枠に登録されているため、比較簡単にメジャーの穴埋めに使うことができます。

チャド・グリーンはメジャーのブルペンでロングリリーフを務めていますし、先日は田中将大の登板スケジュールを調整するためにスポットで先発しています。一番シンプルな解決策はチャド・グリーンを先発させて、ロングリリーフができる投手をマイナーから昇格させるというものです。

チャンス・アダムスはMLB公式サイトがMLB全体で96番目にランクしていたトッププロスペクトですが、2017年シーズン開幕時は2Aでした。しかし、2Aの4試合35イニングで防御率1.03と素晴らしい投球を見せたため、早々に3Aの先発ローテに昇格し、その後も6試合35.2回で防御率2.52と結果を残し続けています。

3Aの先発ローテでも最も良い結果を残しているのがチャンス・アダムスとなるのですが、(1)メジャーに登板させるためには40人枠に登録する必要がある(=誰かを外す必要が生じる)、(2)スポット先発の後に降格させるときには「降格オプション」を一つ使うことになるため、Mike Axisa氏は昇格させる可能性は低いと予想しています。ただ、サバシアの故障が長引くようなものであれば、いずれ呼ばれることになるだろうとも付け加えています。

ブライアン・ミッチェルはメジャーでも8試合の先発経験もありますが、ブルペンとしての起用が主なものでした。現在は3Aでリリーフ投手ではなく、先発投手として長いイニングを投げるための移行期間にある状況で、前回の先発でも56球しか投げていません。そのためメジャーで先発をさせても70球が上限となります。さらに3Aでの成績も悪いため、可能性の高い選択肢ではないとMike Axisa氏は述べています。

ルイス・セッサはブライアン・ミッチェルやチャド・グリーンとは異なり、開幕から3Aの先発投手として投げ続けています。さらに40人枠にも登録されているため、ヤンキースにとっては昇格させやすい選手です。ただ、ブライアン・ミッチェルやチャンス・アダムスのようなインパクトのある投球する可能性は低いため、サバシアの離脱が1-2回の登板にとどまった場合の選択肢だろうと予想されています。

ドミンゴ・ヘルマンは先日のチャド・グリーンの先発の際に、第2先発のような役割でメジャーデビューを果たしています。3Aで先発ローテを守り、結果を残していますし、先日のメジャーでの登板では平均98.2マイルのシンカーを投げるなど、期待をもたせるものもあったため、先発もしくはロングリリーフとして昇格する可能性があるのではないかと、Mike Axisa氏は予想しています。

外部からの補強というのも考えられなくはないのですが、これだけ若い先発投手が控えていることを考えると、焦って動く必要はなさそうです。ただ、サバシアが離脱する前から、先発投手の補強に関する動きがあると報じられていましたので、サバシアの故障が深刻だった場合には、それを加速させることになるかもしれません。

ただ、現時点ではこれらの若い投手を一通り試していくことが予想され、次のサバシアの登板を埋めるのはチャド・グリーンか、ドミンゴ・ヘルマンの可能性が高そうです。チャド・グリーンはロングリリーフではありますがメジャーで結果を残していますし、ドミンゴ・ヘルマンはヤンキースのさらなる起爆剤にな可能性を感じさせる投球をメジャーデビュー時に見せています。

これまで先発ローテ5人に故障者が出ないという、現在のMLBでは幸運と言える状態で2ヶ月を乗り切ったヤンキースですが、ここで懸念されていた先発ローテの選手層を問われることになる気配です。

しかし、この2人のどちらかがサバシアの穴をある程度埋めることができるようであれば、先発ローテに厚みが増すことになりますので、ヤンキースの地区制覇に向けた視界はより良好なものとなりそうです。

(追記:サバシアのMRI検査結果は「筋肉に部分断裂を含む」もので、オールスター後の復帰になる可能性が高くなりました。)

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