デトロイト・タイガースの2016-17シーズンオフの補強ポイントと来季の展望

Detroit Tigers Top Catch

ア・リーグ中地区4連覇という素晴らしい成績を残し、狙うのはワールドシリーズ制覇のみという位置から、2015年には地区最下位に転落したデトロイト・タイガースでした。

主力選手の年俸が高いため年俸総額が膨れ上がり、ファームの層が薄いため、再建モードも視野に入るかというデトロイトでしたが、シーズンオフにジョーダン・ジマーマン、ジャスティン・アップトンと大型契約を結び勝負をかけました。

2016年はクリーブランド・インディアンスには大差がつけられたものの地区2位となり、ワイルドカード争いにも最後まで絡み続けることができました。

オーナーのマイケル・イリッチが再び資金を投入することにゴーサインを出すのかも注目されるデトロイト・タイガースの2016-17シーズンオフの補強ポイントと来季の展望です。

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MLB公式サイトでデトロイト・タイガースの番記者を務めるJason Beckの”With solid core, Tigers eye deep run in ’17″という記事をベースに情報を加えてまとめています。

年俸調停権有資格者:ホセ・イグレシアス(SS)、ジャスティン・ウィルソン(RP)、アンドリュー・ロマイン(IF)、ニック・カステラノス(3B)、アレックス・ウィルソン(RP)、ブルース・ロンドン(RP)

フリーエージェント:ジャロッド・サルタラマッキア(c)、エリック・アイバー(IF)、キャメロン・メイビン(OF) *900万ドル Team Option

先発ローテーション:ジャスティン・バーランダー、ジョーダン・ジマーマン、マイケル・フルマー、ダニエル・ノリス、マット・ボイド

このバーランダー、ジマーマンのNo.1-2コンビに、フルマー(159回:防御率3.06)、ノリス(69.1回:3.38)、ボイド(97.1回:防御率4.53)を加えた構成になると予想されています。ただ、この他にも来季800万ドルのマイク・ペルフリー、1680万ドルのアニバル・サンチェスという年俸の高い選手もいるため、そのやりくりがポイントとなります。

ブルペン:フランシスコ・ロドリゲス、ジャスティン・ウィルソン、アレックス・ウィルソン、シェーン・グリーン

フランシスコ・ロドリゲスは44セーブをあげたものの防御率3.24、奪三振率8.02と衰えを感じさせますが来季は600万ドルのオプションのため行使するのではないかと予想されます。ここに戦力アップとして加わる可能性があるのがチームNo.5プロスペクトのジョー・ジメネスです。

捕手:ジェームズ・マッキャンは攻撃面で期待はずれ(.221/.272/.358)の2016年になったものの守備面での評価が高く、タイガースは長期的な観点でも期待しています。スイッチヒッターのサルタマッキアがFAとなるため対右投手対策の捕手が補強ポイントに。

一塁手:ミゲル・カブレラは好不調の波はあったものの打率.316/出塁率.393/長打率.563/OPS.956で、特に後半戦は打率.346/出塁率.423/長打率.635/OPS1.057と好調に。守備のメトリクスはポジティブとネガティブに割れるものの、DHがビクター・マルティネスで埋まっているため、来季も一塁に。

二塁手:イアン・キンスラーの二塁手のWAR(Win Above Replacement:同じポジションの代替可能(控え)選手と比較してどれだけ勝利数を上積みしたかを示す)で4位に。守備面でも守備防御点(DRS)でペドロイアと並ぶ首位に。来季は契約の最終年で、年俸総額を減らすことを選べばトレードとなるが、優勝するためには欠くことのできない選手。.

遊撃手:ホセ・イグレシアスのUZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)は11.1で、MLB全体の遊撃手で6位になるなど守備の要。打者としても三振が少なく外せない選手。

三塁手:ニック・カステラノスの3回目のフルシーズンはブレイクアウトと言えるものとなった(打率.285/出塁率.331/長打率.496/OPS.827/18本塁打)。年俸調停権を獲得したため、年俸総額を膨らませる選手の1人に。

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外野手:ジャスティン・アップトン、JDマルティネスは来季も主力に。キャメロン・メイビン(率.315/出.383/長.418)のスピードもチームにマッチするが、来季のオプション900万ドルに値するかを見極める必要が。

指名打者:ビクター・マルティネスは打率.289/出塁率.351/長打率.476/OPS.826で27本塁打、86打点と全体では良い成績も、膝の問題に悩まされた。マルティネスは38歳になろうとしているが、来季も打線のコアに。

デトロイト・タイガースはほぼどのポジションも固まっているのですが、メイビンとロドリゲスのオプション次第で、外野手とブルペンの補強に動く可能性があると考えられる状態となっています。

デトロイト・タイガースの2016年開幕時の年俸総額は1億9859万ドルとぜいたく税の基準となる1億8900万ドルを超過しました。

タイガースは主力選手の長期契約が多く年俸調停権を有する選手を含めない状態でありながら、すでに1億7600万ドルがロックされています。

ここにフランシスコ・ロドリゲスの600万ドル、キャメロン・メイビンの900万ドルのオプションを加えると、ぜいたく税のラインを超過してしまいます。

さらに、年俸が上昇するのが確実な年俸調停権を有しているホセ・イグレシアス、ジャスティン・ウィルソン、ニック・カステラノスらがいますので、2億ドルは軽く越えてくる見込みです。

オーナーのマイケル・イリッチが号令をかけて、財布の紐を緩めない限り、あまり多くの補強資金はない状況で、逆にぜいたく税を嫌い削減を命じられた場合には主力クラスの放出も検討することになります。

ただ、マイケル・イリッチはNHLのレッドウィングスも所有し、その資産は59億ドル(5900億円)とも試算される大資産家です。

87歳という年齢もあり資産を増やすことよりも、ワールドシリーズ制覇を果たすことに熱心であるとされ、昨年もジョーダン・ジマーマンに5年1億1000万ドル、ジャスティン・アップトンに6年1億3270万ドルを費やすことを後押ししました。

先発投手の人材は乏しいものの、外野手やリリーフ投手には人材が揃っていますので、勝負をかけるために資金を再度投入するのか注目されます。

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