ストラスバーグは「ガラスのエース」返上なるか!?故障回避のための新たな試みとは

Washington Nationals Top Catch

スティーブン・ストラスバーグは2009年MLBドラフトの1巡目全体1番目で指名されるなど、て、将来を嘱望されてのプロ入りとなりました。

その評価に違わず2010年には早くもメジャーデビューを果たし、12試合68イニングで防御率2.91、奪三振92、WHIP1.07という素晴らしい成績を残しました。

そしてメジャーデビューから7シーズンを過ごしたストラスバーグですが、通算成績は69勝41敗、防御率3.17、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)10.6、与四球率2.7、FIP(Fielding Independent Pitching)は2.85というメジャーでもトップクラスの成績を残しています。

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それらの実績が示すとおり、投手としての能力が高いことが評価されて昨シーズン中の7年1億7500万ドルという高額の大型契約延長をナショナルズと結ぶに至りました。

現在のFA市場の相場、これからさらにインフレーションが起こることが予期されること、ストラスバーグの投手としての能力を考慮すれば、法外な金額ではありません。

ただ、懸念材料となるのが契約最終年が34歳から35歳となること、そしてこの7シーズン故障に悩まされ続けていることです。

ストラスバーグは2013年に30試合183イニング、2014年に34試合215イニングを投げていますが、それ以外ではシーズン全体にわたって先発ローテを守りきれませんでした。

特にこの2年間は11勝7敗、15勝4敗と勝敗は悪くないものの、2015年は23試合で127回1/3、2016年は24試合147回2/3しか投げることができていません。

すでにトミージョン手術も経験していますが、これだけ故障が多くフルシーズンを投げることができないと、やはりエースと呼ぶには足りないものがあると言わざるをえません。

ストラスバークの契約は2019年と2020年シーズン終了後にオプトアウトしてFAできる権利を有しているのですが、このままの状態では現在の金額以上が手にできるかは微妙な情勢です。

そのストラスバークが2017年シーズンから故障を回避するために、投球フォームと調整方法の変更に取り組んでいることをワシントン・ポストが伝えています。

ストラスバーグが故障を回避するために試みているものとは?

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ストラスバークは先日の登板で23球を投じ、そのうちの21球は走者が塁にいない状態でのものでしたが、すべてセットポジションから投げました。

単なるスプリングトレーニングでの試みとも考えられるのですが、そうではないようです。

これまではワインドアップで投げていたのですが、これからは走者の有無に関わらずセットポジションから投げるつもりであること、今季全体を通じての方向性であることをストラスバーグ本人が明かしています。

Strasburg said he decided to make the switch over the winter after watching other elite starting pitchers, like Yu Darvish and Carlos Carrasco, succeed by not deviating from the stretch. He listed two primary reasons the change would benefit him. The first is he repeats his mechanics ? and arm slot ? more consistently without a windup’s extra movement, which leads to better command and less stress on his arm, paramount for a pitcher with a Tommy John surgery and another partially torn ligament in his past. The second is he believes he has always maintained his stuff pitching from the stretch ? essentially, he has never gotten much going through a windup.

引用元:ワシントン・ポスト

ストラスバーグはダルビッシュやカラスコといったエリートクラスの先発投手の投球フォームを見て、自分もノーワインドアップで投げることを決めたとのことです。

その決断をした理由として、フォームのメカニックや腕の位置が安定する結果、制球力がアップし、なおかつ腕への負担も減ること、さらにノーワインドアップで投げてもボールのクオリティが落ちることはないと考えたと、ストラスバーグは説明したようです。

さらにもう一つ変更したことがあるようです。

Another impending change for Strasburg in 2017 is his use of the slider he incorporated ? and fell in love with ? last season. The slider helped Strasburg jump out to a 14-0 start, but he posits that relying on the pitch so heavily ? he threw it 17.1 percent of the time, supplanting his curveball as his second-most used pitch ? added stress on his elbow, which led to him breaking down in August and the pronator tendon tear in September. Strasburg threw just one slider Friday, but Nationals pitching coach Mike Maddux said he expects Strasburg will still throw it regularly in games while eliminating it from his work between starts.

引用元:ワシントン・ポスト

昨年からスライダーを多く使うようになり、それが効果的だったため14勝0敗という素晴らしいスタートにつながりました。

しかし、ストラースバークが多く投げるカーブと合わせて肘に多くの負担をかけることになり、8月の離脱と9月に腕を痛める原因になったと分析しているようです。

ただ、スライダーを封印するということではなく、試合では投げるものの、登板の間の練習では投げないようにすることを決めたとのことです。

まとめるとストラスバーグは故障のリスクを軽減するために「ノーワインドアップ」で投球するように変更し、練習ではスライダーを投げないようすることを方針として決めたとのことです。

ストラスバーグがフルシーズンを投げることができればマックス・シャーザーとのコンビで、レッドソックスのクリス・セール、デビッド・プライスを上回る、メジャーNO.1のフロントスターターコンビを形成することも期待できます。

ナショナルズは1969年に前身のエクスポズが創設されてからワールドシリーズ制覇が一度もありません。

悲願のワールドシリーズ制覇を果たすには、ストラスバーグがフルシーズン働いてくれるかどうかは重要なポイントとなりますので、この新たなアプローチがどのような結果を生み出すのか注目されます。

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