ヤンキースが直面しつつある5つの問題・・・ニューヨーク・ポスト名物記者が今後を展望

New York Yankees Top Catch

本来はシカゴ・カブスの3連戦が「ヤンキースの現実を知るための試金石」になるはずだったと、辛辣な批評で知られるニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン記者は述べます。

しかし、カブスは本来の調子ではなかったため、投打の選手層が厚く、MLBでベストの勝率となっているアストロズが代わって「ヤンキースの現実を知る試金石」となると同記者はした上で、ヤンキースの現状と今後について展望しています。

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そのアストロズとの4連戦は、最初の2戦に連敗し、土曜日の試合は雨天中止となる見込みで、日曜日にダブルヘッダーを戦うことになるだろう。

ジョエル・シャーマン氏は記事の冒頭部分で以下のように述べます。

Anyone with historical perspective – or common sense – recognized the Yankees would not sustain a 113-victory pace, and Starlin Castro was not going to win a batting title and Chase Headley was not going to be an All-Star and that the long season would not play out like a fairy tale.

『歴史的な視点や常識的な感覚を持っている人であれば誰でも、ヤンキースが113勝をするペースを維持できないこと、スターリン・カストロが打撃タイトルを獲得しないこと、チェイス・ヘッドリーがオールスターに出場しないこと、長いシーズンがおとぎ話のようにはならないことを知っている。』

その上で、ヤンキースは5つの現実に向き合うことになるとして分析しています。

そのシャーマン氏による分析の要約は以下のとおりとなっています。

1. ヤンキースはCCサバシアを信頼できるのか?

最近4試合で防御率9.58、被OPS.966となっている。彼は巧妙さを持ち、競争心にもあふれているが37歳だ。一つ注目しておくべき動きは、より評価の高いプロスペクトであるチャンス・アダムスが3Aに昇格し15日に先発する。

2. ヤンキースは一塁手の問題を抱えているのか?

グレッグ・バードは故障者リストに入り、野球の練習を再開する目途が立っていない。そしてクリス・カーターは打てていない。ヤンキースの一塁手の成績はMLBワーストの.161だ。そのためマット・ホリデーを一塁で起用する試みもしている。だが、ブライアン・キャッシュマンGMは、ジェームズ・ローニー、アイク・デービスといった選手を穴埋めとして獲得しようとはしていない。

3. ヤンキースは本塁打に頼りすぎているのか?

ヤンキース打線は打席の37%が本塁打、三振、四球で占められている。アストロズのカイケル、マッカラーズのように四球を出さず、ボールを飛ばさせない投手は、ヤンキース打線を窒息させる。この2試合で本塁打はなく、得点圏では9打数1安打。そして金曜日の試合では四球はなく、13個の三振を喫した、そのうち6つは得点圏でのものだった。1試合平均8.88個の三振を喫している。

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4. カストロとヘッドリーが下降していく兆候があるのか?

このベテラン2人は解脱したかのように優れていた。しかし、カストロは荒いスイングともに沈み始めていて、ヘッドリーはそれ以上に酷く、74打数で13本のヒットしか打てていない。ヤンキースのベストプロスペクトであるグレイバー・トーレスはセカンドとサードの両方を守ることができるが、今シーズンのどこかで起用できるのか?

5. これからあまりにも多くの成長痛を味わうことになるのか?

ヤンキースは多くの若い選手を抱えながら結果を残そうとしている。ジョーダン・モンゴメリーは最初の6試合は良いものだったが、金曜日に6イニングで8安打を浴び、しかもそれらは投手有利、もしくは平行カウントだった。

ヤンキースは本塁打が打てず、得点圏でカストロとヘッドリーが6打数ノーヒット、ヤンキース全体でもあまり価値がない1安打しかなかったことが試合の勝敗を決めたことが分析の根拠であり、これまでのヤンキースの勝利の方法論が、どのチームにでも通用するものではなく、特にMLBでベストのチームの前には無力だったとシャーマン氏は述べて、記事を締めくくっています。

ヤンキース打線が1試合平均6点を越える攻撃力を発揮していたのですが、運に助けられている面があるとの指摘もありました。

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そのため得点力のある程度の低下は想定しないといけないものではありました。

打線の得点力があることは、投手がマウンドに立つ上で心理的にも大きな助けとなります。真価が問われるのは、打線の援護がなくても試合をしっかりと作り、耐えるべきところで耐えれるかというところとなります。

ヤンキース打線の得点力が落ちていった時に、マイケル・ピネダ、ルイス・セベリーノ、ジョーダン・モンゴメリーがどれだけ今の状態を維持できるかが問われることになりますし、勝ち星が増えているものの本調子ではない田中将大も精神的なプレッシャーは増えてくることになります。

そしてヤンキースの中長期的な展望としても懸念されるのはグレッグ・バードです。

60打数6安打で打率.100/出塁率.250/長打率.200と、かなり低迷していたのですが、打線全体が活発だったこともあり、我慢して起用し続けていました。

このような打撃面の絶不調の最中に右足首を痛めて復帰のタイムテーブルもない状況となるなど昨年に続いて故障が目立ち、正一塁手として期待し続けることが適切なのかも問題となりつつあります。

そのためESPNでプロスペクト評価を担当しているキース・ロー氏が、ヤンキースが優勝を狙うならプロスペクトをパッケージにしてダイヤモンドバックスのポール・ゴールドシュミットのように、来年以降も契約が残る主砲タイプの一塁手を獲得するのも悪くない、という見解も示すほどです。

先発ローテ、打線に関しては、これまで出来過ぎという面がありましたので、これからがヤンキースの真の実力が問われてくることになるのかもしれません。

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