SFジャイアンツが「売り手」になる可能性が高まる・・・ローテ崩壊とぜいたく税が動きを後押しか

San Francisco Top Catch

11勝20敗で勝率.355と低迷し、再建モード、チームの移行期に差し掛かっているブレーブス、フィリーズ、ブルワーズよりも悪い成績で、ナ・リーグ最下位に低迷しているのがサンフランシスコ・ジャイアンツです。

ナ・リーグ西地区はロサンゼルス・ドジャースとサンフランシスコ・ジャイアンツの2強と目されていましたが、ロッキーズとダイヤモンドバックスが好調なこともあり、かなり苦しい状況に陥りつつあります。

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エースのマディソン・バンガーナーがダートバイクの事故で離脱し、今季中の復帰もどうなのかという状態なのですが、先発投手陣が炎上を続けていて、穴を埋めるには程遠い状態となっています。

現在のサンフランシスコ・ジャイアンツの先発ローテはジョニー・クエト、ジェフ・サマージャ、マット・ムーア、マット・ケイン、タイ・ブラッチとなっています。

現在の先発ローテNO.1-2コンビとなるジョニー・クエトが防御率4.86、ジェフ・サマージャが同5.03と相手打線を封じることができていません。

さらに今週はマット・ムーアが5月2日のドジャース戦で3回1/3を投げて9失点(自責点9)、5月5日のレッズ戦でマット・ケインが同じく3回1/3で9失点(自責点9)と大炎上し、5月6日のレッズ戦ではタイ・ブラッチが3回で10失点(自責点8)と火に油を注ぎ続けるような状態となっています。

そのような先発投手陣の崩壊現象に加えてブルペンの防御率は4.58でリーグ11位と低迷し、打線に至っては31試合で105点、OPS.638がリーグ最下位と、軸になるものを見いだせない状態となっています。

このような状況のためサンフランシスコ・ジャイアンツがトレード期限前に売り手になるとの観測が強まっているのですが、そちらの方向へ大きく踏み出す決断がしやすい要素があるとFOXスポーツのケン・ローゼンタール記者が指摘しています。

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サンフランシスコ・ジャイアンツはジョニー・クエトが2350万ドル、バスター・ポージーが2217万ドル、マット・ケインが2083万ドル、ジェフ・サマージャが1980万ドル、ハンター・ペンスが1850万ドルと高額年俸の選手を多く抱えています。

積極的な補強を行った結果、2年連続でぜいたく税の基準を超過しているのですが、今年も現時点で470万ドル余りは超過し、この後インセンティブやメジャー昇格選手の年俸も加算されるため、3年連続でぜいたく税の支払い対象となることが濃厚な状況です。

ぜいたく税は連続で超過すると税率が高くなるのですが、3年連続となると「超過分の30%から50%」に税率が上昇します。

しかし、シーズン中のトレードで年俸総額を削減、ぜいたく税の基準内に抑えることができれば、税率をリセットすることができます。

今年それができれば豪華な2018-19シーズンのFA市場で資金を注いだとしても、ぜいたく税の支払いを抑えることができます。

このようにジャイアンツが「売り手」になることを決断しやすい材料が揃っていると、ローゼンタール氏は指摘しています。

またローゼンタール氏は指摘していませんが、ファームの選手層を考えるとトレードでプロスペクトを獲得しておくことも重要な状況ともなっています。


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トレード放出となると2018年で契約が終了するハンター・ペンス(打率.254/出塁率.307/長打率.342/OPS.649)、また今季終了後に契約をオプトアウトする可能性があるジョニー・クエト(防御率4.86)らが主な候補となるのですが、両者ともにあまり芳しくない状態で、大きな見返りを期待できるかは微妙です。

さらにジョニー・クエトに関して言えば、オプトアウトしなかった場合には35歳までの4年で8900万ドルを保証することになりますので、成績が低迷していると買い手がつくかは微妙です。

高額年俸の選手の契約を減らすだけでも、来季以降の予算に柔軟性が生まれてきますので、ジャイアンツにとってメリットのある動きとなります。

バスター・ポージー、ブランドン・クロフォード、マーク・メランソンと諦めるには惜しいと言える選手がいるのですが、これだけ上手く噛み合わないと、見切りをつけて来季以降を見据えることも重要となりそうです。

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